アメリカ、支那のスパイ気球を撃墜

北米ニュース

おー、アメリカ、やったね。

【随時更新】米本土飛行の中国気球 戦闘機が撃墜 中国は反発

2023年2月5日 19時25分

アメリカ軍は米本土の上空を飛行してきた中国の気球を、南部サウスカロライナ州の沖合で撃墜しました。今後、気球の残骸を回収し分析を進めることにしています。

NHKニュースより

領空侵犯したのだから、撃墜されても仕方がないね。

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領空侵犯の言い逃れは難しい

戦闘機で撃墜

F-22戦闘機を出撃させていたのは知っていたけれど、ミサイルで撃ち落としたか。

こちらの記事の続報ということになるが、アメリカ、容赦ないな。

アメリカのオースティン国防長官は、現地時間の4日午後、日本時間の5日、午前5時すぎに声明を発表し、南部サウスカロライナ州の沖合の領海の上空で、アメリカ軍の戦闘機が、アメリカ本土の上空を飛行してきた中国の気球を撃墜したと明らかにしました。

アメリカ国防総省の高官によりますと、現地時間の午後2時39分、日本時間の午前4時39分にF22ステルス戦闘機が気球に向けて空対空ミサイル1発を発射し、海に墜落させたということです。

NHKニュース「【随時更新】米本土飛行の中国気球 戦闘機が撃墜 中国は反発」より

嘗められたままではないところが素晴らしい。

これについて、バイデン大統領は、今月1日の時点で、できるだけ速やかに撃墜するよう指示していたことを明らかにし「軍は地上への被害を避けるため 気球が海の上に出るのを待っていた。撃墜に成功したパイロットたちをたたえたい」と述べました。

NHKニュース「【随時更新】米本土飛行の中国気球 戦闘機が撃墜 中国は反発」より

発見された時点では、領土の上空にあって撃墜すると破片が下に落ちてくるということもあって撃墜することはせずに関しを続けていたようだが、洋上に出た段階で撃墜した模様。

低速で飛行するとはいえ、高硬度を飛行する気球の撃墜はそれなりに難しかったと思うが、あっさりとやってのけたようだ。

強烈な不満

で、この対応に対して、支那は「強烈な不満と抗議」を示したようだ。

【速報】アメリカの気球撃墜に中国外務省「強烈な不満と抗議」を発表

2/5(日) 9:09配信

「偵察用」だとする中国の気球をアメリカが、大西洋上空で撃墜したことについて中国外務省は「強烈な不満と抗議」を発表しました。

Yahoo!ニュースより

ルール上は、アメリカの領空を侵犯したのだから、撃墜されても文句は言えないのだが、支那は強烈な不満を示してみせた。

中国国防省の報道官は5日、談話を出し、「アメリカ側が武力でわが国の民間の無人飛行船を襲撃したのは、明らかに過剰反応だ。アメリカ側のやり方に厳重に抗議し、必要な手段を使って類似の状況に対処する権利を留保する」として、必要に応じて対抗措置をとる姿勢を示唆しました。

NHKニュース「【随時更新】米本土飛行の中国気球 戦闘機が撃墜 中国は反発」より

明らかな過剰反応ねぇ。

img

支那が「民間」だと主張する気球だが、支那の企業の大部分は国有企業である。

中国では、軍事装備の製造を担う複数の国有企業が、偵察や監視などを行う気球を開発しています。

このうち、中国軍の主力戦闘機を製造している「中国航空工業集団」は、15日間続けて任務にあたることができるとする飛行船のような形をした気球を開発したほか、宇宙開発を担う「中国航天科工集団」は、軽量で半径およそ40キロを監視することができるという気球を開発しています。

NHKニュース「【随時更新】米本土飛行の中国気球 戦闘機が撃墜 中国は反発」より

今回の気球が本当に偵察目的で使われていたかはハッキリしないが、アメリカが回収した破片から何らかのデータが得られる可能性はある。

アメリカ国防総省が中国の気球を撃墜したと発表したことについて、中国外務省は5日談話を出し、「中国はアメリカに対し、無人飛行船が民間のものであり、アメリカに入ったのは不可抗力で、全く予想外の状況だと何度も伝え、冷静かつ理性的に処理するよう明確に求めていた」として、強い不満と抗議の意を表明しました。

NHKニュース「【随時更新】米本土飛行の中国気球 戦闘機が撃墜 中国は反発」より

不可抗力だから、OKという発想は良くわからないが、支那も撃墜されるとは思ってはいなかったようだ。

気球の進路を操縦できるタイプだったか否かで、今回の話、アメリカが悪かったのか支那が悪かったのかが変わってくるとは思うが、基本的には支那が領空侵犯をやらかした事実は変わらない。これが一般的な航空機であればトラブルで何処かの飛行場に着陸などという流れになると思うが、気球だからねぇ。

今後、類似ケースについてどう対処していくのか?ということが話し合われる可能性はあるが、この気球がどんなデータ収集をしていたのかが分かると、又、色々と動きが出てきそうだ。

追記

コメント頂いたので、情報を追記しておきたい。

中国気球の下部にあった物体、バス3台分の長さ 米分析

2023.02.05 Sun posted at 17:30 JST

米国本土の上空を飛行し、米軍戦闘機が東部沖の領海上空で撃墜した中国の偵察気球の問題で米国防総省当局者は5日までに、気球の下部に据えられていた物体の長さは約90フィート(約27.4メートル)だったとの分析結果を明らかにした。

米国の都市でみられる市内バスの約3台分の長さに相当し、気球の操舵(そうだ)装置と監視機器類で成り立っていたとみている。

気球自体はこの物体よりはるかに大きい形状だったとしている。

米国防総省のライダー報道官は先に、気球と下部の物体を飛行船とつりかご状の船室に例えてもいた。

CNNより

……また、随分とデカい気球だったようだ。そして、気球から吊り下げられていた装置も長さが27.4mと、巨大だったようだ。

これは日本上空を通過した機体(恐らく同一個体)のものだが、大きいというよりは「長い」と表現した方が適切なんだと思う。

そして、大きさだけで機能が判断できるワケでは無いが、気球の操舵が可能だったという可能性については既に示唆されていて、狙った航路を飛んでいた可能性は否定できなくなりつつある。

予想されている航路はこんな感じで、日本上空を通過していったことがわかる。仮にそれが本当だとすると、何故気が付かなかったのか?という点も問題になるな。

そして、これだけデカいものが墜落してきたらと思うと、そりゃ迎撃を躊躇う。アメリカ軍ですら海上にでてから撃墜しているしね。が、早いうちに捕捉出来たのであれば、もっと手前で撃墜できたはずで、コレだけデカいものが上空を通過して殆ど気が付かなかったというのは、アメリカ軍を含めて怠惰であったと言わざるをえない。

追記2

もう1つ。

中国気球、軍の戦略支援部隊が関与か…「内モンゴルの基地から打ち上げ」情報も

2023/02/05 23:33

米軍に撃墜された中国の偵察用気球について、中国軍で宇宙やサイバー、電子戦などを担当する戦略支援部隊が背後で運用に関与しているとの見方が出ている。同部隊は、製造コストが低く、撃墜されても人的被害のない偵察用気球を、衛星による偵察を補完する装備品として活用しているとみられる。

撃墜された気球は、同部隊が中国内モンゴル自治区で管理する衛星発射基地から打ち上げられたとの情報がある。同部隊は、戦略に関わる情報の収集を役割の一つとし、偵察衛星を運用して米軍の核兵器施設などの監視を行っているとされる。

ただ、衛星による偵察は上空通過の時間帯が限られ、雲の有無など天候条件にも左右される。中国軍の内情に詳しい関係者によると、中国軍は偵察用気球を衛星で常時監視しきれない場所に投入し、定点監視ができる態勢を整えようとしているという。

また、同関係者は気球の運用について、「戦略支援部隊は軍民融合を活用し、民間に運用させている」と指摘する。

讀賣新聞より

支那における「民間企業」のカテゴリーは、諸外国のソレとは違う。一般的に民間企業とは、公的機関に属さない民間が出資および経営を行う企業を指すのだが、支那の企業の殆どは、役員に共産党員を抱えなければならない規定になっている。

そして、資金供給も共産党より行われている実態がある。

そもそも支那における私有財産というのは、支那共産党が認める範囲内のものでしかなく、土地1つとっても企業が所有できるものではない。

今回の気球の正体がどのようなものであったかは、そのうち明らかになると思う。しかし、本当に民間企業の所有物であれば、その民間企業が前面に出てきてその所有権を主張しそうなものだが、そんな様子は微塵も無い。そういう意味でも、非常に支那の主張は疑わしい。

追記3

自衛隊は気球を確認していないとか。

日本に気球飛来なら… 自衛隊、緊急発進で警戒監視

2023年2月5日 21:00 

米軍が撃墜した中国の偵察気球が日本に飛来した場合、自衛隊は戦闘機の緊急発進(スクランブル)などで警戒監視にあたる。領空侵犯は国際法違反になる。気球であっても武器を使って動きを妨げることは禁止されていない。

防衛省の青木健至報道官は3日の記者会見で「これまで気球による領空侵犯について確認して公表した事実はない」と話した。米国の事案と同様のケースが過去に日本であったかを問われて答えた。

日本経済新聞より

うん、まあ、確認していなければ仕方が無い……、というとでも思ったか!

しかし、アメリカが前例を作ったので、次からは撃墜可能だね。

ちなみに、迎撃にはF-22「ラプター」が出撃し、サイドワインダーで撃墜した模様。

中国の偵察気球、F-22が撃墜 サイドワインダーで

2023年2月5日 12:45 JST

米国のオースティン国防長官は現地時間2月4日(日本時間5日)、中国の高高度監視気球を安全に撃墜したと発表した。米空軍によると、バージニア州ラングレー空軍基地の第1戦闘航空団のF-22「ラプター」戦闘機が、気球に向けてAIM-9X「サイドワインダー」ミサイルを1発発射。サウスカロライナ州の沖合約6マイル(約9.7キロ)、水深約47フィート(約14.3メートル)の地点に落下した。けが人はなかった。

~~略~~

F-22は高度5万8000フィートから気球に向けてサイドワインダーを発射。気球の高度は6万から6万5000フィートだった。

aviationwireより

F-22「ラプター」を日本の航空自衛隊は保有していないが、F-15Jは保有している。実用上昇限度が56000フィート(17km)なので、F-15Jでも撃墜は恐らく可能。

……可能なのかな?何れにしても好きに領空侵犯されるのはキモチワルイので、何とかし下さい。

追記4

どうやら、現行法では気球を撃墜できない模様。

佐藤正久氏の発信は、松川るい氏よりは正確だろう。現行法にて撃墜する法的根拠なし、という事になるとかなり厄介。ドローンが飛来する可能性も含めてリスクは高まっているのだから、早めに法制化して欲しい。

追記5

さて、米軍が回収したらしいぞ。

特に空軍の撃墜したシーンを映した動画は秀逸である。

なお、日本では迎撃可能か?という点について、防衛大臣は「やる」と答弁はしたが、佐藤氏は否定的な見解を示している。

F-15J+サイドワインダーでは少々迎撃は難しいのは現実かも知れないが、04式空対空誘導弾を使えば迎撃ができるのではないか?と分析する方もいる。佐藤正久氏の発言も気になるが、是非、宇都隆史氏にもコメント頂きたいところだ。

コメント

  1. おはようございます

    本件、米国では昨日から取り上げないSNSやメディアがないほど大フィーバー状態です。

    CNNの速報では、大きな気球の下にバス3台分相当の貨物が吊り下げられていたそうです。

    いったい何が入っていたのでしょうね。

    • けんさま 木霊さま 皆さま おはようございます。

      >大きな気球の下にバス3台分相当の貨物が吊り下げ

      クソでか!

      ペイロードでバス3台分って爆撃用?ツェッペリン号並み「本体は下手すりゃ100m越え!?」

      バルーンと言うから大きくて直径十数m程度と思ってたけど、このサイズ、気象観測用なんて言い訳通るハズがありませんな。

    • こんばんわ、以下追記です。

      破壊された気球の付属物は10マイル四方に落下したらしく、警察や沿岸警備隊、
      海軍が落下した付属物の回収をしています。
      当初下手に出ていた支那は一転して態度を変え、米国に対し報復を警告したそうです。
      付属物の中になにか知られると不味いブツでも入っているんでしょうか?
      なんだかワクワクしてきますねw

      • 追加情報ありがとうございます。
        何が出てくるんでしょうかね。
        報道されることを期待しています。アメリカでは注目度が高いようですしね。

    • 一応、国内のメディアも取り扱っているようですが、テレビは随分及び腰な印象です。
      CNNの報道は追記させて頂きました。

  2. こんにちは。

    万一、領土内で堕として、有害な何か(放射性物質とか猛毒の何かとか)が漏洩する危険性を考えると(そして支那はそういうものを平気で兵器に使いそう)、海上に出るまで待ったのは正解なのでしょう。
    偵察衛星に比べれば低空とは言え、届くのがF-22しか居ないというのも。

    ただ、アメリカが先例を作ったので、今後各国で「正体不明の気球は堕としてヨシ!」になるかも知れませんね。
    堕とせるかどうかは別にして。
    ※戦闘機が上がれなくて、パトリオットなら届くかな?
    ※とにかく強気に出てみる、と言うのがモロわかりの支那報道官の対応でこれまたいとおかし、です。

    • そうですね、確かに気球を利用した化学兵器撒布という可能性もあるでしょう。
      ただ、風船爆弾然り、なかなか狙った場所に移動することの難しい兵器となるでしょうから、その有効性は若干疑問が残ります。「成功したら良いな」くらいの位置づけでないと、使いにくい用に思いますよ。

      今後、日本の航空自衛隊が、高高度を飛行する気球を撃墜できるか?について、議論していくのでしょう。遅きに失した感はありますが、前回の時に議論していなければそうなんでしょうね。

    • 届く兵器がF-22だけだった、ということは恐らくないと思います。
      ただ、確実に視認して攻撃する事を求められたので、F-22を使ったということではないか?と、想像しています。

      アメリカが撃墜をしたことで、他の国でも「撃墜してヨシ」という事にはなりそうですね。

      • 横合いから失礼します。
        そこでF-106&ジニーミサイルですよ!(違

        要撃に上がれたのがたまたまF-22だっただけかもですが、上昇限度より上を撃つのはちと大変なので、やはり最新鋭機の見せ所だったのでしょう。

        ……よりも「赤外線追尾型」のサイドワインダーで堕とせたってのがすごいと。
        ※同じ赤外線でも、初期型の「熱線追尾」ではなく、最新型は「赤外線画像認識」だそうで。
        ちょっと前のトマホークもそうですが、同じ型番(追番違い)かつ似たような外見でも、中身がガラッとリニューアルされているのがアメリカ製兵器の怖いところです。

      • ジニーミサイルって何ぞや?と思って調べてしまいました。
        核弾頭付き無誘導空対空ロケット弾なんですね。固体燃料ロケット・エンジンで推進する強力なミサイルみたいですが、流石に無誘導では迎撃は難し(違

        サイドワインダー1発で撃墜ですよ?パイロットの腕の良さに感激しました。
        オマケで動画まで。

  3. 中国があっさり自分のとこのと認めたの含め、何がやりたかったのかほんとに謎ですが、だからこそ嫌がらせとしては効果的…なんですか、ね?
    PAC3とかスタンダードとかで普通に落とせはするんでしょうけど…気球に馬鹿高額いミサイルなぁ…とはなるでしょうし。
    気球ダメなの?だったらこっちは衛星も撃墜するアルネ!高度100kmルールとか知ったこっちゃないネ!と、イカれたエスカレーションは普通にやらかしそうでもありますが。

    • 支那の外交部は余り重要な情報を持たずに、脊髄反射的に会見をする傾向にあります。
      後日、異なる見解を示すケースは比較的見られますしね。

    • 空気抵抗その他諸々無視すれば、落着速度はv=√2gh 気球の高度hをざっくり20km(65000ft強)として、重力加速度g=9.8m/ss…も、丸めて10m/ssて事にしちゃえば、落着速度vは秒速630m強。マッハ2弱(滅茶苦茶大雑把ですがざっくりと)
      逆に言えば地上から初速でマッハ2以上出せれば届く高度。弾道迎撃ミサイルなら余裕(過ぎ)。何ならちょっと気合い入れれば高射砲でも届くんでは?な微妙な感じで…実際、一番お安くつく迎撃方を選んだよ。ってとこなんでしょうかね。
      サイドワインダー一発だって決してお安くは無いですし、上向きに撃ってちゃんと当てるのだってそれなりに難しかったハズと思われますが。

      • 名六さま 木霊さま 皆さま こんばんは

        >何ならちょっと気合い入れれば高射砲でも届くんでは?

        水素ガス飛行船・爆撃機・であった20世紀初頭のツェッペリン飛行船も、内部隔壁・多数バルーン内蔵といった対策のため通常弾丸では撃墜できず水素強制引火させるための燃えながら飛ぶ曳光弾(どうもツェッペリン撃墜のために開発されたらしい)が必要だったようです。現代の気球・飛行船はそれに加えヘリウムガス式で更に燃えにくく、確実に落とすためには炸薬が必要なようで。。。

        あと色々報道されてますが、バルーンは大きさの割りに電波反射面積が小さくてレーダー照準が当てになりにくいこと、エンジンがないので赤外ホーミング効きにくいetc 追尾や、炸薬爆発させるための信管作動も微妙

        等々で「確実に落とす」ためには「目視ロックオン」「画像ホーミング・信管動作」等の条件が重なった結果がF22+サイドワインダーらしいですね。木霊さんの仰るように、日本だとF15J+AAM-5 あたりで可能のような、、しかし高価ですね。

        >皆さま:恐らくの推定経緯

        普通こんなバルーン見つけても、いきなり犯人はわからない。発見当初からシナ製らしい。過去に似た事例etcとかあること、木霊さん追記1の推定航路まであると言うことは、もっと小型が何度も来てて

         米国としてはもう判ってて、発進場所は韓国・日本のレーダーで監視してて「泳がせていた」それをシナは防空突破してると勘違いして調子に乗って、さすがに米国も泳がせたままではいられない戦術核でも載せられそうなデカい飛行船を、基地上空に長時間、、などとナメたことをしてきたので「いい加減にしろ!」の、発見公表・撃墜だったのじゃないかな?

         だから自衛隊も当然知ってるけど、とりあえず「知らない」と言うのが米軍とのお約束だから三味線ならしてるのでは

         しかし、シナもこれだけ公然とケンカ売って、、台湾有事が本当に近そうでコワイ

      • 追記させてもらいましたが、BOOKさんの推論は強ち間違いでは無いと思いますよ。
        過去に何度も気球は発見されていて、今回は問題が大きくなったから撃ち落とした。
        当然、その結果も受け入れる覚悟がアメリカにはあるという流れですね。

        決定的に関係悪化した、とまでは行きませんが、ブリンケン氏が支那訪問を延期(おそらく無期延期)してしまいましたからねぇ。

  4. フセインが研究してたムカデ砲とかは?
    ああ…エイムが出来ない。
    でも、あーいうシンプルな方法でできんかなぁ? 

    • 山童 さま 木霊さま 皆さま こんばんは

      >ムカデ砲とかは?

      現行兵器&確実を狙えば戦闘機+空対空ミサイル という米の選択がほぼ最適じゃないかな?てのが上の書き込みでした

      問題は照準つけにくいこと。有利な点は落としにくいとは言っても強固な装甲はないことなので。。。。

      用途モディファイを視野に入れると

       広範囲用対人兵器たとえばクラスター爆弾やボール爆弾とか 或いはネバネバやプチプチまで考慮に入れると気化燃焼爆弾とか、、、ただしこれらは通常「対地」兵器なのでこれを「対空ミサイルの弾頭」としてモディファイするのが有効かも?ただ高価なとは変わらないし元々色々問題ある兵器なので悩ましいですね。

      多少想像力を豊かにすると

       自立・自爆型ドローンに耐寒・低気圧対策しバルーンで目標高度まで運ぶ。あるいはそもそも対バルーン用の小型飛行船型ドローンを使う。のが安価そう。

      (しかし高度20kmとなると耐寒-70℃低気圧1/10程度必要なので電池・電動つらい。ターボエンジン式?ジェットエンジンにしちゃうと結局高価だし、悩ましい)

      ロマン兵器まで入れると

       上記を刃物やチェンソー振り回すタイプとして自爆じゃなく目的達成後帰還するようにすれば(笑)

      • う〜ん…BOOK様の仰る燃料気化爆弾ですが、ようは粉塵爆発みたいなものでせう? こっちも燃料積んだバルーンを打ち上げておいて、散布した直後に引火させるとかダメですかねぇ…?
        自衛隊のレールガン開発には否定的だったのですが、こういうの観ると、あった方が良いのかなぁ?

      • 山童 さま 皆さま こんばんは

        >こっちも燃料積んだバルーンを打ち上げておいて、散布した直後に

        そのためには「うんと接近(50m以内、できれば接触)」する必要があるので、その仕組みが自立・自爆型ドローンと言う意味のつもりでした。

        >自衛隊のレールガン

        レールガンは要するに超長射程火砲なので、バルーン落としには恐らく向いていない。マイクロ波も機器破壊出来ても樹脂製バルーンは破壊できず「落ちないから着弾がわからず」使いにくい。悔しいけど(何がw 近未来兵器だとレーザーでぶった切るのが一番向いてるかなあ?

           。。。やっぱ七面鳥さんご推薦のF-106&ジニーミサイル(違w

    • ムカデ砲って、何処かで聞いたことがあると思ったら、多薬室砲ですか。
      確かに動的目標に対する照準合わせは難しいのでしょうが、それ以上に他の問題を解決するのが難しいかと。
      ジェラルド・ブルが現代に生きていれば、色々な改善案が出てきたかも知れません。

      発射時に加速させるという意味であれば、レールガンのほうがより現実的ではないでしょうかね。

  5. 2/6(米東部時間)のアップデート記事です。

    Bloombergの報道によると、支那からの気球は、トランプ大統領時代に何度も米国で目撃されていて、各地の軍事施設を偵察していた可能性が高いそうです。
    https://www.msn.com/en-us/money/other/chinese-balloons-were-spotted-near-us-bases-during-trumps-era/ar-AA17bbiW

    米政府・国防総省は、ある程度知っていて様子見していたのかもしれません。今回の気球の残骸から、支那の軍事偵察を立証する証拠が出てくるかが肝になりそうです。

    • ありがとうございます。
      追記しましたが、トランプ政権時代以前からそれなりの数報告されているような感じですね。

      米政府・国防総省が本件を含めて、事前に補足していたことは疑いようがありません。
      そして、残骸の解析が既に進んでいて、少なくとも軍事利用するものであるという結論になりつつあるようですよ。

  6. 木霊さま 皆さま こんばんは

    >どうやら、現行法では気球を撃墜できない模様。

    これ、もし大陸・半島から風船爆弾が飛んできても迎撃できないってことですよね? 太平洋わたるのと較べればごく近場で命中精度も高いだろうし 大問題じゃないですか! 

    >>どうやら、現行法では気球を撃墜できない模様。。。。法改正が必要、要望する

    賛成!ぜひとも法改正を!

    • これは、対策ができるように法改正が必要ですよね。
      防衛大臣と佐藤正久氏で見解が異なるようですが、個人的にも根拠法から判断するに、落下の危険性が無い以上は迎撃が難しいという判断です。
      実際に、北朝鮮のミサイルはスルーしていますし、そういう対応しか出来ないのでしょう。
      ですが、今後はそれについても対処出来るように市無ければならないと思いますよ。

  7. 木霊さま 皆さま こんばんは

     しかしこの鮮明な写真から見るに。。。
       「太陽電池パネル展開した小型人口衛星バルーンにそのまま吊るした」 
     だけ? (あ、端っこにプロペラ追加して)

     以前ご紹介頂いたJAXA小型合成開口レーダー衛星
      https://www.jaxa.jp/press/2021/03/20210310-1_j.html

     を宇宙に上げる前にバルーンに吊るして性能確認実験しました、この写真ですと言われても納得して信じちゃうだろう形。と見れば撃墜写真もそう見える。シナも合成開口レーダー衛星は持ってるだろうし、部品共通化・徹底コストダウン観測兵器とすると、こんなの人工衛星よりはるかに低空にばらまかれると脅威はデカイ。

    • 佐藤正久氏のtweetの写真は実に鮮明でした。
      何処から引っ張ってきたかは知りませんが、恐らくは防衛省辺りが持っていたのでしょう。

      そして、脅威度についてですが……、現状は低く見積もられているようですが、衛星よりも低軌道を飛べることを考えると、本当に脅威度が低いのかは疑問です。

      • 木霊さま 皆さま こんばんは

         あたらしいスレに書くか迷いましたがとりあえずここへ。(木霊さん必要なら移動させて)元航空自衛隊情報幹部 鈴木衛士さんの評価
        【元空自幹部も称賛】米軍による中国偵察気球撃墜は「新幹線で自転車を追うような超難度ミッション」だった
        https://gendai.media/articles/-/105864
        中国「痛恨のミス」?元空自情報幹部が「アメリカは偵察気球撃墜のタイミングを待っていた」と分析するワケ
        https://gendai.media/articles/-/105865

        長いので前半~後半の半分まで要約
        ・入念な作戦計画
        ・最強戦闘機F-22 2機+サポートF-15数機
        ・最強エースパイロット 2人+サポート
        ・この高度だとさすがのF-22も舵が効きにくい。
        ・この高度だとアフターバーナー炊かないと落ちる
        ・海上支援部隊(3隻 ミサイル巡洋艦 ミサイル駆逐艦 揚陸艦)
        ・撃墜成功させたパイロットにWW1の米陸軍の撃墜王の名前からとった「フランク01」のコールサインが付与された

         後半は、米国はこの広くアピールできるタイミングを狙って撃墜した。

        とのことです。上記記事を頭にいれて木霊さんご提供Twitterリンクの動画を見ると更に感慨深い。

        しかし、BOOK個人の感想としては。。。撃墜コスト高すぎ!ヤバイ!をも米国は表明してしまった。

        だってこのバルーン。見たままスパイ衛星並みのセンサー積んでたら数億(日本円)行くかもですが、

        とりあえず同じようなサイズで同じように飛ぶだけのダミー。バルーン・プロペラ・電池だけ本物。だったら恐らく1千万円しない。量産すれば100万円切るかも?

        台・日・米・豪・比・朝の上空にそれぞれ50機ぐらいのダミー、少しは本物混ぜて、浮かべるだけで上手くいけば航空戦力分散させることが可能。

        >本当に脅威度が低いのかは疑問です。

        非常に脅威度高い!

        これは簡易迎撃手段と、こちらもダミー含めた対抗バルーンの製造を急がないと。。。

      • 読み応えのある記事の紹介をありがとうございます。
        気球の記事は続報が未だ出そうなので、この記事へのコメントで良いかな。

        F22+サイドワインダーのミッションは、飛ばすだけならばさほどコストはかからないでしょうが、サイドワインダー約5,300万円+ラプター飛ばすのに100万前後ですか。
        おもちゃ程度の気球を落とすのであればコストが掛かりすぎますね。

        ただ、今回の気球、成層圏の下、対流圏を飛ばすために、割と高価なバルーン(直径60mとする記事もありますが、2~30mとする記事もあり、詳細は不明)に、5t程度(10tとする記事もある)の物体をぶら下げて、駆動部や通信部、発電のためにパネルまで備えていることから、1000万円ではちょっと足りない感じがします。
        とはいえ、サイドワインダーで迎撃していますから、おそらくはアメリカ側の方がコストはかかっているのでしょうね。迎撃の訓練もしているはずなので。
        もっと低価格に撃ち落とす手段が欲しいところ。