韓国型ロケット「ヌリ号」の組み立てが完了

迷走韓国宇宙開発史

あ、はい。

韓国型ロケットの組み立て完了 最終機能点検へ

2021.08.24 14:45

韓国科学技術情報通信部は24日、韓国の独自技術で開発したロケット「ヌリ」について、飛行モデルの機体組み立てを今月20日に完了し、ウェット・ドレス・リハーサル(WDR)と呼ばれる最終的な機能点検を準備中だと発表した。

「聯合ニュース」より

順調に仕上がっているね。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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組み立ての次はウェット・ドレス・リハーサル

順調に行けば10月に発射

前回の記事の時に簡単な予定が出ていて、10月20日か21日頃に打ち上げるんじゃないかということであった。

宜しいんじゃないでしょうか。

韓国初のクラスタエンジンを使う予定で、このブログでは「心配だ」と指摘している事案ではあるが、韓国としてはその分野でも自信があるようだ。

WDRはロケットを発射台に立てて零下183度の酸化剤を充填(じゅうてん)・排出し、機体が極低温環境で正常に機能するかどうかを確認する作業だ。

「聯合ニュース”韓国型ロケットの組み立て完了 最終機能点検へ”」より

先ずは燃料タンクのチェックをやるよということで、単体では燃料タンクの性能くらい確認しているだろうから、念には念を入れてのチェックという事になろう。

これでも案外接続部分にトラブルが発生したりと、やってみないと分からない部分というのもあるんだよね。

この作業は全般的な準備状況や気象などを考慮し、今月末から来月初めの間に行われる。結果の分析には1週間程度かかる。特に問題なく終われば、ヌリは本格的な発射準備に入る。補完すべき点が見つかれば対処した上で発射準備に移る。

「聯合ニュース”韓国型ロケットの組み立て完了 最終機能点検へ”」より

で、結果の分析に1週間程度かかるとか。

WDRでトラブルがあった場合でも

ちなみにウェット・ドレス・リハーサル(WDR)だが、過去の事例を見るとやっぱりトラブルが発生するケースもままある。

アンタレスロケット、試験で問題発生するも打ち上げ延期せず

2013-04-16

オービタル・サイエンシズ社は13日、今月17日に予定されている打ち上げに向け、アンタレスロケットの”ウェット・ドレス・リハーサル”を実施した。

ウェット・ドレス・リハーサル(Wet dress rehearsal)とは、実際の打ち上げと同じ状況をシミュレーションし、ロケットのすべてのシステムが正常に機能するかを試験することを言う。ドレス・リハーサルという言葉自体に「舞台稽古」という意味があり、ロケットの場合は液体(液体酸素やケロシンといった推進剤など)が充填されることから、wet(濡れる)という単語が付けられている。

しかし打ち上げ予定時刻(もちろん実際には打ち上げられない)の16分前に異常が見つかり、リハーサルは中止となった。オービタル・サイエンシズ社によれば、第1段にある予備のパイロ・バルブの2つのうち1つが正常に機能していなかったとしている。

「sorae」より

アンタレスロケットといえば、アメリカのロケットである。

既に存在しないオービタル・サイエンシズ社が打ち上げを担当したアンタレスロケットだが、エンジンはロシアのNK-33エンジンを改修したAJ26-62を使っていて、これが二段燃焼サイクルを採用している。なかなか優秀なエンジンで、長く使われた模様。

さておき、この時WDRでトラブルが発見されたものの、パイロ・バルブのトラブルだと原因が特定されたために、これを交換することで対処し、打ち上げの予定は延期されなかった。

ちなみにこのテストで爆発しちゃった事例も。

なぜロケットの試験で人工衛星をも失うことになったのか

2016/09/09 12:49

9月1日(日本時間)、米国の宇宙企業スペースXの「ファルコン9」ロケットが、打ち上げに向けた試験中に爆発する事故が発生した。この事故によりロケットは完全に破壊され、ロケットの先端に搭載されていたイスラエルの人工衛星「アモス6」も喪失。さらに発射台も大きな被害を受けた。

9月7日現在、事故の原因や今後の影響については調査中で、はっきりとしたことはまだわかっていない。

「TecH」より

この時のテスト、「スタティック・ファイア・テスト」(Static Fire Test)でトラブルを起こしたのは、ロケットに推進剤(ロケットの燃料と酸化剤)を注入している最中に、何らかの原因によって引火したのではないかとされている。

SFTはWDRと同種の手順で行われるが、最後にロケットエンジンを数秒間だけ噴射する点で異なる。でも、この時は着火前に火が出ちゃった。

つまりWDRでも同じリスクはあるって事だよね。

ただ、テストしなければ悪いところはハッキリしない。慎重にテストして、悪いところの洗い出しをしっかりやって欲しい。じゃないと、打ち上げに漕ぎ着けられないからね。

コメント

  1. 事故シナリオとして、
    ・極低温の酸化剤注入~
    ・外部接続コネクタが低温脆化でカッキ~ン
    ・酸化剤ブッシャ~
    ・どこかで何かの火花がパチッ
    ・超巨大キャンドルサービス出来上がり!
    ってのが最悪パターンだと思いますが、まあ、流石にないでしょう……するなよ>あっちの関係者

    地味に怖いのが、極低温酸化剤を入れる→抜く事により、機体各所が低温で縮小→常温に戻って膨張、をする事で、歪みや緩みが発生する事、ですかね。
    既に何度かテストを繰り返しているはずなので、大丈夫だとは思いますが。
    かつてのシャトル事故も、当日の低温でOリングが縮んだ事が原因ですから、そんなバカなって事が起こるのが宇宙開発。
    花火を見たくもありますが、無事上がって欲しいとも思います。

    • どれもヤバいシナリオですが、どうなのかなぁ。
      低温脆性で部品の破損を、という一番ありそうな展開をすっ飛ばすのが韓国なんですが……。

      まあ、続報に期待ですな。

  2. 木霊様、皆さま、今日は

    成功したら「7大宇宙強国」なんだそうです(中央日報)
    失敗したり延期されたりして他国に先んじられたら「8大宇宙強国」「9大宇宙強国」・・「38大宇宙強国」・・「53大宇宙強国」・・

    「197大宇宙強国」にはなれるよね。

    • ○大強国っていうのが好きなんですよね、韓国。
      あれって、どんな価値があるんでしょうねぇ。