航空機に乗れるようになるためには、訓練機で練習しなければならない。多くの人は自分で航空機を操縦したことは無いのだから、軍隊に入った時にはほとんどの人が航空機に乗った経験はない。だから、練習が必要なんだな。
故に、当然、韓国空軍にも訓練機が用意されている。
訓練機くらい他国の製品を買ってもよさそうな気はするが、韓国は自前で作ろうと努力し、それなりの結果を出した。
……まあ、努力が正しい方向に実ったとまでは言い難いんだけど。
KT-1「雄飛」
最初に紹介するのは、韓国で開発された初等訓練機である。
初等訓練機は高性能?!

パイロット養成には訓練機と呼ばれる飛行機が使われる。実際、民間でもセスナから練習するなんて話は聞く。当然、空軍にも初等訓練機は必要だ。
そこで、開発されたのがこの初等訓練機TK-1「雄飛」だ。
この飛行機、韓国にしては珍しく韓国国内で設計が行われた事になっているのだが、韓国初の航空機という事もあって、当初は「スイスのピタラス・エアクラフト社のPC-9をライセンス生産しよう」という話が持ち上がっていた。
ところが、何故か国内設計に切り替わって、その設計は韓国国防科学研究所(ADD)がやる話になる。
愛国心に設計されたT-50、1000台「輸出可能」
登録2015.03.01 23:42:14
韓国が初めて航空機開発をしようと準備したとき、大韓民国に航空機の設計をして見た人がいなかった。だから、スイスのP 社の航空機設計技術を学んで来い技術者を送った。これ大韓民国航空機独自開発の始まりだった。
gdnewsより
この記事ではT-50高等練習機との開発秘話に絡めてKT-1初等練習機の設計に苦心した事も書かれている。
スイスに飛んだ私たちの技術陣は、技術流出を懸念したスイスのP社が工場に入場する際にメモが出来ないように筆記具持参を禁止した。すると、我々の技術者はタバコを「メジャー」の代わりに使用して、様々な大きさを測定した。各穴にタバコを入れておおよそのサイズを測って、休み時間にトイレで手帳に記録し、これを夜にホテルに戻ってきて韓国にファックスで送って設計に反映させたものである。
gdnewsより
これ、もしかして「スイスP社から学んだ」じゃなくて「スイスP社から盗んだ」という話だよね?!「おおよそのサイズ」でOKという辺りも実に韓国らしい。
そんな感じで苦心して設計した上で、大宇工業が試作をした。そして、練習機としては高性能と評判らしい。試作機段階で、アメリカ人パイロットが「操縦するのが不可能な、キチガイ飛行機」という感想を述べたという逸話があるくらいだ(2007年8月7日付朝鮮日報紙:ソースは見つからず)けどね!
また、このTK-1、練習機としては性能が高く設定されているらしいが、ロシア製の練習機を前段階の初等訓練に使う必要があるのだとか。何のための「初等訓練機」かと(苦笑
COIN機として輸出される初等訓練機
さて、このKT-1は性能が高めに設定されているお陰で、中南米にはCOIN機(対暴動用に使われる)として使う為に輸出されるケースもある模様。
まあ、COIN機とはいえロケット砲くらいは装備できるらしいから、使い勝手は良いのかも知れない。
韓国が生産のKT-1訓練機20機をペルーに輸出
2012年11月07日09時11分
韓国の技術で生産した空軍基本訓練機のKT-1がペルーに輸出される。韓国航空宇宙産業(KAI)関係者は6日、「ペルー空軍の訓練機交替事業にKAIが生産するKT-1基本訓練機20機を輸出する契約をした」と明らかにした。KT-1が10機と、KT-1に機銃を装着し軽攻撃が可能なKA-1が10機輸出される。金額は総額2億ドルに上る。
中央日報より
どうやら、輸出先で製造するプランを含めて提供するパターンが多い様で、その辺りに旨味を感じての採用という事のようだな。袖の下も渡っているかも知れない。
韓国・ペルー国防相 練習機KT1事業など協議
2013.11.27 18:10
韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は27日、ソウルの同部庁舎でペルーのカテリアノ国防相と会談し、国防分野での交流や防衛産業の協力策について協議した。
~~略~~
金長官は会談後に行われた記者会見で「KT1事業は両国が初めて進める大型の防衛産業協力事業。販売だけでなくペルーでの部品組み立てや技術移転まで行う共同協力事業だ」と述べた。
聯合ニュース より
正直、韓国軍との防衛協力と言われても、ペルーに旨味があるとは思えない。どちらかというと技術が欲しいのだろう。
韓国の訓練機KT-1、トルコに15機を追加輸出
2014年11月26日08時54分
トルコに向けて、韓国の技術で作った空軍訓練機KT-1(トルコ名:KT-1T)を追加輸出することになった。
~~略~~
トルコが再購買を決めたのは、また別の理由がある。防衛産業業者の消息筋によればトルコは2010年にKT-1を40機輸入しながら現地の組み立て生産を条件に掲げた。今後、自国での製作を念頭にした契約だった。空軍関係者は「何回か試みた末に生産に失敗するとトルコ政府は結局、KT-1を再び購買する結論を出したという」と伝えた。
中央日報より
しかし、何と言っても韓国製である。
ペルーやトルコは、高い勉強代を支払うことにならなければ良いんだけどな。
エンジン火災で不安も
ところで、2016年にはこんな事故が。
[取材ファイル]空軍KT-1エンジンの火災… 購入国に徹底閉口
2016.04.02 11:57
先月9日、空軍第3訓練飛行団所属国産基本訓練機KT-1が順天湾上空を飛行していた際にエンジン故障を引き起こした。パイロットが上手に無動力滑空して四川省飛行場に緊急着陸させたからよかったものの、人命被害が発生しかねない状況でした。
韓国メディアSBS newsより
……早速、この調子なのだから先が思いやられる。
KT-1にはP&Wの「PT6」という型のターボロップエンジンを採用している。PT6といえば歴史上最も普及したターボロップエンジンと言っても過言ではない。100型式以上の異なる機体に採用される安心と実績のエンジンだ。
ところが出火して緊急着陸することに。
そして、この手の事故は、発生すると原因が究明されるまでは同型機の飛行が禁止されるのがセオリーである。
エンジンにどのような異常があったかを検証するため、事故原因が明らかになって欠陥が解消されるまで、同じ機種の飛行を完全に停止する必要がありました。 ところが、空軍は「いくつかの」KT-1のみの飛行停止措置をしました。
韓国メディアSBS newsより
ところが韓国空軍はそれを怠ったのだとか。兵士の命をなんだと思ってやがる。練習機だから大丈夫だとでも言うのだろうか?
さらに、あろう事かこの事実を外国に知らせることは無かった。
トルコ、インドネシア、ペルーなどKT-1を数十台ずつ輸入して運用している国では、これまで「エンジン火災後の緊急着陸」事故を通知せずにいます。
韓国メディアSBS newsより
実は、KT-1は複数の国に売りつけられていて、これらの国にはエンジンから出火したことを通知していないのだとか。何とも紳士的なことだな。
スペインへの輸出話は頓挫した模様
実際に、「冒険しちゃう?」というノリで選んだスペインも、どうやら躊躇している模様。
乱気流に巻き込まれた武器「ビックディール」……韓国訓練機輸出「赤信号」
記事入力2019.06.29 午前10:02
昨年、国内の部屋、産業界の重要な問題の一つであった国産訓練機-スペイン輸送機対等交換(スワップ取引)プロジェクトに赤信号が灯った。最近、フランスのパリ航空ショーに参加した政府筋は「最大1兆ウォン規模と予想ていた訓練機-輸送機「対等交換ビッグディール」のスペインの側の態度が変わる兆しを見せると聞いている」とし「対等交換の規模が縮小されたり白紙化される可能性も提起されている」と伝えた。
NAVERより
たかだか20機程度の話なんだけど、競合他社の方が優秀な練習機を作っているんだから、スペインは韓国製を選ぶメリットが薄い。
そこへ来て製造ラインに不安があるというのだから、まあ、流石のスペインも躊躇しているみたいだね。
KT-100「ラナオン」
で、こちらは正真正銘の入門機らしい。
初頭訓練の前の入門機
KT-1「雄飛」は初等練習機という位置づけでありながら性能が高く入門機では無い。そんな理由から、これまでは軽訓練機としてロシアのT-103(II-103)を運用していたらしいのだけれど、これも国産化したいとして、韓国初の国産民間機KC-100を改良して作ったのがKT-100である。
しかし入門訓練機なのに「何故か4人乗り」の仕様である。二人乗りじゃダメなの??

この飛行機、初飛行が2015年で、空軍に引き渡されたのは2016年4月のこと。
これで、KT-100 > KT-1 > T-50という流れで全て韓国産練習機による訓練ができる!と、そういう話だった……ハズなのだが、そこは韓国である。
なお、国産とは言いつつ、エンジンはKC-100、KT-100共にTSIOF-550というコンチネンタルIO-550シリーズのターボチャージャー仕様を採用している。エンジンを外国産のものにしたというのは堅実な判断ではあるけれど、相変わらず「韓国産」と宣伝してもその実情は「韓国国内で組み立てただけ」という仕様なんだな。
トラブル続出だけど大丈夫
ただ……、満を持して作られたKT-100練習機も、軍に納品されてからトラブル続出という状況らしい。
韓国空軍の新入門コース用練習機、KT-100が初飛行
配信日:2015/10/06 21:25
コリア・エアロスペース・インダストリーズ(KAI)は、2015年10月5日、慶尚南道泗川空港で、KT-100練習機初号機が初飛行したと発表しました。
FlyTeam より
たった3ヶ月でこの始末だ。
欠陥だらけの韓国産訓練機に「テスト段階なので」とメーカー=韓国ネット「『国産』と付いた途端すべてがごみに」「この国はどこから間違った?」
配信日時:2016年7月28日(木) 8時0分
2016年7月27日、韓国・イーデイリーは、韓国のメーカーが開発した空軍士官学校の飛行訓練機「KT−100」について、オイル漏れやエンジン始動の不具合など安全を脅かす欠陥がいくつも見つかったと報じた。
Record china より
まあ、もともと民間国産機だったKC-100からして、セスナのパクリと言われ、海外輸出がふるわず、仕方なく空軍に下ろしたみたいな所がある。元になったのはシーラスのSR-22という機体だという噂はあるけど、何れにしてもバグ出しが不十分だったんだな。
オイル漏れ、エンジン始動不良、エンジン不安定、ブレーキの異常加熱などなど。エンジン周りのトラブルやブレーキ関連のトラブルは安全性に大きな影響がある。詳細については不明だが、どう考えても「初心者」に飛ばせる機体としては不十分に思える。
最初に納入した4機全てにトラブルが発生したのも見事としか言いようが無いが、2016年度注には23機が予定通り導入される予定の模様。
不安しか無いな。
T-50「ゴールデンイーグル」
さて、練習機2機を紹介したが、次に紹介するのも練習機だ。
設計は米LM社
韓国政府と韓国航空宇宙産業(KAI)が2兆817億ウォンもの資金を投入して開発したのが、この高等練習機T-50である。
2002年8月に初飛行した高等練習機で、愛称は「ゴールデンイーグル」。ちなみに、ロシアの試作機T-50(PAK FA)とは何の関連も無い別の機体なのでご注意を。

で、そのT-50なのだが、F-16戦闘機をベースに、米ロッキードマーティン社に設計してもらっている。実は、このT-50の設計にあたってアメリカから韓国に手厚い技術支援がなされた。それがKF-16購入にあたって結ばれたオフセット取引によるものだったと言うから興味深い。
ついでに、先に作られた台湾のF-CK-1「経国」の開発に関わった漢翔航空工業(台湾企業)出身の技術者をKAIが大量に雇ったりもした。
そんな経緯があって、T-50の製造に使われる部品の多くはF-16から流用している模様。その結果、ブラックボックスになっている部品もかなりあるそうな。まあ、簡単に言えば、このT-50はF-16ベースにグレードダウンした練習機なのだ。
そんな訳で、T-50はそんなに悪い機体ではないとは思うんだが、調達価格が350億ウォンもするらしい。
その昔の話ではあるが、F-16C/Dは1,880万USドルで調達されている実績がある。換算すると約210億ウォン相当。つまり、T-50は練習機のくせに昔のF-16C/Dよりも高くなっちゃったのがT-50なのである。尤も、F-16も近代化される度に製造コストが増えて、最新のF-16E相当となると100億円(1000億ウォン)近くになる模様。流石に「最新版のF-16より高い練習機」という悪名だけは避けられそうだね。
そして、肝心の技術移転が韓国になされたのかは、よく分からない。
輸出も活発に
ただ、韓国製であるという点に目を瞑れば、これ、米LM社の設計である。
だから、ニーズにマッチすればこの機体の導入もそれ程悪い話では無いだろう。実際にアメリカもコイツを練習機として採用するという話もあった。F-16ベースで作られただけあって、F-16への移行はスムーズに行えるメリットがあるらしいしね。
T-50高等訓練機、ついにインドネシアと輸出本契約
2011年05月26日09時31分
韓国航空宇宙産業(KAI)が25日午後、インドネシア国防省とT-50高等訓練機輸出に向けた本契約を締結した。KAIが米ロッキードマーティンと13年間にわたり2兆ウォンをつぎ込んで共同開発したT-50(別称・ゴールデンイーグル)の初めての輸出の道がついに開かれた。
中央日報より
この記事を初めて見たときは「インドネシアはアホの子か?」と思ったモノである。が、将来的にF-16戦闘機を導入するのであれば選択肢としてはアリだ。
政府のT-50の輸出に首ったけ。 “物々交換にお金まで貸し”
入力2011.06.16 13:42 修正2011.06.16 17:17
超音速高等訓練機T-50を、インドネシアに輸出する過程で、韓国側が、インドネシア輸送機4台を購入してあげていたという疑惑が再び起きている。
Dumpより
また、インドネシア側が支払うことにして、T-50の購入費用を韓国側から貸しだしていたことが分かった。
韓国政府の色々な策を弄した結果、T-50はインドネシアなどに輸出されることになった。何故だか現地まで飛んで行くとか訳の分からない納入方法を採ったり、経済支援をオプションで付けたりと大盤振る舞いだったけどね。
軽攻撃機のベースになるT-50
そして、調子に乗った韓国はT-50に兵装をくっつけてFA-50という軽攻撃機をでっち上げる。この軽攻撃機も、国際社会ではそれなりに好評だったようだ。
だが、そもそも米LM社はT-50を攻撃機に転用するのは反対だったと噂される。エンジンやフレームなどに余裕がないからであるといわれる。また、最大速度がM1.4程度と鈍足である事も問題視されている。足の速い戦闘機とのドッグファイトでは不利になるしね。
つまり、攻撃機としてはどうなんだろう?というのがコイツの評価だというわけだ。
それでも韓国政府は、インドネシアをはじめとして、フィリピン、イラクと様々な国に声をかけている模様。フィリピンに売れたという話もあったな。
フィリピン大統領 韓国製軽攻撃機12機購入を承認
記事入力 : 2014/02/21 12:54
【ハノイ聯合ニュース】フィリピンのアキノ大統領が韓国製軽攻撃機「FA50」の購入費支給案を最終承認したと、同国メディアが21日報じた。
聯合ニュース より
アキノ大統領は同機12機(4億2200万ドル相当、約433億円)の輸入代金支給案を最終的に承認し、代金支給契約のための準備が進められているという。
FA-50もあっちこっちに精力的にセールスをかける事で、売り上げを伸ばしている模様。
韓国製軽攻撃機FA50 24機をイラクに輸出
2013.12.12 16:12
【バグダッド聯合ニュース】韓国航空機メーカー、韓国航空宇宙産業(KAI)の河成龍(ハ・ソンヨン)社長は12日、イラクの首都バグダッドでマリキ首相と面会し、軽攻撃機「FA50」24機を同国に輸出することで合意した。
聯合ニュース より
ただ、インドネシアに販売したり、イラクに販売したりするのは大丈夫なのかな?アメリカは激怒しているんじゃ無いかと。
そういえば、インドネシアに納入されたFA-50が長期間運用出来ないなんてこともあった。これ、理由は簡単で、FA-50に搭載されたセンサーなどを利用するにはアメリカの許可が必要なんだよね。ところが、許可をとらずに売っちゃったんだよねー。
確か、イスラエル製のセンサーを組み付けることで解決するとか、そんな話になった気がするが、インドネシアへの納入はセールスとしては成功事例だったと言えるのだろうか。イラクへの販売は、許して貰えない可能性は高そうだが。
アメリカの練習機に!
一方で、一時はアメリカの練習機に!という話もあったのだけれど……。流石に難しかったようだ。
KAI、米空軍訓練機の最終入札に失敗… 輸出の道は険しい「懸念」
記事入力 2018-09-28 09:26
韓国航空宇宙産業(KAI)が17兆ウォン規模の米国次期高等訓練機(APT)の交換事業の最終入札に失敗したことにより、今後T-50機種の輸出の道も険しいできるという懸念が出ている。
NAVERより
この事業はロッキード・マーティン社と組んだKAI社に対して、ボーイング社と組んだサーブ社が真っ向勝負して、ボーイング/サーブ組が勝利し、T7高等練習機を納入する運びになったという話だ。
あーあ。でも、これも仕方が無いのかも知れない。出来レース的なところはあったしね。
でも、KAIはめげずに、ゴスホークの後継の座を狙っているらしい。
KAI、FA-50いとこである1人乗り「F-50」を開発し、戦闘機の米国輸出に挑戦する
入力2023. 3. 21. 16:54修正2023. 3. 21. 17:15
韓国航空宇宙産業(KAI)が複座型(2人乗り)である軽攻撃機FA-50を改造し、いとこ格の「単座型(1人乗り)F-50」を新たに製作し、米国輸出を本格的に推進する。
KAIはこの「単座型F-50」をもとに現在開発中の国産超音速4.5世代戦闘機KF-21輸出型のメリットを追加し、米国輸出型のTF-50を製作し、米国海・空軍が進行中の高等戦術入門機購買事業に挑戦する。単座型F-50は、過去にも複座型FA-50と別途製作企画案を立てたが、費用など問題として放棄されたことがある。
daumより
T-50>FA-50と来て、今度はF-50という単座機を作り、アメリカ海軍に売り込む気らしい。
調子に乗るFA-50のセールス
こうした鼻息の荒い挑戦は、販売実績が出来たことが後押ししていると思われる。
鮮やかな国籍標識も ポーランド向けFA-50軽戦闘機が初披露 引き渡しは2023年中
2023.03.11
ポーランド軍総司令部は2023年3月9日、自国軍向けに製造された韓国製FA-50軽戦闘機の画像を公開しました。
~~略~~
説明によると最初の製造分12機は2023年の第3四半期に納入される予定で、すでにポーランド人パイロット4名が韓国国内で訓練中であるほか、技術スタッフも教育を受けているといいます。
乗り物ニュースより
最近ではポーランドに売れて、いよいよヨーロッパへの販売を強化していくという流れになっている。
買った国は、「練習機」の延長線上にある機体という位置づけらしい。
ポーランド軍総司令部は、FA-50の役割は空軍力を補強するための支援戦闘機と位置づけており、将来的には開発中の新型戦闘機のパイロット教育にも使えると考えている模様です。
乗り物ニュースより
隙間産業として考えるのであれば、寧ろ成功した方だろう。
過去には、海外納入した機体がコースアウトしたり墜落事故も起こしたりと、色々やらかしてはいるが、整備の問題がクリアされれば案外良い機体になっているのかもしれない。
韓国空軍練習機が離陸直前に滑走路外れる 操縦士は無事
2014.12.11 17:27
11日午前11時26分ごろ、韓国南西部・光州市光山区の空軍第1戦闘飛行団の滑走路で、訓練のため離陸しようとしていた高等練習機T50が滑走路を外れる事故が発生した。
総合ニュースより
今後、韓国製兵器が海外進出した結果、そういったニュースが増えてこないことを願っている。
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