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ドイツの洪水被害は「地球温暖化」のせいなのか

北欧ニュース
この記事は約10分で読めます。

支那の洪水の話を調べていたのだが、ドイツでも豪雨による影響は近年多いらしい。

気候変動の経済損害を誰が負担すべきか?ドイツで多発する激甚水害で高まる議論

2024.7.4(木)

ドイツでは、地球温暖化が原因となって、洪水による経済損害が増える傾向にある。政府と保険業界の間では、気候変動が引き起こす経済損害を誰が負担するかについて議論が行われている。激甚水害が増える日本にとっても、この議論は他人事ではない。

JBpressより

何かもう、記事の1行目を見ていきなり読む気をなくしたのだが、確かに洪水による経済損害が増える傾向にはあるようだね。それは気候変動と言えるかも知れないが、地球温暖化というのは言い過ぎではないか。

日本も、梅雨の季節に入って天候を気にかける必要のある日々が続きそうだが。

気候変動による水害の増加

ドイツでの豪雨災害

最近だと6月始めにこんなニュースが。

独南部で豪雨による大規模洪水、5人死亡

2024.06.05 Wed posted at 10:51 JST

ドイツ南部で豪雨による大規模な洪水が発生し、バイエルン州とバーデンビュルテンベルク州で計5人の死者が報告された。

CNNより

豪雨の影響でドナウ川の水位が上昇し、市街に水が流れ込んだようだ。

特に、ドナウ川の水位上昇による被害が懸念される。川沿いのバイエルン州レーゲンスブルクでは3日夜に住民らが避難した。同州パッサウでは4日午前、川の水位が平年の2倍近い9.6メートルに達した。

CNN「独南部で豪雨による大規模洪水」より

確かに大変な事態となったことは間違いないのだが……。

ショルツ首相は3日に被災地を訪れ、気候変動で洪水などの自然災害が増えていると指摘した。

環境政党「緑の党」を率いるハベック副首相兼経済相も2日、テレビ局とのインタビューで同様の見方を示した。

CNN「独南部で豪雨による大規模洪水」より

「地球温暖化で洪水被害」というのは、正に政治家達が自分たちの責任を放棄している発言に映ってしまうのは僕だけなのだろうか?

100年に一度の降水量

ドイツ気象庁にしても、「100年に一度の降水量だった」としたらしいが、本当だろうか?

ドイツ気象庁(DWD)によると、アルプス山脈に近いバイエルン州の一部の地域では、12時間に1平方メートルあたり300リットルの降雨量が観測された。DWDによると、一部の地域では6月1日からの4日間に、1カ月の降雨量に相当する量の雨が降った。DWDは、「100年に一度の降雨量だった」と指摘している。

JBpress「気候変動の経済損害を誰が負担すべきか?」より

他の事例を調べて見ると、2021年にも記録的な豪雨災害があったようだ。

まるで津波・外にも逃げられない…ドイツ洪水、死者150人超の惨事に

2021/07/19 08:00

ドイツで西部を中心に豪雨被害が拡大し、18日までに少なくとも156人が死亡する惨事となった。被害に遭ったのは河川の氾濫などの発生が少ない地域と指摘され、気候変動が影響したとの見方が広がる。9月の連邦議会(下院)総選挙でも、気候変動対策が重要な争点になりそうだ。

讀賣新聞より

こちらも河川の氾濫によって甚大な被害がでたようだ。

住民の豪雨被害の備えも不足していたようだ。半世紀前からハーゲンに住むギゼラ・ハイマンさん(79)は自宅前の道路が冠水し、「外に逃げることも出来なかった」。過去の洪水は約45年前だといい、「今回は比べものにならないほどひどい」と嘆いた。

讀賣新聞より

そして、洪水の被害自体は久しぶりのことだったようだ。

なるほど、「地球温暖化ガー」と言いたくなる気持ちはわかる。日本でもこの手の水害は少なくない頻度で発生している。

頻発する水害

だが、こうした水害の発生は、今に始まったことではないそうで。

頻発する洪水 ドイツの取り組み

このところ、ドイツでは雷を伴う大雨が続いている。そして、その影響を受けて、特にドイツの南西部では死者が出るほどの洪水が相次いで起こった。ドイツはライン川やドナウ川といった欧州有数の河川がいくつも流れているという地理的な条件を持ちながら、なぜ毎年のように洪水が発生し、大きな被害が出ているのだろうか。今回は、ドイツの洪水の特徴や、行政による取り組みと対策についてみていきたい。

2016年5月30日からの数日間、ドイツ南西部は局地的に暴風雨に見舞われた。この暴風雨により河川の氾濫が起きたジムズバッハ・アム・イン、シュベービッシュ・グミュント、ユルバッハといった街は、数名の死亡が確認される惨事となった。

ドイツでは国土の地層学的、また地理学的特性として、地震や火山活動による土石流、津波などがほとんど起こらない。そのため、自然災害と言えば水害であることが多く、近年は特に頻発している。

NewsDigestより

ふむ、結構前から水害発生があって、それなりに経験もあるようだ。

洪水に関する「土地利用規制」は、1957年に制定されてから改定を重ね、2009年に更改された「水管理法」の第六章「洪水防御」に具体的な考え方が示されている。簡単にまとめると、洪水に関する地域のリスク評価、及びそれに基づく地図と管理プランの作成が求められ、その評価により、州が「浸水地域」を認定する。「浸水地域」は、洪水の際の氾濫原として扱われ、例外を除いて「浸水地域」への新しい建物の建設は規制される。この「浸水地域」の認定については、6年ごとに見直され、浸水地域の変化にも対応。今後の洪水リスクへの積極的な予防的対策を行うとされる。

NewsDigestより

近年、洪水被害が増えているというが、洪水に関する法律は1957年に制定されてから改訂をされているらしい。

……増加傾向にあるとはいうけれども、洪水被害が以前からもずっとあったのは間違いない。

ロリンガー会長は、「ドイツの大半の建物は、洪水が100年~200年に一度の頻度で起きる地域にあるので、ほとんどの場合保険業界は保険カバーを提供できる。ただし洪水リスクが高い地域での建物の建設を禁止するなどの減災対策を組み合わせないと、一部の地域で保険料が高騰する可能性がある」と述べ、政府に対策を取るように求めている。ロリンガー氏は、ヴィ―スバーデンに本社を持つR+V保険の最高経営責任者(CEO)でもある。

JBpressより

損害額が増えているので、被害が拡大していることは間違いないのだろう。だが、本当に「地球温暖化」が関係しているのかは、どうも根拠薄弱であるように思われる。「気候変動」は間違いなかろうが、気候って結構周期的に変わるものだしね。

img
JAXAのサイトより

過去の事例と比較しても、水害の多かった地域であったことは間違いなさそうなんだが。

IPCC AR6/WG1報告書の政策決定者向け要約(SPM)における主な評価によると、これまで確認されている降水の変化について、以下が述べられています。

  • “陸域の平均降水量は 1950 年以降増加しており、1980 年代以降はその速度が上昇”
  • “陸域のほとんどで1950年代以降に大雨の頻度と強度が増加(人為起源の気候変動が主要な駆動要因)”

つまり、平均的な降水の総量が増えているだけでなく、極端な大雨の頻度や強度も増加しているのです。

JAXAのサイトより

データから分かる大雨の頻度と強度が増えていることは間違いなさそうなのだが、しかし、この話は観測データの少なかった過去の事例を比較していることもあって、鵜呑みにして良いかどうかは悩ましい。何しろIPCCの報告書だからねぇ。

傾向としては増えていることは間違いなかろう。そして、それは数年前に始まったわけではないのは事実なのだろうと思う。

そうすると、水害の増加は本当に気候変動「だけ」の問題なのかは、少々疑わしく感じてくる。「地球温暖化」を騒ぎ始めたのは最近の話だが、もうずっと前から水害は頻発していたのではないのか?ということだ。

立憲民主党の言う「コスパ」

なぜこんな記事を書いたかと言うと、実はこんなポストを見かけたからだ。

小池氏の防災対策を批判する内容で、地下調整池の整備は無駄だと言っているのである。何と言うか、アングリと口を開けてしまった。詳しいことはこちらにも言及がある。

「石神井川上流地下調節池」について費用対効果のずさんな算出を問題提起しました。 - 五十嵐えり公式サイト
都議会議員になって初めての都議会予算特別委員会での質問。テーマは「石神井川上流地下調節池」について。質疑に向けて調査を進めると、東京都の治水事業に対する杜撰な手法が明...

いや、石神井川水系って記録に残っているだけでも戦後から随分と河川の氾濫を起こしてきた場所なんだが。更に地下調整池の設備は更新する必要があるため、老朽化が懸念されている場所はいつまでも使えないという問題もある。

割と数字を積み上げて説明しているので説得力があるようにも見えるが、どうにも見積もりの甘い部分がアチラコチラに見える。

五十嵐氏の主張が正当かどうかは分からないが、かつて斎藤蓮舫氏もスーパー堤防の予算を削った実績があったし、「コンクリートから人へ」という意味不明なスローガンで色々やらかした民主党の末裔であることを考えると、どう考えても立憲民主党の方が説得力がない。

そして、メルケル政権が長きに渡って続いたドイツも、案外似たようなことをやらかしたのでは?という気がしたのである。エネルギー政策を見るにつけ、その疑いは強いのだけれど。

追記

ドイツのことに関して調査不足だったと感じたので、少し追記をしておきたい。

2013年6月のドイツ大洪水−2002年以降の洪水対策と市民運動

最終変更日時 2013年6月29日4:46 PM

堤防強化、河道拡張のための引堤や橋脚によるせき上げ対策、遊水地の敷設など、州は総額約13億ユーロの洪水対策費を投じてきた。にもかかわらず、2013年6月、またも同様の悲劇が起こった。

今回の洪水によるドイツの経済損失は120億ユーロにも上ると言われている。ザクセン州アイレンベルク市やグリマ市は水没、ドレスデン旧市街はまたもや冠水、下流のザクセン=アンハルト州では約23.000人の市民が避難を余儀なくされている。もちろん、2002年以降の11年間に渡る治水に向けた努力が一切無駄だったわけではない。例えば、エルベ川下流のザクセン=アンハルト州マグデブルク市に大量の河川水が押し寄せているのは、上流のザクセン州が一定程度の治水に成功したからと言えよう。しかし、なぜ事態の再発を防ぐことが出来なかったのであろうか。

ドイツにおける治水事業は各連邦州の管轄である。これらの連邦州は熟議を重ね、共通の包括的な防御対策を実施するはずであるが、現実はそう上手くはいかない。そこでは、2つ以上の州にまたがる河川の治水事業などに関して、調整困難な利害関係が生じていた。上流と下流、河川の両岸で異なる主体が異なる対策を施していたのが現状である。環境保護団体BUNDの専門家であるヴィンフリート・リュッキング(Winfried Lücking)氏は、その好例として エルベ川流域のウィッテンベルゲ市 (Wittenberge) を挙げる。エルベ川はブランデンブルク州とザクセン=アンハルト州を、部分的に二分する形で流れている。その地域では、ブランデンブルク州側の堤防とザクセン=アンハルト州側の堤防がそれぞれ異なる高さで建設されており、洪水の際、氾濫した河川水がどちらの州にながれるかは明白である。ベルリンの連邦政府は、各州間での利害を調整し、包括的な洪水対策に向けた指揮監督をとる必要がある、とLücking氏は語る。また、洪水研究者のユルゲン・シュタム(Jürgen Stamm)氏は、分散した管轄権に対して批判を投げかけている。

ichgmbh.comより

ちょっと古い記事なのではあるが、そもそもドイツの河川は長くゆったり流れるタイプなので、複数の治水事業体に跨がっているケースが多く、この調整が上手く行っていなかったよ、というのが2013年の記事である。11年前の話なので今どうなっているのかはこの記事からは分からない。

分からないが、文章の最後の部分はドキッとするね。

ドイツ連邦政府、州政府は、既に被災者への資金的な支援を開始し、かつ今後の洪水対策への抜本的な施策を協議している。バイエルン州のホルスト・ゼーホーファー (Horst Seehofer) 州首相は、河道拡張の為には、河川周辺地域における、買い取りなどによる土地収用も辞さないと発言した。洪水対策は、世代を超えた課題である。100年に一度の洪水から街を守る為には、政治家と市民の長期にわたる相互理解が不可欠なのである。

ichgmbh.comより

正に100年に一度の洪水から街を守れなかったというのが、本編で論じた話なのだから。

https://www.rfc.or.jp/pdf/vol_37/P_28.pdf

https://www.oyo.co.jp/pdf/technology_annual/1992_05.pdf

そして、いくつかの資料を眺めてみたのだが、どうもトレンドとしてはコンクリート製の護岸ではなく、河川の自然環境を復元するための多自然型工法が開発されて、それに基づいた水害対策をしていった経緯はあるようだ。

そういえば、スポンジ都市構想を大喜びで取り入れたのもドイツだったっけ。

コメント

  1. アバター 河太郎 より:

    シュルツてめえ科学的根拠をもって言ってるのか?? 何でもかんでも温暖化のせいにするな!!
    調査期間が無いことから、断定なんかできっこないだろう!人気取りで言ってるとしか思えない。過去の防災計画を見直したのかよ!?
    政府要人がそんな事で良いのか?
    150人以上なくなってるのに。てめえの人気取りに利用されたら亡くなられた人が浮かばれんわ!!
    蛇行する川の氾濫写真を観て欲しい。
    蛇行部の歪曲で、カーブの外側より内側の方が民家の破壊が多いか目立つ。浸水程度は解らないけれども、川はカーブの外側の方が濁流に遠心力がかかり水の破壊力は増すはず。外側が浸水程度は解らぬものの民家がぶち壊されてないのは、
    一つに植林と思しき樹木が運んでくる土砂などを防いだ(あるいは木々の根元がスタックさせて土嚢の役割したからと思える)からでは? つまり事前の設備・環境が働いてる。内側の方が泥が押し寄せているようにも観える。
    水量が半端ない(記事から脱出できない状況から推察できる。泥水が押し寄せたらドアも開かない。水没した車のドアが使えないのと同じ)から、普通は外側に泥と水がゆくはず。内側と外側で微かに高低差があるよう観えるから、そのせいはあるかもしれないけれど、もともとロクな整備をしてなかったのでは??
    ドナウはドイツの3大河川の1つだから、
    2011の氾濫時に、ちょうど温暖化が騒がれだした時期だから、環境問題に金を回して整備しなかったのを疑う!
    立憲の言ってる事は、私の予測と同じ問題をバカみたく無駄とか言ってるだけ!
    予算カットするだけなら、バカな役人と何ら変わらず、政治家でいる意味がない。なんで左派って頭でっかちで自分は賢いと思ってる奴ばかりなの??
    予算カットを見せて、人気取りしたいだけだろう。んで、実害が出た時には沈黙して絶対に責任を取らない!

    • アバター 河太郎 より:

      見直しましたが、やはりカーブ内側の方が倒壊家屋が多い!!
      外側はほとんど家屋そのものの破壊は見られません。普通は逆でしょ??
      しかも水没しかけているとはいえ、真ん中に砂州もある。防災対策をしなかったとしか思えません。

    • 木霊 木霊 より:

      まあまあ。
      これはドイツの政策ですから、日本は二の轍を踏まないようにしましょうということで。

      追記で調べたことを紹介していますが、ドイツも水害対策になるような護岸工事を色々試行錯誤でやったのだと思います。そして、自然回帰していったというお話でして、大方針としては理解できるんですが、本来の水害対策という方面の機能を失ってしまった可能性はありますね。

  2. アバター 河太郎 より:

    くどいようですが、一気に増水して押し寄せた場合、カーブの外側に水量は増えて流れる。当然に外側の方に水圧はかかるから、内側の方が物理的被害が大きいのはおかしいんですよ!
    確かにタイトな分、内側もながれは速くなるんだけれど、水害って流れの流速より押し寄せる水量なんですよ。外側にむけて力は解放されるから、流速に関わらず水が壁のようにぶつかるのは外側。
    それが逆というのは人為的な理由があると思える。

    • アバター 河太郎 より:

      そもそも外側の方が流れは速いし。
      質量(水量)✕速さ=破壊力なので、どー考えてもあの写真はおかしい!!

  3. アバター 匿名 より:

    外側は強固な護岸工事している。

    • アバター 河太郎 より:

      そうかねぇ? 証拠は?

      • アバター 河太郎 より:

        どちらが正しくても、その結果が正しい認識を共有できるなら良いと思う。ただ、もういちいち、突っかかるというか、鬼の首を取ってさらすみたいな書き方はやめろよ。
        喧嘩はやめろと木霊様に言われただろう? 

    • 木霊 木霊 より:

      そうでしたか。
      可能であれば、どのような護岸工事かをお知らせいただけるとありがたいです。

  4. アバター 七面鳥 より:

    こんにちは。

    石神井川は、通っていた高校の側なんで、なじみがありまして。
    普段はおとなしいんですが、大雨降ると……という、日本の河川の典型みたいな奴ですね。

    で、ドナウですが、日本の急峻な河川と違い、大陸の河川は総じて流れが緩やか、という事は、ひとたび氾濫すると退くのも時間かかるのでは。
    気候変動で温暖化しているのは間違いないですが、原因はどうあれ、起きた災害は『準備不足』以外の何者でも無し。ましてや、温暖化なんてお題目唱えてるなら、先回りして治水に努めるのが為政者ってもんでしょう。
    その意味で、ドイツ政府も民主党も、『民の方を向いていない』政党だと言わざるをえませんね。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。
      石神井川の氾濫は結構問題になっていると思うんですが、「最近氾濫していない」だけで、治水事業はコスパが悪いとかいう話をしだすのはどうかと思いますよ。
      もちろん、定期的に予算に無駄がないかを点検することは推奨されるべきことではあるんですが。

      ドナウの問題はご指摘どおりで、一度水が増えると何ヶ月もそのままみたいですね。
      それはつまり、一度氾濫すれば人々の生活に大きな影響が出るという意味ですから、それを守るべき立場の政治家が「地球温暖化」とか「気候変動」を言い訳にしてはいけないと思うわけであります。

  5. アバター 音楽大好き より:

    木霊様、皆さま、今晩は

    私は「温暖化」と大いに関連がある、と思っています。

    温暖化 –> 平均気温が上がる –> 大気が持つエネルギーは大きくなる –> 大気の動きが激しくなる。
    ならば、気象現象は「激しく」なる。熱波にしても寒波にしても、豪雨にしても干魃にしても極端になってくる。台風もより強力になる。
    ほんの20~30年前までは、我国には「マレ」であった竜巻も最近はかなり発生しているように思えます(統計とかを調べたわけではありませんが)

    全世界の降水量とかではなく、局地的な集中豪雨などには温暖化が大きくかかわっている、と思いますが・・・どうなんでしょうね・・・。

    気温だけではなく海水温も上がっている。水というのは「蓄熱材」なんです。海は巨大な蓄熱装置ですよね。まずいなぁ。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      僕自身は地球温暖化懐疑派ではありますが、気候が変動していないと言うほどの暴論を言うつもりはありません。そして、今回の記事は伝わりにくいとは思いますが、「ソコ」ではないのです。
      「最近、洪水多くなっているよね」ということが分かっているのであれば、100年に一度と言われる大洪水であっても警戒して予算をつけて対策をすべきだということが言いたいのであります。そういう立場の政治家が、「地球温暖化のせいでみなさんが被害に会いました」と、自分に責任がなかったかのような発言をするのは違うと思うのです。