近況は「お知らせ」に紹介するようにしました。
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イスラエルの本気は国際社会の腰を引けさせる

イスラエルニュース
この記事は約12分で読めます。

というか、僕が「ヒク」わ。

【随時更新】イスラエル 地上部隊の侵攻辞さず 死者2200人超に

2023年10月11日 22時10分

イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突による死者は、これまでに2200人を超えています。 イスラエルの国防相は、「あらゆる方法で敵を排除する」と述べ、地上部隊による侵攻も辞さないとしていて懸念が高まっています。

NHKニュースより

確かにテロ組織ハマスがやったテロ行為は許されないことだ。非道なテロ行為が、一般市民をすり潰すようなことをやり、拉致し、監禁し、多数の捕虜を未だに人間の盾にする目的で捉えた状態である。控えめに言っても酷い。

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酷い戦争が始まる

地上戦始まるのか

しかし、イスラエルは30万人の予備役を招集して地上戦の準備を始めたそうな。

ガザ地上侵攻が焦点 甚大な被害必至、「人質」が状況複雑化―イスラエル

2023年10月11日07時07分

イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの衝突では、一度に発生したイスラエル側の人的被害としては、1973年の第4次中東戦争以来最も深刻とされる。イスラエル軍が反撃のため、ガザに地上部隊を投入するとの観測も浮上。被害拡大が必至の地上侵攻に踏み切るかが当面の焦点だ。

時事通信より

いやー、マジですか。

イスラエルは既に、ガザのハマス関連施設に激しい空爆を加えているが、ネタニヤフ首相は「始まりにすぎない」と強調。米ネットメディア「アクシオス」は米イスラエル双方の関係者の話として、ネタニヤフ氏がバイデン米大統領に、地上部隊投入以外に選択肢はないという考えを伝えたと報じた。

イスラエルは過去最大規模となる約30万人の予備役招集を決定し、着実に準備を進めているようにも見える。

時事通信より

記事でも被害が拡大して、エスカレーションを招くとしているんだけど、ちょっとやっていることがね。

水も電気も遮断

空爆をやっているのも、ハマス限定で攻撃しているという事にはならないだろうし、水や電気の遮断はやり過ぎだと思うよ。

水も電気も断たれたガザ住民、イスラエルの封鎖で人道危機深刻化

2023.10.11 Wed posted at 10:47 JST

パレスチナ自治区ガザ地区の人道危機が深まっている。同地のイスラム組織ハマスの奇襲に対するイスラエル軍の報復空爆は4日目に入り、ガザ住民の多くは逃げ場のないまま食料も電気も断たれた状態にある。

CNNより

そもそもガザ地区には人質もいるんだが……。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、学校83校に仮設の避難所を開設した。しかし9日までに13万7000人以上が身を寄せて、既に定員の90%に達しているという。

CNNより

そりゃ、ハマスのやったことは擁護する余地のない酷いことではあるが、しかし市民を巻き添えにすることまでイスラエルに許されているわけじゃない。

各国の被害者報告

現時点ではハマスの蛮行によって犠牲になったという報じ方をされている外国人の犠牲者だ。

アメリカのバイデン大統領は10日、少なくとも14人のアメリカ人の死亡が確認されたと明らかにしました。バイデン大統領は「まぎれもなく邪悪な行為だ。1000人以上の市民が虐殺された」と述べてハマスを強く非難しました。

タイ外務省によりますと、これまでにタイ人20人が死亡したという現地の雇用主からの情報があるとして確認を急いでいます。また、タイ人13人がけがをしたほか、14人が人質となっているということです。

フランス外務省もこれまでにフランス人8人の死亡が確認されたほか、20人の行方がわからなくなっているとしています。

アルゼンチン外務省によりますとこれまでにアルゼンチン国籍の7人が死亡し、15人の行方がわからなくなっているということです。

フィリピン政府はこれまでにフィリピン人の男女2人の死亡を確認したと発表しました。また、別の1人についても死亡したという情報があるほか、3人と連絡がつかず行方不明になっているとして、確認を進めているということです。

ウクライナ外務省の報道官は11日、SNSでハマスとイスラエルによる一連の攻撃でこれまでにウクライナ人3人が死亡し、9人がけがをしたほか、6人の行方がわからなくなっていると発表しました。

NHKニュースより

ただ、イスラエルのやり方がこれ以上過激になると、「ハマスのせいだ」が、「イスラエルの責任を問え」という話になりかねない。

尤も、現時点ではイスラエルに正義ありというような風潮になっているようだけどね。例えばエジプトだってそうだ。

現時点では隣接するエジプトからも、食料品や生活必需品の供給はない。エジプトは2007年にハマスがガザ地区を占領して以降、安全保障上の理由から、イスラエルと共にガザ地区を厳しく封鎖している。

エジプトとの境界にあるラファ検問所経由で、ガザを脱出することもできなことができない。ラファでは通常、1日400人の出入りを許可されているが、ガザ地区の内務省によると、9日と10日に行われたイスラエルによる空爆で、パレスチナ側のゲートが破壊され、通行できなくなったという。

BBCより

この記事、地図を見るとよく分かる。

ガザ地区はエジプトに隣接する土地なんだけれども、現在ここの国境は厳重に封鎖されているんだよね。そりゃ、ガザ地区には200万人以上もの人間が住んでいる。エジプト側に一気に人が流れようものなら、エジプトも大混乱になってしまう。

冷たいようだが、外国人の人権と国益を天秤にかけるのは、仕方がない面がある。

とはいえ、この件を含めて全体的に情報戦の様相も呈しているので、「何が正しのか」ということも含めて注意してみなければならないかもしれないんだけど。それが「正しい」と思っていたら、ある日突然常識がひっくり返るなんてこともあり得ると思う。

だから、今回のこの記事もあくまでも現時点で把握できている情報をまとめた感じに過ぎないと、ご理解いただきたい。

追記

ハマスが使っている武器に関して詳しい情報は出ていないが、幾つかニュースをピックアップしたので紹介しておこう。

ハマスの北朝鮮製ロケット弾発射機使用状況を捕捉

2023.10.10 13:20

パレスチナ自治区のガザを実効支配するイスラム組織ハマスが北朝鮮製の武器を使用しているような状況が捕捉された。

米ラジオ・フリー・アジア(RFA)の10日の報道によると、「ウォーヌアル」という軍事専門ブロガーはハマス隊員の映像を通じて「隊員の1人が北朝鮮で作られた『F-7高爆破片ロケット』を持っているとみられる」と自身のSNSを通じて主張した。

中央日報より

SNSソースの情報かぁ。

イラン “ハマスに技術移転 大規模攻撃は支援の成果” 誇示

2023年10月11日 10時06分

イスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃についてイランの精鋭部隊の関係者はNHKの取材に対し、「技術移転によってミサイルや無人機を自分たちで作れるよう後押ししてきた」と述べ、イランによる支援の成果だと誇示しました。

~~略~~

革命防衛隊がハマスに対して行ってきた軍事支援については「ガザ地区は完全に閉じられていて、どんな兵器やミサイル、それに、兵士も送れない」としながらも、「サイバー空間などを通じた技術移転や財政支援によって、彼らがミサイルや無人機を自分たちで作れるように後押ししてきた」と説明しました。

そのうえで、今回のハマスによる大規模攻撃について「これまでと異なり、高性能の無人機や防空システムをくぐり抜けるロケット弾が使われている。われわれの支援が間違いなく戦争の質に影響を与えている」と述べ、イランの支援によりハマスの兵器開発能力が向上した成果だと誇示しました。

NHKニュースより

イランの革命防衛隊は軍事支援として技術情報を渡し、資金供与をしたとしている。これも、革命防衛隊の主張であって、何処まで信用して良い情報かはちょっとよく分からない。

ガザ地区の面積は365平方kmで、福岡市と同程度の広さだと言われている。そこで全ての部品を調達するのはかなり困難で、おそらくは民生品を改造してロケット弾に加工する方法などがあるのだろう。

しかしそれでも、不良率が高くては話にならない。ガザ地区で全ての兵器が作られた説はちょっと信じがたいな。

ハマスのロケット弾、イラン支援で「ガザ製」

2021 年 5 月 21 日 11:19 JST

イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、21日から停戦することで合意したが、過去10日にわたるイスラエルとの衝突でハマスは過去最大級の集中攻撃を仕掛けた。発射したロケット弾は4000発を超え、イスラエルの隊防空防護システム「アイアンドーム」による探知回避を狙った爆撃ドローン(無人攻撃機)も投入した。

WSJより

過去のニュースでもガザ製のロケット弾が使われたという話がある。

なお、個人サイトが紹介していたSNS情報にはこんなのもあった。

ハマスはウクライナへ武器供与に感謝した

国防総省の査察官の報告書によると、ウクライナでは犯罪者、志願戦士、武器密売人によって闇市場で武器が販売されていたことが判明した

SNSより

ウクライナからハマスに武器が供与されたとする情報なんだけど、これの裏はとれていない。が、このSNS情報を嬉々として自分のブログに掲載している方が、信用出来ない御仁なんだよね。

まあ、分かったことがあればまたお伝えしたい。

追記2

ここの関連ニュースかどうかはちょっと微妙なんだけど。

ハマスの攻撃は「テロ」 松野官房長官が非難

2023/10/12 11:42

松野博一官房長官は12日午前の記者会見で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル攻撃を「テロ攻撃」と明言した上で「断固として非難する」と述べた。

~~略~~

岸田文雄首相はイスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長との電話会談を調整している。

産経新聞より

ちょっと判断が遅いかな。コメントを出すタイミング的に、2日ほど遅いよ。テロ攻撃であったことは間違いないんだけど。

追記3

安物ロケット弾が使われた?

ハマスが用いたロケット弾について、数が多いことが気になって少しネットを検索してみた。Wikipediaに紹介されているのはカッサームロケットと呼ばれる簡素な構造のロケット弾のようだ。

おおう……。デカイロケット花火程度のシロモノだな。こんなのでも人は死ぬし、数が揃えば脅威となるのだろう。これでアイアンドームを用いて迎撃というのは、何とも割に合わない。

ガザロケット工場訪問

2008 年 1 月 29 日、10 時 54 分

タクシーがガザ地区の秘密ロケット工場に向かうまでは、真っ暗な夜を通る長い旅です。アブドゥルと彼の 2 人の友人が乗り込んで以来、それは命がけの旅になりました。

~~略~~

イスラム聖戦ロケット工場は、庭の小屋のような場所にある。小屋の大きさは 5 メートル×5 メートルで、小さな翼の付いた金属パイプが隅の壁に立てかけられています。これは半分完成したカッサムです。棚にはぎっしり詰まったゴミ袋が数枚置かれている。「TNT」とアブドゥルは言い、塊を生成する。爆発物は塊状の砂糖のように見えます。大きな大釜がガスコンロの上に置かれ、ヘブライ語で書かれた袋が壁に高く積み上げられています。「ロケット燃料の肥料だよ」アブドゥルはそう言ってニヤリと笑う。「イスラエルではそれが得られます。」

~~略~~

チームは夜勤ごとにロケット弾を最大 100 発作ることができるが、今日は 10 発を超えることはない。通常は 12 発だが、今夜現れたのはアブドゥルの部下のうち 3 人だけだ。

spiegel.de

古い記事なので、現在はもっと改良されている可能性は高いが、初期のロケット弾の射程は5km程度。ところが改良されたカッサームM75では射程距離75kmに伸びている。他にも、ブラク100ミサイルというものもあるらしく、射程100~120kmなんだとか。弾頭重量は90kgで、TNTを使っているらしいのであれば小さな建物をふっとばす位の破壊力はあるようだ。文章を読む限り自作の炸薬が多い様で、その破壊力もお察しではあるが。

安物ロケット弾と小型ドローンの合せ技 ハマス奇襲「成功」の裏側

2023.10.11

~~略~~

ハマス側が攻撃で主に用いてきたのは、「カッサム」と呼ばれるロケット弾である。これは工業用のパイプに、自家製のロケット燃料と市販の爆薬を詰め込んだ安上がりな兵器だ。ロケット燃料は砂糖と硝酸カリウム肥料をこね合わせて作る。要は粗製の兵器であり、それ自体は効果も高くないのだが、戦闘員2人が発射レールで装填して撃ったあと、イスラエル側に狙われる前に姿を消せるほどにはコンパクトなものである。

Forbesより

記事はDavid Hamblingなる人物が寄稿しているようで、兵器を扱う記者らしい。正しいとも間違っているとも言い難い情報だが、ガザ地区で作られているロケット弾はその程度のモノであることは恐らく間違いない。

今回それが使われたかどうかは不明であるが、射程75kmの無誘導ミサイルであっても(ガザ地区からエルサレムまで40km程度の距離)、3000発以上もうたれれば脅威にはなるだろう。思った以上にローテクだったんだが……。

支那製武器も

当然、流れてくる情報だろうとは踏んでいたが。

ハマス、中国からライフル2000丁を購入か?―米紙

2009年4月30日(木) 11時4分

2009年4月27日、米華字紙・世界論壇報は、イスラム原理主義組織・ハマスが中国から武器を購入している証拠が見つかったと報じた。

レコードチャイナより

情報が古いので掲載を見送ってはいたのだが。

かなりの数、ハマスは支那製の武器を持っているようだ。

事前情報として出ていた北朝鮮系のF-7 HEロケット弾の他に大人気のRPG-7。イラン製 YM-2 対戦車地雷、PG-7V と PG-7VR タンデム弾頭ロケット弾、やっぱり出てきた支那製80式汎用機関銃、56式-1小銃。

まさに寄せ集めと言った感じ。自作武器もチラホラあるね。

それによると、ハマスは現地の工場であらゆる兵器を製造している。ロケット弾は射程が10キロ、80キロ、160キロ、250キロのものまで多岐にわたる。迫撃砲とその砲弾、カラシニコフ(自動小銃)とその銃弾のための工場もある。後者の銃弾は、ロシア側の許可を取って製造しているという。これらの武器がガザ地区内で生産されていると、バラカ氏は述べた。

CNNより

武器の生産能力もそこそこある、というのがガザ地区の実態のようだ。それが放置されてきたのは謎ではあるが。

追記4

ハマスがどこから鉄パイプ手に入れているのか不思議だったんだよね。

これが本当なら洒落にならん。

コメント

  1. 河太郎 より:

    武器が何処から流れたかは置いておいて、
    イスラエルもハマスも、自国民を犠牲にしてやる気だった最初から…と想います。
    先の武器のブラックマーケットの調達能力からして、5000発/20分のロケット攻撃に要する弾数を集めるのに、モサドが気が付かない訳がない。
    どこかの国が関与してるとしても、一度に運べる代物ではなく、また一企業が調達・輸送できる量でもない。
    ハマスも地上戦で無辜の市民が殺される事は最初から計算済みでしょう。
    ベトナム戦争並に地下壕を巡らしてますから、市街戦は確実で、ガザ地区の民間人が皆殺しされかねない事態になるのは承知で仕掛けてるでしょう。でなきゃ外国人まで人の盾に使うような事はしないはずです。
    おそらく知ってて捨て置いたのでしょうねイスラエルは。地上戦に突入して殲滅するのが最初から計画で、その為に泳がせたとしか思えない。
    ハマスにしても、我慢の限度はあるとは想うが、要は自分たちの求心力が低下して、実権を失うのが嫌だから攻撃したのでしょう。たぶんレバノン内戦やボスニア・ヘルツェゴビナ並に悲惨な戦争になるでしょう。地上戦が始まれば、おそらく便衣兵ごとく民間人に扮して市街戦をやり、それで投入された兵士も無差別攻撃化してゆくと思います。
    ガザ地区だけの戦闘で終わるかどうか?

    • 木霊 より:

      ハマスが自国民の犠牲を織り込み済みであったとは、僕も思っています。
      ただ、ハマスにとって今回の攻撃による利益は一体何だったんでしょうか。勝てる戦争だとは思っていないでしょうし、宗教的な「ジハード」を叫んだところで、果たして現世利益を捨てることまでを良しとするものなのでしょうか。特に宗教面(精神面)での考え方は、未熟な僕にとっては理解の外にある話です。

  2. 砂漠の男 より:

    ハマスはまるでガザ地区の玉砕も辞さない動きだね。
    ハマスによる奇襲攻撃で、イスラエルは多数の国民を惨殺されたので、その報復攻撃も苛烈で容易に収まりそうにない。イスラエル軍当局は、人質がいても攻撃をやめないと公言しているし。
    米国務省が、現時点で少なくとも22人の米国人の死亡を確認したと発表したけど、米国の本音は紛争の鎮静化だろう。最後には、イスラエルとガザの双方への国際援助が必要になるだろうし。頭が痛いだろうね。

    • 木霊 より:

      ハマスにとってが差地区は自身の支配地域だったはず。
      それを一顧だにしないというのは、国際社会にとっては困った話です。交渉が出来ませんからね。

  3. BOOK より:

    おはようございます。

    ハマスが使用した主な特徴的兵器はハマス自体が公開してて

    ①遠隔操作ドローン:
     イスラエルがガザを囲むように配備した・スマート・ウォールの監視塔・兵器システムを破壊
     https://twitter.com/manniefabian/status/1710980029977424295

    ②海洋型の攻撃
     https://twitter.com/manniefabian/status/1710655221162971634?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1710655221162971634%7Ctwgr%5E8adf68d768418488dadcd0cb793901600c73cd0f%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fgrandfleet.info%2Fmiddle-east-afria-related%2Fsurprise-attack-leaves-over-1000-dead-and-injured-making-this-attack-comparable-to-9-11-for-israel%2F

    ③大量のロケット弾
    https://twitter.com/Sprinter99800/status/1710668367143616661?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1710668367143616661%7Ctwgr%5E8adf68d768418488dadcd0cb793901600c73cd0f%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fgrandfleet.info%2Fmiddle-east-afria-related%2Fsurprise-attack-leaves-over-1000-dead-and-injured-making-this-attack-comparable-to-9-11-for-israel%2F

    ・このうち、3000~4000発(イスラエル公表値)5000発(ハマス公表値)の短時間・飽和攻撃(アイアンドームを潜りぬけるため)に使用されたのは③で、態々「new short-range missile system “Rajum”, a 114mm rocket」と命名してます。

    動画からは、古いM8 https://en.wikipedia.org/wiki/M8_(rocket) の多連装砲塔部分を地面に於いて手動で装弾出来るようにしたもののように見え、個人的には過去(2021年にイスラエル攻撃したもの)と同じく、ガザ地区製造のような気が、、どうなのかな?

    ・①はハイテクですが、こうした小型ドローン兵器の殆どは、年300万台も製造されてる民生DJIの部品をどっかから集めて、の事情はテロリストもウクライナもロシアも同じで、民生流通経路で入手可能。製造元もコントロールはほぼ不可。

    すなわち①③は、ハマスの備蓄を見抜けなかったモサドの間抜けは攻めまれますが、入手経路疑惑はあんまりないと推定できます。

    ・となると②:防御力世界最強 と言われているイスラエル製メルカバ戦車を破壊した。手動ロケットだが何だ!ジャベリンか?入手先は?
     の疑惑の兵器ですね。

     ただ、結局使われたのは現在のところ以外と少数で、、まだ隠してるかも?ですが、、どうなんでしょうね?

    • 河太郎 より:

      ドローンが民生部品だから見つからないというのはどうなのでしょう?
      部品そのものはガザ地区で生産してます? そうでないならエジプト国境が厳重に警戒されてる以上、海から輸入とかですよね。民生品にせよ、それだけ大量に荷揚して集積すれば、何某かの証拠や足跡は複数残る。
      全くの監視0ならともかく、治安当局が監視してる団体に、複数経路で流し込めば、必ずどこかで足がつく。輸送を複数にバラければ解りにくいというのは、バラバラ殺人と同じ錯覚です。
      分散した為に臭跡・痕跡も増える。
      逆にどこかて発覚し易くなる!
      仮に自作としても、部品から製造してない以上、あの狭い地区(絞られた地域)に集める以上、ルートを増やしても、それが工場(幾つもあるとは思えない)へ荷卸される段階でバレる確率は高い。
      覚醒剤や麻薬を見れば解る事ですが、運び屋にチョロチョロ運ばせる方が、発覚率は高い。ただ使い捨てだから多用されてるだけで、覚醒剤の市場規模と、押収されたブツの経緯を見ても、実は小口〜大口で運ぶのが主流なのが解る。
      覚醒剤と違って、ドローンは組み立てなきゃならないてますからね。どこかでまとめなきゃならない。
      ③の説明は納得できません。

      • 河太郎 より:

        訂正)
        小口〜大口で運ぶのが主流
        →小口より大口で運ぶのが主流

        • BOOK より:

          河太郎様 こんばんは!

          自身の文章力の無さを悔やむしか無いのですが、複数の誤解を招いているようなので、再説明をご容赦下さい。

          まず「①ドローン」ですが、

          動画から判るのは、最近ウクライナ動画で良く出てくる「手榴弾ポイ」式による「見張り台固定レーダーのピンポイント破壊」で、自爆でもありませんしDJIの高級ドローンなら場合によっては無改造でもOK、爆破目標も少ないので。ドローンは大量とは考えにくい。

          また
          >ドローンが民生部品だから見つからないというのはどうなのでしょう?

          これは「イスラエル、治安当局に見つかりらない」という意味ではなく「横流し元締めの特定が困難」と言う意味で使いました。

          ロシアドローンの部品の7割が日本製・米国製・欧州製とか言うハナシや、ファーウェイ新型スマホに韓国ICが乗ってるとかと同じで民生・大量生産品は流通を末端まで制御するのは困難で、正体不明な横流し黒幕は複数存在するでしょう。

          また 河太郎さんご自身も賛同されていますように「見つからない」のじゃなく「イスラエル、治安当局」は「泳がせた」が正しいのじゃないでしょうか?

          次「③大量のロケット弾」ですが、

           納得できないと言われ、実は私も完全には納得いっていないので(失礼!) そこで別ソース、ロイター2021年5月のガザ危機の記事を上げます。
          https://www.reuters.com/world/middle-east/israels-gaza-challenge-stopping-metal-tubes-turning-into-rockets-2021-05-23/
          この時、イスラエル談としてハマスから4360発のロケット弾攻撃を受けたとあり。その後複数ソースとして、ガザ内製とあります。
          (この部分は木霊さん追記と同じ)

          これが正しければ、ロケット弾の球数自体は、今回とそう変わりありません。もっともこの記事も後半だんだんハナシが盛られてきて、確かに完全には信用できませんね(笑)

    • 木霊 より:

      こんにちは。
      追記で言及しましたが、ロケット弾はどうにもかなり安物の無誘導弾だったようですね。確定情報とは言い難いのですが、あのレベルのロケット弾であれば、大量に補完していてもバレにくいというか。
      不確定要素が多い話ですが、ガザ地区で武器を作ったという話は、濃厚になった気がしますよ。

  4. BOOK より:

    さて、わたくし的に 気になる。部分はなぜガザに200万人も人が住んでるか。

    また難民増えるのか。

    面積的には大阪「市」と名古屋「市」を足したぐらいで人口密度は大阪・名古屋の半分ぐらいかな?
    土地が養える人口を遥かに超えた、何と言うか過密大都市状態ですよね。

    ソースがwikipedia で何ですが、高人口密度の理由は「イスラエル建国時に隅に追いやられたから、ではなく」「人口増加率が2.8%と(合計特殊出生率4.7人)非常に高いから」

    天井のない監獄 なんて言われ、ヒドイ環境を言われてるのに、なぜこんなに人が増え、別に飢えてもいないかな?

    • 木霊 より:

      ガザ地区、人口密度は凄いようですね。
      どんな魅力があるんでしょうか?貧困率は高いようですが……。

      • BOOK より:

        木霊様 こんばんは!

         こちらも文章力なく意図伝わらず申し訳ありません。

        実際220万人って元のパレスチナ難民推定人口から3~5倍に増えているんですよ。完全に過密都市ですから、食料・必需品を大量輸入しなけりゃなりません。でも現代も人口増加中。「高貧困率・迫害」って本当?

         イヤ最近、奴隷制を廃止させて学校を作ったり公共投資し、文盲・貧困から救って人口を2倍にした民族を1000年恨む民族とか、

        「人口」を武器に他国を実効支配・侵略する民族のハナシとかで目が曇ってしまっているものですから。

        • 木霊 より:

          こんにちは。

          ガザ地区の貧困は本当のようですが、その原因はイスラエルにあるかというと、無いとは言えませんがそれが主原因というわけではないのでしょう。
          失業率が46%とか記事で見ましたが、おそらくはその事が兵士獲得に繋がっている可能性もあります。何とも。

  5. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    ・根本的にこの問題を解決するには、パレスチナ難民か、イスラエルそのものか、どちらかが地上から消滅しなければならない。
    ・故に、ネタニヤフ氏は前者の決断をした。
    というのは、考えすぎですかね。

    反撃のために、人質の生死を厭わず、というのは、為政者としては見上げた決断ではあります。
    その是非は学者に任せりゃいい。引き金引くの躊躇って、味方の死体を増やすよりいい。
    そういう事なのでしょう。冷酷ですが、その決断が出来る胆力は、本邦の政治家に見習ってほしいものです。
    ネタニヤフ氏が、パレスチナ人を「人」と認識していないだけかも知れませんが……

    ああ、七面鳥は平和主義者です、この件に関し、パレスチナもイスラエルも、どちらが悪いとか言う気はないです(だがハマス、お前はダメだ)。
    結局のところ、こじれきっていくつもの結び目が出来てしまったロープは、断ち切るしかないのですよね……そう言う寓話がありませんでしたっけ……

    ※「いくつもの結び目」を無視して単純な唯一解の善悪だ正否だにまとめようとするマスコミと、それしか求めない、勉強しない大衆には反吐が出ます。そういう大衆が、こういう時に問題を大きくするのだとさえ思ってます。

    • 河太郎 より:

      おっしゃる通りに、最初からパレスチナ人を抹殺する目的で、ハマスを泳がせていたと思いますよ。
      ハマスはハマスで自分たちの権力維持のためなら、同胞の命などどうでも良いのでしょう。
      正直、これまでのツケが山積していて、
      そこへコレですから、話し合いの解決など不可能でしょうね。
      どちらの肩を持つのも不可能。
      人道支援はするが、他は何もしない。できないと突っぱねて、放置すべきです。

    • 木霊 より:

      こんばんは。
      イスラエルはハマスを地上から消し去るつもりのようですし、ハマスは「占領を一掃する」と言っていますからおそらくは同義でしょう。
      つまり、この戦争はそう簡単に妥協点は見つからないと言うことだと思います。

  6. 河太郎 より:

    まずお二人に謝罪します。自家製が大半という説に私も追加記事で納得し始めてます。BOOK様のコメへの誤解を含めて、ごめんなさい。
    理由は一つあります。
    武器のブラックマーケットについて調べていて、今回に解った事が。
    武器のDIY(廃棄兵器のレストアや魔改造)を行う、そう…昔のアフガンのダラみたいな…零細企業は途上国には山程ある。それらがローテクだから精度が低いかと申すと、とんでもないらしい。
    イスラエルの兵器メーカーIMIは元は武器密造業者でした。第一次中東戦争の時に、肥料から爆薬を作り、二次大戦や朝鮮戦争での迫撃砲をレストア&新設計&改造し、ダヴィドカ迫撃砲を作る。これがとても性能が良くて、イスラエル軍に貢献したそうです。その功績と、その技術から政府にスカウトされ、違法密造の罪を免罪のうえ、政府公認の武器メーカーに変身したそうです。
    この種の「貧者の武器魔改造」は、
    想像以上に性能が良い。木霊様の記事にあるように、合せ技(アフガンなら榴弾を利用した迫撃砲や改造重機関銃などと、スティンガーの組み合わせなど→スティンガーを恐れて低空で飛ぶヘリを弾幕に誘い込む)
    を用いると相当な効果があるそうです。つまりはお二人の説……、
    ①そもそも誘い込みを意図したモサドらのスルー
    ②レストアした魔改造兵器
    の2つが主になるかと思った。
    それに…イランからの持ち込みが難しいならば、ウクライナからの持ち込みも難しい。ルートが海ですから
    臨検に引っかかる。
    コントラ事件のような事はあるとは想うが、オリバー・ノーツ大佐もCIAの指図でやっていた事であり、
    流石にポーランドやウクライナに入っている米軍の軍事顧問団はやらんだろうと。武器密輸は米国も散々やってましたが、それらはエア・アメリカのような非公認組織にやらせていた。バレた時にスキャンダルですから。ウクライナからの流出があったとしても、おそらくは小規模なもので戦局を変える程の量ではないだろうと。そのように現実から認識を変えざる得ない。
    大手武器メーカーだけでなく、想像以上にレストア武器の細工技術は高いようなので。
    最後に感想を述べると、武器商売がこれほど「儲からない」のは驚きました。たしかに実は臓器売買も麻薬も実は儲からない。20兆円の埋蔵金を遺したメデジン・カルテルのパブロ・エスコバルは例外で、米国の末端売人の年収は150万円程度。エリアを統括する大売人でも一千万円ていどです。臓器にしたって儲からないから、薄熙来の妻はプラスティネーション工場を経営して、「人体の不思議展」にあてる死体加工ビジネスしていた。
    現在の米国の阿片系鎮痛剤の蔓延も、要は正規ルートだったから儲けた(製薬会社が)ので、結局、非合法商売は国家の後押しを受けないと、ハイリスク・ローリターンなんですね(笑)
    まぁ私がフロント団体時代に非合法をやらなかったのも、一つには「儲からないから」でもあるんです。
    ただ、ハマスのDIY兵器製造みたいのは、
    そもそも儲けを度外視しているからタチが悪い。アパラチア山脈のヒルビリーの密造ウイスキーみたいなローテク非合法商売と同じで、高額な設備投資がいらないから、潰すに潰し切れないという側面があるのだろうな…と感じました。
    以上です。では、木霊様もBOOK様もご丁寧に御返事を感謝いたします。

    • 河太郎 より:

      あ、蛇足ですが。アル・カイダいますね。黄金の三日月地帯で産出される麻薬って、彼らが勢力拡大した時に激減してるんですよ。麻薬製造業者たちを片端から皆殺ししたから!
      んで、米軍が彼らを追い払ったら、阿片やヘロインの流通量が激増して元通りになった(笑)
      こういうの調べると、何が正義で悪なのか解らなくなりますね。ハマスがどうしょうも無いのは間違いないんですが。
      じゃあ先進国のやることが結果として実を結んでいるかと言うと、でんでんそうではない。中東がいつまで経ってもああなのは、歪みを作ってる原因が、そもそも先進国側にもあるから…というのが、
      武器や麻薬のブラックマーケットについて調べていて思った事です。ではでは。

    • 木霊 より:

      繰り返し言いますが、謝罪は不要ですよ。
      河太郎さんが疑念を呈してなければ、調べずにそのまま流してしまった情報は幾つもあります。
      実際、更に追記しましたが、レストアした改竄兵器もかなり使っているようですし、西側の兵器から東側の兵器まで幅広く使っている実態が浮かび上がってきています。
      一人ではなかなか調べきれないところもあるので、感謝こそすれ、というヤツです。