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第5次中東戦争に突入するか?イスラエルはイランへの報復を言及

イスラエルニュース
この記事は約10分で読めます。

週末にかけて、とんでもない事態になりそうなニュースがいくつか。

イスラエル首相「勝利する」と表明、軍がイランの攻撃99%撃退

2024年4月14日午後 4:15

イスラエルのネタニヤフ首相は14日、イランが発射した300超のドローン(無人機)とミサイルのほぼ全てを撃墜したと国軍が発表したことを受け、勝利を収めると表明した。

ロイターより

うーん、きな臭い。

注:コメントでタイトルのミスを指摘頂き、「第4次」から「第5次」に修正しております。確認が不十分であったこと、お詫びいたします。

イスラエルの報復はあるのか

シリアのイラン大使館を精密爆撃

この話は、4月2日のこのニュースに端を発しているのではないかと言われている。

シリアのイラン公館に空爆、軍高官の死者多数 激化続く紛争

2024年4月2日

イランの革命防衛隊は1日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館の領事部がイスラエルによって攻撃され、将官7人が死亡したと発表した。

報道などでは、精鋭コッズ部隊の上級司令官モハマド・レザ・ザヘディ准将と、その副官のモハマド・ハディ・ハジ=ラヒミ准将の名前が死者に含まれているとされる。

BBCより

イスラエルが、シリアのイラン大使館を空爆したのだ。この空爆によって革命防衛隊コッズ部隊の上級司令官が殺害されている。

イスラエルは、ガザ侵攻作戦を展開中だが、それを口実にしたイラクやシリア、レバノンなどがイスラエルに対してちょっかいを掛けている最中である。

当然、イスラエルとしてもこれらの国に、都度報復攻撃を行っていた。今回のシリア空爆もその一環と言えるだろう。ただ、革命防衛隊のコッズ部隊司令官に手を下したのは、悪手だったかもしれない。

イスラエルの攻撃は、昨年10月にガザで戦争が始まってから強化されているとされる。イスラエル北部には、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラや、イランが支援する他のグループがレバノンやシリアから国境をまたいだ攻撃を実施しており、イスラエルはそれに対応しているとされる。

BBC「シリアのイラン公館に空爆」より

イスラエルにとって見れば、コッズ部隊の暗躍によって、レバノンやシリア辺りからミサイルを打ち込むような嫌がらせが耐えない。その指導的立場にある人物がシリアのイラン大使館を訪れていたので、空爆をしたというのがこの事件のあらましのようだ。

写真を見ても見事に建物だけピンポイントで爆撃している。

イランの報復攻撃

で、この落とし前をつけるために、イランがイスラエルを直接報復攻撃するに至る。それが4月13日のことである。

イランがイスラエル報復攻撃、200超の無人機とミサイル 安保理開催へ

2024年4月14日午前 11:22

イラン革命防衛隊は13日、イスラエルの特定の標的に対して無人機(ドローン)とミサイルを発射したと発表した。イラン国営メディアが革命防衛隊の声明を伝えた。バイデン米大統領は、イスラエルと「揺るぎない」連帯を表明した。

シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺がイスラエルによるとみられる攻撃を受けたことを巡り、イランは報復を行うと表明していた。

ロイターより

このやり口がなかなか酷い。

イランの国営メディアは情報筋の話として、ドローンに加え弾道ミサイルの第一波を発射したと伝えた。

シリアやヨルダンなど周辺国ではイランのドローンが確認され、米軍やヨルダン軍が撃墜した。英軍も戦闘機を発進させた。

ロイター「イランがイスラエル報復攻撃」より

大量のドローンを飛ばし、時間差でミサイルを打ち込んだようだ。飽和攻撃を目論んだわけではなく、どうやら迎撃しやすいように時間差攻撃を行った模様。

また、これに関しては事前に情報を察知していたイスラエル軍やアメリカ軍、イギリス軍、フランス軍などが動いて対処した模様。

イスラエル軍は、イランのドローンとミサイルの99%以上を撃墜し、今後の選択肢を検討していると明らかにした。

ロイター「イスラエル首相「勝利する」と表明」より

イスラエル側はほぼすべてを撃墜したという風に発表したようだが、「迎撃できたから良かった」という話では終わるのかどうか。

報復攻撃完了のお知らせ

一応、イラン側がはイスラエルへの報復攻撃が完了したというコメントを出したが、ちょっと前には「第一波」とか言っていませんでした?イランの国営メディアは間違っちゃった?

イラン、イスラエルへの報復攻撃完了を宣言「成功した」「限定的な作戦だった」

2024/04/14 18:37

イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」のホセイン・サラミ司令官と国軍のモハンマド・バゲリ参謀総長は14日、国営テレビに対し、イスラエルに対する報復攻撃が完了したことを明らかにした。両氏ともに作戦が「成功した」と評価し、イスラエルが反撃すれば、より厳しい措置で対抗すると強調した。

~~略~~

バゲリ参謀総長も「(報復の)目的は達成された」として「これ以上、作戦を継続するつもりはない」と述べた。報復攻撃は革命防衛隊と国軍の連携で行われ、人口密集地や経済の中心地を標的から外したと指摘した。

読売新聞より

何故か、弱気になっている模様。弱気になるくらいなら、最初からやらなければいいのに。狂犬イスラエル相手には、そんな弱気では戦えないぞ?

イスラエルの民放テレビ局チャンネル12は14日早朝、イスラエル高官の発言として、同国がイランによる攻撃に対して「大規模な対応」を計画していると伝えた。

ロイター「イスラエル首相「勝利する」と表明」より

イスラエルとしては「報復なし」というわけには行かないのだろう。

アメリカは「自制」を求めたが

これに先立って、アメリカ大統領のバイデン氏はイランに対して「報復をやめろ」と訴えていた。

バイデン大統領 イランの報復宣言に対し「やめろ」自制求める

2024年4月13日 9時02分

イスラエルによって大使館が攻撃されたとしてイランが報復を宣言する中、アメリカのバイデン大統領はイランによる攻撃について「どちらかと言えばすぐだろう」と述べ、近く行われる可能性があるという見方を示した上で、イランに対し「やめろ」と自制を強く求めました。

~~略~~

その上で、イランに伝えたいことは何かと問われると「『やめろ』だ」と述べてイランに対し自制を強く求め「われわれはイスラエルの防衛のために尽くす。イランは成功しない」と強調しました。

NHKニュースより

しかし、イランにとってアメリカに「やめろ」と言われたところで、「はいそうですか」ということを聞くつもりはサラサラ無かった。実際に、アメリカの制止を無視してイランはイスラエルに報復攻撃をしたわけで。

イラン、作戦継続する意思ない-イスラエルも報復自制か

2024年4月14日 20:35 JST

イスラエルと米英仏などの同盟国は、イランが仕掛けた前例のない攻撃をほぼ阻止することに成功した。

イランは13日夜、イスラエルに対し、ドローンとミサイル合わせて300余りを発射。大半はイスラエル領空に入る前に迎撃し、死者は確認されていないという。攻撃による軍拠点の被害も軽微だが、落下してきた金属片でイスラエルの10歳の少女が重傷を負ったという。

バイデン米大統領は攻撃を最も強い言葉で非難すると表明。イスラエル当局者は、イランによる「深刻で危険なエスカレート」だと警告した。

Bloombergより

一応、現時点ではアメリカもイスラエルも抑制的な動きをしているように見えるが、さて、この話はここで終わるのかと言うと、おそらくはイスラエルはイランに対して再び何らかの報復をすることは確実だ。

ただ、「報復攻撃」をやるかといえば、エスカレーションを招くだけなので、他の方法で手を下す可能性のほうが高いのかなと思っている。何れにしても、今回のことをイスラエルがどうやって落とし前をつけるのか?ということは注視しておく必要があるだろう。一歩間違えれば中東戦争に発展するリスクが高い事案である。

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追記

ちょっと面白いポストを拾ったので、紹介しておきたい。

このポストだけ読むと、イスラエルが攻撃したのか?と思ってしまったのだけれど、前後のポストを読むとイスラエルが攻撃された時の話をされているようだ。

イランがイスラエルに大規模ミサイル報復攻撃(JSF) - エキスパート - Yahoo!ニュース
4月14日、イランがイスラエルに対して数百発のミサイルとドローンによる攻撃を実施しました。これは4月2日にシリアのイラン大使館領事部がイスラエルによって攻撃され将官7人が死亡したことへの報復だと、イ

これに関してはJSF氏が記事で詳細に書いているので、リンクを貼り付けておくが、ニューヨークタイムスソースで331発であったということである(ニューヨークタイムスを購読していないので、内容は未確認)。

  • 185発:ドローン
  • 110発:地対地ミサイル ※弾道ミサイルを指すと思われる
  • 36発:巡航ミサイル

結構、色々な示唆に富んだ内容の記事をJFS氏が書いているのだが、イスラエルがかなり力を入れて防衛をしたようではある。

そして、コメント頂いているが、「プロレスでは」という話。恐らくはイスラエルもイランもエスカレーションを望んでおらず、そういう意味ではプロレス的な部分はあると思う。ただ、部族社会は舐められた終わりというヤクザ的な発想がある様で、イスラエルとしてもなんらかの落とし前を付けるだろうと思われる。かなりの物量をイランがイスラエルに向けてぶち込んできたからね。

更に詳しい内容がポストされていたので併せて紹介。

追記2

弾道ミサイルはどうやら本当に迎撃網を抜けていた模様。

裏取りはできていないが、イスラエルのラモン空軍基地を7発の弾道ミサイルが破壊したという報道が出回っているようだ。

追記3

一応、補足情報を。この話は、報復以前の情報なので参考になるのかは不明。

イラン、イスラエル報復に抑制的姿勢 核協議再開を要求=情報筋

2024年4月12日午後 1:48 

イランはシリアのイラン大使館攻撃を巡るイスラエルへの報復について、事態の急激なエスカレートを避け、性急な行動を取らない考えを仲介国を通じて米国に伝えた。イランの情報筋が明らかにした。

イランのアブドラヒアン外相が7日にオマーンを訪問した際に米国へのメッセージを伝えた。

米情報機関に近い筋はこのメッセージを承知していないと述べた。ただイランは報復が「制御されたエスカレートしない」形で、「地域の代理勢力を使ってイスラエルに一連の攻撃を行う」計画であることを非常に明確にしていると指摘した。

ロイターより

僕が見逃していた情報ではあるが、イランがイスラエルへの報復に関する情報を出していて、「核協議をしよう」というメッセージを出していたとのこと。外相クラスのメッセージなので、情報の確度は高いと思う。

イスラエルに報復をすることを明確にすると共に、核兵器の使用を否定したメッセージだと解釈できる。後付けの解釈だけどね。

イランがオマーンに託したメッセージは、イスラエルのさらなる行動を抑止すると同時に、米国の介入を招くような軍事的衝突は避けたいというイランの慎重なアプローチを反映している。

ロイターより

この情報を知っていたら、「ああ、プロレスなんだね」という解釈にも説得度は増しそうだ。

で、このメッセージが7日に出され、イランはイスラエルに対するミサイル攻撃を14日に行っているので、イスラエル勢力に荷担する側に防衛力を強化する時間を設けたという風にも採れる。

尤も、イスラエルもイランも情報戦を得意とする国なので、この情報で何を狙っていたか?という事も含めて素直に受け取るのは危険だと思うのだけれど、少なくとも現段階において「核」は考慮外においているだろうとは思う。

イスラエル イランへの対抗措置 “目的は全面戦争ではない”

2024年4月16日 5時27分

イランによる大規模攻撃を受けてイスラエルでは2日連続で戦時内閣の閣議が開かれ、イランへの対抗措置の内容や時期について意見が交わされているとみられます。地元メディアは「目的はイランとの全面戦争ではない」と伝えていて、どのような対抗措置をとるかが焦点となっています。

NHKニュースより

ただ、イスラエル側としては「舐められたままで終われるか!」という感じのようで、エスカレーションを招かない穏便な報復を検討している模様。

……穏便な報復とは一体。

具体的な選択肢については、サイバー攻撃やイランの石油施設への攻撃などが取り沙汰されていて、イスラエルがいつどのような対抗措置をとるかが焦点となっています

NHKニュースより

報復合戦は避けられないかも知れないね。

コメント

  1. アバター 砂漠の男 より:

    ホルムズ海峡でも、イランがイスラエル系のコンテナ船を拿捕したそうですね。
    イスラエルの対イラン報復は報道されていませんが、ここは思案のしどころでしょうか?

    P.S.イスラエルに向かったイランのUAV1機が電線に引っ掛かったという映像。
    これまでのイラン製UAVとは形状が違いますね。
    https://twitter.com/essamebntaher/status/1779306279443312817

  2. アバター もでら より:

    タイトルの第4次中東戦争はうっかりミス(多分タイプミス?)ですね、日本だと1973年の中東戦争を第4次中東戦争と位置づけているので今度起きれば第5次中東戦争ですね。
    戦車模型が趣味なので第4次中東戦争と言えばスエズでの敗北がメルカバ戦車の開発につながったことは覚えてます。

    wikiをみたら1973年の中東戦争を第5次中東戦争と位置づけている専門家もいるそうですね。

    • 木霊 木霊 より:

      いや、ご指摘感謝。
      タイプミスというか、確認不足というか。とにかく修正させて頂きました。

      中東戦争の定義は色々らしく、今回は第6次だという意見もあるようではありますが、世間的には「第5次リスク」になっていますね。

  3. アバター who より:

    こんにちは。

    これはプロレスなんじゃないですかね。
    イラン国内のタカ派をなだめるために一応攻撃。でもイスラエル側にリークして防衛させる。
    お互いの妥協の産物なのかもしれないです。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      おそらく上層部ではプロレスに留めておきたいのだと思います。
      ただ、イスラエル側は「やられたまま」というわけには行かないでしょうから、何らかの報復はするでしょう。そうすると、完全にプロレスという形に留めるにしては、バランスを欠いているように思えるんですよね。

  4. アバター 七面鳥 より:

    こんにちは。

    ・イランは、攻撃終了直後に「これで終り!」宣言している→全面戦争を極度に恐れている
    ・アイアンドーム他の迎撃は優秀だったが、これで一挙に在庫が払底した可能性が……
    ・どっちが先論議は不毛だが、わかりやすいのはイスラエル、とはいえ、イスラエルも反撃しないと世論が納得しないだろう

    といったところで、
    ・イスラエルvsイスラム諸国、という、国家単位の正規戦になる事を(少なくともイランは)恐れている(が、一応はやらないと国内が落ち着かなかった)、なんなら西側vsイスラム諸国に発展しかねないから
    ・そう思うと漁夫の利を得るのはロシアと中国か?そそのかしたにしては稚拙に過ぎるが……(今の時点で、ウクライナや台湾から目を逸らす程の大事になってない、むしろ(米英の現地部隊にとっては)予行演習かも)
    ・プロレス理論は楽韓さんでも出てましたが、見方としては有り得る。問題は、(多少なりとも被害が出ているので)イスラエルの世論が納得するかどうか
    ・今更だけど、国連の調停能力は全く当てにならない

    イスラエルの、飽和攻撃に対する対応能力、兵器の性能(≒西側兵器の性能)を威力偵察し、同時にミサイルの在庫を減らす作戦としては良く出来ていると思いました。
    イスラエルの世論と政権の決定、イスラム国家が手綱引き切れてない末端テロ組織の動き次第で事態はどっちにも転びかねない、そう感じています。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      イランとしても司令官が殺害されたわけですから、何らかの行動に打って出る必要があったと理解はできますが……、ちょっとやり過ぎだったように思います。
      今回はイスラエル側がほぼ全部迎撃できていますが、撃ち漏らしがでて大きな被害が発生するリスクがあったことを考えると、プロレスだとするのもちょっと疑問に思える点はあります。この話は危険な方向に転がりそうですよ。

  5. アバター 山童 より:

    大半が撃墜されたという話しですが、
    ふと疑問が……。
    実はF15パイロットだった知人の息子さんが除隊して宇宙開発産業の仕事してるのですが、妙な事を言ってた。
    以下はその内容。

    「弾道ミサイルを大気圏外で撃墜したというビデオを(フェイクでなければ)チラと観ました。あれ多段式のロケットを切り離した映像でないのかなぁ?
    破片も切り離した中段の部品が落下したものに見えないでもない」

    だそうです。その映像を観てないし、宇宙工学に詳しくないので、科学やミリタリーに詳しい方に御意見を伺いたくてコメしました。できれば、よろしくお願いいたします。m(_ _)m

    • 木霊 木霊 より:

      追記で紹介しておきましたが、弾道ミサイルは数発が抜けたらしいですね。
      ご指摘の動画がどれかは分かりませんが、おそらくは撃墜できていない模様。

  6. アバター 山童 より:

    うわ……木霊様、まさかと思うけれどイスラエルとイランは核ミサイル合戦するんですかね?
    嫌な符合なのですが、エルサレムを地図で観てみると……かつての大英帝国とドイツ帝国の3C政策と3B政策ありますね。
    この2つの三角形を並べた円を描くと、
    中心にエルサレムが来るんですよ。
    つまり十字軍やイスラム帝国の時代から(ローマ帝国時代から?)エルサレムは、ヨーロッパ、アフリカ、オリエントの結節点なのです。嫌な話だがハルマゲドンが起きるなら引金はここだと言うオカルト話に信憑性を感じてしまう。私がかつてはクリスチャンだったから。
    たまたま今、「進撃の巨人」全巻揃いを甥にもらって読んでるんですが、
    うわ!イスラエルとイランやんけ!
    まんま。
    小学生の時のデビルマンいらいかな途中で読むのが辛いのにやめられないデモーニッシュな作品に逢うのは。この一作は手塚治虫を超えたと思わせるのは鋼の錬金術師いらい。
    まったく熱心ではない不信心者がだったといえ半世紀もクリスチャンでしたからか、黙示録的な戦慄を感じてしまう。
    適当なところで矛を収めてくれんかな。
    おまえらの争いに道連れにすんのやめてくれと思います。

    • 木霊 木霊 より:

      追記3に書かせて頂きましたが、おそらくは核ミサイル使用というところまでは、少なくともイランは考えていないかと。
      確かに、アルマゲドンの可能性ってのは意識しているのでしょうね、土地柄もありますし。

      で、進撃の巨人の話ですが、なるほど、イスラエルとイランですか。
      そういう着眼点はありませんでしたが、そういう解釈はできそうですね。我が家にも進撃の巨人は揃っているので、一回読み直してみようかな。

      • アバター 山童 より:

        どこまで革命防衛隊が意識してるかは謎なんですが、彼らシーア派は終末思想なんですよ。アリーの子孫の8代目のナントカが失踪してしまい、暫定的に宗教指導者が俗世を取り仕切るようになった。8世紀だか9世紀だかその辺の話ですが。
        んで、そこからナントカは「お隠れになった。最終戦争の時に現れて世界を楽園に変える……」みたいな競技を持ってるんですシーア派は。
        どこまで信じてるんだか知りませんけれど、民族として観た時に、そのような「内在的論理」を文化に持っているのが怖い。一般的な欧米人が聖書をまんまに(科学に反しない限り)信じてないように、イラン上位層部も、まんま終末論を信じてない事を祈りますが。

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