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約束を反故にする韓国、日本にカワウソを送るのを渋る

大韓民国ニュース
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何度欺されれば気が済むんですかね?

韓国と日本の動物園は合意したが…天然記念物「カワウソ」日本に輸出できず

2024.02.13 11:35

ソウル大公園が絶滅危機野生生物1級で天然記念物であるカワウソを日本のある動物園に寄贈しようとしたが、許可されなかった。

中央日報より

この話、日本側からレッサーパンダを、韓国側からカワウソをという約束で日本側からは約束を守ったのに、韓国側は約束を反故にしようとしている話である。まあ、軽い読み物として提供したい。

相手を見て約束の履行をすべきである

韓国の「約束」はその場のノリで

韓国は基本、根回しというものをやらない。

その場のノリで色々と約束をしてしまい、後から「やっぱ出来ない」というケースが結構あるのだ。日本の場合は、特にビジネスの場ではそういう事は許されないんだが……。

こちらの記事で第7鉱区の話を書いたのだが、第7鉱区が関わる日韓大陸棚協定(南部協定:1978年6月22日)に関しては、韓国の甘い見通しを利用して日本が妥協して見せた話であった。韓国側は「他国の海域で海洋資源開発の権利ゲットだぜ!」と喜んだが、日本側は「調査も出来てないし、利益が出そうに無いから」と、調査だけ細々とやって延々、開発自体は延期している。開発を確約する話ではなかったので、協定の範囲内での事なので問題ない。

一方、日韓漁業協定(1999年1月22日発効)に関しては、韓国側が約束を破るので日本側がブチ切れて協定継続に暗雲が立ちこめている話だ。漁獲量をお互いに決めて日本のEEZ内やその境界付近での漁業を認めているのだが、韓国側が違法操業をやって約束の何倍も魚をとっていくので、「これ以上の協定継続は不要だ」と、現在はこの協定が機能していない。

この手の話は民間レベルでも色々転がっていて、とにかく韓国との話は約束として決まってからもコロコロと状況が変わるので困るらしい。「あいつらは約束を守らない」というのは、現場で共通の認識である。

とはいえ、国家間の約束というのは常に破られる事を想定しておかねばならない。歴史的にも国際的にもそちらのリスクを想定しない方がアホなのである。

特に韓国人の特性はキチンと理解しておかねばならない。コメント頂いたけれども、ここ数年問題になっただけでもこれだけある。

国際条約守らない(仏像)、国際規範守らない(レーダー)、国家間条約守らない(徴用工)、国家間協定守らない(漁業)、国家間合意守らない(慰安婦)、国内の最高裁判決守らない(仏像)。

玄米茶さんのコメントより

まあ、そういう国なんだよ。

動物園同士の協定

で、今回の話はこういう経緯だったらしい。

ソウル大公園は日本側と長期間協議し、カワウソの寄贈を準備した。

韓国動物園水族館協会(KAZA)と日本動物園水族館協会(JAZA)が2016年レッサーパンダの生息地外の保全協力のための業務協約(MOU)を締結して以来、ソウル大公園は多摩動物園と動物相互寄贈を協議してきた。

これにより、双方はカワウソとレッサーパンダを互いに寄贈することで合意し、昨年11月末にレッサーパンダの雌・雄1組が韓国に入ってきた。

ソウル大公園の動物園にあるカワウソ1組は、今年6月に日本へ向かう予定だった。対象は2018年7月に生まれた雄と2023年6月に生まれた雌1組だ。

中央日報「韓国と日本の動物園は合意した」より

レッサーパンダの生息地域は、インド北東部やチベット、ネパール、ブータンミャンマー、ラオスなどの山岳地域だとされていて、パンダの生息地域よりもやや広い感じである。

分布域

一方のカワウソは、比較的広く世界に分布して生息している生物なのだが、日本に生息していたニホンカワウソは昭和29年(1954年)までに絶滅してしまった。

ただし、ニホンカワウソはユーラシアカワウソと分類学的に同じだという意見もある(現時点は確定していない)。そして、韓国に生息するカワウソはユーラシアカワウソであるとされている。

こうした動物はワシントン条約(1973年3月3日署名)で保護されているので個人での飼育はできないし、国家間取引の対象でもない。

コツメカワウソの取引禁止のニュースは最近見たね。

コツメカワウソの国際取引禁止へ 日本での人気に批判も

2019年8月27日 10時56分

スイスのジュネーブで開かれているワシントン条約締約国会議の委員会は26日、日本でもペットとして人気が高まっているコツメカワウソの商業目的での輸出入を禁止する議案を採択した。28日の会期末までに開かれる全体会議で正式決定される見通し。

朝日新聞より

ユーラシアカワウソも国際間取引が規制される種類の動物になっている。

で、ここで動物園の機能が出てくる。

動物園同士で育成促進をすることで、繁殖を行い、細々とではあるが種の保存に寄与するのである。繁殖条件が確立できれば、場合によっては絶滅種から回復できるようになる(かもしれない)。まあ、今のところその実例は見たことがないんだけど、ジャイアントパンダ辺りはその実例になり得る話なのかな。

さておき、日本の多摩動物園は韓国のソウル大公園をその相手に選んじゃったのが間違いだったね。

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約束は守られない理由

結果として、日本側から出て行ったレッサーパンダの代わりにユーラシアカワウソは日本には入ってこなかった。

日本でも人気の高いレッサーパンダなのだが、多摩動物園では現在9頭(オス4、メス5)のレッサーパンダを飼育しているらしい。詳しくは、レッサーパンダの「セイ」(オス)は埼玉県こども動物自然公園から多摩動物園を経由してソウルに贈られたみたいだけど。

何をやっているのやら。

ソウル大公園側は「カワウソは国内外的に保全努力が求められる動物」とし「日本内のカワウソ血統更新に貢献し、韓国カワウソの保全努力を知らせようと思う」と輸出推進の理由を明らかにした。

しかし、会議に出席した文化財委員13人のうち7人は輸出を許可できないと判断した。

残りの委員4人は条件をつけて輸出を許可しようという意見を出したが、半分を超えることができず、2人は保留意見をつけたという。

中央日報「韓国と日本の動物園は合意した」より

これ、仏像の話と同じなのだが、結局、この話は約束をした韓国側の当事者に交渉能力がなかったという事なんだよね。

日本側は「決まったことだから」と約束を守ろうとして実行したのだが、韓国側は「えー、そんなの無理ー」と却下。いや、交渉する前に事前の根回しやっておこうよ……。

こういった話は別に珍しくはない。むしろ、韓国側の準備が整う前に日本側から送り出してしまったことが大きな間違いなのである。

文化財委員会によると、同委員長は「今回の件が承認された場合、韓国初の天然記念物の輸出事例となるため、輸出国と輸入国ともに詳細な事前・事後の管理計画を提示する必要がある」と明らかにした。

また「ソウル大公園側では輸出対象個体の血液など遺伝子試料をあらかじめ確保して長期冷凍保管しなければならず、日本側でもカワウソの活用計画、管方法などの資料を提示しなければならない」と意見を出した。

中央日報「韓国と日本の動物園は合意した」より

まあ、報道の内容を見る限り、完全に無理という話でもなさそうではあるのだが……。

何年もこの話が動かない可能性は十分にあるので、そのあたりは覚悟しておくべきだろう。アホな判断をしたのは日本側なのだ。相手を見て約束をしようね、という話である。

コメント

  1. アバター 七面鳥 より:

    こんにちは。

    この件は、もっと国内外にガンガン報道拡散しないといけないと思います。

    マスゴミがあの体たらくのうちは、ダメでしょうけれど。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      マスコミとしては「未だ騒ぐ段階ではない」とか思っているのかも知れませんが、今ちゃんと報道しておけば韓国に対する圧力になるので、やっておいた方が良いと思うんだよね。

  2. アバター お茶漬け出るとおもってるの? より:

    仏像返せに続きまして、レッサーパンダ返せ。

    • 木霊 木霊 より:

      レッサーパンダの行方はどうなることやら。
      カワウソと交換というのも、レートがおかしい気はするんですが、まあ、そこは納得ずくということなんでしょうかね。

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