盛り上がらない都知事選だが、出馬表明している方々がねぇ。
蓮舫氏 都知事選公約発表は小池百合子氏と同時に「同じものを出されたら辛い」模倣を懸念
2024/6/3 10:00
立憲民主党の蓮舫参院議員は2日、立候補を表明している東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)の公約について「どんどんブラッシュアップしているところだ。全体像を示すのは現職の方(小池百合子都知事)がもし出られるなら、同じくらいの時期にしたい」と語った。東京都内で記者団に言及した。
産経新聞より
斉藤蓮舫氏、カウンター百合子作戦を採るためには、どうしても後出しじゃんけんをするしかないのである。記事にする立場としても余りやる気が出ないのだが……。
選挙戦略の失敗はこの後にどう響くか
外国籍を持っていた事実を黙って議員に
小池百合子氏の東京都政が良かったかと言われれば、首を横に振らざるを得ないのだが、じゃあ斉藤氏が良いかと言われれば、コレも首を横に振る必要がある。都民にとっては最悪の罰ゲームとなっている。
30年以上「二重国籍」だったことがはっきりした蓮舫氏 それでも代表に居座るのか
2017/7/22 09:00
民進党の蓮舫代表(49)が30年以上も国籍法に違反、台湾籍と日本国籍の「二重国籍」だったことがはっきりした。
蓮舫氏は18日、「二重国籍」問題で、昨年9月に台湾籍を離脱、翌10月に日本国籍の選択宣言をしたことを示す戸籍謄本の一部などを開示した。蓮舫氏は17歳の時に日本国籍を取得していた。国籍法は日本国籍を選択する場合、22歳までに選択宣言をする必要がある。
産経新聞より
斉藤氏は、少なくとも二重国籍であったことは確実であり、実は三重国籍だったのではないか?という疑いも指摘されている。
ただ、この問題は平成28年9月に台湾籍を離脱したので、台湾籍と重複して日本国籍を有している問題は解消している。
蓮舫氏の公表をめぐっては意見が交錯している。精神科医の香山リカ氏ら有識者グループは蓮舫氏について、「参院選に立候補した時点で、戸籍謄本により日本国籍があることが確認されている」と指摘。その上で「個人情報を開示する何の義務も必要もない。開示を求めることは出自による差別を禁じている憲法に反する」として公表中止を民進党に求めた。
産経新聞「30年以上「二重国籍」だったことがはっきりした蓮舫氏」より
参院選に立候補した時点で「日本国籍」を保有していることは間違いなかったのだが、この時点で「台湾国籍」を有していた事も確実であることが判明し、したがって、違法状態で出馬したことが判明した。
参議院の被選挙権は、「日本国民で満30歳以上である」者に与えられるが、公職選挙法235条に定める「当選を得る目的で候補者の身分、職業、経歴などに関して虚偽の事項を公にした者」という縛りがある。
有権者に重国籍者であり、法律に反する状態である事を黙って出馬している時点で、虚偽の疑いが濃厚だ。何故なら、選挙公報などの「台湾から日本に帰化」という説明がなされていたからだ。
そして、当選後も嘘を続けて、主張も二転三転しているというから、彼女の何を信用して投票すれば良いのか?という話になる。
小池氏の学歴詐称疑惑
なお、小池氏の方は学籍詐称疑惑が指摘されているのだが、こちらは無問題である可能性が高い。
卒業証書を開示しても「疑惑」再燃 カイロ大学を巡る小池氏の40年
2024/5/30 05:00(最終更新 5/30 13:19)
東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への立候補の意向を固めている現職の小池百合子知事(71)に対しては、エジプトのカイロ大を卒業したとの学歴を疑問視する見方がたびたび取り沙汰されてきた。
毎日新聞より
そもそも外国の大学の卒業資格は金で買うことが出来るので、小池氏のケースがそうであるかは不明でああるが、「エジプトのカイロ大を卒業したとの学歴」というのは間違いではない可能性が高い。
ただ、日本人のイメージとして、カイロ大学に数年間通学して卒業したというものがあるが、そんなキチンとした形ではなくとも正規に卒業できる。
色々分析がなされてはいるが、割とどうでも良い話。彼女が卒業証書を持ち、在日本エジプト大使館が「正式な手続きにより発行された」と表明された時点で、この話は終わっているのだ。
小池都知事は「カイロ大学を卒業」 大使館が声明文公開
2020年6月9日 22時58分
エジプトのカイロ大学は8日、小池百合子東京都知事が「1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したことを証明する」との声明を発表した。小池氏をめぐっては、一部週刊誌が「学歴詐称疑惑」を報じていた。
在日本エジプト大使館がフェイスブックで声明文を公開した。声明は、小池氏の卒業証書は「カイロ大学の正式な手続きにより発行された」と説明。
朝日新聞より
エジプト政府が、卒業証書の真正性を保証した段階で、蒸し返す意味がなく、ここで争うことはエジプト政府の判断を疑う国際問題に発展しかねない問題となる。
よって、カイロ大学の話は筋が悪い。小池都政の問題点を挙げた方が未だ建設的なのだが、ここは斉藤氏が日本共産党の支援を受けている時点で手を出しにくくなってしまっている。
ブーメランの使い手
なお……、斉藤氏はボーナス問題でも批判されている。
都知事選出馬の蓮舫氏、議員辞職時期も注目 6月1日以降ならボーナス満額支給
2024/5/31 14:16
東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補を予定する立憲民主党の蓮舫参院議員を巡り、期末手当(ボーナス)の支給に絡めて議員辞職する時期がSNSで注目されている。6月1日以降に辞職すれば、期末手当は全額支払われる一方、5月31日までに辞めれば支払いは8割にとどまる。蓮舫氏の議員辞職は都知事選出馬に伴うため事情が異なるものの、不祥事で辞める政治家に対するボーナス支給を問題視してきた背景がある。
産経新聞より
斉藤氏にボーナスが支給されること自体は問題ないと、僕は考えている。ただ、ボーナスに関しては彼女が散々批判してきた部分である。
公職選挙法違反(寄付行為)の罪が確定した菅原一秀元衆院議員(自民党離党)が令和3年6月に議員辞職した際、蓮舫氏はXで「ボーナス支給前に辞めなかった判断もお伺いしたいです」と投稿した。菅原氏は「当初から返上するつもり」として、期末手当の全額を東日本大震災義援金に寄付している。
産経新聞「都知事選出馬の蓮舫氏、議員辞職時期も注目」より
満額支給の資格をゲットした斉藤氏だが、自分自身は過去にボーナス絡みで散々批判を繰り返した人物である。
にもかかわらず、都知事選に出馬し、国会議員を辞めていない状態を続けている。都知事になるためには議員を辞職する必要があるため、斉藤氏は何処かでは議員辞職しなければならない。そして、現時点で議員の活動を行ってはおらず、都知事選の準備を進めているのである。
議員歳費は日割りで支給されるため、議員であり続ける以上は歳費がカウントされるのだが……、アナタ、ボーナスを含めて貰う資格が本当にあるの?という疑念は浮かぶ訳だ。
なお、斉藤氏、議員辞職したとしても参議院から衆議院に鞍替えすれば再び議員に返り咲く事が可能である。都知事選で敗退したとしても、選挙で顔が売れれば衆議院議員に当選する可能性が高くなるのだ。
都知事になった時にやりたい政策はない
そんなわけで、斉藤氏は都知事選を前にして政策の発表をしていない。
東京新聞はこんな事を嬉しそうに報じているが、アンタは思いついてすらいないよね?どこはどうなのよ。
蓮舫氏は同時期に公約を発表する狙いについて、「例えば私が早く出した公約と同じものを持ってこられたら辛いなと思うところもある」と模倣される恐れを懸念した。「時間をかけてまとめたものを同時に見せることで都民も比較しやすいと思う」とも指摘した。
産経新聞「蓮舫氏 都知事選公約発表は小池百合子氏と同時に」より
同時に出すなどとは言っているが、同じものを出したくないという思惑が透けて見える。
小池氏は出馬の意向は示したモノの、政策については発表していない。まだ、出馬を決定したという発表も未だにない。
続々と都知事選挙に出馬する人の名前が挙がっているが、相変わらず小粒で小池氏に対抗できるような人材は見当たらない。有名なところでは元航空幕僚長だった田母神氏がいるが、この人、有名なだけで選挙に強いわけではない。過去に負けているし、公職選挙法違反をやらかしているしね。
政治家としての適正があるとは思えない。
かといって、タレント候補が良いという話も出来ないので、候補者が乱立すればするほど小池氏は有利になる。
あ、忘れていたが、石丸氏については特に言うことはない。第4代広島県安芸高田市長の役職を1期で放棄。YouTubeでは人気があるらしいけれど、特に優れた政策があったわけではない。都市の規模が違いすぎるので前職の経験は全く参考にならないので、素人候補よりややマシレベルだろう。
最悪の罰ゲーム
そうすると、対抗馬として斉藤氏が立ち上がったことは、悪いことではないのだろうが、じゃあ都政を任せたいかというと殆どの人がそうではあるまい。
つまり、現時点において都知事選はババ抜き状態である。
多くの人は政策論争が聞きたいのだろうが、それすら覚束ないのが現状なのだ。小池都政に不満はあるが、一応実績らしきものもある。だから、刷新するのであればどんな方向性が良いのかという話を聞かないことには、投票する方も困るというもの。
まあ、政策論争はこれからなんだろうけれど、選挙前からこんなポンコツな状態で綱引きをやられても、有権者は興味を失うばかりである。政治不信に繋がりかねないこの状態を放置することが良いことだとは思えないのだが……。
コメント
東京は人口と経済規模で一国なみなんてさけれどね。まぁコレじゃあ……。
しかし蓮舫……この女は若い頃にキャンギャル(クラリオンガール)だったはずで、容色の素地は人並み以上のはず。
ところがいつも観ると醜いなぁと。
容色が衰えたとかでなく、人格の歪みがシワや左右非対称な顔つきとかに出ているとしか思えない。昔、キャンギャルの時の写真は、さすがにシンメトリーてしたよ。なにがそうさせるのか解らんが。
女の顔を批評するな!とお叱りを受けそうですが、顔立ちなら容姿で飯を食ってた人ですから、それは当たらないでせう。で歳のせいでもない。吉永小百合さんとかオードリー・ヘップバーンとか
老いてもキレイでしょう。
人格の歪みが表情筋を歪ませて、顔の造作を捻じ曲げたとしか思えない。
私ね鍼灸師てもあるから体表解剖学を学んでるし、美容鍼灸も臨床してるから、顔の造作が歪むの知ってるんですよ!
これ誹謗中傷ではなく、解剖学的な見地からの実感ですね!!
小池氏については、「小池の乱」の時に
思ったです。
戦術家としては一流。戦略家としては三流以下。戦国時代の武将なら一城の主になったろうが、一国はムリ過ぎる。
そんな感じですかね。私見ですけど。
都知事は、ローマ皇帝ネルウァよろしく「良き知事が立候補するまで、現状維持に努める」って公約でも十分勝ち目がありそうなくらい、ろくな候補者がいないですね。
ところで、蓮舫の多重国籍疑惑について、当時の記者会見で提示された「国籍離脱証明書」に偽造の疑いがあるんですけど、これも有耶無耶のままなんですよね……
>蓮舫の国籍離脱証明書に偽造疑惑。台湾人が指摘
http://netgeek.biz/archives/99705
>【更新】蓮舫代表の国籍喪失許可証についての疑問
https://www.google.com/amp/s/agora-web.jp/archives/2027298.html%3famp=1
クラリオンガールだったハズですが、周りに持ち上げられ続けてここまできました!という感じですね。
これで喋らなければ未だ良いのかも知れませんが、感情むき出しにすると……。
今回の都知事選候補者たちが、どれだけ瑕疵ある人物たちか、ということよりも、
東京都民が自分たちの代表者選挙に関心がないところが問題ですよねぇ。
都知事選では、件のお二人を除外して、投票してもらいたいものです(若者世代に期待)。
自・公がステルスでK氏のケツ持ちをするというウワサが流れていますが、
K氏かR氏を選ぶかなんて、ペストを選ぶかエボラを選ぶかの自虐的選択ですから、
無党派層都民はよく考えてね。
何もしなかった小池百合子氏よりも、素人候補を選んだ方が良いのか?という困った選択肢なのですが、斉藤氏だけはナイですな。
小池氏が沈黙したままなので、どういう展開を迎えるかは予断を許しません。
自・公で小池氏支持というのもおかしな話なんですけどねぇ。
こんにちは。
最近、どこもかしこも、自治体の首長の劣化が激しくて嫌になりますね。
良い首長を選びたくても、選択肢すら与えてもらえない。
思うに、本当に頭のいい人は、首長なんて「軽い神輿」の「お飾り」は御免被るのでしょう。
その結果として、エエかっこしいの軽薄短小だらけになる。
それにしても……リベラルの方々って、どうしてこう、セルフ制裁、ブーメランの類いがお好きなんでしょうね?
自分が何を言ったか、本気で覚えてないんでしょうね……それでクビにならないんだから、楽な仕事で羨ましい。
こんにちは。
首長に誰を選んでもダメっぽいというのは、全国共通になりつつある認識ですね。
どうして真っ当な方が候補者として擁立されないのか。
相変わらず東京新聞の立民推し酷いね、と思って調べたところ最近知ったんですが、
岡田克也の実弟が東京新聞の発行元:中日新聞社東京本社の編集委員だったんですね
自民にはあれこれ民間と引っ付くなと言っときながらブルーなんちゃらといい
よほどマスコミとの癒着してるのはどうなんでしょう
ちなみに引用されてるポストですが、センセーショナルにするためか、無能と誤認させるためか分かりませんが、
百合子の学歴詐称→デマ、公約達成0→実は一部達成(殺処分0達成、待機児童0:50%減、電柱0:中心地で95%、全体40%達成)なので
実績ベースで評価したほうがまともなクソを選べると思います。
小池氏のダメな部分は当然ありますし、築地問題に腹はたてていますが、達成率ゼロというのは確かに嘘なんでしょうね。
とはいえ、評価しているのは待機児童の話だけで、電柱の話は小池都政以前からありましたから評価ポイントにしていいかどうかは悩ましいところです。
実績ベースで評価というのは、同意します。
あちらこちらにコネがあってこその政治家です。そうした話があっても不思議はないでしょう。
それが特定の事件に何か悪さをしていると言うことでは、現状はないと思います。
ただ、東京新聞が殊更立憲民主党に有利な言説を垂れ流す特定のバイアスに偏りがちな理由の1つは、間違いなくそれなんでしょうね。参考になりました。
かつて、あるアメリカ人が、トランプとバイデンの大統領選挙を心筋梗塞か癌の選択と言っていた。
都知事選も似たようなものでしょうか?
アメリカ大統領選挙も、3期連続で酷い状況ですよ。
何故老人ばかりが元気が良いのか。
都知事選のベクトルとはまた違うわけですが、選択肢の無さという意味では似たような部分はありますね。
民主主義の宿命なんでしょうけれど。