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支那、フェンタニル原料に補助金を出していた?!アメリカ激怒

北米ニュース
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呆れたニュースだ。

中国がフェンタニル原料に補助金、米国の中毒あおる=米下院委

2024年4月17日午前 10:26

米下院の中国共産党に関する特別委員会は16日、中国が麻薬鎮痛剤「オピオイド」の一種であるフェンタニルの生成につながる化学物質の製造に直接補助金を出し、米国のオピオイド中毒危機をあおっているとする報告書を出した。

ロイターより

アメリカの下院に出された報告書に記載された内容なので、裏が取れた話かどうかはちょっとわからない。ただ、おそらく事実だろう。

現代版のアヘン戦争

付加価値税の還付

過去にも言及したが、支那はアヘン戦争にてイギリスにやられたことを、アメリカに対して仕掛けているような節がある。

報告書は、中国の国家税務総局のウェブサイトからデータを引用し、最大13%の還付が適用されている化学物質を列挙。4月現在も補助金は実施されているとしている。

特別委員会のマイク・ギャラガー委員長(共和党)は16日の公聴会で、中国は米国へのフェンニタルの流入が増え、中毒が「混乱と荒廃」をもたらすことを望んでいるようだ、と批判した。

ロイター「中国がフェンタニル原料に補助金」より

前々から支那からアメリカに対してフェンタニル系の薬を流していたという話はあった。

このブログでもいくつか記事は書いたが……。

アメリカ国内で流通しているオピオイド系の薬剤が、社会問題にまで発展していてコレをなんとか止めたいというのはアメリカ議会でも統一的な見解となっている。

また、近年アメリカでは、アヘンを起源とし「オピオイド」と総称される薬物の乱用が急増し、2017年にはトランプ大統領が公衆衛生上の非常事態として「オピオイド危機」を宣言しました。それでも状況は改善されず、2021年のアメリカでは、1年間で10万人以上が死亡するという異常事態になっています。

All About「アメリカで年間10万人以上が死亡」より

多数の若者が犠牲になっているのだから、無理もない話である。

支那は否定

そして、コレに関して支那が何を言ったかというと……。

在米中国大使館の報道官は電子メールで、中国は米国当局との麻薬取締協力に真摯に取り組んでおり、フェンタニルおよび前駆体を取り締り、違法な密輸、製造、密売を取り締まるための特別対策を実施中だと説明。米国のフェンタニル危機の原因は中国にはないとした。

ロイター「中国がフェンタニル原料に補助金」より

うんまあ、嘘だろうね。

というわけで、気になるニュースとして軽く触れてみたが、話を展開させるようなネタは今のところあまりない。ただ、アメリカと支那との関係は一層悪化しそうだというニュースである。

コメント

  1. アバター 砂漠の男 より:

    このときの下院特別委員会公聴会の実況をつべで観たんですが、
    この種の公聴会としては珍しくヒートアップしていましたね。
    ニュースでも、支那のフェンタニル原料製造会社が名指しで公表されていたと記憶しています。社名まで覚えていませんが。
    原料はメキシコに輸出されて、現地でフェンタニルが製造され、ギャングに流されたり、違法移民が運び屋になって米国内に持ち込まれているらしいですね。
    米国はやられっ放しの野放し状態で、ブツに手を出したジャンキーたちの悲惨な末路が映像で公開されています。放置している民主党政権の責任は大きい。

    • 木霊 木霊 より:

      そうでしたか。
      下院のレポートをネットで探してみましたが、見つからず。
      ですが、アメリカはこれに関してはかなりお怒りであることは間違いないようで、積極的に支那に働きかけて約束を反故にされていますから、何らかの報復があっても不思議ではありませんね。

  2. アバター 山童 より:

    いやぁー、こうなると国連加盟国というよりもISILみたいなテロ組織か、はたまたショッカーやスペクターみたいな悪の秘密結社ですねぇ。
    国家がそういう事をやるのは北朝鮮がありますけど、スケールがそれどころでないですからねぇ。

    • 木霊 木霊 より:

      数年にわたって、フェンタニル関連でアメリカは支那に追求をしていますが、どうにも対策が追いついていないようですね。
      やられていることは相当マズイ。
      バイデン政権は次は相当キビシイ戦いになりそうですね。

  3. アバター 匿名 より:

    米国DEAによると麻薬として押収したフェンタニルは4-ピペリドンを原料としてグプタ法で合成されているものが殆どらしい。

    グプタ法のフェンタニルは安価だが不純物が多い。 ユーザーの健康など知ったことではない麻薬としては使えるのかも知れないが、そのままでは医薬品には使えない。
    医薬品用のフェンタニルはもっと複雑高価な原料と方法 ヤンセン法や ジークフリート法で作られる。

    ここまではググればすぐ出てくる。

    これに合成化学か薬学等のバックグラウンド知識と合わせて考察すれば、

    普通はフェンタニル前駆体と言えば後者の医薬品用の原料を指し、安価な汎用薬品である4-ピペリドンを こうは言わない。
    これに補助金てのは不自然に感じる。

    • 木霊 木霊 より:

      ご指摘の4-ピペリドンを原料としたグプタ法による製造物であるところのフェンタニルが大半を占めているという記事は見かけましたが、では、アメリカ下院が名指して批判した薬物(材料)が何であるか?は出てこない。
      補助金が出ていること、と、リストがあることは下院で取り上げられた以上は疑いようがないと思っています。
      ですが、ご指摘の疑問もわかります。どういう手段を支那が用いているのか?そして、アメリカは何故それを水際で止められないのか?分からない事は未だ色々ありますね。

  4. アバター 七面鳥 より:

    こんにちは。

    >フェンタニル危機の原因は中国にはない

    そりゃそうです、「危機」じゃなくて「故意の工作行為」なんですから。

    それはともかく、麻薬、自家中毒起こさないといいですけどね。解放軍とか……
    ※美味しい所(儲け話)にはハエ(軍閥)もたかる。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      工作活動ですから「はいそうです」とは言わないでしょう。
      支那国内では広まっていないのも不思議といえば不思議なのですが、何かからくりがあるのでしょうね。

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