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韓国の尿素騒ぎ、インドが原因だった?!

大韓民国ニュース
この記事は約5分で読めます。

支那から圧がかかってきていてちょっと面白い。

中国シンクタンク「2年前の韓国の尿素不足を中国が解決…対中協力重視せよ」

2023.12.07 08:35

最近中国当局が肥料原料である尿素の韓国への輸出を統制していることと関連し、中国のシンクタンクが「韓国が対中協力の重要性を再び考えなければならない」と主張した。2年前の尿素水不足問題で「中国が韓国の急場を解決した。今回も両国の友好的交渉が韓国の懸念を解消するだろう」という論理を掲げた。

中央日報より

先日、「尿素が輸出規制された!大変だ」というニュースをお届けしたのだが、からくりが見えてきた。

学習しなかった韓国

実は主犯はインドだった?!

さて、まずは先日の記事にリンクを。

この記事では、「支那が尿素の輸出規制をやっている」「韓国に尿素が入ってこなかった」という2つの事象を結びつけ、「支那の嫌がらせだ」という結論に至っていたのだが、どうやら違うらしい。

インドの尿素の需要増えて支那が輸出制御…韓国は大乱の兆し[取材&ファクト]

入力2023.12.07.午後1時12分 修正2023.12.07. 午後2時27分

[アンカー] 中国の尿素輸出制御に乗り出し、第2の尿素水の乱れが懸念されています。

インドの肥料の尿素輸入急増は主な背景の一つとして挙げられています。

中国に繋いで詳細な話を聞きます。

~~略~~

今年10月までの中国の尿素輸出の統計を見ると、9月に118万トンと2倍に急増します。

インドが一挙に86万トンを購入したからです。

中国国内の尿素在庫量は47万トン、昨年同期比で半分になりました。

中国国内の尿素価格が高騰すると、当局は輸出を阻止し、事態収拾に乗り出しました。

NAVERより

インドが大量に尿素を買い付けたために、韓国に輸出される分が少なくなって騒ぎになったのだという事が紹介されている。

要は、韓国が買い負けたと言うことなんだろう。

インドが支那から尿素を大量に輸入するようになったのは2019年からなんだそうで、しかしそうすると、2021年に混乱が起きたのは説明がつくようなつかない様な。

というか、どういう契約で尿素の輸入しているんですかね?定期購入しているのであれば、それなりの約束があっても不思議じゃないんだが。

やっぱり支那から尿素買おうっと

何より、輸出先を増やすって話は何処行っちゃったの?!

尿素水の騒動を経験した後、輸入先の多様化努力で2022年に67%に落ちたが、今年再び90%に増えました。

東南アジア産の尿素は質が落ちて値段も高価だからです。

NAVERより

どうやら、リスクヘッジのために複数の輸入先を作ったけれど、結局、支那の尿素が品質が良くて値段が安いので、そちらに流れてしまったと。

……この流れ、どこかで見たような。

中国の外交分野のシンクタンクである国際問題研究院の項昊宇アジア太平洋研究所特別招聘研究員は6日、環球時報への寄稿で「2年前の尿素不足の状況で中国は韓国の要請を受け約1万8000トンの尿素を緊急割り当てして輸出することにより韓国の『燃眉之急(切迫した事態)』を解決した。今回も両国の友好的交渉を通じて韓国の懸念を解消できるものと信じる」と主張した。

中央日報より

そして、前回も支那に泣き付いて解決して貰ったが、今回も泣き付くと。いや、それ、完全にコントロールされているよね?

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陣営対立が影響

実際に、支那のシンクタンクの研究員はこんな発言をしている。

その一方で、今回の事態は世界が直面した陣営対決、地政学的衝突と何の関連もないわけではないと主張した。項研究員は「この数年間に米国の一部同盟国は『経済安保』を守るという旗印を掲げて米国の後を追い世界的供給網にかく乱を起こした。尹錫悦政権発足後に韓国の外交政策に転換が現れ『親美疏中』(米国と近づき中国と遠ざかる)傾向を見せた」と指摘した。

これにより中国と関連した一部敏感な問題で衝突を呼び起こして韓中政治関係の雰囲気が冷え込み、両国の経済・貿易協力の信頼にもどうすることもできず影響を与えたというのが項研究員の主張だ。

中央日報より

韓国大統領のユンユンの方針が親米路線になったのが「いけないんだ!」ということらしい。もっと支那との関係を深めれば、こんな事にはならないと。

……やっぱり、脅されていますよね?

一方、環球時報はこの日、別の記事を通じ「尿素輸出政策調整は絶対に政治的意味合いから出たものではなく、完全に国内市場供給保障に起因する。今回の中国の輸出調整は全世界に向けたものだが、韓国だけが高度に敏感になっている」というある消息筋の発言を伝えた。

中央日報より

環球時報は、「韓国さん、騒ぎすぎ」「偶々だよ」というスタンスらしいんだけど、需要予測を立てて生産計画を立てるのは当たり前なので、こういった影響が出ることは支那にとって容易に予測できた話だ。

分かっていて、対策を打たなかったというわけだね。

更に、2021年の際にどうして原因究明をしなかったのかも、意味が良く分からない。今回のインドの輸入量急増は定期的に発生する事象であることが分かっていれば、再び繰り返されるリスクは予見できたはず。

尿素の保存は3ヶ月程度しかできないと言うが、加工済みのアドブルーであれば低温下で数年保管できるし、肥料に加工したものだって保管が可能だ。トヨタのカンバン方式じゃ無いんだから、在庫管理位しようよ。

結局のところ、インドが犯人だとか、支那がやっぱり悪いとかそういうレベルの話ではなく、韓国自身が対策を考えていなかったことこそが問題なのである。

コメント

  1. アバター 山童 より:

    自業自得! 他国に責任転嫁するな!
    まぁ、でもそれがお国柄なんだろな😮‍💨

  2. アバター 砂漠の男 より:

    本件を少し深読みすれば、支那が韓国を〆ているように見えるね。
    最近の関連情報を整理してみよう:

    ① 韓国が尿素(水)不足でジリ貧なのはもはや不可避。どう仕様もないね。
    ② 日本では、三井化学と日産化学が尿素を生産しており、その生産量の9割以上を
    国内向けに供給しているが、日本の尿素総需要量の半分にも満たない。
    不足分は海外から購入するしか手がないし、韓国に融通する余裕は勿論ない。
    ③ ベトナムは中国ほどではないが、JICAの資料に拠れば、2300万トン/年の尿素生産
    量があり、肥料を製造している。国の産業保護政策で輸出を振興している。
    とすれば、日本や韓国の尿素購入先はベトナムになりそうだけどね。
    ④ 数日前に、ベ共書記長(主席)が紅皇帝の公式訪問を準備していると発言。
    台湾の中央通訊社によれば、支那はベトナムに通関簡素化、農産物市場開放などの
    エサをチラつかせて、両国間の鉄道整備や高速道路建設などを提案していると。
    支那はベトナムを懐柔しようとしていることが判明した。(賄賂も撒いているな。)
    ⑤ そして昨日には、支那の何雷退役中将(有名なタカ派)が、支那軍の台湾進攻の際、
    尖閣諸島も作戦対象に含まれる可能性に言及、事実上作戦対象と認めた。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/80cc239ddab479eeb911b0895807259b8bb30706
    いまさらな話ではあるものの、初めて日本侵攻の意思が明示されたわけだ。

    一見、回りくどい手ではあるものの、支那は台湾進攻・日本侵攻前の小事として、
    韓国に楔を打ち込んで来たのだろう。
    そして結局のところ、韓国は今回も支那に拝跪して尿素輸出を頼み、支那は待って
    ましたとばかり、韓国を躾し直してから要請を受け入れるんだろうね。

    日本も早く政権交代して、米国と対支那アジア戦略を進めないとね。
    フィリピンもベトナムも失ってはいけない。

    • 木霊 木霊 より:

      恐らく、支那は韓国の窮状を理解した上で手を打っています。
      一番弱い輪を切りにきた、そういうことなんでしょうね。実に狡猾であります。
      ただ、本体がかなり傷んでいるので、果たして形振りかまっていられる時間がどの程度あるのか。侮れない相手ではありますが。

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