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電池火災を起こした韓国アリセル、無断で工場構造変更か

大韓民国ニュース
この記事は約4分で読めます。

でたよ、セウォル号事案と同じ構図だよ。やっぱり韓国だよ。

韓国工場火災の電池メーカー、無断で構造変更か…火災発生場所、図面と現場に違い

登録:2024-06-27 09:08 修正:2024-06-27 11:10

京畿道華城の「リチウム電池爆発惨事」が発生した電池メーカー「アリセル」の工場の構造が無断で変更されていたことをうかがわせる状況が発見された。労働者の作業スペースに危険物を置いておきながら、図面では別の場所に保管していたかのように記載していたのだ。

ハンギョレより

まあ何でも良いんだけども、死んだ方は浮かばれないよね。

社会構造的な安全軽視

内部構造を勝手に変更か

どんな話かというと、工場の構造が変更された結果、火の周りが早かった、犠牲者が増えた、ということのようだ。

26日にハンギョレ21が進歩党のチョン・ヘギョン議員室を通じて確保したアリセルの最近の内部構造を示した図面を見ると、火災が発生した場所と作業者の業務スペースがまったく分離されていない。

ハンギョレ「韓国工場火災の電池メーカー、無断で構造変更か」より

まあ、そういう話はあるんだろうと思う。

具体的な話をすると、リチウム一次電池は比較的安全性は高いとはいえ、万が一類焼すると大事になるために、小分けにして保管するということになっている。

図面通りであれば、作業者の作業スペースとリチウム一次電池の保管場所の間には隔壁があるハズだった。この写真は余り宜しくないが、黒い太い線は隔壁ではなく、細い二重線が多分、隔壁なのだと思う。

ところが、流出した動画をみると、そうはなっていないという。

確かに隔壁は映っていない。

華城消防署の関係者はハンギョレ21に、「アリセルが2018年に提出した図面をもとに報道機関には説明したが、CCTVの映像と比較してみると、図面と実際の構造が異なっていることが確認される」とし、「合同捜査本部の捜査によって明らかになるべき事案」だと語った。アリセルの工場使用が承認された2018年当時は危険物を積載するスペースが別途描かれている図面を提出し、実際の事業では内部構造を任意に変更していた可能性がある。

ハンギョレ「韓国工場火災の電池メーカー、無断で構造変更か」より

当然ながら、「しっかり確認しろよ」という話が出てきたわけだが……。

図面と施工は違うのか

正直、動画などを見ると、「後から変更された」という印象を受けない。

火災や爆発の危険性が常にあるリチウムバッテリーを別のスペースで管理していたなら、これほど多くの犠牲者を出さずに済んだ可能性がある。火災が起きたバッテリーの積載場所が作業場と同じスペースにあったせいで、有毒ガスが急激に広がったからだ。さらに、バッテリー積載場所は非常階段に向かう出入口のそばだった。労働者が非常階段に向かうには、炎の上がっている場所の横を通らなければならない構造だった。

ハンギョレ「韓国工場火災の電池メーカー、無断で構造変更か」より

トータルで、現状は宜しくなかったというのは分かる。

分かるんだけれども、多分、許認可を受けた構造では「使いにくかった」ということなんだろう。だからこそ、工場建設時に構造を変えてしまっているということではないだろうか。

後から改造したとすれば、色々な部分で不自然な構造物があるハズなのだけれど、それがないんだよねぇ。だから、当初からこんな構造だったと思われる。

そして、おそらくそんな関係で捜査が進むのだろうと思う。

工場火災の電池メーカー、韓国当局が稼働停止命令 社員を捜査

2024年6月26日午後 2:48

韓国当局は26日、リチウム電池メーカー、アリセルの電池製造工場で火災が発生したことを受け、同社工場の稼働停止を命じた。また、同社社員3人を産業安全法違反の疑いで調査中と明らかにした。

ロイターより

大規模な犯人捜しが始まった訳だが、この話はそういう話で終わらせて良いのか?という疑問は残るよね。

大局的には安全に対するルールの徹底という辺りに落ち着くんだろうけれど、前回の記事で書いた通り、そもそも韓国ではご大層なルールを作っても端から守らないことが多い。

タイトルには「無断で構造変更」と書いたが、恐らくは安全に関するルールを最初から守る気はなかったのだと思う。

日本の工場では建前でも「安全第一」が掲げられるが、韓国の場合は利益第一なんだろうね。

コメント

  1. アバター 河太郎 より:

    う〜ん……なんでこいつらいつも「勝手に◯◯する」のでせうね?
    んで事故が起きた、そのうち喉元過ぎてまた事故が起きる。その繰り返しやん!

  2. アバター 玄米茶 より:

    「内部構造を無断で変更」となっているけど、実際は「認可を受けるための図面をでっち上げた」でしょうね。
    まぁ、韓国だって建前上は「安全第一」を謳っていると思いますよ。ただ、韓国のいう建前は「書類審査が通ればヨシ」という意味でしょうけど……

    • 木霊 木霊 より:

      そうなんでしょうね。
      しかしそうだとすると、現地確認しての許認可はやられていないことを意味します。
      消防法に基づいた点検というのもないんでしょうね。
      そのあたり、どうなっているのでしょうか。

  3. アバター 七面鳥 より:

    こんにちは。

    ……ああ。納得。

    人のこと言えたギリじゃないですが、「犯人捜してつるし上げて溜飲下げて解決したような気になる」のがいつもの事なので。
    これをやっちゃうと、真の原因にたどり着かないし、改善もされないのですよね。

    ※事故調の報告は「原因の究明」、大事なのはそこからの「改善案の作成」なのですが、愚民もマスゴミもつるし上げる相手を血眼で探すだけ。
    ※原因の究明のためには、ミスをした当人の責任を(最低でもこの時点では)責めてはいけない。ミスは誰でもするのだから。ミスした事実を語らなくなるから。真の原因が分からなくなるから。
    ※処罰は司法の仕事。原因が明らかになるまで、事故調査の時点で処罰云々を持ち出してはならないし、それを言う権利は司法当局以外は持っていない。

    やはり「儒教」というか、行きすぎた「朱子学」の影響、法治より人治を重んずる社会性が、全ての根源なのでしょうね。

    まあ、最近流行の「クルドカー」に比べればまだマシではありますが……

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      余り良い方向に行っている感じはしませんね、韓国は。
      特に今、彼の国の社会情勢が宜しくないので、犯人捜しは執拗に行われる可能性が高いです。
      しかし、保身に走る経営者も多数いるでしょうから、人身御供が決まったら、後は追求されないような動きになるのでしょうね。

      尤も、こうした話は日本でも珍しくないのですけれど。

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