韓国軍の無人機は北朝鮮のハッキングに無防備!

空軍

……無人機って、完成したんだっけ、あれ。

韓国軍の無人機600機、大半は北のハッキングに無防備

記事入力 : 2020/10/10 08:20

韓国軍の保有する無人航空機およそ600機について、北朝鮮のハッキングに弱いことが9日までに判明した。韓国軍は2021年から25年までの国防中期計画で、最先端の無人航空機を確保して監視・偵察はもちろん攻撃任務まで遂行させたいと表明した。しかし北朝鮮のハッキングなど、無人航空機を無力化する攻撃への対策はきちんと整備されていないのだ。

「朝鮮日報」より

えーっと、どうやら600機ほど無人機を配備している模様。

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韓国軍と無人機

北朝鮮に対抗して無人機の配備

ちょっと前まで「開発をやっている」というニュースがあったのだが、ちゃんと運用されていたのか。

この辺りが関連するニュースで、僕が認識しているのは無人偵察機「ソンゴルメ」(2005年から運用開始)と、その新型機(2015年から運用予定)と小型偵察機「リモアイ」辺りは運用されているとかしないとか。

ハッキリしたニュースを見ていないので何とも言えないけれども。

機体名製造国全長全幅上昇限度航続距離
RQ-4グローバルホークアメリカ製13.52m35.42m19,800m22,779km
RQ-7シャドーアメリカ製3.41m3.87m4,572m200km
ヘロンイスラエル製8.5m16.6m9,144m+250km
サーチャーMk.IIイスラエル製5.85m8.55m7,000m250km
ソンゴルメ韓国製4.8m6.4m4,000m150km
リモアイ(新型ソンゴルメ?)韓国製1.7m2.72m150km

以前表にした事があるが、こんな感じのラインナップだったはずだ。このうちRQ-7「シャドー」は既に運用していないという記事を何処かで見かけた。

韓国軍の無人機がまた墜落

2014/6/6付

聯合ニュースによると、韓国北東部の江原道襄陽で6日、韓国軍の無人偵察機「ソンゴルメ(ハヤブサ)」が墜落した。

「日本経済新聞」より

良く墜落しているけれども。

コチラの記事でも纏めてはあるのだが、報道によっては2021年に実戦配備とかいう話もあって、一体何が配備されて何が配備されていないのかはよく分からない。

ハッキングされる無人機?

さて、何が運用されているかもよく分からないのだが、調べるのも難しそうではある。

ただ、運用中の600機のうち、アメリカから売って貰ったグローバルホーク3機だけがハッキング大勢があるとのことで。

陸・海・空軍は合計およそ600機の無人航空機を保有している。しかしこの中で、北朝鮮のハッキング攻撃に対して完ぺきに対応できるのは、韓国空軍が米国から導入したグローバルホーク3機だけだった。北朝鮮は、妨害信号を使って電波をかく乱し、無人機のルートを妨害する「ジャミング」、偽物のデータを送り、ハッカー側が意図した場所へ無人機を誘導する「スプーフィング」、無人機に位置を誤認させる「ミーコニング」などを行う能力を確保している。ところが韓国軍が保有する無人機は、グローバルホークを除いて、これを防御する能力が不足していた。

「朝鮮日報”韓国軍の無人機600機、大半は北のハッキングに無防備”」より

対策は難しいのだろうか?

妨害電波による耐性というのは、無人機が利用する電波に干渉するということで、GPSを利用しているのであれば、対GPSジャミング装置、無線通信で飛行するタイプに対しても、それぞれの利用電波帯に対するジャミング装置は存在する。

イランのドローンを撃墜、米海兵隊のエネルギー兵器「LMADIS」の威力
米海兵隊が、このほどイランの無人航空機を撃墜した。攻撃に使われたのは砲弾やレーザーではなく、電波で敵機を攻撃するエネルギー兵器「LMADIS」だ。いったいどんな仕組みで、その威力はどれほどのものなのか。

イスラエルの兵器に関するニュースを紹介するが、最近ではこの手の兵器の研究も活発ではある。

どこまでこの手の兵器が有用であるかはハッキリしないが、アメリカを含めて各国も研究開発しているので、それなりに有効なんだろうね。

何に使っている無人機なのか

しかし……、そもそも韓国軍は無人機にどういう用途を求めているのだろうか。

韓国軍は2021年から25年までの国防中期計画で、最先端の無人航空機を確保して監視・偵察はもちろん攻撃任務まで遂行させたいと表明した。

「朝鮮日報”韓国軍の無人機600機、大半は北のハッキングに無防備”」より

記事には一般的な用途が書かれていて、監視・偵察・攻撃任務とある。

偵察任務で無人機を使う場合、グローバルホーク3機でもそれなりの成果が期待できるハズで、小型の無人機を飛ばすのは、素人考えだが寧ろ攻撃任務向きであるとは思う。

報道ベースでしか知らないのだが、この手の無人機で最も成果を得ているのが、格安無人機を特攻させて自爆させる自爆攻撃である。安物の巡航ミサイルといったような使い方だ。

実は小型無人機を偵察機をして用いる場合には、専用のオペレータを1機に対して一人(24時間対応であれば複数人)、無人機から得たデータを分析する分析チームが1チームという感じの人員を必要とする。もちろん、複数の無人機を運用した場合でもデータの分析は1チームでもOKかもしれないが。他にもデータの通信に関するオペレーター、無人機に取り付けられている複数のセンサーがある場合には、これを操作するオペレーターも必要となる。

つまり、偵察機としての運用する場合にはかなりの人員を必要とする。今は、これに関してもAIで代替する研究が進んではいるようだが。

何が言いたいかというと、体系的にシステム運用する韓国軍にとって、こういった複雑なオペレートを必要とする兵器は不向きだということなのだ。

さて、しかし攻撃兵器として無人機を使うとなると、ミサイル的な使い方をする安価なものを用意した方が良い。え?じゃあ、ミサイルで良くねぇ?という話になりかねない。実去る的な使い方をする安価な無人機を運用するのであれば、ある程度標的を定めておいて、多数の爆弾を抱えた無人機を飛ばして「行ってこい」の運用が一番効果が高いのだろう。

ピンポイントで爆撃するとか、貫通力を持たせたいとか、機能を求めるのであればミサイルという事になるかも知れないが。

まあ、韓国軍の作戦がどういう様なものかは知らないので、これが直ちにどのような影響を持つ話なのかは分からないのだけれど、そんなに騒ぐ程のことでもないのかなとは思う。

とすると、この話も韓国軍というか韓国政府の予算取り関連のニュースであるという風に理解しても良いのかも知れない。現時点ではハッキリした事は分からないので、続報を期待したいね。

コメント

  1. 使い方を考えずに無人機を開発したニダ!

    間抜けです。

    • この無人機に関してもハッキリした報道はなされていません。
      もっとスゴい使い方を考えている可能性はあるわけで(棒)

      続報を期待したいですね。

  2. 木霊さん、おはようございます。

    有事に戦力として使えるどうか判らないとはいえ、無人機を600機以上配備中ですか。

    無人機については日本は偉そうな事は言えない状況ですよね。
    RQ-4(グローバルホーク)はあまりにも高すぎるので数を揃えられないのですが、航続距離4000kmクラスのMQ-1C(グレイ・イーグル)等を参考にして、ぜひ民間技術を結集して国産化して欲しいもんです。
    パイロンにはヘルファイアや対地攻撃ミサイルを4基搭載可能とし任務に応じて運用、支那を九州の主要陸自基地に配備し24時間哨戒・監視活動に従事、有事には支那レーダー基地や空軍基地を威嚇攻撃させる。

    またせっかく、いずも型軽空母×2隻・ひゅうが型DDH×2隻があるのですから、有人哨戒ヘリより小型化できる無人哨戒ヘリを早急に戦力化して欲しい。
    計画中の1500t級新型哨戒艦には哨戒ヘリMQ-8C(ファイアスカウト)が検討されているようですが、これこそ国産技術で量産し全護衛艦に配備すればペイできそうですけどね。
    全て無人ヘリとはいきませんが有人ヘリの任務軽減化&省人化に加え、汎用護衛艦で1機搭載を2機搭載又は有ヘリ×1機+無人ヘリ×1機とすれば応用範囲は広がります。

    エネルギー兵器「LMDIS」の実力と威力が効果的なら、これも陸自佐世保市の相浦駐屯地に電子戦専門部隊が新設されるのでリンクして欲しいですね。
    電子戦専門部隊配備決定済の熊本健軍駐屯地を含め、沖縄の有効な島・奄美大島本当そして佐世保相浦の最低4箇所で対支那防御が必要です。

    馬毛島や宮古島・下地空港の有事併用なんかで揉めている場合じゃないくらい、残された時間は少なくなってきています。
    候補に上がっている自治体は自衛隊を端から忌み嫌うのではなく、実際に経済効果だけではない地域に馴染んだ地道な活動や、災害支援を含めたボランティアの実績があるのですから、そういう部分をもっと高く評価すべき。
    馬毛島に空自がくれば航空祭で近隣からの観光客で賑わい、隊員の自主的な地域貢献は過疎化まっしぐらの離島の未来を明るくすると思いますね。

    • 無人機対策に何が有効なのかは、不勉強でよく分からないのですが、レーザー兵器などの導入を考えているような話はちょっと見かけましたね。
      ただ、艦艇にレーザー兵器を積んだだけでは、飽和攻撃を防ぐのは難しそうです。
      電子戦特化の部隊創設というのも、視野には入っているのでしょうけれど、兵器として有効なものがイマイチ存在しないというのは頭の痛い話ですね。特に広範囲をカバーするのは難しいと来ていますから、その辺りをどうしていくのかというのは、課題ですよね。
      アメリカも日本も真剣に考えてはいるのでしょうが……。