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【韓国海軍】韓国の駆逐艦事情

韓国海軍
この記事は約15分で読めます。

駆逐艦は、多様な作戦任務につく重装備・高速の水上戦闘艦である。まあ、多くの国の海軍で主力艦として活躍している船舶である。

近年は艦種の違いに余り意味は無いといわれているようなのだが、一般的にはコルベット<フリゲート<デストロイヤー(駆逐艦)<クルーザー(巡洋艦)という様な感じで大きさが大きくなる傾向にある様だ。

なお、海上自衛隊の護衛艦(Destroyer)は軽空母と同じ大きさでも護衛艦、フリゲートサイズでも護衛艦という状況なので更に名前の区別に意味がない。あ、区別していないと言うべきか。

ちなみに、駆逐艦はそこそこ大型の艦船である事が多いので、重量のあるイージスシステムを搭載することが多いのもこの艦種のようだ。

広開土大王級駆逐艦

韓国の主力級駆逐艦と言えば、この広開土大王級駆逐艦である。

韓国初の国産駆逐艦とあって、それはもう誇らしげに(笑)

ただ、この艦も韓国伝統のトップヘビー構造である。その結果、復元力なんかに問題があると指摘されている模様。

とはいえ、次級の忠武公李舜臣級駆逐艦の建造が決まってから、9隻作られる予定だったこの広開土大王級駆逐艦は3隻しか作られなかった。だからこそ、問題も色々置き去りらしい(苦笑

停電する駆逐艦

まずは、この問題。

韓国駆逐艦が5時間停電、その間に北が攻撃していれば…

2013年10月23日08時59分 

西海(黄海)の北方限界線(NLL)を守る西海第2艦隊の主力駆逐艦「乙支文徳」で昨年12月未明、ブラックアウト(大停電)が発生し、於青島付近の海上で5時間ほど立ち止まっていたことが確認された。

「中央日報」より

停電したら当然ながら艦は動かない。実際、停電してしまった2番艦の「乙支文徳」は、於青島付近の海上で5時間ほど停電のために立ち往生していたそうな。

駆逐艦が停電で動かなくなるのも大概だが、発電機のトラブルで動かなくなるなんてことは、考え得ることではある。しかし、大抵は予備発電機を積んでいる。システムの多重化は、軍では当然だからね!

ところが、この「乙支文徳」の凄いところは、予備発電機すら動かなかったところだ(笑)

更に非常バッテリーすら充電されておらず(後でバッテリー更新が行われていなかったことが発覚する)、通信さえ出来ない状況に陥る始末。

結局、予備発電機の一部(ガバナー)を壊して発電し、再起動したようだが、お粗末な話だね。

シャットダウンを繰り返す

ところが、お笑いエピソードはそれだけに留まらない。

[単独]ドイツで買い付けた中古のパトリオット」の部品がない」

記事入力2014-10-13 20:34

「2千億ウォンをかけて乾燥した広開土大王艦も送受信システムの機器が老朽化して、月に一度の割合でシステムがシャットダウンされていることが分かりました。

「NAVER」より

意味がよく分からないが、どうやら戦闘システムが予期せずにシャットダウンする病気が発生している模様。

広開土大王級駆逐艦の戦術システムは、なんとC4Iを積んでいるのだが、これを動かしているのがIntel486相当でメモリが16MBだというのだ。

何ともレガシーな仕様なのだが、設計が古いので仕方が無い部分はあるだろう。ただ問題は、お粗末なCPUとメモリで、無理にソフトウェアを動かしていることらしい。

そりゃ、メモリ不足でシャットダウンするわ(苦笑

ちなみに、その対策としてシステムを毎日リセットするんだとか。いやもう、流石に戦闘システムのアップグレードしろよ。

日本と問題を起こした時に発覚した疑惑

さて、そんな船ではあるのだが、日本の哨戒機と問題を起こしちゃった。

防衛省・自衛隊:韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案

簡単に説明すると、韓国の駆逐艦である広開土大王級駆逐艦が、上空を飛ぶP1哨戒機に対して、FCレーダーを照射(いわゆるロックオンである)したという話。

この行為は、海洋上の国際的な取り決めである海上衝突回避規範(CUES)に違反する行為であり、とても友好国に対する行動と言えないモノなのだけれど、この事件で疑われるいくつかの点が問題になっている。

  1. FCレーダーの照射はCUES違反だが、艦長以下、乗船していた乗組員の誰も処分された形跡がない。→ 上層部がやらせた事が示唆される
  2. 自衛隊側から発した無線に返答できず、「聞き取れなかった」と言い訳をしたが、本当だとすれば韓国の通信機器は共同作戦がやれないレベルで悲惨である
  3. レーダー照射の事実を否定する材料がお粗末すぎて、自らの主張を客観的に判断出来る軍人が上層部にいない

この話、顛末は更にお粗末なモノで、韓国側はロックオンの事実を否定し今に至っている。当然ながら、日本側としてはこんな不祥事を起こした軍隊を信用できるはずもなく、日韓共同戦線をはる事の妨げとなっている。

度し難い国だな。

韓国版イージス艦 「世宗大王級」

お待ちかね、笑いのデパート、世宗大王級駆逐艦「世宗大王」である。

ちなみに、韓国にはこのほかに「栗谷李珥」と「西厓柳成龍」が同型艦として配備されているぜ。……名前が読めねーよ!

重武装型の「盾」

で、世宗大王級駆逐艦は、上に紹介したミサイル類の殆どを搭載した「攻撃型イージス」と揶揄されるシロモノ。

「イージス」はギリシャ神話のゼウスが娘アテナに与えた盾(胸当)の意味で、あらゆる邪悪なモノを払うとされている。

つまり、韓国のソレは「攻撃する盾」ってことに。矛盾を感じるが仕方がない(笑

まあ、呼び名はともかく、この「世宗大王」には大きな欠陥がある。

1つは、イージス艦というのはイージスシステムを中核とした防衛機能があってこそ、なのだが、何故かがこの「世宗大王」は、アメリカ海軍の制式品ではなく、部分的に代替システムを導入している。それも、独自開発(自称)である。

なお、イージスシステムのキモである僚艦や僚機との識別をするために必要なデータリンク機能は備えられていないっぽい。だめじゃん。

それだけでも問題なのだが、この世宗大王級駆逐艦が問題なのは、重武装過ぎるってことだ。

例えば、似たような大きさの日本のイージス艦「あたご」と比較すると、どれほど重武装かがよく分かる。

「あたご型護衛艦」「世宗大王級駆逐艦」
搭載VSLMk.41VLS(64+32セル)
合計96セル
Mk.41VLS(48+32セル)
国産VSL(48セル)
合計128セル
対艦MランチャーSSM-1B対艦誘導弾
4連装2基 
SSM-700K対艦ミサイル
4連装4基
対空機関砲ファランクス2基ゴールキーパー1基
短距離対空ミサイルRIM-116 RAM 1基
艦載機SH-60J 1機スーパーリンクス2機

その他の兵装は似ているので省略するが……、ちょっと重武装過ぎないか?

重武装艦の概要

VLSは32セルほど増やしている模様。

だが、Mk.41VLSと互換性の無い国産VSLを積んでおり、うち16発は紅鮫なんだとか。何故そのチョイスなのかは理解に苦しむぜ。

ついでに韓国産VLSは実はSM-2やSM-3を発射できないビックリ仕様である。

対艦ミサイルランチャーは4基も積んである。上で紹介した海星の事なのだが……、718kgの海星が4連装4基ということは16本は積んである計算に……。

対空機関砲のファランクスは後期型で6,200kgだが、ゴールキーパーは、9,902kgなので、ファランクス2基12,400kgよりちょっと軽い程度。ゴールキーパーの方が後発で高性能ではあるが、ファランクス2基に代替できるほどの性能があるかは疑問だ。ただ、これに追加して短距離対空ミサイルは1基備えているが、ファランクスと合わせて運用するつもりのようだな。

トップヘビーの伝統

そして、これ程までに重武装であるが故に、船の取り回しに支障が出るなどの問題が生じているようで。

そもそもの船体の設計が重心が高くなるトップヘビーの設計となっており、これと相まって舵取りに不安が出るとか。直線番長か、固定砲台に徹するなら、アリだね。

鈍足な固定砲台

世宗大王級駆逐艦の最大速力は、公式報道の値を見る限り、海上自衛隊の保有するあたご型護衛艦と殆ど変わらない。

「あたご型護衛艦」「世宗大王級駆逐艦」
排水量(満載)10,000t10,290t
速力30ノット以上最大:30ノット以上
巡航:16ノット

カタログスペックは十分にあるって事だね。

ただ、どちらかというと「巡航16ノット」と言うところが問題で、世宗大王級駆逐艦の最大速力は、武装を全て外した場合だとかいう噂も(苦笑

多分、韓国理論では、イージス艦の機動性を犠牲にして、海に浮かぶ固定砲台として使うのだろう。

多用途なイージス艦を求めたツケ

イージス艦はそもそも空母などの護衛を目的として設計されたもので、データリンクを駆使して、「盾」や「矛」の役割分担をするシステムだ。

だが、複数用意出来ないがために、単体としての「矛」の性能を求め、コノザマである。機動力を犠牲にしてまで単体戦力を高めてしまった、韓国型イージス艦がどんな風に役に立つのやら。満載している兵器はネタ兵器ばっかだしね。

更に、この世宗大王級駆逐艦には船体に木材を多用していることが確認されており、火器満載で燃えやすいとか、どんな設計思想だ、と言わざるを得ない。

次々と起こる問題

当然、他にも問題はある。

お決まりのパクリ疑惑発覚!ちょっとは自重しろと。

防衛事業庁「その場しのぎ」の対応 

記事入力 : 2012/10/11 11:04

韓国海軍にとって3隻目となるイージス駆逐艦「西厓・柳成竜(リュ・ ソンリョン)」(7600トン)のソナー(音波探知装置)保護装置が水中の浮遊物にぶつかり破損したが、軍はその対策として、 海上のごみなどの浮遊物を避けて航行するよう指示していたことが分かった。   

リンク切れ

そう言えば、停泊できる港が少ない問題は解決したんだっけ?韓国周辺海域は、地形的にも複雑な場所が多い様だが、港の水深が浅く大型艦は色々と苦戦するようだ。

ちなみに、韓国は海洋投棄を未だに行う希有な国でもある。ゴミは大量に海に漂っているね。

この記事のイージス艦は「世宗大王」ではなく、「西厓」・「柳成竜」なのだが、ソナーの保護装置が壊れるって、どんなけちゃちな装備なのかと。まあ、保護した結果破損したと考えれば、装置は機能していると、言えるかも知れないが。

停泊できる港は無いわ、海に浮かぶゴミでソナー保護装置は破損するわ、なかなか苦難続きですな。

更に襲う様々な問題

なお、この3隻の誇るべきイージス艦は、これ以外にも色々問題があるようで。

  • 迎撃用のミサイルが搭載されていない
  • 搭載しているSM-2の発射失敗
  • 魚雷防御システムも錆びて動かず
  • 騒音問題

よくもまあここまで問題が出てくるな。

SM-2が足りないとか、撃っても目標にあたらないとか、重武装をメインに考えられているにもかかわらずこの有り様なのが何とも……。

魚雷防衛用のチャフが射出できなかったり、スクリューから出る騒音が大きかったり、潜水艦に狙ってくださいと言わんばかりの仕様なのも、笑うべきか、哀れに思うべきか。

特にプロペラの騒音はどうかと思うぞ。

去る2008年12月に実戦配備された海軍の最初のイージス艦世宗大王艦です。配備費用だけで1兆ウォン台の最新鋭艦艇が実戦に配置される三ヶ月前の問題が発見されました。プロペラの水中騒音が基準値を超過したのです。トラップの水中放射雑音は通常URNとCIS、二つに測定するために、CISすべて基準値を超えている「不満」の結果が出ました。

「daum」より

技術が無いから仕方がないね。

それでもイージス艦は増やす

計画では、未だ作る気みたいだけど、大丈夫なのか?

海軍、2020年半ばイージス3隻の追加建造推進

入力 2013.10.16 14:46

私たち海軍の最新鋭イージス駆逐艦3隻を追加で導入する案を推進しています。ますます先鋭化すると予想される領土紛争に備えて対北抑止力を確保するためです。

「Daum」より

夢を語るだけならタダだし、計画するだけなら誰でも出来るよね。

しかし、実はこの韓国型イージス艦「盾」の性能すら微妙なのだという話も。ま、簡易のC4Iを積んでいるツケですな。

イージス艦を増やす前に、ミサイルを装備しような! 噂では資金不足で予定の半分しか積まれていないらしいぜ?

李舜臣級駆逐艦

上で、広開土大王級駆逐艦が主力級と書いたのだが、韓国の駆逐艦は以下のような配備の流れになっている。

  • 広開土大王級駆逐艦 1998年に就役 基準排水量 3,200t 3隻
  • 李舜臣級駆逐艦 2003年に就役 基準排水量 4,400t 6隻
  • 世宗大王級駆逐艦 2008年に就役 基準排水量 7,600t 3隻
  • 正祖大王級駆逐艦(仮)未就役 基準排水量 8,200t 1隻(予定では3隻)

最新の駆逐艦については情報量が少ないので記事にしていないのだが、世宗大王級駆逐艦(バッチ2)という位置づけで開発が行われていて、世宗大王級駆逐艦よりイージスシステムが搭載されている。なのに、何故、広開土大王級駆逐艦が主力級かと言えば、他の駆逐艦も建造数が少なく未だに現役だからだ。性能差はともかくとして、広開土大王級駆逐艦が出ざるを得ないシーンが多くなるのは仕方が無い。

更にはっきり言うと、韓国の周辺海域は浅瀬が多く小回りが要求されるシーンが少なくない。だから、蔚山級フリゲートのような小型艦の方が使い勝手が良い。世代を追うごとにデカくなる韓国海軍駆逐艦だが、正直、対外的に「見せる為の艦」であるという側面が大きいのだが、使い勝手が良いかというとちょっと疑問だ。

システム面での不安

さて、で、広開土大王級駆逐艦のところにも書いたのだが、韓国海軍は戦闘システムを更新するスピードが極めて遅い。広開土大王級駆逐艦はIntel486相当搭載のコンピューターを使っていて、メモリは16MBだったという笑い話があった。

導入当初はともかくとして、現代のコンピューターの発展はめざましいモノがある。システム改修くらいすれば良いのに。

同じ事は、残念なことに李舜臣級駆逐艦にも言える。こいつに搭載されていたのはIntel586相当(Pentium)同等品である。

ところが、コレが問題になる事態に。

韓国海軍駆逐艦のコンピュータシステム、0.8日に1回クラッシュか

2018年10月18日 12:00

朝鮮日報日本語版によると、2000年代に建造された韓国海軍の「KDX-Ⅱ」駆逐艦に搭載されているコンピュータ指揮システムは最悪の場合0.8日に1回の頻度で作動停止しているという。

この「0.8日に1回」というのは駆逐艦「王建」のケースだが、このシステムの2013年の作動停止頻度は21.7日に一回のペースだったとのことで、年々作動停止の間隔が短くなっているようだ。他の駆逐艦についても、平均停止件数は2013年時点で5.3日に1回、今年は1.4日に1回とのことで、全体的にシステム停止が増加している模様。また、KDX-Ⅱの前身となるKDX-Ⅰについても同様にシステム停止が頻繁に発生しているという。

recordchinaより

流石に洒落にならん。

というか、2018年の時点で、広開土大王級駆逐艦も李舜臣級駆逐艦も初期装備のままだったと言うことらしい。いやまあ、自衛隊にも起こりがちな話ではあるんだけど、それでも1日に1回以上作動停止するって、どう考えても作戦行動不能だろう。

なお、システム停止後の再起動には10〜30分ほどが必要になるそうだ。そのため、韓国海軍は2〜3日1回手動でシステムを再起動しているとのこと。

recordchinaより

笑い話と言うより、これが味方になるとか恐ろしい。

SM2が当たらないぞ!!

なお、この広開土大王級駆逐艦や李舜臣級駆逐艦の戦術情報処理装置(C4ISR)がどんな影響をもたらすのか?といえば、直接的な言及はないのだけれどもこういった事態を引き起こしている可能性が高い。

【ほっこりニュース】韓国海軍の駆逐艦、合同演習でSM2による迎撃失敗
うんうん、この手のニュースを聞くと心が温かくなるね。 【独自】韓国駆逐艦「文武大王」、合同演習でSM2によるミサイル迎撃に失敗していた 記事入力 : 2022/08/29 09:20 韓国海軍の駆逐艦「文武大王」が先月米海軍主催の多国間海上...

上の方でも触れているが、艦対空ミサイルSM2が目標を迎撃できない問題である。他国のSM2ではこうした話はほぼ聞かないのだが、韓国軍だけこの様だ。

そして外しているのは、確認できるだけでも李舜臣級駆逐艦2番艦「文武大王」、世宗大王級駆逐艦1番艦「世宗大王」、李舜臣級駆逐艦5番艦「姜邯賛」だ。イージス艦となった世宗大王級駆逐艦が外しているのはどうかと思うのだが、こいつも2006年に起工した艦なので、システム改修がされていなければPentium II相当くらいを搭載しているのかもしれない。まあ、問題は出るだろうね。

あくまで、憶測の域は出ないのだが、SM2が的を外すとしたら、初期のターゲット設定ミスか、終端部の誘導ミスだろう。そこでシステムがいっぱいいっぱいでエラーでも吐いていたら、まあ、当たらないだろう。

流石に改修……?

というわけで、いや、SM2が当たらなかったから、という理由では無いとは思うが、システム改修の話は出ている。

韓国型駆逐艦、装備を韓国産に改良し性能が大幅向上=ネットで称賛「日本がけん制してくる」

 2020年9月10日(木) 8時0分

2020年9月9日、韓国・ニュース1によると、韓国の防衛産業庁が韓国型駆逐艦(KDX)「楊萬春艦」の性能を改良し、海軍に引き渡すと発表した。

記事によると、韓国の技術で基本設計から制作まで行われた楊萬春艦は2000年に実戦配備され、海域艦隊の指揮艦として中心的役割を担っている。

~~略~~

性能改良された韓国型駆逐艦は、人間の頭脳に該当する戦闘システムが韓国の技術で開発した装備に変更された。これにより標的管理能力が3倍以上、情報処理速度が100倍以上増加し、戦闘指揮能力が大きく向上。さらに、国産化したことで整備にかかる時間の短縮、費用削減にもつながったという。

防衛産業庁は21年までに残りの2隻の性能改良も行い、順次海軍に引き渡す予定という。

recordchinaより

流石にシステム改修するよね。「韓国産」という言葉にそこはかとなく不安を感じるのだが、2020年にはシステムが一新されて……。あれ?「楊萬春」って、広開土大王級駆逐艦の3番艦なんだが!李舜臣級駆逐艦も改修されるよね?

そもそも、広開土大王級駆逐艦はIntel486相当のCPUを搭載する艦である。情報処理速度が100倍以上、標的管理能力が3倍以上と言われてもねぇ。

CPUの速度比較で有名なのはPassMark社のベンチマーク数値だが、ここで比較しても現在市販されているレベルのCPUを搭載すれば、Intel486相当と比較してスコアが100倍を超えるものは多数ある。尤も、Intel486はPassMark社にデータ登録されていないので、低スコアをマークしている「Pentium 4 630」(Intel486の数世代後で処理速度は数倍以上になっている)と同等と仮定して「100倍を超える」という話。

何とコメントして良いのやら。

ここで重要なのは、2020年になって初めて広開土大王級駆逐艦のシステム改修が行われたという点である。当然ながら、李舜臣級駆逐艦はその後だろう。

新型艦を建造するのは良いんだけど、旧型艦のメンテナンスも真剣にやろうよ。

コメント

  1. アバター 七面鳥 より:

    こんにちは。

    データ復旧、上手く行くことをお祈りします。

    >……名前が読めねーよ!

    艦名に限らず、朝鮮語※は、「ん」音と濁点が非常に多い印象があります。

    英語表現では発音しない「g」が妙に多く含まれたり。
    例のイギリスでの「コリアンシップ」の件は、「チュンムゴン・イスンシン Chungmugong Yi Sun-sin」が読めなかった事に由来しますが、そりゃ読めないって。
    大体、「李」をイと読むかリと読むかその人次第、ローマ字表記もその人次第で、良くも悪くもヘボン式で統一されてる日本語とはまるで違うのですよね。
    「g」が多いのは、漢語に由来する特徴だと思うのですが、それでも「ハングルは世界最高!」とホルホル出来る彼らは、すごいとは思います。

    ※「ハングル」はあくまで文字あるいは文法を指す言葉で言語を指す言葉ではなく、かと言って朝鮮語も韓国語もそれは違う、とどっかで読んだ記憶があります。
    じゃあなんて言うんだよ、というのはどこにも書いてない、とも。

    • 木霊 木霊 より:

      いやー、バックアップデータは存在するんですが、色々とやらかしてしまって復旧は難しいのです。残念ながら。
      サーバー側にデータはあるようですが、有償での復旧ということになっていて、コレもまた悩みどころ。
      やらかした自分の責任と思って諦めるしかないのかもしれません。

      それはそれとして、韓国軍の命名ルールはなかなか厄介ですよね。いつも読めませんが、感じを捨ててしまった民族も恐らく読めないのでしょう。
      だったら、何故あんな名前を付けてしまうのか……。