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【韓国空軍】ステルス戦闘機が欲しいニダ!

韓国空軍
この記事は約16分で読めます。

F-4戦闘機といえば、世界各国で運用されている名機だ。

だけで、初飛行が1958年の老兵なので、流石に本家のアメリカでは全機退役済み。運用していた日本でも、順次退役している。

当然、韓国で運用しているF-4D、F-4Eも老朽化に伴って退役する必要が出てきている。F-5の退役も待ったなしだが。結局、アメリカからF-35A戦闘機を買うことなど(KF-21開発も必要らしい)で決着したのだけれど、紆余曲折があって尚かつ課題は山積みである。

次期戦闘機選びは入念に

混迷模様の次期戦闘機選定

F-4戦闘機の後継機に関しては、2012年頃には動き始めていたのだけれど、価格入札を50回以上も繰り返しても全て不調に終わったという驚きの話がある。

韓国空軍次期戦闘機の入札が中断、価格クリアできず
2013年07月08日09時40分 
韓国空軍の次期戦闘機(F-X)導入事業のための価格入札が暫定中断された。防衛事業庁のペク・ユンヒョン報道官は7日、「先月18日から今月5日まで候補企業3社と50回余りにわたり価格入札を進めたが予算範囲(8兆3000億ウォン)を満たす業者はなかった。

中央日報より

本事業の予算範囲は8兆3000億ウォン(7260億円相当)で、60機を買おうとした。単純計算すると1機あたり1380億ウォン(138億円相当)なので、本体価格としては値段が安すぎるとは言えないが、戦闘機だけ買えば良いというものでも無い。

大抵は搭載兵器や保守部品、シミュレーターなどの予算まで含む話になるから、単純に本体だけだと100億円以下になっちゃうのではないかな。

そして、55回も入札をやって全て空振りになったというのだから。業者にとっては「なんの嫌がらせ?」と思う様な話である。途中で気が付くよねぇ、オカシイって。

しかしそれでも、大型取引になるとのことで入札を頑張った企業はあった。

韓国にF35A売却決定 韓国はF15も同数調達へ F35の補てんか

2013.4.4 00:21

米国防総省は3日、韓国空軍の次期主力戦闘機として、ステルス戦闘機F35Aを60機、売却可能とする方針を固め、連邦議会に報告した。装備品や訓練費などを会わせて総額108億ドル(約1000億円)。また、近代化したF15戦闘機60機も計24億ドルで売却可能とする方針も決めた。

産経新聞より

こんな報道もあったが、総額108億ドルって……、えーっと、レートが分からないけどだいたい11兆ウォン相当かな。

Boeing F-15SE Silent Eagle to be Seoul’s Next Generation Fighter
Aug 19, 2013

The South Korean defense acquisition program administration (DAPA) has indicated this week that the bidding process for the 8.3 trillion won (US$7.2 billion) program buying 60 new fighter aircraft has finally got to a conclusion. A single finalist, likely to be the Boeing Company remained in the race. With a single option now on the table offered at the right price, DAPA is expected to conduct further assessment and announce its final decision in mid-September. Boeing said it was still waiting to hear the outcome of the competition. 

Difence Updateより

この当時、開発資金の獲得に苦戦していたF-35陣営も、売却に積極的な姿勢を示していたんだけど、結局価格で折り合わず。価格的に安価なF-15SEに落ち着いたようなんだ。

F-15SE(仮)

記事によると72億ドルまでディスカウントした模様。 韓国の8兆3000億ウォンに合わせてきたって事だね。

不安要素は、この時F-15SEは未だコンセプトモデルしかなかったという事実なんだけど、選択肢としては悪くない。ここでF-15SEに決まったかのように思えたのだが……。

ちゃぶ台返しは突然に

なんと、振り出しに戻っちまったぜ!

韓国次期戦闘機選定、ボーイング「F15SE」の採用否決

2013年9月24日 / 18:50

韓国防衛事業庁(DAPA)は24日、同国の次期戦闘機選定事業の入札で、提示額がDAPAの設定した予算上限額を唯一下回っていた米航空機大手ボーイングの「F15サイレント・イーグル(SE)」の採用を否決したと明らかにした。

ロイターより

前代未聞である。

FX見直しの主な原因は、「周辺国のステルス配置 」

入力2013.09.25 09:29 修正2013.09.25 10:04

次期戦闘機(FX)事業が原点から再起動される。
防衛事業庁はキム・クァンジン国防部長官主宰で防衛事業推進委員会を開き、「F-15SE次期戦闘機の機種選定案」を審議した末、この案件を否決させ、ビジネスを最短時間に戻って推進することにした。

韓国メディアDumpより

なんと最終局面でF-15SEをキャンセルして、「F-35が欲しいニダ!」とやり出したわけだ。この動きは如何にも不自然だったのだけれども、後日とんでもない疑いが持ち上がる。

ステルス戦闘機導入にも、朴槿恵大統領の友人・崔氏ら「秘線」が介入? 迎撃ミサイルシステムまで

2016/11/8 11:00

~~略~~

F-35は日本も導入を決めている次世代戦闘機で、レーダーに映らないステルス性を持つのが特徴だ。米航空機メーカーのロッキード・マーチン社が中心となって開発、生産している。韓国では2014年3月に40機の購入を決定したが、韓国紙の中央日報やマネートゥデイ(いずれも電子版)は今月1日、ある「武器ロビイスト」と崔氏の怪しい関係を報じた。その人物は60代の女性、リンダ・キム(本名キム・グィオク)氏だ。

中央日報によると、韓国兵器業界の関係者は「キム氏が崔氏の話をするのを直接聞いた」といい、別の国会議員も「崔氏とキム氏が知り合いなのは事実だ」と打ち明けたという。ただ知り合いというだけで「戦闘機選定」と結びつくのは不自然だが、火のないところに煙は立たない-の言葉通り、韓国マスコミが疑惑を指摘する裏には2つの理由があった。

産経新聞より

リンダ・キム事件である。

これはあくまで疑いだけで、判決で事実が認定されたわけではない。ただ、もし戦闘機の選定に絡んでいたとしたら、韓国版のロッキード事件という話になる。

まあ、F-35Aを選定できたことは結果的には良かったとは思うけどね。

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とにかくF-35に拘る

日本の航空自衛隊も、第4次F-Xの選定にあたっては、出来レースと揶揄された。F-35Aありきで価格競争がやられた印象が強かったよね。結果的には良かったとは思うが。

だが、韓国の場合は日本とは事情がちょっと違う。何しろ、F-35Aのステルス性能を発揮すべきシチュエーションがかなり限定されると予想されるからである。

敵国である北朝鮮のレーダー技術はお粗末な物であるし、開発に力を入れているワケでも無いので、韓国は戦闘機のステルス性に拘る理由はない。もちろん、支那やロシアの脅威に備える必要はあるが、戦闘機は数を揃えないと話にならない。40機程度手に入れたところで何になるのか。

結局、日本は初期購入分としてF-35Aを42機買うことを決めたので、韓国空軍も40機は欲しい!とそうなった。それだけの話なのである。

韓国次期戦闘機 F35Aを40機導入へ=残り20機は再検討

2013.11.22 17:13
韓国軍は22日の合同参謀会議で、次期戦闘機(FX)として米ロッキード・マーチンのステルス戦闘機F35Aを40機、2018年から導入すると決定した。

総合ニュースより

天晴れだな!

驚くべきことに武器やエンジンを犠牲にしてでも(予算が付かなかっただけだが)、本体を40機買うことに拘った。その結果、 予備のエンジン1基、一緒に購入する兵装は無し。シミュレーターなどは別途、ということらしい。大丈夫かね。(後述するが整備に問題が出る)

なお、当初の予定では更に「追加で20機買うよー」という事だったようだ。

韓経:次世代戦闘機F35導入、価格だけ削った韓国…技術移転を要求した日本
2016年07月06日09時49分 
韓国と日本は2014年と2012年にそれぞれ空軍の次世代主力戦闘機としてロッキードマーチンのF35を選定した。ほぼ同時期に同じ戦闘機を導入することにしながら両国は導入方式では別の決定を出した。韓国がロッキードマーチンから技術移転を受けない条件として導入価格を低く設定した一方、日本は韓国より導入価格を高く支払いながら技術移転を約束された。

韓国は米国ロッキードマーチンからF35を40機輸入することに決めた。1機あたりの購入価格は1211億ウォン(約106億円)だ。この価格にはF35に適用される核心技術の移転が入っていない。 

中央日報より

更に更に、随分と「技術移転」に拘って散々騒いでいたが、結局、ロッキード・マーティン社側から「技術移転?ナニソレ」と言われて退散。

どうやら大量の兵器を購入するにあたって、オフセット契約と称して色々な恩恵をプラスするやり方は、世界各国で見られる取引方法らしい。ただ、韓国の主張するソレは最新技術に関するもので、到底呑んで貰えるとは思えない。本当に、大丈夫ですかねぇ?

なお、引用した記事で「日本が技術移転を受けた」というのは誤解で、三菱重工業がFACOを引き受けることができたのは、これまでの技術実績が評価されただけの話。もちろん、在日アメリカ軍がアジアの整備拠点を欲しがったというのが本当のところだが。

こ、国内整備が出来ない?!

さておき、大抵の場合は戦闘機を買ったからには国内で整備できないと話にならないのだが、F-35戦闘機に関しては少し事情が異なる。特別に認められた国に整備拠点を置き、他国もその拠点での整備を行うというスタイルを採用している。

して、先述したようにF-35AのFACO(最終組立・検査:Final Assembly & Check Out)施設とMRO&U(Maintenance Repair Overhaul and Upgrade)施設は、アジアだと日本にある。定期点検やエンジン整備はMRO&U施設で行う必要があるので、韓国は国外にF-35Aを定期的に持ち出さねばならない。

当然、韓国は自国にMRO&U施設を欲しかった。「日本にあるのに狡いニダ」というわけで、MRO&U施設と技術移転をアメリカに迫り……。

韓国、F-35ステルス戦闘機整備国に選定
2019年02月13日14時38分

米ステルス機F-35の構成品第2段階地域整備業者に韓国防衛産業関連企業のコンソーシアムTeam ROKが公式的に選定された。 

韓国防衛事業庁は13日、Team ROKがF-35の整備業体に公式的に選定されたと明らかにした。Team ROKはハンファシステム、大韓航空、LIGネクスワン、現代グロービスなど韓国防衛産業関連企業のコンソーシアム。今回の整備業者選定を通じて、米国政府から17分野の398部品が割り当てられることになった。

 中央日報より

見事ゲット!?ん?ROK?

なお、この「整備国」という表現なのだが、引用した記事を読むとあたかも韓国国内でF-35Aの整備が出来るように読めるのだけれど、事実はどうも違うらしい。中央日報日本語版は意図的に誤訳しているね。

韓国、米F‐35戦闘機の整備国に選定=韓国ネット大喜び「先進国の仲間入り」「日本が悔しがっている」

配信日時:2019年2月14日(木) 0時40分

2019年2月12日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国の防衛関連企業コンソーシアム「Team ROK」が、アジア地域におけるステルス戦闘機F‐35の整備業者として選定された。 

「Team ROK」にはハンファ・システムや大韓航空、LIGネクスワンなど6社が参加している。「Team ROK」は17分野のうち航空電子、機械および電子機械、脱出システムの3分野の整備を受け持つことになるという。

 レコードチャイナより

どうやらF-35Aに使う部品の整備をやるって話らしいのだ。

記事にある2段階品目というのは17分野の398品目が該当するらしいのだけれど、韓国での整備が許されたのはそのうち 航空電子、機械及び電子機械などの2つの分野なんだそうで。この他に、1段階品目に該当する脱出システムの1つの分野で、合計3分野ということになっている。

つまり結局、F-35Aの韓国国内整備は不可。アメリカは韓国に「日本で整備しろ」と言う積もりだったようなのだけれど、韓国は重整備をオーストラリアでしたいと要求。

UPDATE 3-S.Korea balks as U.S. picks Japan, Australia to service F-35s in Asia

DECEMBER 18, 2014 / 9:50 AM

WASHINGTON/SEOUL, Dec 18 (Reuters) – South Korea said on Thursday it will not send its F-35 fleet to Japan for heavy airframe maintenance, one of the two Asian hubs chosen by the United States to service the Lockheed Martin Corp stealth fighter.

~~略~~

The plan at the moment is for the 40 F-35s to be acquired by South Korea to be serviced in Australia, an Australian defence ministry source told Reuters on condition he wasn’t identified.

ロイターより

記事にあるようにF-35Aの整備拠点は、オーストラリアにもできる予定で、韓国はオーストラリアを希望。アメリカ本国でやる可能性もあるという噂もある。

が、揉めに揉めてまだハッキリさせてはいない。何しろ、政治問題になってしまうから。残念だったね。

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2019年3月末には韓国軍に納入?!

まあ、未解決な問題は多々あったようだが、取り敢えずは韓国軍にF-35Aが配備される方針が決まり、実際に配備が始まった。

F35A戦力化記念行事、北の顔色をうかがう韓国軍

記事入力 : 2019/03/08 10:31

韓国空軍が昨年末に米国から受領したF35Aステルス戦闘機(写真)6機のうち2機が、今月29日に韓国へ到着する。韓国軍関係者は7日、「昨年末に米国で受領したF35Aのうち2機が、29日ごろ韓国にやって来る。戦力化プロセスを経て、4-5月ごろ実戦配備されるだろう」と語った。F35Aはハワイ・グアムなどを経由してやって来るという。操縦は米軍のパイロットが受け持つ。

朝鮮日報より

大喜びの韓国だが、北朝鮮の手前、派手な式典を行う事なく、ひっそりと導入したらしい。

F-35Bの導入まで決定する! → やっぱやーめた

さて、残りの20機はどうなるのかなーと、ワクワクしてそのニュースを待っていたのだが、何かとんでもない事になってきた。

韓国空軍は、「追加で20機!それは譲れない」と、散々強請っていたようで、韓国政府もその点は理解していたようだが、大統領だったムン君が「空母のために買うもんね!」とF-35Bの購入を決めちゃったのだ。

文在寅政権の肝いり事業だった「軽空母」、尹政権が全面再検討か

記事入力 : 2022/08/27 10:18

文在寅政権が推進してきた韓国海軍向け軽空母(3万トン級)建造事業について、全面再検討される可能性が高いことが26日までに分かった。韓国軍関係者はこの日、本紙の取材に対して「軽空母事業は事実上、破棄の手順を踏むものとみられる」と語った。新政権は、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に備えるキルチェーン、ミサイル防衛など「3軸体制」に重点を置いているだけに、効用性を巡って論争が存在する軽空母事業は後回しにすることもあり得るのだ。

朝鮮日報より

が、ムン君が大統領を辞める時期になって風向きが変わって、結局、F-35A購入を優先させる事になったのだ。お陰で、F-35Bの調達の話は消えてなくなり、F-35A購入が先送りされる危機は去ったようだ。

空母の話は別の形で復活しているんだけどね。

1年半で234回故障?!

さて、F-35Aは無事に40機+追加20機を買うことが決定したわけだが、個人的には全然足りないと思っている。何しろ退役するF-4戦闘機は140機にも上るのに購入が60機では同じ作戦を遂行できないからだ。

いくら性能に雲泥の差があるとはいえ、半減させて同じ任務というのは無理があるだろう。無人機などで補うという方向に動いているようだけど。

それはともかく、装備品や整備用の補修部品を最初に買わなかった事が裏目に出る話が出てきた。

[単独] 1000億個のF-35Aステルス機、1年半で234回故障した

入力2022.10.04 05:00

去る6月空軍は最新鋭ステルス戦闘機であるF-35Aを点検する航空電子系統欠陥が発見され、飛行計画を急速に取り消さなければならなかった。

5年ぶりに実施される韓米連合飛行訓練を受けて1カ月も残していない状況だった。

去る5月には飛行を終えて帰ってきたF-35A戦闘機が射撃など火力制御系統で異常が発見され、整備所に送られた。去る1月飛行では訓練を終えたF-35Aがランディングギアが伸ばされず胴體着陸する重大事故が発生した。

朝鮮日報韓国語版より

1つが、1年間に234件の故障があって、運用に支障をきたしているのではないか?という疑いが出てきたこと。これは、補修部品が乏しいために起きたことらしいのだが、最初にケチってしまったからねぇ。

【独自】北朝鮮空軍150機出撃、緊急出動した韓国空軍F35Aの機関砲には実弾なかった

記事入力 : 2022/10/12 11:59

今月8日、北朝鮮が軍用機150機による武力の誇示を行い、韓国空軍最新鋭のF35Aステルス戦闘機がこれに対応した。

朝鮮日報より

更にコレ、アラート任務に出たんだけど、機関砲に弾が入っていなかったという話。本来、F-35Aはアウトレンジで戦うことを想定した機体なので、空中格闘戦などに巻き込まれるケースは稀だ。だから、GAU-22/A「イコライザー」に実弾が装填されていなくても問題にならないとは思う。

しかしそもそもF-35Aをアラート任務に使うということにも疑問があるし、アラート任務に使うなら、やっぱり機関砲の実弾は持っておきたいところ。それを「買ってなかった」というのはお粗末にもほどがあるよ。

国際整備拠点をゲットニダ!

さて、MRO&U設備問題は、結局決着の方向性が見えるまでに2024年まで待たねばならなかった。

この記事で触れているのだが、とうとう韓国もF-35のMRO&U施設を手に入れるに至ったというニュースが報じられた。韓国の場合、他国から「そんなこと言っていない」と否定される外交ニュースが結構あるので、情報を完全に信用するにはちょっと慎重になる必要はあるのだが。

なお、MRO&U拠点に関しては、現行、アメリカのテキサス州フォートワース、イタリアのカーメリ、オーストラリアのウィリアムズタウン、そして日本の名古屋にそれぞれ設置されている。が、追加でイギリス、オランダ、ノルウェーにもMRO&U拠点を作る話はあって、多数のF-35を運用する地域に設置する流れにはなりつつある。

大量に購入することを報じたフィンランドのケースでも、MRO&U拠点を作る噂はある。イスラエルも同じ立場ではあるのだが、コレについて決定的な話は今のところ見かけない。

フィンランド、米F35を64機購入へ 過去最大の武器取引
【12月11日 AFP】フィンランド政府は10日、老朽化した戦闘機部隊を置き換えるため、F35A多目的戦闘機64機を米航空防衛機器大手ロッキード・マーチン(Lockheed-Martin)に発注すると...

ただ、フィンランドがもしMRO&U拠点を得られるのだとすると、おそらく似たような数のF-35Aを運用する韓国にもという話になったというのは説得力はある。

国防上の理由で、他国の整備拠点を利用せねばならないというのは、なかなかにハードルが高い。60機を超えてくると、MRO&U拠点を得られるという事例は今後増えるのかも知れない。

尤も、報道が正しかったとして、韓国の場合は「将来的な整備問題」は解決するのだが、現時点では少なくとも2027年までは整備問題は解決しない。導入が2021年の機体を2027年まで重整備なしというのは無理がある。真っ当な感覚があれば、どこかで整備しているはずなんだが……。

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