【韓国で改造】インドネシア海軍の潜水艦が行方不明に

インドネシア

早いところ見つかると良いな。

インドネシア海軍潜水艦、潜行中に消息不明に ドイツ製・韓国で改修した旧式艦、乗員53人の安否は

2021年4月22日(木)10時47分

インドネシア国軍当局は4月21日、海軍の潜水艦が潜航訓練中に消息不明になり、現在捜索活動中であることを明らかにした。潜水艦には乗員53人が乗り組んでいるという。

「Newsweek」より

行方不明になっているインドネシアの潜水艦は、チャクラ級の2番艦で老朽化が激しい。停電が影響しているとも聞くが……。

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ドイツ製か韓国製か

メイド・イン・ドイツ

このブログでもちょこっと言及しているが、インドネシア海軍の潜水艦は2タイプある。

  • チャクラ級潜水艦(209型潜水艦/排水量1300t) 2隻
  • ナーガパーサ級潜水艦(209型潜水艦/排水量1400t) 4隻

いずれも209型潜水艦と呼ばれるドイツで設計されたベストセラー潜水艦なのだが、チャクラ級は1番艦の「チャクラ」が1981年3月に就役しており、2番艦の「ナンガラ」は1981年7月に就役している。

つまり、40年前の船体なのである。

いずれもドイツのHDW社が製造した艦で、2隻の建造に留まっている。これは1986年から1989年の3年間に渡る近代化改修工事に多額の費用がかかったためであったとされていて、近代化改修は後にもう1度行われている。これは鉛電池を使っているため、バッテリーの交換が必要であり、電装系回りも少し改修したというような工事だったようである。ただ、ドイツのHDW社に出して痛い目に遭っているので、2回目の改修は韓国の大宇造船海洋に発注してしまっている。

これは、韓国も209型潜水艦を導入していて、大宇造船海洋は209型潜水艦のノックダウン生産経験があったため、「整備が出来るぜ」とセールスした事が関係しているようだ。

後に、インドネシア海軍が導入するナーガパーサ級潜水艦3隻のうち2隻が韓国製であった事を考えると、妥当な流れだったのかな。

リモデリング・バイ・コリア

さて、1番艦「チャクラ」は2004年~2005年に、2番艦「ナンガラ」は2011年~2012年2月に、バッテリリーの更新と共に、その回りの電装系のメンテナンスと、エンジンのオーバーホールを行ったようである。

何故ドイツで近代化改修せずに韓国に持ち込んだのか?はハッキリしないが、価格的な側面が大きかったのは事実だろう。

チャクラ級潜水艦は鉛電池を採用していて、通常動力によって推進する様に構成されている。当然ながらバッテリーには寿命があるので、定期的な交換が必要なのは事実である。

海軍などによると「KRIナンガラ402」」は1978年にドイツで製造された旧式の潜水艦で、1981年にインドネシア海軍に編入された。その後韓国で2年間かけて改良され、2012年に再投入されたという。

インドネシア海軍はかつてロシア製の潜水艦12隻で編制されていたが、その後老朽化などから退役が相次ぎ、現在は旧式のドイツ製2隻、韓国製の新造艦3隻の合計5隻が現役として南シナ海からジャワ海、インド洋に至る広大な海域の領海警備などにあたっているという。

「Newsweek”インドネシア海軍潜水艦、潜行中に消息不明に ドイツ製・韓国で改修した旧式艦、乗員53人の安否は”」より

なかなか5隻だけで広大な海を領海警備というのはなかなか大変だと思う。本当であればもっと沢山の潜水艦が欲しかったところなのだろうな。

ロシア製の潜水艦よりは近代化されて良かったとは思うが……。

消息不明

魚雷訓練の後

さて、詳しい情報は出ていないのだが、行方不明になった潜水艦は、バリ島北部の海域で魚雷訓練を行っていたようである。

ところが、この訓練では満足な結果が得られなかったようだ。

Search for missing Indonesian submarine reveals oil spill

April 22, 202112:50 AM JST

Indonesian rescuers searching for a submarine that went missing with 53 people on board found an oil spill on Wednesday near where the vessel dived, authorities said.

The 44-year-old submarine, KRI Nanggala-402, was conducting a torpedo drill in waters north of the island of Bali but failed to relay the results as expected, a navy spokesman said.

~~略~~

“It is possible that during static diving, a blackout occurred so control was lost and emergency procedures cannot be carried out and the ship falls to a depth of 600-700 metres,” the Indonesian Navy said in a statement.

「ロイター」より

「潜水中に停電が発生し、制御が失われた」と、インドネシア海軍が声明を出しており、この結果、600m~700mの深さまで沈没した可能性があるとしている。

船体強度は水深250mの水圧に耐えるように設計されているよう(209型は水深500mまで潜航が出来る仕様のようだが、ロイターは250mとしている)なので、予断を許さない状況だろう。記事には消息不明となった海域で油の流出が確認されており、タンクの破損か、或いは意図的な流出、つまり船員からのSOSの可能性があるとされている。

53名の乗組員が無事救出されれば良いと願っている。

潜水艦には十分な空気が残っていると推測されるとしているが、209型潜水艦の定員はそれほど多く無い。ただ、209型潜水艦の乗員数はさほど多くないのが気になる。韓国の張保皐級潜水艦で33名となっているし、Wikipedhiaの209型潜水艦の乗員は36名となっている。

生存率を考えると、乗っていた人間の数がオーバーしているのはマイナスだろう。

韓国の整備とは直接の因果関係は見られない

取り敢えずこの記事を取り上げたのは、209型潜水艦は韓国軍も運用をしていて馴染みがあったことと、近代化改修に韓国が関わっていたこと。そして、ナーガパーサ級は韓国から輸入したという事実があったからである。

ナーガパーサ級3番艦の「アルゴロ」は、インドネシアで建造されているので、メンテナンスはインドネシア国内でしっかりされていたとは思う。しかし、それでもかなりの老朽艦であって、電装系に異常がでたとしても不思議はない。

問題が何れにあったのかは定かでは無いが、本記事では現時点で韓国の関与が事故の原因だというつもりは全く無い。ネットの噂で「韓国製だ」とか「改造がどうだ」というものがチラホラ見られるが、その辺りの情報が整理されていない気がしたので、記事にした次第。

追記

さて、韓国の整備が絡んでいるかは分からないという事を書いたが、韓国軍としては関係者だという理屈で救助に動き出すようだ。

韓国もインドネシア潜水艦救助へ…救助艦・掃海艦を投入

2021/04/23 07:18

韓国国防部(省に相当)の徐旭(ソ・ウク)長官は22日、インドネシア海軍の潜水艦救助支援要請があればいつでも出港が可能なように、万全の準備態勢を備えるよう指示した。

「朝鮮日報」より

韓国としても責任を……。

いや、ないな。

どうやら、「要請があればいつでも動ける態勢」というポーズを見せるのが目的のようだ。

韓国国防部は「インドネシアは特別な戦略的パートナー関係に基づく主要国防・防衛産業協力国」だとし「インドネシア側の要請があった場合、可能なあらゆる手段を動員してインドネシア国防省の探索および救助活動を支援していく計画」と表明した。

「朝鮮日報”韓国もインドネシア潜水艦救助へ…救助艦・掃海艦を投入”」より

メッセージとしては誠実なのかな。ただ、このタイミングで表明されても遅い可能性が高い。24日には酸素がなくなる公算が高いとされていて、今から出港していても間に合わないのだ。

インドネシア側は、救助の緊急性を考慮し、ひとまずシンガポールなど近隣国に支援を要請した。韓国側の支援の意志に対しては、インドネシア軍が内部検討を行った後、立場を伝えることとした。

インドネシア政府の要請があった場合、潜水艦などの救助艦である「統営」と、機雷の探知・除去が可能な掃海艦などが動員されるものとみられる。

統営には遠隔無人潜水艇(ROV)が搭載されており、深海に潜って遭難潜水艦の位置などを識別する。

「朝鮮日報”韓国もインドネシア潜水艦救助へ…救助艦・掃海艦を投入”」より

文句を付けるようで申し訳無いが、「統営」とか出されても困るのだ。だって、あれ、魚群探知機積んでいたとか言って批難された経歴の持ち主だぜ。

搭載しているROVは分解したら元に戻せなくなって、長く修理中だという情報もあった。

今は両方共の問題が解消しているとは思うが……、信用は無いよね。

だって……、2019年5月の時点でも「まだ対応出来てない」「6年間ソナー無しで運用」とか言われていたんだぜ。

追記2

韓国もこのネタは気にしているようだ。

インドネシア沈没潜水艦、韓国が救助支援へ

2021.04.23 10:23

韓国がインドネシアの沈没潜水艦救助を支援する意向を伝えた。

韓国国防部は22日、「徐旭(ソ・ウク)国防部長官はインドネシア国防省側の救助支援要請がある場合、いつでも出港できるよう海軍に万全の準備体制を整えるよう指示した」と明らかにした。

~~略~~

韓国海軍は潜水艦救難艦「清海鎮(チョンヘジン)」に搭載する深海潜水救難艇(DSRV)を保有する。2008年に導入した救難艇(全長9.6メートル、全幅3.2メートル、全高2.7メートル)の最大移動速度は時速6キロ、搭乗者は19人(操縦士3人、救助者16人)、最大作戦水深は500メートル。

軍関係者は「遭難事故が発生した地域の水深は809メートル水準で救難艦の投入は難しい」とし「沈没の可能性も含めて検討する必要がある」と話した。インドネシア潜水艦と韓国海軍救難潜水艇ともに水深500メートルより深い海では圧力に対応できない。

「中央日報」より

これは中央日報の記事で、22日に韓国軍が「救助の用意あり」と伝えたと報じている。しかし、潜水艦救難艦は出せないという判断で、統営艦を出す判断にしたとなっている。

でも、上に書いたように、統営艦はヤバいよ。

追記3

ご冥福をお祈りします。

乗員53人「全員死亡」 沈没の潜水艦3分裂―インドネシア軍

2021年04月25日21時45分

ンドネシア軍は25日、バリ島沖で沈没した潜水艦「KRIナンガラ402」を発見したと明かした。艦体は海中で大きく三つに分裂しており、ハディ国軍司令官は53人の乗員について「全員が死亡した」と宣言した。

「時事通信」より

ダメだった模様。

軍の記者会見によると、無人潜水機が深度838メートルの海中で艦体を発見し、方向舵(だ)や船尾の一部を撮影した。停電で制御不能となり、設計上耐えられる水深よりも深い場所へ沈没。強い水圧を受けて分裂した可能性がある。

「時事通信」より

深度838mで圧壊したとの分析で、深海に沈んでいく恐怖はいかばかりだっただろうか。

ご遺体を引き上げることも難しい深度なのだが、引き上げ作業に着手すると報じているところもあるようだ。事故原因が解明されて、同じ様な事故が起こらないような対策が為されるべきだろう。

追記4

コメント頂いた記事を紹介しておきたい。

DPRは、2012年に修理に失敗したためにKRIナンガラが沈没したとされています

CNNインドネシア| 2021年4月25日日曜日13:30WIB

DPR委員会のメンバー、TBハサヌディンは、潜水艦KRI Nanggala 402の改造の故障や、2012年の修理の際に問題が生じて、バリの海に沈没した疑惑があるとした。

「この修理の結果、KRIナンガラ402が沈没するようなものや不適切な改造があったと思われる。これは非常に残念なことだ」とハサヌディンは日曜日(25/4)の公式声明で述べた。

ハサヌディンは、KRIナンガラが2012年に改造を行い、約7500万米ドルまたは約1兆5000億ルピアの予算を費やしたことを明らかにしました。

「CNN」より

とんでもない事を言い始めたな、この人。

同年、ハサヌディンは説明し、KRIナンガラ402は魚雷発射試験を実施した。しかし、カバーシステムの問題により魚雷を発射できなかったため、プロセスは失敗しました。

「その事件で、最高の兵士のうちの3人が死亡した」と彼は言った。

事件後、ハサヌディン氏は、KRIナンガラは後に韓国のチームによって修理されたと語った。

「CNN”DPRは、2012年に修理に失敗したためにKRIナンガラが沈没したとされています”」より

インドネシア語でのニュースなので、ちょっと意味が分からないところは補足しておきたい。DPRは国民会議のことで、インドネシアの立法府を指す言葉のようだ。

つまり、立法府に調査委員会が設置され、そこのメンバーであるハサヌディン氏が、「韓国が怪しい」と仰っているわけだ。ちなみにこの人物、どうやら退役軍人であるようだ。

で、彼が主張するには、2012年の改修工事が問題だということらしい。

大宇造船海洋、インドネシアの潜水艦の性能改良事業完了

2012.01.21 13:05

大宇造船海洋(www.dsme.co.kr、代表取締役ナムサンテ)が海外潜水艦の性能改良事業を成功に終え改造された潜水艦を、インドネシア海軍に引き渡された。

~~略~~

大宇造船海洋は、この潜水艦を去る2009年12月、慶尚南道巨済市玉浦造船所では、引数受け、約25ヶ月かけて戦闘システム、レーダー、ソナーなどの主要機器を新型に交換して船体を切断して搭載機器を分解、整備するなど大々的な性能改良作業を行ってきた。

「GIB NEWS」より

確かに随分と大掛かりな改修工事をやったようで、「船体を切断し」と言及しているので、おかしな事になるリスクは当然にある。

そして、韓国軍の整備能力を考えれば(正確には大宇造船海洋の整備能力だが)、ここまで大掛かりな整備を他国の船でやらかすのは、なかなかに度胸があるのか、単に何にも考えていないのか。

とはいえ、実際に整備は行われ、インドネシア軍に引き渡されているわけで。流石に2012年の改修工事が問題だったとするのには無理がある様に思われる。僕だって韓国での整備に不信感を持ってはいるし、「疑わしい」とも思う。

潜水艦でトラブルがあったときに、メインタンクの緊急ブローが行われて、浮上するトライがあったハズなのだ。だが、浮上してこなかった。これは予備電源もダメだった可能性が示唆される。つまり、早い段階での船体破断が起こった可能性は高いだろう。通常のメンテナンスではカバー出来ない範囲の事である可能性はあるわけだ。

しかし、だからといって問題視するのはちょっと違うのかと。

同年、KRIナンガラ402は魚雷発射試験を実施した。しかし、カバーシステムの問題により魚雷を発射できなかったため、プロセスは失敗しました。

「その事件で、最高の兵士のうちの3人が死亡した」と彼は言った。

事件後、ハサヌディン氏は、KRIナンガラは後に韓国のチームによって修理されたと語った。

「GIB NEWS」より

確かに、状況的には魚雷発射試験の途中にトラブルに見舞われている。

魚雷発射管のカバーが適切に閉じず、そこから水が浸入して電装系にトラブルが発生して停電、そして沈没というプロセスを踏んだ可能性はあるだろう。

実際に、訓練の最中で魚雷発射の手順に入り、その途中で「失敗した」という連絡があって、それ以降の連絡が取れなくなっているという経過を辿ったとされている。

だが、そうであったとしても近代改修後何年も時間が経過しているのである。流石に8~9年前の改修作業について、今、「アレが問題だった」というのは無理があるのでは無いだろうか。改修後、メンテナンスを一切していないというのであれば、寧ろそちらの方が問題だからだ。

取り敢えずは、どんな問題が発生したかを把握して、どう解決するかが大切である。退役軍人が出てきて何かを喋るというのは、適切なタイミングでは無い様に思われるのだが。

追記5

続報である。

発見されたインドネシアの潜水艦が沈没した後、53人の船員が死亡したと推定

2021年4月24日|更新: 2021年4月25日08:09 AM(GMT)

インドネシア当局は、船が沈没した後、53人の船員を救助するという希望が薄れたため、行方不明の潜水艦からの破片が見つかったと述べています。

~~略~~

「潜水艦の最後の場所の近くで見つかった物体は、潜水艦の一部であると考えられています」と彼は言いました。「これらの物体は、圧力がなければ潜水艦から出ることはありませんでした。」

潜水艦(インドネシア艦隊の5隻のうちの1隻)は、インドネシアの休日の島バリ島での魚雷の実習中に水曜日に姿を消しました。

「aljazeera」より

記事にはハッキリ言及されていないが、少なくとも爆発があった徴候はないとしていることと、停電によって浮上手段を失った可能性を示唆。更に、見つかった潜水艦の周囲の状況から、海底に到着したときに内部に未だ圧力があった可能性を指摘している。

つまり、電力を失った潜水艦が浮力を得られないまま沈没して海底付近で圧壊したというシナリオが考えられると示唆している。

とはいえ、別の記事では登載した魚雷が暴発した可能性を示唆していて、まだハッキリした事は分からない模様。

コメント

  1. まずは、乗組員の方々が助かりますように

    > 韓国の関与が事故の原因だというつもりは全く無い。

    中華料理屋のオヤジ(中国人)が「当店では本場中国から直輸入の食材を使用していますと謳える日は来そうにもないなぁ」と嘆いていました。
    韓国、韓国軍の問題は「韓国の関与が事故の原因だ」と思われるような実績を積んでしまった事だと思います。それを認識して改善しても、信頼を得るには、長い年月が必用なんです。
    その昔(日本の主な輸出品が軽工業製品だった頃)、日本製品は「低価格、低品質」のサンプルだった時代があります。そこから「日本製だから大丈夫」と言ってもらえるまでに何十年かかったことか。

    現状の韓国製品はそれほど酷くはない。半導体(メモリー)はOK(これを書いているPCのメモリーは韓国製だ)、食品、雑貨は【買わない】、自動車は??輸入されていないし持った事がないので分からんけど、買いたくない。
    韓国もそろそろ目を覚すべきなんですが・・・目が覚めるかなぁ。無理かなぁ。

    • 信用を積み上げるのは並大抵ではありません。
      でも、信用を失うのは一瞬なんですよね。
      日本も注意しなければ。

  2. こういう場合、潜水(沈没?)している場所がわかったとして、
    救助って、可能なんでしょうか。

    • 深海救難艇でウィキで見てもらえば一応救助は可能みたいですが、今回は53名も乗っているので、小型の潜水艇で往復する間、持てばいいのですけどね。
       ついでにこんな状況だと乗っている人がパニクってしまうものですが、第六潜水艇みたいに頑張ってくれて入れていいのですけど。

    • 救助は絶望的だと思います。
      時間と深度しだいではありますが、何とか助かって欲しいモノです。

  3. 木霊さん、おはようございます。

    ベストセラーのドイツ製とはいえ40年以上戦歴ですから危ない潜水艦だったのでしょう、今は乗組員の安否と救助が上手くいく事を祈念してます。

    9年前に南朝鮮で2年に渡って大規模改修したようですが、今回の事故との因果関係究明は難しそうですね。

    東南アジア各国は独自潜水艦を建造できるノウハウはないので、今こそ海自の技術を使った哨戒潜水艦輸出を考えてもいいんじゃないかな。

    ①まず、AIP搭載による運航・魚雷装備・機雷設置能力・海底探査能力を持つ、海自に絶対必要な無人哨戒潜水艦(1000tクラス)開発。
    ②これをベースにした1000t~1500tクラスの有人潜水艦の量産体制を整え、必要とする東南アジア諸国に輸出する。
    ③但し、最新のリチウム電池搭載(たいげい型)は技術移転しない。

    インドネシアはもちろん台湾・ベトナム・マレーシア・シンガポール・フィリピンやインド海軍にも需要があるんじゃないでしょうか。

    • インドネシアの兵器は、潜水艦だけではなく色々と老朽化していてトラブルを起こしています。
      今回もそうした状況の中で出た話で、多分インドネシア自身の問題でしょう。
      ただ、そうした問題とは切り離しても、助かって欲しいところです。

      自衛隊からの潜水艦供給ですか。
      それは素晴らしい事だと思いますが、実現可能かというとかなり厳しい気がしますよ。
      無人化してからの輸出が良いのかも知れません。

  4. インドネシアのDPR委員会では、2012年の韓国が行った修理、改造が事故の原因と思われると発表していますね。
    ソース元https://www.cnnindonesia.com/nasional/20210425130818-32-634466/dpr-duga-kri-nanggala-tenggelam-akibat-gagal-perbaikan-2012

    記事には
    「改造はスペアパーツを交換するだけでなく、潜水艦の構造、特に魚雷兵器システムに変更があると推定されています」と彼は言いました。
    ともあり、今回事故海域から韓国語の書かれた魚雷発射管や冷却管が発見されていることもあり、魚雷発射訓練時に問題が発生したと疑っているようです。(たしかハープーンとかも運用できるように改造されていたかと)

    • 情報ありがとうございます。
      追記として書かせて頂きましたが、まあ、現時点では疑惑の域を出ないという感じでまとめさせて頂いています。

      ……でも、かなり怪しいですよね。

  5. 韓国でのアップデートの際、船体を輪切りにして中身を入れ替えたという話なので、そこをもって「溶接が~」とか言う意見が散見されますが、同型艦をライセンス建造している以上さすがにそこはあまり考えなくて良いかと思ってます。
    あくまで邪推ですが、新兵を乗せての魚雷発射訓練をしていたという事で、発射管内の排水が終わらないうちに内扉開いたか、下手すると外扉開けたまま内扉開けたんじゃないかと思ってます(それでツリムがおかしくなって急速に沈降、ビルジがあふれてバッテリーも……)。
    過去にそれやって沈んだ艦がどっかにいたような記憶もありまして、うろ覚えなのですが。

    ともあれ、乗組員のご冥福をお祈りすると共に、原因が確定されるまではうかつな事は口走らず、憶測による批難は避けるべきと、ネットの住民には周知徹底したいところですね。

    • ご指摘の様に、魚雷発射訓練が関係している可能性は高いと思います。
      ですが、追記でも書きましたが、メインタンク・ブローをやらなかったとは考えにくいんですよね。
      予備電源もダメだったんですかねぇ……。

      • Twitterでそっち方面の詳しい人と意見交換(というか指南していただいた)のですが、やはり(故障か人為ミスかは分かりませんが)発射管後扉閉鎖不良から、潜望鏡深度での前扉開放→怒濤の浸水、下手すると発射管内の魚雷も内側に吹っ飛んでくる(流石に爆発はしませんが)→発射管室及び真下の前部電池室浸水でツリム不良→為す術なく沈没、という流れが一番腑に落ちました。
        潜望鏡深度だからこそ、後扉閉鎖不良で発射管内に注水していなくても、水圧に勝って前扉が開いてしまったのではないか、という指摘に膝を打ちました。
        ※209潜の魚雷はスイムアウト型なんで、必ず発射管には注水しなければならない。
        ※後扉閉鎖不良で注水すれば、間違いなく水漏れするので気付く。
        ※なので、その手順すっ飛ばした可能性が高い、練度不足と新人山積みの混乱した艦内では……
        wiki調べですが、209潜の予備浮力が比較的小さいのも不幸に働いたのでしょうね。

      • なるほどー。
        しかし、インターロックをとっていなかったとは思えないんですが、その辺りがダメだったんでしょうか。
        そうなると、韓国での施工ミスという線も荒唐無稽ではない話となってきますねぇ。

        209型の予備浮力が小さいのは仕様ですが、多分、近代改修で更に無理をしたんじゃ無いかな。艦体を大きくせずに色々な装備を追加したのでしょうから、その可能性は大きそうですよ。

  6. 木霊さん、おはようございます。

    最悪の結果となり本当に残念でなりません。
    しかし24日未明まで酸素があり救難活動継続としたのに(遺族への配慮で当たり前)、翌日には圧潰で乗員全員死亡の発表ですから、元から850mまで沈んでいた事を把握し絶望を前提にしてたように思えますね。

    就役40年以上の老朽艦を訓練とはいえ運用せざる得ないインドネシア、沿岸哨戒が主目的なんだから1500t級で選択の余地はあったはずと思うと残念です。
    例えばエジプト海軍がここ数年で4隻就役させている、209型の最新艦なんかも考えて欲しかったもんです。

    犠牲になった乗組員とご遺族に哀悼の意を表します。