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韓国軍が小型ステルス無人機の開発を終えた?!

韓国空軍
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おおっと。

韓国軍、北朝鮮を偵察する「小型ステルス無人機」開発完了

2023年12月26日 9:00

韓国軍当局が北朝鮮を偵察するための「小型ステルス無人機」の開発を終えたことが確認された。軍当局は現在、この無人機を戦力化するかどうかを含めた具体的な活用案を検討している。

AFPより

うーん、写真からするとこれ、「カオリX」のように見えるんだが、しかし写真以上の情報がないんだよね。なので、また情報があったら追記していきたい。

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無人機開発を急げ

無人ステルス機構想

こちらの記事の最後のところで、KF-21戦闘機とエアチーミングを出来る機体の開発をやっているよ、みたいなことは書いた。

ただ、現段階ではあまり精度の良い情報が出ていないんだよね。KF-21戦闘機開発の情報も待っているのだけれど、ちっとも出てこない。その随伴機だから更に情報が出てきにくくなっているのは分かるんだけれども。

韓国としては2000年代に入ってから無人機の開発を盛んに行うようになって、何機かは皆さんのご記憶にもあると思う。そのなかの1つが「カオリーX」だ。

【写真】韓国もステルス機を開発中 「カオリ-X」

2020.08.19 14:37

韓国産ステルス機「カオリ(エイの韓国語)-X」は未来核心技術分野の「低被探知(ステルス)無尾翼技術試験機」に分類され、今後、無人ステルス監視・偵察機および戦闘機などに発展させていくと予想される。

中央日報より
韓国初ステルス機「カオリ-X」の飛行場面[写真=国防科学研究所]

この機体なんだけど、開発は結構前から行われている模様。確か前の報道では2030年に実用化の予定だったと思うんだけど。

韓国防衛事業庁、KF-21と編隊飛行を行うステルス無人機を描いた動画を発表
韓国の防衛事業庁は最近、初飛行に向けて地上試験が進む次期戦闘機「KF-21ポラメ」に関する新しい動画を公開して注目を集めている。

ただこの開発機はサイズは結構大きい模様。

img

構想図でKF-21戦闘機の後ろを飛行しているのがカオリーXと呼ばれる無人機だろうと思われ、推定スペック(全長10m×全幅16m×全高×3m×エンジン1基)ということになっている。

形状は、これに似てはいるんだ。ただ、開発していた機体とはちょっと違うらしい。

開発を急ぐように!

どうやら、今年初めに「ステルス無人機生産の開発を急ぐように」という指示があったと報じられていたが、それで「急いだ」結果出来上がったらしい。本当に?

防衛事業庁によると、国防科学研究所(ADD)は先月、ステルス無人機の試作機飛行試験に成功するなどし、開発を完了した。

昨年12月に発生した北朝鮮の小型無人機による挑発に対応し、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が今年初めにステルス無人機生産の開発を急ぐよう指示していた。

AFPより

これで韓国大統領のユンユンも、鼻が高いかもしれないね。

ただ、形状は似ているけれども大きさは半分以下になっているようだ。エンジン出力にあわせて小型化したということなのか?

ADDは開発期間短縮するため、小型(3メートル以下)に設計し、1999年から開発を進めてきたステルス技術を積極的に活用した。

AFPより

元型の研究はあったのだから、小型化すれば色々と機能を失うにしろ、飛べるシロモノが出来上がるのは分かるような気はする。そして「完成した」というのだから、そのうち性能も明らかになるとは思う。

それにしても小型ステルス機か……。

似た形状の別の無人機

なお、どこかで見た形だと思う理由は他にもある。例えば、アメリカ空軍が運用する無人機の、RQ-170「センチネル」はこんな形状。

RQ-170 センチネルの想像図

コイツも、全長4.5m、全幅20.0m、全高:2mと比較的小型ではある。なお、これの後継機としてRQ-180も開発中なんだとか。

あとは、有人機でも似た形状のがある。それはアメリカ軍が運用していたF-117「ナイトホーク」で、やっぱりステルス性能を有している。ちょっと運用費が高すぎたので、全機退役しているのだが。

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何れもなんとなくロマンのある形状だよね。

ステルスUAV部隊

そういえば、去年辺りにはこんなニュースもあった。

大韓航空、ステルスUAV部隊を開発へ

2022年8月18日

大韓航空は8月12日、韓国防衛庁(ADD)の「ステルスUAV飛行隊開発」事業の優先交渉権者に選定されたことを発表した。ステルスUAV戦隊の技術は、ADDが新兵器システムを開発する「未来挑戦型防衛技術研究開発プロジェクト」の一環として、韓国で初めて開発されたもの。

DRONEより

大韓航空は、韓国における無人機開発の中心に居る企業で、冒頭に言及したカオリXの開発もやっていたはずだ。

で、組む相手が韓国防衛庁(ADD)というのも定番だな。

大韓航空、ステルスUAV部隊を開発へ

その時出した構想図はこんな形状の機体で、エアチーミングが出来ることを目標に掲げていた。

大韓航空では、有人機1機とステルスUAV3〜4機が同時に任務を遂行できる有人・無人チームシステムを開発することとなっている。

UAVの飛行隊は、有人航空機を支援・護衛するだけでなく、監視、電子妨害戦術、精密射撃などの独自の任務を遂行するという。

DRONEより

なるほど、独自に研究を進めていく所存、と。いやまて、そういえば最近になってMUAVの話が出ていて言及したような気がする。

いやー、これとは形が違うので別物か。

しかしながら「開発完了」に言及したからには、目処は立ったのだろう。ただ、過去に開発していた「リモアイ」とか「ソンゴルメ」とはまた形状が違う。つまり、本機も従来のモノとは別に風洞実験などを行うことで飛べる機体だと言うことが判断されたに違いない。

何にせよ、続報を待ちたいと思う。何せ、日本はアメリカと手を組んで開発を急ぐつもりだからね。間に合わなくなるさ。

韓国はこういうところに参加したがらずに独自に進める事が多い。韓国空軍が「俺はこれだけ進んでいる」アピールをするのが目的のような気もするんだけど、しかし、どんなのが出てくるやら。

そして、開発を終えた無人ステルス機は、何故かこれから「使い道」を決めるとかいう記載があったんだけど、「小型」「無人機」「ステルス機」とこれば、もう偵察以外になにができるのかと。

コメント

  1. 玄米茶 より:

    ①戦闘機のジェットエンジンの国産化もできていないのに、小型機用のエンジンはどうやって開発したの?
    ②KF21が形状だけステルス機で、これからステルス技術を向上させる段階だろうに、本当にステルス機なの?
    ③兵器に限らず、新規開発って運用方法やコンセプトに合わせてデザインや諸元を決めると思うのだけど、何で開発完了してから活用方法を検討しているの?
    ……とりあえずのツッコミどころはこんなものですかね

    • 木霊 より:

      続報待ちでワクワクしているんですが、ご指摘の通り突っ込み処満載なんですよ、コレ。
      そして、情報が見当たらない……。

      取り敢えず発表してみた感じなんでしょうかねぇ?