韓国、固体燃料ロケット打ち上げに初成功!

迷走韓国宇宙開発史

……?

固体ロケットの打ち上げ成功 対北朝鮮の偵察衛星を計画―韓国

2022年03月30日16時40分

韓国国防省は30日、自主開発した固体燃料ロケットの打ち上げ実験に初めて成功したと発表した。北朝鮮を監視する偵察衛星など小型衛星の軌道投入を目指す。

「時事通信」より

まて、KSR-1は要らない子か?!

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「初」の固体燃料ロケット打ち上げ成功

韓国初の固体燃料ロケットってマジ?

そもそも、何故、固体燃料ロケットなのかと。

固体燃料ロケット打ち上げ実験に成功 偵察衛星など搭載予定=韓国

2022.03.30 15:19

韓国国防部は30日、韓国の技術で開発した固体燃料ロケットの性能検証に向けた初の打ち上げ実験を国防科学研究所(ADD)が同日行い、成功したと発表した。今回の成功を機に、小型偵察衛星や超小型衛星の打ち上げロケットの開発に弾みがつきそうだ。

「聯合ニュース」より

聯合ニュースでは「韓国の技術で開発した固体燃料ロケット」とある。

確かに、韓国が配備した韓国製のミサイル、玄武1(NHK-2)はナイキハーキュリーズをリーバースエンジニアリングして作ったミサイルだ。当然、ナイキハーキュリーズMIM-14は韓国陸軍にも配備された実績があり、この後にリバースエンジニアリングしてミサイルを作り上げて、その名が「白熊/NHK-2」であったという。

ナイキハーキュリーズが搭載するエンジンは固体燃料ロケットエンジンであったことが知られており、その後もKASROCやら何やらミサイルを搭載する兵器は様々あって、多くが固体燃料ロケットエンジンを採用しているハズ。

もちろん、全く同じというわけではないが、それが尽く国産では無いと?

ロケットだけに限れば、韓国初の観測ロケットKSR-1は、ナイキ・エイジャックスのブースターを流用したらしいが、韓国国内で作った扱いになっていないかもね。KSR-2も固体燃料ロケットだが、KSR-1を二段重ねにした感じのロケットである。……これも、KSR-1同様なんだろうか??

そしてロシアとコラボした羅老号の2段目も固体燃料エンジンであった。でも、こいつもKSR-1を流用したのだとか!改めて考えてみると、韓国は国産の固体燃料ロケットの打ち上げ実績ゼロだった?!衝撃の事実だな。

固体燃料ロケットは難しい?

なお、世界を見渡しても、固体燃料ロケットに拘って開発を継続している国は、ヘンタイ日本くらいしかない。あ、ミサイルの多くは固体燃料ロケットエンジンを採用しているので、カテゴリー違いで開発を続けていると言う意味では、世界各地でエンジン自体は作られていると言うべきかも知れない。

固体燃料エンジンは小型衛星や多数の超小型衛星を地球低軌道に乗せるためのロケットに使われる。液体燃料エンジンに比べて安価で単純な構造のため、大量生産もしやすい。また、液体燃料と違って前もって注入しておくことができ、迅速に打ち上げられるという利点もある。

ADDの試験場で行われたこの日の打ち上げ実験では、大型の固体燃料エンジン、フェアリングの分離、段の分離、上段部の姿勢制御技術の検証が行われた。

「聯合ニュース」より

で、ソコに韓国も乗り込むと。

でもさー、日本はコツコツと固体燃料ロケットの開発を続けて、今はイプシロンロケットをやっているけれども、予算も少ないし打ち上げ回数もションボリである。イプシロンSは一体何処にいってしまったんだ!(注:2023年に実証機打ち上げ予定であるが、H3ロケットと連動するプロジェクトなので、順次遅れる可能性がある)なお、日本の固体燃料ロケットはペンシルロケット(1955年)の打ち上げから細々とながら続けられてきた実績はあるが、ずっと予算は少ないんだよね。

そして、こうした固体燃料ロケットの開発は、ミサイル開発の歴史でもあるんだよね。

正直、韓国にとっての固体燃料ロケットエンジンの開発も、当然ながらミサイル開発に繋がるものである。既に多数持っている「純国産ミサイル」にはどうやら国産の固体燃料ロケットエンジンを使ってはいないらしいね。

国防部はさらに検証を重ねたうえで実際に衛星を搭載して打ち上げる予定だと伝えている。軍が取得した技術を民間に移転することにしており、国内の宇宙産業も活性化する見通しだ。

「聯合ニュース」より

お、おう。何処かで見たパターンだな。

先日、韓国発スペースX社を作ると息巻いていたが、この時もエンジンを開発したら民間に技術を展開するとか。

新たな展開も

更に更に。

ロケットの搭載重量をより短期間に増やし、打ち上げコストを下げるため、固体・液体燃料エンジンの長所を取り入れた新たな形態のロケットの技術開発も進められている。開発に向け、各技術を管轄するADDと韓国航空宇宙研究院の協力を加速させると国防部は伝えた。

「聯合ニュース」より

新たな形態のロケット!

どんな形態なんだ(棒)。

ニュースでは「米韓ミサイル指針」の撤廃をうけて開発が始められたとか説明しているのだが、公開された映像を見る限り、随分小型なロケットだなという印象である。きっとこれから色々な成果が出てくるとは思うのだが、動画は極めて順調に宇宙空間に到達した感じの印象を与えるものだね。

一体何の意図があって、唐突に「成功」の報道だったのだろう?今更ながら、固体燃料ロケットの開発らしいが、低コスト化に成功したと言うことだろうか?これまで開発の噂も聞かなかっただけに、色々と謎の残る話である。

追記

新たな情報が。

韓国軍「小型衛星搭載の固体燃料ロケット、25年に打ち上げる」

Write: 2022-04-04 14:10:06/Update: 2022-04-04 14:12:06

韓国軍当局は4日、韓国独自の技術で開発し、先月末に打ち上げ実験に成功した固体燃料ロケットについて、2025年に小型衛星を地球の低軌道に乗せることを目標に開発を続ける考えを示しました。
国防部傘下の研究機関の関係者が4日明らかにしたところによりますと、2025年をめどに韓国南部の全羅南道(チョンラナムド)高興(コフン)の羅老(ナロ)宇宙センターから韓国の技術で開発した固体燃料ロケットに実験用衛星を搭載して打ち上げる計画で、高度500キロの地球低軌道に重さ500キロの小型人工衛星を打ち上げることを目指しているということです。

「KBS WORLD」より

2025年目標かぁ。これ、韓国の新大統領の手柄にするってことなのかな?

さておき、今回の固体燃料ロケットの規模や実績がサッパリ分からないので、2025年に低軌道に小型衛星投入と言われてもピンと来ない。

固体燃料エンジンは小型衛星や多数の超小型衛星を地球低軌道に乗せるためのロケットに使われます。
液体燃料エンジンに比べて安価で単純な構造のため、大量生産もしやすく、液体燃料と違って前もって装備しておくことができ、迅速に打ち上げられるという利点もあります。

「KBS WORLD」より

500kgの実験用衛星ねぇ。ミサイル開発を加速させますと言った方が説得力はあるんだが、イマドキ固体燃料ロケットの開発を始めますと言われても困る。

コメント

  1. 固体燃料ICBMは米露二ヵ国のみ、ICBMに使える大型固体燃料ブースターは日本のイプシロンとイタリアで開発中のアリアンロケットだけ。
    中国は液体燃料ブースター用の固体燃料補助ブースター打ち上げに初成功したばかり。

    • 固体燃料ロケット自体の研究は色々やられたみたいですが、結局のところモノにした国は多くないのですよね。
      イプシロンとアリアン5、それにアトラスVくらいですか。
      あ、支那もですか。