【韓国海軍】韓国製魚雷シリーズ、青、赤、白

海軍

魚雷について簡単に説明しておこう。

魚雷は、弾頭にエンジンとスクリューをつけて、水中を航行し目標とした艦船などを破壊することを目的とした兵器だ。

そのうち、短魚雷と呼ばれるモノは対潜水艦攻撃用の小型・短射程の魚雷である。 一方、主として対艦攻撃用の大型・長射程の魚雷を長魚雷と呼ぶらしい。ただ、長魚雷の方は対艦ミサイルに取って代わられているため、今は数を減らしているんだとか。

で、この手の魚雷がどんな兵器に搭載されるかというと、潜水艦や中小型の水上艦(水雷艇、駆逐艦、巡洋艦)、或いは航空機に搭載される。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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新型軽魚雷「青鮫」

韓国初の国産潜水艦攻撃用短魚雷、K745青鮫である。名前がカッコイイ(棒

高性能?な青鮫

で、「K745青鮫」は10億ウォンの費用を投入して開発された、韓国海軍の誇るべき2番めの魚雷なのだとか(1番目は白鮫K731らしい)。

K745 青鮫

水上艦艇や航空機から発射・投下して敵潜水艦を攻撃する機能を持っているが、性能的には微妙らしい。どうやら、アメリカ軍が使っていたMk46の技術をベースに作られたんじゃないか?という噂。

……のだけれど、なかなか開発期間が長かったようで(苦笑

えー?アメリカのMk46やMk54の技術をパクっただけじゃないの?

韓国初の軽魚雷「青鮫」誕生秘話… KBS1「神話創造の秘密」で開発プロセスの概要
記事入力 2005.07.14午後4:12

~~略~~
国防科学研究所魚雷開発チームは、2003年、海軍から軽魚雷「青鮫」の実弾射撃実験を必要とされる。
軽魚雷は魚雷とは異なり、300㎏以下の比較的軽量で製作、トラップや航空機に搭載されて潜水艦を攻撃する水中誘導武器だ。

しかし、軽魚雷は魚雷よりもはるかに小さいほど、精密な集積技術が必要である。
ため魚雷である「白鮫」を開発した魚雷の開発チームは、軽魚雷製作のために、より緻密で高度化された技術を必要とされる。
さらに魚雷は水中で電磁波や赤外線を利用することができないほど高い周波数の音波を使用して、目標を確認して追うだけ高難度の技術が要求される。
魚雷の開発チームは、絶え間ない開発と検証実験を介して、最終的に韓国初の軽魚雷である「青鮫」が誕生する。

「NAVER」より

最初は、こんな感じでホルホルしてたんだけど、これがどうやら上手くいかなくなっちゃった。

実は、開発がかなり難航していたらしく、初めての海中走行テスト時(1998年11月)、30秒程度で浮き上がってしまい失敗してしまったという武勇伝を持っている。え?魚雷?

ま、まあ、テストだし、失敗はつきものだよね。

だけど、実戦配備前に試射をあまり行わなかったせいか、実戦配備後、海軍訓練中に青鮫を紛失するという事態に(苦笑

海軍 西海での訓練中に魚雷誤射事故

Write: 2012-06-27 14:56:03/Update: 2012-06-27 15:16:03

西海で訓練中だった海軍の護衛艦で、魚雷が誤って発射される事故が起きていたことがわかりました。 
海軍が27日に明らかにしたところによりますと、21日、西海の泰安(テアン)半島付近で海上訓練中だった平沢(ピョンテク)2艦隊所属の2300トン級護衛艦で、敵の潜水艦を捕らえる短魚雷である「チョンサンオ(青サメ)」 1発が誤って発射されました。
原因はまだわかっていません。
魚雷は爆発しないまま海に沈み、海軍が回収作業に当っているということです。

~~略~~

韓国では、2009年12月にも海軍の対潜水艦訓練の途中に「チョンサンオ」1発が誤って発射され、流失する事故が起きています。

「KBS」より

青鮫流失で韓国海軍もさぞや青ざめた事だろう。 何しろ500億ウォンを投入して開発した立派な兵器だからね。

新型軽魚雷「赤鮫」

青鮫にロケット推進器を付けただけのシロモノらしいのだが、9年の歳月と1000億ウォンを投入した韓国産ASROCだ。

韓国産ASROCなので、K-ASROC(カスロック)と呼ばれるが、性能もカス(笑)

K-ASROC

アスロックのキホン

取り敢えず、ASROC(Anti Submarine ROCket)というものについて簡単に説明したい。

アスロックは、単魚雷などの後ろに飛翔用推進ロケットをくっつけた構造になっており、発射後に目標方向に放物線を描いて飛翔し、目標手前の空中でロケット部分が切り離されて、単魚雷に接続されたパラシュートで減速落下しつつ海面に着水、パラシュートが切り離されてから、短魚雷が目標を追尾する。

ASROCのイメージ

何故こんな事をするかというと、水中を進む魚雷の速度には限界があり、遠くから魚雷を撃つと避けられやすくなってしまう。だから、目標近くまで空を飛ばそうと、そういう発想なのだ。

加えて、最近のアスロックはVLSと呼ばれる垂直発射システムから発射できるようになっており、多数の魚雷を連射できる。

潜水艦などに攻撃する場合には、効果的だね。

韓国でも開発成功したVLS式ASROC

で、韓国で開発したからK-ASROCということらしいのだけれど弾頭には青鮫が使われる模様。よって、当然、青鮫の欠点はそのまま引き継がれる。実際に、試射に失敗したとかニュースを見かけた。

対潜ミサイル「ホンサンオ」、今月末にも実戦配備

2011.08.15 11:20

【ソウル聯合ニュース】国内技術で開発された対潜ミサイル「ホンサンオ(紅鮫)」が韓国海軍の最新鋭のイージス艦に実戦配備されることが15日、分かった。

「総合ニュース」より

この赤鮫、1000億ウォンの研究費を投じて開発され、満を持して配備されるハズが……。

[単独] 1発当たり20億紅鮫、10発を撃ち配置決定… 軍兵器開発転換点

入力2012.10.03 03:01 | 修正2012.10.04 07:21

実戦配置した後の最初の試験発射に失敗した国産の潜水艦ミサイル「紅鮫」の失敗の原因究明などのために、軍当局が今月末から来年初めまで総10発のミサイル試験発射を実施することにした。

ホンサオの1発当たりの価格は20億ウォンで、1回の試験評価時ターゲットと追跡装置の設置など10億〜20億ウォンのお金が追加でかかる。

10回の試験発射には、少なくとも300億ウォンの予算がかかる見通しだ。

「朝鮮日報」より

ああ、実戦配備後に最初の試射に失敗したんだっけ(笑)

そして、試射に失敗したので、10発のミサイルを使って試験発射をやる、もったいない!と、そんな記事になっているのだが、開発コンセプトから問題だったよな、これ。

世界で2例目の潜水艦攻撃ロケット魚雷…性能は世界一

2009年06月23日08時41分

水上艦から発射され動力飛行し、水中の敵潜水艦を攻撃する新型のアスロック(ASROC:Anti-Submarine Rocket、艦載用対潜兵器の一つ)「ホンサンオ(紅鮫)」が22日、国内で開発された。

国防科学研究所(ADD)が開発したホンサンオは、垂直発射型(VLS)の対潜ロケットとしては米国に続き、世界でも2例目となるが、性能は世界最高だ。ホンサンオは海軍艦艇の甲板の下に搭載された垂直発射台から発射され、敵潜水艦がある海上に向かって直ちに方向を変えられることから、作戦に非常に効果的だ。 

「中央日報」より

開発当時には、「世界で2例目に成功」とか嘘言っていたし(この時点では、アメリカや日本も配備しているので2番目は嘘だ。なお、ロシア等他の国も対潜ミサイルを開発し、保有しているが垂直発射方式ではない)、「性能が世界一」っていうのも……。

ハッキリ言って、性能的には日本の07式垂直発射魚雷投射ロケットより劣っている。比べるべくもないね。

世界で2例目!性能は世界一!と、ホルホルしていた結果、試射失敗とは恐れ入る。青鮫の欠点をそのまま受け継いでいるから、仕方が無いよねぇ。

韓国製対潜水艦魚雷 実弾試射失敗=量産再開は不透明

2013.09.15 11:16

相次ぐ試験発射の失敗で設計ミスの可能性が指摘されてきた韓国製対潜水艦魚雷「ホンサンオ(赤いサメの意)」が、先ごろ実施された最終実弾試験発射でも1発が標的を命中できなかったことが15日、防衛事業庁関係者の話で分かった。

「総合ニュース」より

そして又失敗した模様。進歩無いねぇ。

新型軽魚雷「白鮫」

韓国初の魚雷

K731 白鮫

「K745青鮫」が短魚雷に対して「K731白鮫」は長魚雷である。

短魚雷と長魚雷の違いは文字通り長さで、長魚雷の方は大型・長射程のものが多い。潜水艦の主兵器となるのもこのタイプである。この魚雷には、ADD(Agency for Defense Development:国防科学研究所)と韓国LG精密が、8年間かけて開発した魚雷だとかで、開発には3億ウォンが投じられているそうな。

開発は1990年ごろから始まって、2003年に実戦配備されている。

ちょっと古い兵器なので、残念ながらニュースソースは見当たらないが、「機関のテスト中発火して実験室を全焼」したり、「対馬近海で航走試験中にK731が日本領海へ入り込む」、「漁船を追い回す」など、数々の伝説があるようだ。

この魚雷は、209型潜水艦「張保皐級潜水艦」に搭載されているそうなのだが、最終実弾テストの際に、目標の高速輸送艦APD-882「慶南」を撃沈する事無く失敗(信管が敏感すぎて目標の遙か手前で爆発)したらしい。

加えて、2004年3月のテストにも失敗したが、同年5月に再度テストが行われ無事成功したとのこと。

……相変わらず、配備されてからテストするんだね。

もちろん、まともに作れない(苦笑

国産機雷「潜竜」、性能実験で不発8割超
記事入力 : 2013/10/23 11:19

北朝鮮の艦艇を攻撃するため韓国海軍が保有している韓国製機雷「潜竜(K721)」が、性能実験の結果6発に1発の割合でしか爆発せず、成功率が16.6%にすぎないことが22日までに分かった。

~~略~~

韓国政府消息筋によると、2007年と09年に実施された海上実弾射撃演習で、潜竜の不発が相次いだという。このため監査院は国防技術品質院(技品院)に指示を出し、昨年9月に性能実験を行った。演習弾を付けた機雷を演習当時と全く同じ状況に置き、6回の試験を実施した結果、機雷は1度も作動しなかった。今年1月に実施した2回目の性能実験では、30回の試験で6回しか作動しなかった。計36回の試験で、きちんと爆発したのはわずか6回だったわけだ。

リンク切れ

8割不発だとぉ?既にそれ兵器じゃないでしょ(笑

一応、複合型機雷という位置づけらしいんだけど、実際には磁気反応式に固定すると確実に暴発するっぽい。これで、「戦力に直ちに問題は生じない」というのだから、韓国海軍の戦力たるや(笑

韓国産機雷「潜竜」

そして機雷だ。ちょっと魚雷とは毛色が違う兵器なのだけれど、新型軽魚雷「紅鮫」と同じ会社が作った製品なので、このカテゴリーで紹介しておきたい。性能も推して知るべし!

ちなみに、機雷というのは海に仕掛けられる地雷みたいなものだな。自動又は遠隔操作により爆発させることが出来る水中兵器だ。

機雷「潜竜」

もちろん、まともに作れない(苦笑

国産機雷「潜竜」、性能実験で不発8割超
記事入力 : 2013/10/23 11:19

北朝鮮の艦艇を攻撃するため韓国海軍が保有している韓国製機雷「潜竜(K721)」が、性能実験の結果6発に1発の割合でしか爆発せず、成功率が16.6%にすぎないことが22日までに分かった。

~~略~~

韓国政府消息筋によると、2007年と09年に実施された海上実弾射撃演習で、潜竜の不発が相次いだという。このため監査院は国防技術品質院(技品院)に指示を出し、昨年9月に性能実験を行った。演習弾を付けた機雷を演習当時と全く同じ状況に置き、6回の試験を実施した結果、機雷は1度も作動しなかった。今年1月に実施した2回目の性能実験では、30回の試験で6回しか作動しなかった。計36回の試験で、きちんと爆発したのはわずか6回だったわけだ。

リンク切れ

8割不発だとぉ?既にそれ兵器じゃないでしょ(笑

一応、複合型機雷という位置づけらしいんだけど、実際には磁気反応式に固定すると確実に暴発するっぽい。これで、「戦力に直ちに問題は生じない」というのだから、韓国海軍の戦力たるや(笑

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コメント

  1. 木霊さんこんにちは

    え、魚雷開発費 青鮫10億ウォン(≒1億円) 白鮫3億ウォン(≒3千万円)って安すぎないですか? この額だと最新兵器の設計・試作が出来るトップエンジニア・スタッフを仮に10人集めたら人件費・管理費だけで赤字になりそうだし。

     試作の方も全てワンオフ・フルスクラッチ、部品は超高い兵器スペックの兵器試作なんて1発数千万円ぐらいしそうなものなんですが、

     魚雷って実は非常に安価な兵器? 当時の韓国人件費は今の1/10ぐらいだった?

     じゃなければ韓国IT技術は世界一ニダ! 試作なんてシミュレーションだけで十分ニダ!ってやらかしてたのでしょうか?、、、だとするとローテク・メカ技術舐めすぎ。

    • 韓国の人件費や時代背景などもあるでしょうから、簡単にコストが安いなどということは出来ないかもしれません。
      が、日本が開発した潜水艦用の魚雷G-RX6(18式魚雷)の本体開発費は94億円でした。ただしこの価格は、累積的に改良を重ねてこの程度の費用が掛かったという事ですから、比較的開発費は安く済んだとみるべきでしょう。

      一方、韓国の兵器って計画段階では大抵開発費が1桁足りないことが多いのですよね。ただ、調べたらこんな感じでした。
      ・青鮫 : 開発費500億ウォン
      ・白鮫 : 開発費3億ウォン
      ・赤鮫 : 開発費1000億ウォン
      白鮫だけやたらと安い気がしますが、新聞も意外に数字が間違っていることがありますから、まあ、フレーバーテキスト的な感じで読んでいただければいいかと思います。