韓国初のクラスタエンジンロケット打ち上げは10月21日に

迷走韓国宇宙開発史

頑張れよー。

10月21日に韓国型ロケット「ヌリ号」初の打ち上げ、成功できるか

2021.09.27 17:19

全羅南道高興郡峰来面(チョンラナムド・コフングン・ポンレミョン)。高興半島からつながる橋を渡り内羅老島(ネナロド)に、さらに橋を越えると到着する。外羅老島(ウェナロド)南端にある羅老宇宙センター。打ち上げ場東側の組み立て棟には長さ47.2メートル、重さ200トンの宇宙ロケットが眠っている。20日ほど後の10月20日午前7時に組み立て棟の扉が開けば、韓国宇宙探査の一線を画するプロジェクトが始まる。

「中央日報」より

今のところ予定に変更はないようだ。この記事はあまり書くことがないので、軽く触れるだけだ。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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スケジュール通りなら来月21日打ち上げ

16:00打ち上げ予定

この手のスケジュールは遅れる事が多いのは事実だ。特に初めての事であれば、慎重を期すべきだと思うのである。

だが、前回の記事からスケジュールは変化していないようだ。

打ち上げ予定時刻は翌10月21日午後4時。もちろん気象条件など全てが順調なことを前提としたスケジュールだ。

「中央日報”10月21日に韓国型ロケット「ヌリ号」初の打ち上げ、成功できるか”」より

ただし、ムン君が大統領でいられる期間は残りが少なくなってきているので、出来れば本年度中に打ち上げたいところだろう。

台風などが来なければ良いけどな!

ヌリ号は10月の初の打ち上げを始まりに来年5月に2回目の打ち上げ、その後2027年まで5回の追加打ち上げが予定されている。

「中央日報”10月21日に韓国型ロケット「ヌリ号」初の打ち上げ、成功できるか”」より

ちなみに、初のロケット打ち上げ成功率は30%であると中央日報が報じている。

弱気なことだが、データが示しているのは事実であろう。そして、ヌリ号の前、羅老号の時には2度失敗している。ロシアの助力を得てなお連続で失敗し、最後の1回で何とか成功している。

羅老号の失敗

なお、羅老号の時の失敗は、ロシア側の問題と言うことにしていたが、1回目がフェアリングの分離に失敗しただけなので、ロシアの技術の方は失敗したわけではない。

2回目はというと、1段目と2段目の接続部分にトラブルがあったようで、ロケットが空中で爆発してしまった。

羅老号時代に戻ってみる。2009年8月の初めての打ち上げでフェアリングが分離できず衛星軌道進入に失敗し、翌年6月には打ち上げ137秒後に1段ロケットが爆発して墜落した。相次ぐ失敗の知らせに当時国産衛星ロケットに対する世論は冷めきっていた。結局当時のイ・ジュジン航空宇宙研究院長が2度の打ち上げ失敗の責任を負い辞任しなければならなかった。打ち上げ責任者だった当時のチョ・グァンレ羅老号開発事業団長は科学技術情報通信部の監査室から横領などの容疑まで含む数回の監査に苦しめられなければならなかった。もちろん結果は無嫌疑だった。

「中央日報”10月21日に韓国型ロケット「ヌリ号」初の打ち上げ、成功できるか”」より

中央日報にはこの様に記載されているが、この事故原因についてはハッキリ分かっていない。韓国側の見解は、「2段目に搭載されたカメラ映像から、ロシア担当である1段目の燃焼区間が爆発した」との分析を示しており、ロシア側は「韓国製の2段目が、予定時間前に点火したことが爆発の原因とし、責任は韓国側にある」としている。

どちらが正しいのかは分からないが、どちらも嘘つきだからなぁ。

3回目(3号機打ち上げ)は、2回目の失敗の責任がどちらにあるかということでかなり揉めて、結果的にはロシア側が折れる形となったようだが、合意した内容に関する報道を読んでいくと、ロシア側が主張する失敗原因について韓国側が修正しているので、本当にロシアが全面降伏したかどうかはよく分からない。

とにもかくにも、3号機は打ち上げに成功した。そして、羅老号の打ち上げはそれ以上なされなかった。

……意味が分からない。

最初は失敗するもの

そして、今回、ロナ号打ち上げに関して、中央日報はかなり弱気である。

どの分野でもそうだが宇宙産業での失敗はむしろ資産だ。失敗を通じて一歩ずつ前進した。宇宙ロケットが初めて世に出た1950年代には合計48回の打ち上げがあり、そのうち58%の28回が失敗だった。その後歳月を経るにつれ打ち上げ失敗率は急激に低くなり、2010年代には6.8%を記録した。だが2000年代までにロケットを確保した国のうち新たに開発したロケットの初の打ち上げ成功率は27.2%にすぎない。

「中央日報”10月21日に韓国型ロケット「ヌリ号」初の打ち上げ、成功できるか”」より

いつもの韓国であれば、どんな状況であれ、「成功するニダ!」とホルホルするのが通所運転なのだが、今回は妙にしおらしい。

ヌリ号の初の打ち上げは成功するかもしれず失敗するかもしれない。ヌリ号開発には羅老号当時からの技術蓄積が大きな役割をしている。当時の2回の痛恨の失敗が資産になったのはもちろんだ。韓国社会が開かれた心で10月のヌリ号初の試験打ち上げ成功を待つことを期待する。

「中央日報”10月21日に韓国型ロケット「ヌリ号」初の打ち上げ、成功できるか”」より

いや、そこを頑張れよ。

頑張れば何とかなるさ!

コメント

  1. なんというか、本当に、失敗を許してくれないお国柄なんだなぁ…と、いうのが記事の端々から垣間見える気がすると言いますか。うん、まぁ、失敗からちゃんと学ばせてくれてれば当の昔に改・羅老号型が打ちあがっていたのでしょうね。

    • 失敗を許さないどころか、失敗が無かった事になる国です。
      そこから何かを学ぶという姿勢は、余り期待できないでしょう。

  2. 衛星の軌道投入には失敗したようですね。先はまだまだ長そうですな。