【韓国軍】潜水艦を巡る狂想曲

お笑い韓国軍

ちょっと間が空いてしまったが、お笑い韓国軍ネタである。

西海行淡島沖で潜水艦潜望鏡ハプニング

記事入力 : 2019/07/18 10:20

17日朝に西海高速道路のパトロール隊員が「西海(黄海)の行淡島西海大橋の沖合に潜水艦の潜望鏡とみられる物体を発見した」と通報したことから、韓国軍が地上と海上で大々的な捜索・偵察・遮断作戦を展開した。それから5時間後、韓国軍当局は「通報者が漁業用のブイを潜望鏡と見間違えた」との結論を下し作戦を終了した。

「朝鮮日報」より

何が起こったのやら。

スポンサーリンク

始まりは通報から

一般人からの通報で軍部が動く!

「一体ナニゴトか」という話なのだが、この騒動の始まりは、高速道路のパトロール隊員の通報から始まっているらしい。

「西海(黄海)の行淡島西海大橋の沖合に潜水艦の潜望鏡とみられる物体を発見した」って、この時点でダイブ怪しい。

ただ、韓国の場合、朝鮮半島がいまだに戦争状態で、休戦しているだけという状況であることを考えると(一時期、北朝鮮側から破棄を通達されてもいたが)、ただ事ではないのかもしれない。

韓国軍、北朝鮮船の侵入把握できず謝罪 隠蔽疑惑も調査

2019年6月20日13時07分

韓国の鄭景斗(チョンギョンドゥ)国防相は20日、北朝鮮漁船1隻が日本海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えて南下し、韓国海域を3日間にわたり航行しながら、把握できなかったとして、国民に謝罪した。北朝鮮漁船はNLLから100キロ以上南の江原道三陟(サムチョク)港で地元住民によって発見され、「たるんでいる」と厳しい批判を浴びていた。

「朝日新聞」より

さらに、先日こんな事があった。

北朝鮮漁船がNLLを超えて南下し、港について原住民によって発見されるまで誰も気がつかなかったというのである。

韓国軍の説明によると、北朝鮮漁船は長さ約10メートル、幅2・5メートルの木造で、北朝鮮の漁民4人が乗っていた。

「朝日新聞」より

この件、実はなかなか責められない話で、北朝鮮の木造船をレーダーで発見しようというのはおよそ不可能であり、無線信号も発信していなければ、まず発見することは困難だ。日本だって去年だったか、そんな話で大騒ぎになった。

海を越えて1隻だけで来る木造漁船はなかなかチェックできない。それが実情なのである。

日本の海上保安庁も海上自衛隊も、そういった事情で取締りすることはほぼ不可能だ。海は広いからね。ただ、そうして工作員が乗り込んできた場合に、悲惨な拉致事件に繋がってしまった過去があったのだから、何としてでも取り締まらねばならない話なのだが。

ともあれ、先日こんな事件があったばかりに、韓国では「何?潜水艦だと?」と、大騒ぎになったことは想像に難くない。

直ちに大作戦に

しかし……、軍が出たという割には、何故、哨戒機だけ出るという話にならなかったのだろうか。

韓国軍合同参謀本部によると、午前7時17分ごろ、西海高速道路のパトロール隊員が忠清南道唐津市行淡島サービスエリアから「西海大橋南端付近の海上に潜望鏡とみられる物体を肉眼で発見した」として関係機関に通報した。通報者は「潜望鏡とみられる物体が人の歩くくらいの速度で30分ほど北に移動してから消えた」と説明したという。

「朝鮮日報」より

肉眼で潜望鏡らしきモノが見えたというのに、潜水艦の艦影自体は見えなかったという。

こんなのが見えたんだろうか?

日本の船で説明するのは心苦しいけれども、潜望鏡を上げて航行する場合には、船体もわりと水面近くに見えるハズなのだ。角度的に見えにくいとは思うけれども、高速道路のサービスエリアから見えたというのは、目が良い隊員がいたにしても、非常に近海でウロウロしていた可能性が高い。

通報を受け韓国軍と警察は西海大橋安全センター会議室に捜索本部を設置し、陸軍兵力とP3C哨戒機、海軍高速艇、海洋警察警備艇、漁船などを動員して周辺海域のパトロールや偵察、遮断作戦を実施した。

「朝鮮日報」より

対策本部を立ち上げるところまでは分かるけれども、取り敢えず空から探したら分かるんじゃ無いのかなぁと思うのは、素人の考えなんだろうか。

このラインナップの中で「海洋警察警備艇」をだしたり、挙げ句の果てに「漁船」を動員したという下りにビックリしてしまうのだが、北朝鮮の潜水艇だったら軍以外の船を出したら不味いんじゃ無いかな。

「陸軍兵力」を出したのも謎だけれども。

北朝鮮の潜水艇・潜水艦

さて、北朝鮮の保有する潜水艦は、主力が「ロメオ級」の22隻で、その他に「サンオ型」「ヨノ型」「ユーゴ型」が何れもそれなりの大きさである。

ロメオ型
サンオ型

しかし、潜望鏡を持っている潜水艦であれば、それなりの大きさの可能性が高いハズ。だからこそ海上から偵察する方が有効なのだが……。

さておき、結局それらしい船は見つからなかったのだが……、結論が非常に宜しく無い。

 合同参謀本部は「地上と海上で捜索、偵察、遮断作戦を行ったところ、異常事態は確認されなかった」「周辺海域は水深がわずか6メートルで、北朝鮮のサンオ級小型潜水艦(全長34メートル)はもちろん、ヨノ級潜水艦(29メートル)も航行できないため、嫌疑なしと判断した」と発表した。

「朝鮮日報」より

いやいや、その「水深6m」の情報って、せめて参謀本部を立ち上げたときに分からなかったのかい?

5時間かけてその結論だったというのも、何というか情けない。

しかし……、漁業用のブイねぇ。

こんなのだったら確かに見間違えなくもないけれど、しかし、「30分ほどで消えた」となると、ちょっと違うんじゃないかと。

深さ的には確かに6mでは潜水艦が潜るというわけにも行かないレベルだろうけれど、果たしてブイが唐突に消えるものだろうか?

漁業用のブイにしてもいろいろ種類があるだろうからなんとも言えないけれど、その結論で大丈夫か?と不安にはなるな。

追記

場所に関して言及しておかなかったので、ちょっと紹介しておこう。

こんな感じの地理で、どの辺りに潜水艦が見えたのか?という話になるのだが、もう少し分かりやすい図を用意しよう。

目撃ポイントと思われるトコロに青いピンを差してあるのだが、正直、こんなトコロに潜水艦が出入りしたら大騒ぎである。あ、だから大騒ぎになったんだね。

でも、どこにその物体が確認出来たかは知らないけれど、その前に潜水艦が来れられる場所かどうかは気にしようよ……。

コメント

  1. あちらでは自衛隊と想定して
    出動したのでは。
    大統領がアレですから。

    • 今回のこの件、果たして大統領まで情報が上がったんですかね?
      クネクネも空白の7時間をやらかしましたが、ムン君も似たような傾向にある様で、直ぐに情報が上がらない、結論を出せない、ってな具合で、最高司令官のトコロにまで情報が上がる状態になっているのかどうか。
      ただ、実際に潜水艦が来ていたのであれば、とんでもない騒ぎになるのは無理も無いわけで、直ちに作戦本部を作るという対応そのものは間違ってはいなかったのかもしれません。その前提が残念だったので、どうしようも無いわけですが。

  2. 最初にこの話を聞いたときはどの海に面した場所なんだろうと思っていましたが、改めて地図を見たら、日本で言えば、東京湾のアクアラインのサービスエリアみたいな場所じゃないですか。何を見間違えたのか不明ですが、潜水艦の潜望鏡はあり得ないでしょうね。

    • コメント頂いたので、周辺の海の様子が見えるような図を追記させて頂きました。
      なんというか、ボートが出入りするような場所に見えますよね……。
      この橋の長さは全長7,310mなんだそうで。

  3. 僕も小さなニュースと思いながら読んで失笑したのですが、お粗末というかマヌケを地で行ってますねェ~。

    >いやいや、その「水深6m」の情報って、せめて参謀本部を立ち上げたときに分からなかったのかい?
    >5時間かけてその結論だったというのも、何というか情けない。

    う~ん、お笑いレベルの参謀本部とはいえ、組織的にどんな情報取集体系をとってるのか...?
    弱点が鈍足な潜水艦とはいえ、ロストしている時間が5時間もあったら200km以上は移動できますし、有事だったら海軍港の喉もとで魚雷発射寸前の事態かも?
    まあ、日本の海自にとってはこういう索敵能力情報しかない事を、しっかりと把握し分析できるからOKなんですけどね。(微笑)

    >深さ的には確かに6mでは潜水艦が潜るというわけにも行かないレベルだろうけれど、果たしてブイが唐突に消えるものだろうか?

    昔の映画ジョーズ・シリーズで鮫の背びれを悪戯で、海水浴場で使ってパニックを引き起こしたシーンがありましたが、僕はあれを思い出してしまいました。 でも、もしかしてUFOが潜水していたのかも?(大爆笑)
    お笑い軍団も色々と大変だね。

    冗談はさておき、場所は在韓米軍主力のハンフリーズ基地の正に喉元...、もし支那・北朝鮮の小型工作潜水艇だったとしても、アメリカ軍が索敵できなかったとは思えませんけどねェ~。

  4. 在韓米海軍が作成した海図は韓国側には提供されておらず、韓国政府はもちろん作成せずに日本統治時代の海図を使用中でしょうか?

  5. >「陸軍兵力」を出したのも謎だけれども。

    工作員(特殊部隊)の侵入を警戒したのだと考えます。
    過去には、実際に侵入した工作員がいます。

    ソース)中央日報「北朝鮮の潜水艇浸透事、生き残った工作員の15年ぶりの証言」2011年09月15日
    >1996年9月18日明け方、江原道江陵(カンウォンド・カンヌン)の海岸で
    >26人の武装工作員を乗せた北朝鮮の潜水艇が浸透する事件が起きた。
    >同年11月5日まで延べ150万人が投入されて武装工作員25人を掃討し
    >このうち13人を射殺した。韓国側の被害も少なくなかった。韓国軍7人と
    >民間人4人が死亡し2000億ウォンを超える経済的損失を出した。

    • あるけむさん、横レス失礼します。

      >工作員(特殊部隊)の侵入を警戒したのだと考えます。 過去には、実際に侵入した工作員がいます。

      なるほど、大仰過ぎる陸軍動員の理由について納得できるご指摘です。
      実際休戦中であり敵対国家なんですから、南朝鮮軍にもある程度の緊張感はあるのでしょうね。

      それでも、水深6mの浅瀬で大騒ぎした理由が何だったのか、もっと手前で索敵できなかったのか、まったく理解不能なんですけど。(冷笑)

  6. 取り急ぎ木霊様へ。
    常軌を逸したコメントまで誠実に対応して下さり感謝します。
    昨日、精神疾患と診断され、投薬治療は必要ないものの、かつての職場のストレスケア病棟へ入院しました。
    もっかナースの目を盗んで投稿してます。主治医はリストラの陣頭指揮を取り、多数の仲間を路頭に迷わせてきた事が発症させたと言ってます。
    明日には治療の為にスマホを取り上げられるはずです。ネットが心を狂わせているとかで。
    これを機に、永久かは解りませんが、
    ネットへの投稿は止めるつもりです。
    長らくお世話になりました。
    再度、治療が進んだら、せめて木霊様とお世話になった読書諸兄に最後の挨拶だけは送信したいです。
    もうそろそらナースの見回り時刻です。発狂して最後にならないければ、
    挨拶はさたあです。こるが最後なら、
    本当にこれまでの交誼を感謝します。
    皆さんありがとうございました。
    正気を保てたい。挨拶はきちんとしたい。でも、ダメなら、さようなら。
    許して下さい。

    • 取り急ぎ返信を。
      どんな事情があったのかを伺い知ることは出来ませんが、ご自愛下さい。
      そして、貴重な体験談や情報をありがとうございました。機会があればまた是非お願いしますね。その時までこのブログを維持できるかどうかは分かりませんが。

    • 河太郎さん、まずは健康第一です!!
      どうかご自愛下さいな。

      貴重なご経験にもとづく興味深いお話しの数々、本当に勉強になりました事を感謝致します。

    • ページを開いてみたら、なんと・・・。お大事に。
      速く復帰される事をお祈りしています。

    •  河太郎さんの色々なお話は、子供の頃虚弱体質だった小生にとっては「冒険譚」のようで非常に興味深く読まさせて頂きました。小生の嫁さんも鬱とパニック障害を15年ほど患っていますので、メンタル疾患はとても他人事ではありません。投薬治療はないとの事ですから、ゆっくり穏やかに過ごせば回復する診断だと思います。
       まずは焦らず、頑張らず、穏やかに過ごせますように。そして出来れば、また私の知らない体験談をできれば、木霊さんのこのブログで読まさせてください。

    • お大事にしてください。早い寛解をお祈りいたします。