日教組の電波具合も大概だな。
タブレット端末の「電磁波」危険性訴え 学校のデジタル化を批判
2024/1/27 17:58
日本教職員組合(日教組)が開催している教育研究全国集会(教研集会)の保健・体育分科会で、小中学生に1人1台配られたタブレット端末などが発する電磁波の危険性を訴えるリポートが発表された。
産経新聞より
全国集会でこんな妄言をばらまいてしまって、どれほどの教師がこの話を信用するのだろうか。
過敏な反応
WHOのレポート
産経新聞は、馬鹿にした感じの記事になっているが、まあなんというかWHOの見解を無視するのであればそれなりの根拠を示すべきでは。
世界保健機関(WHO)は因果関係に科学的根拠はないとの見解を出しており、学校のデジタル化に支障が生じないか懸念される。
産経新聞より
先ずは、WHOの話から。

電磁波過敏症の話かぁ。
確かに、電磁界が人体に影響を及ぼすという話はあるし、様々な実験によってある程度確認されている。
経済産業省の有識者会議の提言で設立された中立的専門機関「電磁界情報センター」の大久保千代次所長によると、国の研究機関が学校の教室でパソコンが発する電磁波を調べたところ、最大値で総務省が示す安全基準の1千分の1以下だった。大久保氏は「WHOの調査でも、タブレット端末の電磁波が健康被害をもたらすという科学的な証拠はないと結論付けられている」と話す。
産経新聞より
ただこの話、放射線の話と同じで、結局は強度と距離の問題であるのだ。ソレはすなわち確率の問題でもある。
どんな影響があるとされたのか
ちなみに、日教組は一体何を言っているのかというと、こちら。
リポートは福岡県の中学養護教員が発表。電磁界(電磁気による力が作用する空間)にさらされることで頭痛などの症状が生じるとされる「電磁波過敏症」を問題視し、教員仲間らとの勉強会などの内容を報告した。
勉強会参加者は体調不良を訴えて保健室を訪れる子供に対し、電磁波の影響を念頭に「タブレットを使っていたか」「先生はプロジェクタを使っていたか」などと質問していると説明した。
来年度からは一部教科でクラウド配信によるデジタル教科書の使用が始まる。この教員は分科会で「(一度に送受信するデータ量が増える)ダウンロード版への変更を強く求めなければならない」と述べ、他の教員にも危険性を周知し、教育委員会に測定器購入を働きかける必要性を訴えた。
産経新聞より
うわぁ。
そもそも電磁界強度の話を先ず調査すべきなのに、どうしてか子供に対して聞き取り調査をするという意味不明な行動に出てしまった先生方。

ここに挙げた「非電離放射線の生体作用」に関しては、既に各国で調査が為された事案であり、現時点でこれら生体作用が生じるのはばく露強度が非常に高い場合に限り、弱い電磁波によって健康被害が引き起こされるというような事象について優位な関連性を示すデータを得られてはいない。
WHOの出したファクトシート296によれば、EHSの症状は現実のものではあるが、電磁界との関連性はないとしている。
EHS は、人によって異なる多様な非特異的症状が特徴です。それぞれの症状は確かに現実のも のですが、それらの重症度はまちまちです。EHS は、その原因が何であれ、影響を受けている 人にとっては日常生活に支障をきたす問題となり得ます。EHS には明確な診断基準がなく、EHS の症状を電磁界ばく露と結び付ける科学的根拠はありません。その上、EHS は医学的診断でも なければ、単一の医学的問題を表しているかどうかも不明です。
ファクトシート296より
全く無関係と断じているわけではないが、関連性は不明であるとしていることを鑑みると、騒ぐほどのことではないというのが結論づけられる。
熱中症との因果関係
だが、教員の中には色々騒ぎたい人がいるようだ。
分科会の出席者からは「最近の子供は休みがちで熱中症なども多い。電磁波の懸念があることははっきりしており、学校環境調査の項目に入れるべきだ」(沖縄県の教員)との声が上がった。
産経新聞より
……沖縄県の教員のコメントはなかなか秀逸である。こういう人が教員でいるということがなかなか絶望的な気分になる。
使命感を感じて教員となる方々がいる一方で、異なる使命感に燃えて仕事をしない方々も教員の中にいるというのが嘆かわしい。
科学的根拠が全てであるとは言わないけれど、世界各国で問題視された上で因果関係は認められないと結論づけられているのにも関わらず、「電磁波の懸念があることはハッキリしており」って、何がハッキリしたのかをハッキリさせて欲しいものである。
まあ、大した記事でもないのでこの辺りにしておくが、電磁波過敏症を訴える方が存在する事実は受け止めるとして、それを殊更騒いで多くの児童達に不利益を与えるようなことは望ましくない。過敏症でない児童の方が圧倒的なのだから、そちらの利益も考えるべきなのである。
おそらくこうしたことを声高に叫ぶ彼らは、新たな教育のあり方について行けていない人材なのだろう。だから、「止めてくれ」と。教員も知識のアップデートは必要なんだよ?
社会科教材に「汚染水」表記
教育に宗教を持ち込む日教組
電磁波過敏症の話もさることながら、更に酷いニュースがこちら。
社会科教材に「汚染水」表記 日教組集会で授業実践例を発表「放出を強行」記載も
2024/1/27 17:30
日本教職員組合(日教組)が札幌市で開催している教育研究全国集会(教研集会)の社会科教育分科会で、東京電力福島第1原発から放出される処理水を「汚染水」と表現する教材を使った授業実践例のリポートが発表されたことが27日、分かった。学習指導要領は教員に科学的な観点での指導を求めており、子供たちに誤解を与えかねない授業の広がりを危惧する声も上がっている。
産経新聞より
日本共産党の息のかかった人材であることを臭わせる事業実践例のリポートだが、こんな有害な事業をやっている教員がいるというのが信じられない。
……いや、よく考えたら君が代・日の丸を否定し、教育を拒否する人も結構いるんだよね。教えられないなら、教員は止めるべきだろう。
リポートの発表者は神奈川県の中学教員。「日本の資源・エネルギーと電力」に関する授業実践例として、福島の原発事故や廃炉工程を取り上げている。授業で使ったプリントとして、「日本政府は何をしようとしているか」との見出しで「汚染水の放出を強行」などと記載していた。
授業では、原発の新増設などについて2つのクラスで生徒に賛否とその理由を質問。一方のクラスは賛成が5人、反対が15人。もう一方では、賛成が7人、反対が20人と報告されており、結果に偏りがうかがわれた。反対する生徒の意見には、「総理の怠慢」「首相退任してほしい。責任をとれ!」などといった政治的な内容もみられた。
産経新聞より
生徒にとって教師の影響力というのは極めて大きい。こんな教員がいるとすれば、さっさと辞職して貰うべきだろう。ディスカッションは結構だが、最初にインプットした情報が偏っていたら、その後に行われるディスカッションは意味のないものとなってしまう。
中学校学習指導要領の解説では、放射線をめぐり「科学的に思考し、情報を正しく理解する力」の育成を求めている。
産経新聞より
宗教を学校に持ち込まれては困る。
被災地支援
尤も、おかしな話ばかりだったというわけではないようだ。
教研集会が閉幕 日教組幹部「被災地支援にもつながった」
2024/1/28 14:06
札幌市で開かれていた日本教職員組合の第73次教育研究全国集会(教研集会)は28日、「すべての子どものゆたかな学びを保障する自主的・組織的な教研活動の充実を!」とのアピールを出して閉幕し、3日間の日程を終えた。
~~略~~
能登半島地震の被災地でどう教育を続けているかなども話題になったといい、日教組の丹野久書記次長(本部実行委員長)は「被災地支援にもつながる集会になったのではないか」と総括した。
産経新聞より
発表された授業実践例などは495本ほどあって、その中の一部が有害な内容を含んでいたという話なので、日教組の研究集会の全てがダメだという積もりはない。
しかし、その一方で、取り扱いを注意しなければならない情報が色々出ていたことも事実だ。
昨年6月にLGBT理解増進法が成立し性的少数者の権利保護に関心が高まる中、子供たちが主体となって男女別だった制服の自由化を目指した取り組みなど、時代を捉えたテーマが目立った。
加えて、先の大戦を中心とした歴史や、外国にルーツを持つ子供と一緒に考える多文化共生など、参加教員らは幅広く議論を交わした。
産経新聞より
中身をしっかり把握できていないので何とも言えないが、テーマはかなり不穏だ。

更にスローガンも、「平和を守り、真実をつらぬく民主教育の確立」という極めて不穏なものである。
極右の活動家が出張ってきたようなニュースも見受けられたのだけれど、何故、右側も左側も極端に振れてしまうのだろうか。
防災教育をどのようにすべきか?ということも話し合ったと言うことなので、無駄なことばかりであったとは思わないが……、これ、集会をやってディスカッションする意味があったのかな?それこそ、デジタルインフラを整備して、分散型開催をやった方が良いように思える。
日教組の組織が時代に取り残されていることを象徴するような集会になった気がしてならない。
コメント
日教組とかいう反社が近年狂暴化していることは目に余る。
最近では、神戸の中学校で”外国人に参政権がないのは差別”とか教えていたり、
テスト問題に”在日韓国人やアイヌ人への人権侵害は違法”とかいう超法規理論を
もち出したり、”(放射線)汚染水”然り、やりたい放題だ。
その大元は、日教組が代々「戦後左翼」の活動組織であることや、中央官僚機構に
大勢の左翼や帰化人が入り込んでいることにあるだろう。特に害務省と文科省な。
あの養老孟先生ですら日教組を非難しているからね。
リークされた内部レポートを読むとドン引きだよ。日本の子供たちが危ないよ。
川崎市で教員やってる知り合いがいるけど、日教組の”ない”自治体への職場移動を勧めたよ。
我が家の子供達もそんな感じの歴史を教えられているようで。
どんなロジックなのかを聞くのは興味深いです。
ただ、彼らに「それは間違っている」と教えることは果たして正しいことなのか。教科書に書かれている流れで、出来るだけおかしなところを指摘したいところですが、子供達から煩がられちゃうんですよね。難しい。
こんにちは。
これ、アレですね。戦時中の「電探開発者は子種が無くなる」と同じ話。
子供にしてみりゃ「電波ゆんゆんだから勉強出来ない!」なんて絶好のサボりの口実でしょう。
日教組に限らないけど、結論ありきの証拠集めには、何の意味も無いし、反証されてもまともに反論出来ないならハイそれまでよ、と。
※でも、まともに反論出来ないからこそ「ガー!」がうるさいんですよね……
こんにちは。
教師の世界は凄いみたいですね。
知り合いがその世界の住人なのですが、共産党は大嫌いなんだそうで。
まあ、何というかやり口がキタナイというか何というか……。具体的には書きませんが。
「塩素は猛毒だ!」
「ナトリウムは皮膚をもとかす劇物!」
「故に塩化ナトリウムを売っているのは何事だ!」
と言いかねない事態ですね。
……一酸化二水素は危険だ!というヤツですな。
こんにちは、連投失礼します。
>生徒にとって教師の影響力というのは極めて大きい
自慢じゃありませんが。いや本当に。
七面鳥、中学のころ、一瞬だけリベラル側に振れた事あります。
当時の首相の中曽根氏を「ナチ曽根」と揶揄したりする一団が、西銀座あたりにたむろしていて、それに捉まって色々吹き込まれて。
あまりに滑稽だったのですぐに目が覚めましたが、石坂啓の漫画とか読みましたよ、その頃。
その程度には、思春期の教育というか情報インプットは大事だし、おっかないと、身をもって知っている次第。
※の割には、自分の子供に毒電波流しちゃってる気がする……
こんにちは。
これは実感としてそうなんだと思います。教師の影響力の大きさは、ね。
僕自身もリベラル派に振れていた時期があったように思いますよ。親も少し困っていた気がします。
まあ、直ぐに逆側に振れたわけですが。だって、彼らの理論は穴だらけですから。