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ロシアが仕掛ける平和交渉

ロシアニュース
この記事は約11分で読めます。

なかなか面白い展開になってきた。ロシアは戦争を外交ツールにしているようだ。

プーチン大統領 日本との対話「申し出があれば応じる用意」

2023年10月6日 2時05分

ロシアのプーチン大統領は5日、南部ソチで開かれている国際情勢をテーマにした会議で演説したあと、会場からの質問に応じ、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後悪化している日本との関係について、「われわれが日本に制裁を科したわけではなく、窓を閉ざしたわけではない。日本がやったのだ。対話が行われるのは良いことだ。閉ざした側から申し出があれば応じる用意がある」と主張しました。

NHKニュースより

今朝のニュースでこんな報道があった。「どうして、プーチン氏はそんな発言をしたのか」とか考えると、なかなな面白い分析のできる記事である。

南部戦線は遅々として南下する

苦しい戦局を迎えるロシア

また、「ウクライナ推しだから」と思われてしまうかもしれないが、ロシアの撤退フラグが立った。

ウクライナ軍、南部ザポロジエ州で前進継続

2023年10月4日 15:56 (2023年10月4日 20:53更新)

ウクライナ軍で南部作戦を指揮するタルナフスキー司令官は4日、ザポロジエ州西部のタブリア方面で前進したと報告した。同州の要衝トクマクに向けて反転攻勢を続け、ロシア軍と激しい戦闘が続いている。

日本経済新聞より

南部ザポロジエ州はウクライナの戦線のうち南部の戦線で、ロボティネが奪還されてから随分と旗色が悪かった。東部戦線はまだ押したり引いたりという感じだが、南部戦線はロシアの旗色が悪い。

ウクライナ軍、南部ザポロジエ州ロボティネで国旗掲揚 全域奪還か不明

2023年8月24日8:21 午前

ウクライナ軍は23日、同軍がロシア軍が支配していた南部ザポロジエ州ロボティネに国旗を掲げたとテレグラムで発表した。ただ、ロボティネ全域をロシア軍から奪還したかは不明。

ロイターより

そして、ロシアが無理に南部戦線維持をすることに限界を感じ始めたようだ。

元陸自・東部方面総監の渡部氏の分析では、ロシア軍は防衛戦よりも前に兵士を出して戦っているようで、損耗はかなりの数に登るようだ。そして、南部戦線は補給線に難があるんだな。

ロシア軍、占領下ウクライナ南部要衝で「混乱」? 将校家族ら避難か

2023/10/5 03:25(最終更新 10/5 17:13)

ウクライナ南部ザポロジエ州メリトポリのフェドロフ市長は4日、ロシア占領下のトクマクで、数日前からロシア軍将校の家族らが避難を始めるなど「混乱が発生している」との見方を示した。ウクライナのメディア「ウクラインスカ・プラウダ」が伝えた。

毎日新聞より

トクマクは南部戦線維持には重要な拠点ではあるが、その拠点維持もどうやら怪しいらしいというのが現状である。もちろん、ウクライナ軍にとって不利を示すような情報も出てはいるが、全体的には有利と見ている情報が多めだ。

まあ、ピックアップしているニュースに偏りが見られるとの指摘はあるかもしれないが、何れも公開情報であることは間違いない。

情報戦は続く

なお、もう一つウクライナ側の情報でこんなのもある。

ウクライナ特殊部隊がクリミア半島に上陸、任務完了後に撤退…複数の現地メディア

2023/10/05 10:44

複数のウクライナメディアは4日、ロシアが一方的に併合したクリミア半島に特殊部隊が上陸し、露軍に大きな損害を与えたと報じた。ウクライナ国防省情報総局が明らかにしたというが、作戦の詳細な場所や日時は伝えていない。

讀賣新聞より

ロシア軍が占領中のクリミア半島に上陸したウクライナ軍の特殊部隊が旗を掲げた、というものだ。この写真が果たしてクリミア半島上陸作戦の成功を示すものかどうかは、何とも言えない。

タス通信によると、露国防省は4日、クリミア西部に到達しようとしたウクライナ軍の上陸を阻止したと明らかにした。

讀賣新聞より

ロシア側は阻止したと発表しているしね。

クリミアの「燃料貯蔵庫が攻撃された」とロシア 大橋を通行停止に

2023年7月23日

ロシア当局は22日、クリミア半島の燃料貯蔵施設がドローン攻撃を受けたとして、ロシア本土とクリミア半島を結ぶケルチ大橋を通行停止にするなど交通に混乱が生じたと明らかにした。

BBCより

クリミアのケルチ橋に複数のミサイル攻撃=ロシア

2023年8月13日

ロシア国防省は12日、ロシアがウクライナから併合したクリミアと、ロシア本土を結ぶ主要交通路のケルチ大橋が、ウクライナのミサイル2発に攻撃されたと発表した。

BBCより

ウクライナ側は散々クリミア半島にアプローチをかけていて、今回の報道でついに上陸を果たしたという印象を与えようとしている。まさに情報戦をやっていると言えよう。

ただ、上に紹介したように「トクマク」というのは南部からアプローチしてクリミア半島に至る要衝メルトポリに至るための中継点として重要な拠点である。

ロボティネ攻略が成った今、恐らくはトクマクまで進むとかなりの速度で戦線は南下するだろう。

こちらの図の方が分かり易いね。

ウクライナ軍、ロボティネ完全奪還…ロシア軍の防衛線突破し南進さらに加速か

2023/08/29 06:30

ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は28日、南部ザポリージャ州で南下を図る「ザポリージャ戦線」上の集落ロボティネを完全に奪還したと発表した。

讀賣新聞より

ウクライナがクリミア半島を取り返すというのは、かなり象徴的な意味がある。そこを守る上ではトクマクはロシア軍にとってもかなり重要だ。もちろん、補給線の維持という意味でもトクマクは落としたくないのだが。

黒海艦隊が母港から移動

そして、クリミア半島への補給を担う黒海艦隊がピンチだ。

ロシア黒海艦隊、艦船を母港から移動 衛星画像で判明

2023.10.06 Fri posted at 08:10 JST

ロシアが占領するウクライナ南部クリミア半島のセバストポリの港をウクライナ軍が攻撃した後、ロシア海軍の多くの艦船が黒海の別の港へと移されたことが衛星画像で判明した。

過去数週間の衛星画像を見ると、フリゲート艦や揚陸艦、潜水艦など12隻もの艦船が現在、ロシア南部ノボロシスクに停泊しているようだ。

CNNより

ここのラインが途絶えてしまうと、クリミア半島への補給はクリミア大橋(上の記事ではケルチ橋となっている)だけということになるけど、そうすると供給ラインとしてはかなり心許ないことに。

これとは別に少なくとも艦船1隻がクリミア東部フェオドシヤの港に移った。

ISWは2日撮影の画像では揚陸艦4隻とキロ級潜水艦1隻がセバストポリに残っていると指摘した。

ウクライナ海軍のプレテンチュク報道官は5日、黒海艦隊は「絶えず艦船を分散させている。艦船がウクライナ軍に狙われていることを認識し、いくつかの港の間をしきりに移動させている」と述べた。現在4隻が黒海を航行中という。

CNNより

尤も、今のところ黒海艦隊がダメということではなくて、警戒をしているので移動しているんだという意味のニュースではあるんだけど、海路の安全性が脅かされているという意味ではあまり宜しくはない状況だろう。

ロシア国防省系メディア 黒海艦隊司令官“健在”の映像公開

2023年9月27日 18時57分

ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミアにある、ロシア黒海艦隊の司令部への攻撃で、ウクライナ側が死亡したと主張する司令官について、ロシア国防省系のメディアは27日、司令官がインタビューに答えているとする映像を公開しました。司令官の生死をめぐってウクライナ側との間で情報戦の様相を呈しています。

NHKニュースより

司令官死亡説も出ているしね。

執拗に狙われているクリミア大橋と、この黒海艦隊の存続が危うくなっていることは、ロシア軍にとってはかなりの不安材料となる。

逆に言えばウクライナ側の情報工作もここを狙っているという事なんだろう。有利に戦いを進められているという国内や外国へのアピールにもなるし、前線の兵士たちの士気にも繋がる。

ロシアのスパイが暗躍

で、日本維新の会の話を少し。

訪露した鈴木宗男氏、現地メディアにロシアの勝利期待する趣旨の発言…維新が除名処分へ

2023/10/06 22:38

日本維新の会は6日、党への事前届け出をせずにロシアを訪問した鈴木宗男参院議員を除名処分とする方向で調整に入った。10日に党常任役員会を開き、正式に決定する。複数の党関係者が明らかにした。

讀賣新聞より

日本政府の渡航禁止措置にも従わず、党の方針に従わず、何故かロシアに行って、何をしに行ったかは知らないが、ロシアにかなり都合の良い発言をしてきたようだ。

流石に日本維新の会としても除名するという判断になったようだが、おそらく鈴木氏もこうなるだろうことは覚悟して渡航しただろうことは予想される。問題は、「何をしにいったのか」だ。

それが冒頭のプーチン氏の発言に繋がるのだろう。

異論のある方もあるとは思うが、南部戦線が南下しているのは事実である。タイムリミットが年末だとすると、ここいらで大きな動きがないとウクライナとしてはなかなか厳しい。

ではロシアは?というと、ロシアとしても苦しい状況ではあろうが、もうちょっと時間の余裕はあると思う。

プーチン氏が外国のメディアに出てきて平和を訴える。どう見ても情報戦を仕掛けてきているわけだが、逆に言えばそうした戦略をプーチン氏が率先しなければならない事情があるのだろう。そして、その動きで日本が揺らぐと、そんなふうに思われているんだろうね。おそらくは、その情報をもたらしたのが日本の現職国会議員だということになる。

戦死者がそろそろ誤魔化せない

これは、別の記事でも言及したことだが、現状でのロシアの弱みは被害の大きさである。具体的には、ロシア国内に発表している以上に死者が出ている事実を認めざるを得なくなる。

ロシア軍の死者、侵略開始以降「27万人超」…直近1日でも340人死亡とウクライナ軍発表

2023/09/30 12:38

ウクライナ軍参謀本部は29日、ロシアの侵略開始以降、露軍の死者が27万7660人に上ったと発表した。ウクライナ軍は東・南部やロシアに併合されたクリミアで反転攻勢を強めており、直近の1日でも露軍の340人が死亡したとしている。

讀賣新聞より

ロシア軍の死者4万7千人か アフガン侵攻の3倍、独立メディア推測

2023年7月10日 16時29分

ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は10日、昨年2月のウクライナ侵攻開始以来、ロシア軍の死者が約4万7千人に上るという推測を発表した。ソ連時代に約10年間続いたアフガニスタン侵攻の3倍、ロシアになってからのチェチェン紛争の9倍だとしている。

~~略~~

侵攻でのロシア兵の死者について、ロシア国防省の発表は昨年9月の5937人が最後だ。メドゥーザは「世論の反発を招きかねないという理由だけでなく、ウソが政権の基本戦略になっている」と批判している。

朝日新聞より

2つの記事には2ヶ月の時差があるが、その分を差し引いてもロシア側の認識する死者数と西側が認識する死者数の差がありすぎる。西側の認識はウクライナ政府発表の数字を鵜呑みにしているわけではなく、独自に集計した数字を加味している。

ウクライナ戦争、両軍の死傷者50万人に迫ると米推計=NYT

2023年8月19日2:27 午前

ロシアによる2022年2月のウクライナ全面侵攻開始以降、ロシア軍とウクライナ軍の合計の死傷者数は約50万人に上ると推計されている。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が18日、米政府当局者の話として報じた。

NYTによると、ロシア軍の死傷者は30万人に近づいており、このうち死者は最大12万人、負傷者は17万─18万人に達しているもよう。ウクライナ軍の死者は約7万人、負傷者は10万─12万人と推計されるとしている。

ロイターより

表にしてみよう。

  ロシア発表  メドゥーザ推計  ウクライナ発表  NYT推計 
死者数5,937人47,000人277,660人120,000人
負傷者数発表無し発表無し発表無し~180,000人

これがロシア軍側の被害である。報道主体によって随分と評価が異なるが、利害関係の薄いNYTの数字周辺に真実に近い数字があるように思う。

僕の感じだと、ウクライナでの発表は大本営発表的な部分を加味して、話半分に見積もって135,000人辺り。それに近いNYTの数字120,000人というのはまあまあ信頼に足る数字ではないかと。

オンラインに投稿されていた文書からは、ウクライナでのロシア兵の戦死者数について、ロシア国防省の集計は少なすぎると、ロシア連邦保安庁(FSB)が批判している様子がうかがえる。ロシア国家親衛隊や民間雇い兵組織「ワグネル」などの死者数を、国防省が計上していないと、FSBが指摘しているもようだ。

ロシアはウクライナでの戦死者数について、ほとんど公表していない。しかし、ロシア軍とその他の治安当局や組織の間で、ウクライナでの戦争についてしばしば対立が生じていると、これまで西側で指摘されていたことが、米軍文書からも裏付けられたことになる。

米軍文書によると、FSBは2月までのロシアの死傷者数を約11万人としている。他方、過去に明らかになった米政府の情報では、米政府はロシアの死傷者数を18万9500人~22万3000人と推定。このうち、戦死者は3万5500人から4万3000人に上るとみられている。

ロシアが最後に示した公式な戦死者数は昨年9月のもので、その時は兵士5937人が戦死したと明らかにしていた。

BBCより

こちらはBBCの今年4月の記事だね。信憑性に懸念があって、正確な数字はプーチン氏にすら届いていない可能性があるという。

とはいえ、被害の大きさや不満の増大はプーチン氏も肌で感じているはずなので、少しでも有利な撤退をということを画策しているのかもしれない。西側の世論を動かすために与し易い日本から動かそうと、そういう話だね。まあ、あくまで可能性の話なんだけど。

コメント

  1. アバター 匿名 より:

    対ロシア関係は非常に難しいですね
    サハリン2がある以上あまり悪化させたくないですね
    西側諸国の縛りなしで動けるインドが実は1番甘い汁を吸っているのかもしれませんね

    • 木霊 木霊 より:

      日本の立ち位置というのは結構難しいと思います。
      ただ、数年前とは事態が大きく変化していますから、どこかでサハリン2の利権を切り捨てる決断をすべきかもしれません。
      インドは……、なかなか凄い国ですね。

      • アバター BOOK より:

        おはようございます。

        >サハリン2

         またもやソース失念申し訳ありませんが、日本が手を引くと、支那が人海戦術・実行支配を待ち構えているので、利権と言うより国防上引けないというハナシが、、

        、ロシアの極東重要拠点、既に幾つか同じ目にあってて、、ウラジオストックが今やばいですね。

  2. アバター 河太郎 より:

    まさに戦争は政治の延長ですなぁ。
    双方があれこれ喧伝してるので、木霊様の控え目に見た数字が真相に近いかと。
    ロシアかなりヘタってるし、ウクライナも特殊部隊のクリミアに旗を云々も苦しいからの宣伝でしょう。特殊部隊が勝って旗を上げたって制圧にはならんもの。
    しかし、鈴木氏を今の時点で追放するかね? 仮に裏切り行為であろうと、チャンネルを閉ざす事になり、処罰は後回しにして、回線を開けておくのが、政治的手腕と思いますけれど。我が苦しい時は敵も苦しい……って、極真会館の大山総裁が生前に言ってたけれど、そういう状況でしょうね。つまり、まだどっちにも戦況が転がる状況で、どちらも油断できない状況なんでしょうね。
    とはいえ、米国の棟梁が未だバイデンである以上、日本は勝手に交渉できないから、プーチンの打算は意味なさないと思いますけれど。

    • 木霊 木霊 より:

      ウクライナ軍とロシア政府の情報戦としては見応えがありますね。
      なかなか高度な事をやっているようで、記事にできてはいませんが色々動きはあるみたいですね。

      鈴木宗男氏は……、あの人をパイプとして使うにはリスキーなんじゃないですかね。もはや常軌を逸した認識とスパイ行為と疑われるような動きをしていることを考えると、なかなか。
      プーチン氏の狙いは揺さぶりでしょうから、効果が有るかどうか揺らしてみた感じだと思いますよ。コレに呼応して日本国内にいるスリーパーが動き出すなんてことになったら、目も当てられませんが。

      • アバター 河太郎 より:

        いえ、フェイクをつかませて裏をかくには最適なんでないかと😂
        ダブルスパイって、実は確信犯は少なくて、騙されて結果的にダブルになるケースが多いらしいです。
        mi6などは偽の英軍情報将校の死体をデッチあげて、偽の「D・Day上陸作戦計画書」をナチスにつかませてますが、わざわざ偽の上陸作戦の
        訓練部隊を作って、彼らにはマジで極秘任務と思わせていたらしい。
        そういうミッションにはうってつけかと想うんですね😁

        • 木霊 木霊 より:

          なるほど、間抜けを上手く利用する、ですか。
          無能な働き者を使ってスパイさせるのは、アイデアとしては悪くないし、実際に古今東西やられてきた手法というわけですか。
          メディアへの露出が多い方なので、そのあたりまで考慮して作戦立案するのはなかなか難しいという点に目をつぶれば、活躍してもらえるかもしれませんね。
          ただ、その作戦を指揮する人材に乏しいのが日本でして。そこを指揮統括できる人材とポストがあれば、ですかね。

  3. アバター 砂漠の男 より:

    米国、EU、ウクライナ、ロシア、どこもかしこも煮詰まってきた情勢感があるね。これから戦場の内外で大きな動きが出てきそう。

    ところで、先ごろの黒海艦隊司令部と海軍修理工廠へのミサイル攻撃がかなりの成果を挙げたことは、海軍艦艇のセバストポリ軍港からノボロシスク軍港への退避でわかったところ。
    クリミアはロシアにとっての戦略要衝で、ウクライナ戦争の遠因となったロシアによるクリミア占領(2014)は、そもそもロシアがセバストポリ軍港と黒海艦隊を存続させるために強行された軍事行動だったはずだね。
    しかし、そのセバストポリ軍港が空になって、ロシアの戦略要衝としての機能を失えば、クリミア占領(状態)それ自体が無意味になってしまうのではないかな?
    もちろん、いまのロシアはクリミアを南部戦線の後方基地として手放せないし、いずれは海軍艦艇もセバストポリに帰港させる肚だろうね。
    それでも、司令部や艦艇が三度ミサイル攻撃を受ければ、おそらくは司令部と艦艇を退避させることになるだろうね。
    ウクライナが長距離ミサイル攻撃を充実させつつあるため、今後のロシアのクリミア防衛は苦しくなりそうだ。(F-16は年末あたりには供与されるのかな。知らんけど。)

    • 木霊 木霊 より:

      クリミア半島の占拠は、作戦的意味よりは政治的な意味が強く、従って両国にとって戦略的には必要なのだろうと理解しています。
      だからロシアとしては、海の要衝としてセバストポリ軍港を維持する意味はあんまりないのですが、奪われると困るので無理にでも維持する感じなんだろうと思います。
      長距離ミサイルが充実すると、困ったことになりそうですね。

  4. アバター BOOK より:

    おはようございます。

     ソース失念&探しても見つからなくて申し訳ないのですが、

    ロシア地政学の発祥の昔から「極東海洋国家=日本はロシアのアキレス腱」と分析されてて、それでも「途上国だし大丈夫」と舐めて結果 大火傷したのが日露戦争だったとか。

    ルーツが同じだからウクライナ・ロシアの政治家は共に、時に不自然なほど日本にアプローチしてくる。らしいです。

     上手く利用できればだけど、鈴木氏じゃねぇ。 猛獣使い安倍さんはもう日本にいないのです。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。
      なるほど、「極東海洋国家=日本はロシアのアキレス腱」というのは面白い発想ですね。
      ロシアが北海道を手に入れれば、かなり大きく状況が変わりそうですしね。

      まあ、鈴木氏に期待してはダメだと思いますよ。ちょっと盲目的に過ぎます。

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