デニーさんよ、アンタのことだぜ?
「沖縄の声を聞け」 辺野古移設反対の県民ら怒り
2023/10/30
米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡る代執行訴訟の第1回口頭弁論が福岡高裁那覇支部で開かれた30日、裁判所や埋め立て現場の周辺では、移設に反対する県民らが抗議の声を上げた。「沖縄の声を聞け」。手続きを急ぐ政府への怒りが広がった。
共同通信より
司法判断があって、それを覆すというのは、もはや民主主義でも何でも無いんだが。沖縄はそれでいいのか?
何に反対しているのか理解し難い
活動家の皆さん
何というか、活動家の皆さんは履き違えているんだよね。今回のこの話、色々厄介なことになっているので、一概にダメとも言えないんだけど、それでも埼玉の方は何やっているんだ?
埋め立て現場に隣接する米軍キャンプ・シュワブ(名護市など)のゲート前では「軍隊も基地もいらない」と書かれたのぼり旗などを手にした人々の姿が。さいたま市から訪れた川内治さん(66)は「県の主張を認めてほしい。本土に住む自分たちも問われている」と語気を強めた。
共同通信より
えーと、川内治さん。小学校教諭を2017年3月に退職されて、何をやられているんですかね?
え?同姓同名かもしれない?いやまあ、そうかも知れないけれども、年齢的には辻褄は合うね。
そして、主催者発表のウチ、沖縄県の方は一体何人おられたんですかねぇ。
開廷に先立ち、高裁支部近くの公園で開かれた集会には約300人(主催者発表)が詰めかけ、「知事の不承認を支持する」と訴えた。
共同通信より
まあ、主催者発表はそもそもあてにならないのだが。
独立運動家も紛れている
ちなみに、活動家の中には「独立」を口にされる方もいるようだ。
「まだ独立した方がマシだと思えてくる」防衛行政に携わった70代男性 即日結審した代執行訴訟 基地への疑問と業務遂行「ジレンマ」
2023年10月31日 10:00
名護市辺野古の新基地建設を巡る代執行訴訟の前後に、福岡高裁那覇支部近くで開かれた集会。現場に通って抗議を続ける市民ら約300人(主催者発表)が詰めかけた。工事を強行する政府に司法も追随し、沖縄の前途は険しい。怒りと失望、闘う決意が渦巻いた。
~~略~~
即日結審も「想定内」だった。「岸田政権は対米追従。司法はそんな政権に寄った最高裁判決を出した。この現状を変えるには、政権交代でもない限り難しい。まだ独立した方がマシだと思えてくる」と語気を強めた。(社会部・島袋晋作)
沖縄タイムスより
スゲーことを言っているが、「独立した方がマシ」って、意味が良く分からない。どうやら記事の文脈から読むと旧防衛施設庁職員の暴言のようである。
まあ、「職員」は自衛隊とは何の関連もない一般人なのだとは思うが、それにしたって琉球独立か。
辺野古への基地移設
そもそもこの話は、普天間基地を辺野古に移設しようという文脈で始まっているのだが、「基地移転反対」と言うことはすなわち、普天間基地のままで良いってことだよね?
実際に、アメリカ軍としては普天間基地の方が都合が良いらしい。普天間飛行場の滑走路は2,700m。辺野古に移転すると滑走路の長さは1,800mに短くなってしまう。
運用出来る航空機が限定されることになるのだ。
米政府監査院 「辺野古、滑走路短い」
2017年4月9日(日)
米政府監査院(GAО)は5日付で公表したアジア太平洋での米海兵隊再編に関する報告書で、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地について、滑走路が短く緊急時の任務に対応できないため、県内の別の滑走路の使用の検討を求めました。
辺野古は普天間基地(同県宜野湾市)の代替とされていますが、滑走路の長さは普天間の2800メートルに対して、辺野古は1800メートルです。このため、偶発的事態の際、国連軍の固定翼機などが利用できないと指摘しています。
しんぶん赤旗より
赤旗などを引用してしまったが、実際にアメリカ軍としては普天間基地でも問題ないと考えているのだ。ところが、周囲に街が出来てしまって、周辺の建物に被害が考えられる(実際に墜落事故も発生している)ので、移転が望ましいってことになった。
で、選ばれたのが辺野古だったのだが……、これって沖縄が一度OK出している話なんだよね。
嫌なら、普天間のままで良いんじゃないの。
もはや反対するしかない玉城デニー氏
しかし、なかなかそうも言えないのが沖縄県知事の玉城デニー氏である。
玉城デニー知事も駆けつけ「国はわれわれの未来を埋め立てようとしている」と、国の方針を改めて批判。「いばらの道を堂々と踏みしめて、未来の道筋をつくっていかなくてはならない」と呼びかけると、大きな拍手が湧き起こった。
共同通信より
茨の道を選択してしまったので、反対を続けるしかないのである。
いつまでやる気なんだろうね、この反対の騒ぎは。
辺野古工事めぐる裁判 沖縄県の敗訴確定 最高裁が上告退ける
2023年9月4日 20時22分
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先となっている名護市辺野古(へのこ)での軟弱地盤の改良工事をめぐり、工事を承認しない県に対して国が行った「是正の指示」が違法かどうかが争われた裁判で、最高裁判所は「国の指示は適法だ」として上告を退ける判決を言い渡し、沖縄県の敗訴が確定しました。辺野古への移設に反対してきた県は工事を承認する義務を負うことになり、今後の対応が焦点となります。
NHKニュースより
そもそもこの最高裁判決は、国が正式な手続きに則って工事申請を行ったかどうかということを争っていたのであり、端から沖縄県に勝ち目はない。
この手の手続きは、沖縄県が承認を代行するという立場のモノで、手続きに瑕疵がなければ民意の介在する余地の無い話なのだ。
4日の最高裁判所の判決について、総務省の元官僚で地方自治に詳しい片木淳弁護士は、「地方分権の改革で国と地方は対等の関係にあると位置づけられているが、今回の判決は沖縄県やほかの自治体関係者にとって納得がいくのか疑問に思う。県民投票や選挙で示されてきた沖縄県民の意思には大きく反する結果となり、玉城知事は苦渋の決断を含めてさまざまなことを考えなければならないだろう」と話していました。
NHKニュースより
NHKは元官僚の弁護士先生を呼んできたようだが、この人の主張を色々拝見させて貰ったが、公益性の議論を「県」のレベルに矮小化して話をする詭弁を弄しているように見える。
防衛は国の専権事項であり、国家レベルの公益性が議論されるべきところを、殊更、県の肩を持つようなロジックを使っているのだが、しかし外国の侵略リスクを下げる意味で公益性アリと判断するのが一般的な見方で、これを地方自治の試金石とか良く分からないミスリードをしている。この話の本質は手続き論の話だからである。
っと、ちょっと話が逸れたが、こうした活動家の皆さんの期待を一身に受けて知事に当選したのが玉城デニー氏なのだから、他の道に舵を切るわけには行かないというのが現実である。
だが、国家の利益というレベルでも物事を考えていただきたいと、切にそう願うのである。静岡県の知事とか、北海道の知事とか、東京都知事とか、どうも国益なんかどうでも良いという輩が多すぎる印象を受けるのだが、どうなんですかね。
そして、沖縄県としては任された手続きを真摯に対応すべきところ、あれやこれや理屈を捏ねて引き延ばし工作をしている。だが、台湾有事が勃発するようなことがあれば、真っ先に狙われるのは沖縄の先島諸島と、米軍基地なんだが。
こう書くと、「じゃあ、基地がなくなれば平和になる」と短絡する方が時々みえるのだが、その場合は抵抗する間もなく蹂躙されるだけである。ハマスを擁護するつもりはないが、イスラエルで起きていることは、まさに同じことなのだから。
コメント
こんにちは。
>司法判断があって、それを覆すというのは、もはや民主主義でも何でも無い
まさにこの一言ですよね。
とはいえ
「法治の上に人治がある」
のが「かの国」の日常なので……ってこれは我が国の話なんですよね。
お里が知れたようで。
困った首長が多くて多くて。
沖縄県人は、これを放置するのはちょっとダメだと思うんですが、どうするんでしょうかね。
>沖縄県人は(略)どうするんでしょうかね。
七面鳥は、(悪い意味で)沖縄人に偏見があります。
・自分達の立場を棚に上げて、何もかも全部他人(ウチナー以外、ヤマトンチュ)のせい。
・そのわりに全く努力しない、「なんくるないさー」で寝そべってるだけ。
・挙げ句、「沖縄時間」とかふざけた事言って約束を守らない
……あれ?どっかの半島国のような……
というか、「大国という鯨の間のオキアミ」は、たいがいこんな感じになるみたいですが(東南アジアとか)、その意味では聖徳太子の昔から「寄らば斬る」でケンカ上等の外交している本邦が異常なのですがそれはさておき。
静岡にしろ沖縄にしろ、参政権を甘く見すぎ。
長い目、遠くを見る目を持たなすぎ。
まあ、そうなるように「飼い慣らされた」結果ですが。
※飼い慣らしたのは最初は自民党、それを悪用しているのが現在の左翼、と思ってます。
何が言いたいかというと「ダメだこりゃ!」であります。
さすがに最前線は危機感あるようですが、沖縄本島は……
沖縄に対して日本政府は引け目があるのか、かなり甘い顔をするんですよね。
そういう意味で、「つけあがっているんじゃないの」という思いはあります、僕も。
沖縄県民がケジメを付ける事案なんですがね。