韓「ロサンゼルス級原潜が欲しいニダ!」米「やだね!」

海軍

寧ろ、何故売って貰えると思ったのか。

「軍核燃料の禁止」条項に引っかかった潜水艦… アメリカは販売もレンタルも拒絶

記事入力 2019.11.19 午前3:34  最終修正 2019.11.19 10:03

北朝鮮は先月新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の北極星-3型の試験発射に成功し、これを搭載する3000t級新型潜水艦の進水も差し迫った状況である。この直面した問題の対策として原子力推進潜水艦が有力な選択肢として挙げられる。SLBM潜水艦の最も効果的な対策が北朝鮮の潜水艦基地の入り口で長時間待機して出港直後撃沈することだ。

「NAVER」より

そして、北朝鮮って新型SLBMの試射に成功したんだっけ?

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北朝鮮の脅威

SLBMの試射と成功

えーっと、北朝鮮のSLBMというと、該当する話はこの辺りだろうか。

北朝鮮の新型潜水艦発射弾道ミサイル、本当の脅威度と実戦配備の壁

2019年10月7日(月)10時57分

北朝鮮は2日、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の実験を行ったとみられる。SLBMの開発は着手から比較的日が浅いが、核弾頭搭載に向けて急速に進んできた。今回の発射がSLBMであれば、この3年間では初めてとなる。

「Newsweek」より

今年の10月2日に行われたテストなのだけれど、実際の所、成功したかどうかはハッキリしない。

newsweek_20191007

まあ、海中の絵を報道するわけにもいかないんだろうけれど、これが事実だとすると日本としても看過出来ない。

ミサイルの正確なタイプや、発射プラットフォームはなお不明だが、専門家は「既存の枠を超える」動きだったように見えると指摘した。

「Newsweek」より

可能性としては、海上プラットフォームから発射された可能性の方が高そうではある。もちろん、潜水艦から発射された可能性だってある。そう発表しているからね。

ただ、海上プラットフォームからの発射であっても、発射位置の特定が難しいと言う点では問題である。少なくとも、海中から発射されたわけなので、固定の発射ポイントからの攻撃よりは発見が遅れる可能性が高いからだ。

韓国軍はとにかく原子力潜水艦を欲しがる

一方で、韓国政府は何故か原潜を欲しがっている。

潜水艦を監視するために原子力潜水艦を手に入れるのが「最も有効」というのはちょっと違う気がするんだが。寧ろ、航空機を用いた警戒や、固定ソナー網の構築による監視態勢強化の方が良いんじゃ無いかな?

しかし、韓国政府のロジックはこんな感じらしい。

しかし、自国開発は、リスクも大きく、時間がかかる。「米国活用論」が出てくる理由だ。①米原子力潜水艦の購入または賃借米国の核推進攻撃用潜水艦を購入または賃借(リース)することは最も迅速かつ安全に原子力潜水艦を確保することができる方法である。ロサンゼルス級原潜は退役したか退役を控えたことが少なくなく、比較的安い価格で購入することができているという分析だ。しかし、米国がこれまで原子力潜水艦をイギリスなどの同盟国を含めて、そのいくつかの国にも売らなかったという点で、難関が予想される。

「NAVER」より

ちょっと翻訳の精度が怪しいところだが、アメリカから中古原子力潜水艦を売って貰うか、リースして貰うのが理想とか!大丈夫?

バカじゃないの?

確かにアメリカ海軍では次級シーウルフ級原潜やバージニア級原潜の配備が進んでいる。

だから旧式になったロサンゼルス級原潜が退役を始めているのは事実なのだが、ロサンゼルス級原潜って、確か従来より大型のS6G型原子炉を採用したことで、潜水艦自身の予備浮力に不安がある上に、10年に一度の燃料補給(炉心交換)って、相当高度な技術が必要じゃないのかね?

それに、監視体制を構築するのであれば、原子力潜水艦1隻や2隻では到底足りない。最低でも3隻、周辺海域をカバーする為には最低6隻は必要じゃないのかね?

「原子力潜水艦が欲しい!」韓国の望みは現実的か

2017年11月28日(火)17時30分

韓国政府の関係者によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はトランプ米大統領との首脳会談で、韓国海軍の攻撃型原子力潜水艦の開発や調達について議論したという。詳細は不明だが、この件が議題に上ったこと自体、原潜保有に対する韓国政府の意欲の高まりを示している。

~~略~~

敵を24時間監視するため、韓国海軍は最低でも3隻は配備したいようだ。その購入費にインフラ整備を加えると(運用コストを除いても)、総費用は90億ドル近くに上るとの試算がある。

韓国メディアによれば、03年に国産原潜の建造計画がひそかに進められたが、翌年にそれが明るみに出てIAEA(国際原子力機関)の知るところとなり、取りやめになったという。だが事業が中止になる前に、韓国は、潜水艦用の小型原子炉の基本設計を完了していたらしい。

「Newsweek」より

あれ、3隻でいいの?

ともあれ、過去にも「無理だよそれ」と言われていたはずだが、ムン君はまだ拘っているようだな。

アメリカは技術移転しない

拒否される韓国

そういえば、ちょっと前にはアメリカから潜水艦の技術も渡さないと断られていた気がする。

米海軍分析官、韓原子力潜水艦の議論に「米技術移転しないこと」

記事入力2019.10.29 午前9:02

韓国が核推進潜水艦の導入を推進しても、米国からの技術移転を受けることは難しいだろうと、米国海軍の関係者が明らかにした自由アジア放送(RFA)が29日報じた。

米国海軍傘下海上システム司令部のジェームズ・キャンベルプログラム分析官は28日(現地時間)、ワシントンDCで開催された不拡散政策教育センター主催の専門家討論会に出席した後、韓国の核推進潜水艦の導入議論関連の質問に「米国政府が協調的でない」という趣旨の見解を明らかにした。

「NAVER」より

これって、KFXの時にも似たような話が出ていたけれども、そもそも何故、韓国はアメリカから技術移転してもらえるという前提の話になっているのだろうか?

旧式の潜水艦技術であっても、他国にそれを知らせる事はリスクが高い。

況してや原子力潜水艦ともなると、原子力協定など都合の悪い話もあって、そう簡単に技術移転して貰えるとは思えない訳で。

それを平然と聞いちゃう辺り、精神構造を疑いたくなるな。

他国から技術を貰うのは自由

で、こんな事を言われる始末。

キャンベル分析官は、原子力潜水艦が核技術と直接関連するほど非常に複雑な事案であり、米国の原子炉技術は、非常に高いレベルの機密と強調しながら、「米国は、韓国が同盟国であっても技術を出さない」と述べた。

それとともに、韓国が自主的に核推進潜水艦開発を試みた場合、「フランス式のデザイン」を導入する可能性があると付け加えた。

「NAVER」より

こちれも翻訳的な問題があるような気がするが、多分、分析官のキャンベル氏は、「(オーストラリアみたいに)フランスから技術を買ったらどうなんだ?」とその様に言及しているんじゃないかと思う。

なお、フランス海軍が運用する原子力潜水艦「リュビ級」は、2000t級の潜水艦であり、低濃縮ウランを使用している。

また、フランス自身もこのリュビ級の運用は止めようとしているので、案外簡単に売ってくれるんじゃないかと思う。ついでに、米韓原子力協定にも抵触しないってな事になるんじゃないかと思う。

そうそう、米韓原子力協定というのはコイツのことだ。

米韓が改定原子力協定に署名

2015/6/16付

韓国外務省によると、ワシントンを訪問中の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は15日、モニズ米エネルギー長官と改定米韓原子力協定に署名した。同協定は韓国が求めてきた使用済み核燃料の再処理の研究に対する規制が一部緩和され、ウラン濃縮についても濃縮度が20%未満までは条件付きで認める内容が盛り込まれている。来年3月までに発効する見通しだ。

「日本経済新聞」より

こういった足枷を付けられる理由に心当たりがない辺り、自覚がないのだろうね。アメリカに信用されていないという自覚が。

北朝鮮のSLBM計画は順調ではない

で、この辺りの韓国の動きを考えて見ると、北朝鮮が大型の潜水艦を完成させ、SLBMを搭載してくると言うことを懸念しているから、この様な計画を推進していると言うより、むしろ、北朝鮮の潜水艦開発計画が上手いこといっていないが、SLBMの方はある程度目処が付いたのでは?という推測が成り立つ。

この時点でわざわざ原子力潜水艦技術をクレクレしている原因は、対北朝鮮という意味では同じだが、寧ろ技術を北朝鮮に横流ししようとしているのでは?という疑惑が持ち上がってくる。

で、核保有国になり、高麗連邦として世界にその存在をアピールするつもりかも知れない。

そうだとしたら、随分と壮大な話だな。

コメント

  1. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    >アメリカから中古原子力潜水艦を売って貰うか、リースして貰うのが理想とか!大丈夫?
    >バカじゃないの?

    妄想を無邪気に口にするなんてホントお莫迦丸出しですねェ~。
    退役艦とはいえ最高機密の固まりである戦術兵器を、簡単に「いいよォ~!!」なんてアメリカは言わないでしょう。

    >確かにアメリカ海軍では次級シーウルフ級原潜やバージニア級原潜の配備が進んでいる。
    >だから旧式になったロサンゼルス級原潜が退役を始めているのは事実なのだが、ロサンゼルス級原潜って、確か従来より大型のS6G型原子炉を採用したことで、潜水艦自身の予備浮力に不安がある上に、10年に一度の燃料補給(炉心交換)って、相当高度な技術が必要じゃないのかね?

    62隻建造されたロサンジェルス級は約半分が退役済なんですが、それはVLSではないブロックⅠとⅡ初期型であり、残るVLS装備の31隻は建造中のバージニア級(約30隻予定)が配備されるまで現役で使うんじゃないかな。
    バーニジア級実戦配備は2020年代終了間近の予定になってるようで、そろそろ後継艦の開発に着手していると思いますが、残ったロサンジェルス級の退役はそれ以後となると考えます。

    つまり、いくら「クレクレ」しても2030年以降ですからねェ~、ところでKSS-IIIバッチ3を原潜にするって息巻いてたのはつい最近の話だったはず...。
    しかも世界第5位の原子力技術があるから2028年から可能とかホルホルしちゃってたのに、あっという間に方針転換&時期ウヤムヤのいつもの大迷走開始ですかね。

    まあ、つい最近ロシアの原潜ですら事故起こしたくらい「取り扱い注意」な危険な兵器ですから、安易に自己開発された方が怖すぎで大迷惑、これで断念してくれたらホッとしますけど。

    >潜水艦を監視するために原子力潜水艦を手に入れるのが「最も有効」というのはちょっと違う気がするんだが。寧ろ、航空機を用いた警戒や、固定ソナー網の構築による監視態勢強化の方が良いんじゃ無いかな?

    まったくその通りだと思います。
    そもそも航続距離7000km近くで長時間哨戒活動が可能なP-3C(オライオン)を、僅か8機しか所有していないわけで(稼働率も怪しい)、P-1に更新中の日本は約100機体制ですから1/10以下なのが哨戒作戦を本当に理解しているのか疑問です。
    加えて哨戒ヘリも似たようなお粗末なもんですから、本気で哨戒活動するつもりなのかお笑いレベルを超えちゃってますね。

    戦後冷戦下で旧ソ連の原潜相手に70年以上、絶えず緊張感を持って対処してきた海自哨戒練度との差も歴然でしょう。

    日本より警戒海域が狭い南朝鮮ですが、哨戒機を3倍以上の30機・哨戒ヘリを艦載機含めて5倍位にして、今から集中して練度を高めるのに果たして何十年かかるやら...、見果てぬ夢(=妄想)の結末が楽しみ!!(冷笑)

    P.S.
    日本は敵国として扱い防衛戦略を万全にして欲しいもんです。
    南朝鮮の軍拡の内容は「対日戦」に特化しているのは明白ですもん。

    • 木霊 より:

      オーストラリが次期潜水艦の取得を考えたときに、どうやら真っ先に打診したのがアメリカで、オーストラリアはアメリカの原子力潜水艦が欲しかったようですね。
      結局、フランスに決めてしまいましたが、これも原子力潜水艦を保有しているからこその決定であるとも報じられています。
      そうだとすると、あのオーストラリアですら断られたのに、味方かどうか怪しい韓国に原子力潜水艦技術を渡すワケも無いでしょう。

      結局、韓国は北朝鮮を敵とみなしていない。敵は日本だとそう考えているからこその原子力潜水艦の取得なのでしょう。
      だからこそ、対潜能力を軽視しているのでしょうね。多分、日本と戦うにしても対潜能力を軽視してはいけないのでしょうけれど。