【やっぱり】高価なグローバルホークを導入半年で故障させる韓国

空軍

なにがあった!

[単独]偵察機導入半年で故障… 部品「回して防ぐ」

記事入力2020.10.21 午後9:21 、最終修正2020.10.21 午後10:04

<アンカー>  北朝鮮の長射程砲とミサイルを監視する空軍の戦略無人偵察機グローバルホークです。最大高度18kmで地上にある30cmの物体も識別可能な偵察衛星級の性能を誇ります。1機の価格は2,000億ウォン台で、昨年12月に1機、4月に2機、先月1機、4機導入しました。しかし、導入から10ヶ月経たずに4機の内2機の核心部品の故障が私達の取材の結果確認されました。1機は正常な部品を取る為に使用せず、回して防いでいるのが実情です。

「NAVER」より

直訳なのでよく分からない部分もあるのだけれど、「回して防ぐ」ということの意味は1機を部品取りに使っているという意味なのだろう。

スポンサーリンク

1機約2000億ウォンのグローバルホーク

国力に見合わない高い買い物

随分と高い買い物になった韓国導入のグローバルホークだが、高価な兵器になるだけの理由・性能は当然にある。買う理由が韓国にあったかどうかはよく分からないが。

余りしつこくやるのもどうかと思うのでサラリと言及しておくが、韓国軍がこのグローバルホークを導入するにあたって、色々あったのは事実だ。

何があったかは掴んでいないのだが、2019年上半期に納入予定だったグローバルホークRQ-4は、延期に延期を重ねることに。そして今年の4月にようやく1号を手に入れている。

韓国空軍が導入のグローバルホーク1号機 年内に初の作戦飛行

2020.04.03 16:51

韓国空軍が昨年導入した米製の大型高高度無人偵察機グローバルホーク1号機が、年内に初の作戦飛行を行うようだ。

政府筋は3日、空軍が年末ごろグローバルホーク1号機を限定的な作戦飛行に投入すると伝えた。飛行後に補完事項を点検するとみられる。

「聯合ニュース」より

これに至るまで価格のつり上げをしたニダー!と騒ぐメディアを尻目に色々と紛糾した事もあったのだが、仕方が無いね。

アメリカの「ぼったくり兵器」の押し売りに、ノーと言えない防衛省(半田 滋) @gendai_biz
「現代ビジネス」は、第一線で活躍するビジネスパーソン、マネジメント層に向けて、プロフェッショナルの分析に基づいた記事を届ける新創刊メディアです。政治、経済からライフスタイルまで、ネットの特性を最大限にいかした新しい時代のジャーナリズムの可能性を追及します。

……あ、コチラの記事は自衛隊に導入する際に値段のつり上げがあったという話だが、まあ、荒唐無稽な話だし、韓国軍でも似たような事があったことだげ言及しておこう。

米 国防総省、価格が4倍に騰がった‘グローバル ホーク’韓国へ販売予告
4台で1兆3千億ウォン台を予想 米議会に‘ブロック30型’販売 意向通知 価格が高く米軍も購買拒否した機種

しかしまあ、グローバルホーク導入に必要な事業比は1兆1000億ウォンも投入されるという話もあって、少々高価すぎはしないのか?という議論はあって然るべきだろう。

【韓国の歴史がまた1ページ】偵察衛星も外国製
この話は別の記事で触れているので1つの記事に纏めようかとも思ったのだが、複数の事案を纏めるのは余り評判が宜しく無いので、改めて触れておこう。韓国軍の偵察衛星、独自開発からイタリア技術導入に旋回した理由2020.10.21 12:1...

こちらの方に少々触れているが、「キルチェーン」構想やKAMD構想に利用するための複数の監視手段の一翼を担うものではあるが、どうにもこうにも整理が付いていない感じがして仕方が無い。何でも導入すれば良いという話では無いと思うんだけど。

導入は隠したい

しかし、そこまで予算を使っている兵器なのだけれども、兵器の到着を派手に祝うということはやっていない。韓国大統領のムン君にとっては色々都合が悪いこともあるんだろう。

韓国軍、グローバルホーク2号機到着をまた隠していた…ハリス氏のツイートで判明

2020.04.20 07:47

韓国軍が米国から購入した高高度無人偵察機「グローバルホーク(RQ-4)」2号機が韓国に到着した。ハリー・ハリス駐韓米国大使は19日、ツイッターに「今週、韓国にグローバルホークを引き渡した米韓安保協力チームを祝う」とし「韓国空軍と、鉄桶のような韓米同盟にとって非常に素晴らしい日」と伝えた。ハリス大使は機体に「大韓民国空軍」という文字が入ったグローバルホークが星条旗と太極旗が掲げられた格納庫に保管されている写真も公開した。

「中央日報」より

グローバルホーク4号機、先月韓国内に到着

Posted October. 15, 2020 08:49, Updated October. 15, 2020 08:49

韓国軍が米国の最先端高高度無人偵察機(HUVA)グローバルホーク(RQ-4)4号機を先月非公開で引き渡しを受けたことが確認された。これにより、グローバルホーク4機の引き渡し手続きは終わったが、軍は計4機のグローバルホークのうち1機も導入の様子を公開しなかった。

「東亜日報」より

何故そこまで隠したかったのか?

隠したところで色々な角度から報じられてしまう世の中になっているのだから、意味は無いと思うのだが、そういう意識は無い模様。

まあ、偵察相手に懸想しているムン君の気持ちなど理解したくも無いが、政治的な理由から発表を控えたというのは事実なのだろうな。

運用する準備は本当にできているのか?

運用するにはパイロットが必要

さて、無人偵察機と呼ばれるグローバルホークだが、残念ながら地上にパイロットを用意する必要はある。

こちらはグローバルホークの操作をしている様子ではなく、RQ-1の操作員の様子らしいのだが、幾ら無人偵察機とはいっても、予定したルートを飛行しているのかを確認したり、収集したデータを分析したりということは必要になってくる。

尤も、ある程度は自動化されているとは思うが。

Q. グローバルホークは無人機ですが、どういう方法 で操縦されるのですか。

A. 横田飛行場に一時展開したグローバルホークは、離着陸時は 同飛行場に設置される設備から、また、離陸後の上昇により 十分な高度に至った後は米国にある施設から、それぞれ米空 軍のパイロットが操縦します。

Q. グローバルホークを操縦するパイロットはどのよ うな人ですか。

A.  米空軍の無人機操作の基礎課程を修了した者及び一般的な操 縦資格を与えられたパイロットのうち、グローバルホークパ イロット候補生となった者は、米空軍の本機種に関する特別 訓練を受け、無人機操縦の資格を得ることとなっています。

「防衛省・一問一答」より

これは米空軍運用のグローバルホークに対する一問一答の内容ではあるのだが、それなりの訓練を受けたパイロットが必要であることを示唆している。

当然、韓国軍でも似たような事をやる必要があるのだ。

韓国空軍はグローバルホークを運用する偵察飛行大隊を創設した。

「中央日報”韓国軍、グローバルホーク2号機到着をまた隠していた…ハリス氏のツイートで判明”」より

実際に、偵察飛行大隊は創設されたらしいね。……いや、今年の4月の段階で既に創設されていたはずなのだけれどこれが又よく分からないニュースがあって、どうなっているのやら。

北ミサイルへの対応能力強化 偵察飛行団など創設推進=韓国空軍

2020.10.15 13:47

韓国の空軍本部は15日、陸・海・空軍の本部がある中部の忠清南道・鶏竜台で行われた国会国防委員会による国政監査で、北朝鮮の核・ミサイルへの対応能力を強化し、監視・偵察能力を高めるため、偵察飛行団や無人偵察大隊の創設などに取り組むと報告した。

「聯合ニュース」より

作った……んだよね?

韓国軍 偵察機撮影画像の判読装置導入へ=北朝鮮情報の分析強化

2020.10.20 13:48

韓国空軍が来月、大型高高度無人偵察機グローバルホークが上空から撮影した北朝鮮の画像を地上で判読して主要目標物の移動や変化などの情報の把握に役立てる装置を米国から導入する。防衛事業庁が20日、国会国防委員会の国政監査に対する報告資料の中で「11月中にシステム統合とテストを経て引き渡しを受ける予定だ」と説明した。

「聯合ニュース」より

さらに分析センターに配置する分析装置は11月中に引き渡しを受ける予定とか言っているぞ!じゃあ、今はどうしているんだ?!

どうにも、受け入れ体制がイマイチ整っていない印象が拭えないね。実際に飛行させたかどうかもよく分からない段階ではあるが、折角高価な装備品を導入したのだから、頑張ってくれよー。

故障しちゃったグローバルホーク

さて、こんな状況で導入したグローバルホークだが、どうやら故障したらしいというのが冒頭に紹介したニュースである。

いやいや、計画では1号機を飛行させるのが今年の後半だって話だったよね。飛ばす前に何故障させているんだよ。それとも取り敢えず試験飛行はしたのかな。何れにしたって、故障は早すぎるだろ。

まず私は、昨年12月に入ってきたグローバルホーク1号機についてです。

油圧で作動するランディングギアの油が漏れました。

着陸するときの衝撃を吸収する装置ですが、本来の機能をできなければ機体が高速で着陸できず倒れ、大きく破損することがあります。

去る4月入ってきた2号機は、コアを制御するセンサーが詰まっています。

空軍と防衛事業庁はSBS確認取材に飛行に核心部品である制御センサーの故障の事実は認めながらも、具体的な内容は明らかにしませんでした。

1台2千億ウォンのグローバルホーク2台導入10ヵ月足らずで離脱した状況です。

「NAVER”[単独]偵察機導入半年で故障… 部品「回して防ぐ」”」より

1号機と2号機が何やら故障しているようなのだけれど、翻訳の精度が怪しいので意味がちょっと不明である。ただ、「ランディングギアの油漏れ」が確認されることと、「制御センサー」が不調らしいことは伺える。

で、1号機と2号機が使えなくなっちゃったので、1号機を部品取りに回すよーというのがこの記事の要旨らしい。記事によれば、アメリカから出荷される時に壊れていた可能性にも言及しているのだが、武漢肺炎のせいでハッキリしないらしいとのこと。

導入当初に機能チェックをやっていないんだね、きっと。

で、アメリカの技術者を呼びつけようとしたのだけれど、武漢肺炎を理由に「ちょっと行けないかな-」と断った模様。

グローバルホークは高すぎるのか?

さて、価格の話は上でも言及しているのだが、費用対効果がどこまであるのか?というポイントが重要であるので、他国と比べて高いニダ!とかいうのはちょっと違うのかなと。

米国防総省傘下の国防安保協力局(DSCA)は報道資料を通じてグローバル ホーク(RQ-4ブロック30型) 4台の装備と部品、訓練、軍需支援などを含む販売価格が総額12億ドル(約1兆3000億ウォン)と予想されると明らかにした。 わが軍は2005年以後、監視・偵察能力強化のためにグローバル ホークの購買を推進してきたが、米国の輸出統制品目に含まれていて議会の承認を受けられなかった。 当時議論された価格は4台で3億ドル水準だった。 米国防総省が今回販売意志を通知したのは、去る10月の韓-米ミサイル指針改正で無人航空機(UVA)搭載重量制限が500㎏から2500㎏に拡大し、グローバル ホーク(搭載重量2250㎏)の韓国販売が可能になったと判断したためと見える。

「ハンギョレ”米 国防総省、価格が4倍に騰がった‘グローバル ホーク’韓国へ販売予告”」より

何やら、価格が4倍に上がったと大騒ぎしている記事を見つけたのだが、4機で3億ドルだったけど、実際には総額12億ドルになっちゃった、4倍ニダとやっている。

でもさー、これって上にも書いたけれどもパイロットが操作する施設や、画像解析などグローバルホークが集めてきたデータを精査する設備など、必要な設備というのは多数あるのだ。

加えて修理用の部品等も購入する必要があるし、今回韓国が導入したブロック30は2013年以降に登場した機体である。2005年頃に安かったという議論はちょっとオカシイ。ブロック20とブロック30ではものが違うのだから。

元々グローバルホークの

そんな訳で、ある程度のコストがかかるのは仕方が無いと割り切るべきではあるが、今回の飛ぶ前の故障というのは又話が異なる。修理用の部品を用意していないというのはどうなのよ。お得意の共食い整備で誤魔化す気らしいけれどね。

コメント

  1. 木霊様、皆さま、今晩は

    油圧装置の方は分かりませんが、センサーなどの方は「開けちゃった」んじゃないかな。(またやったね)
    重要な機密にかかわるモジュールにはたいてい「自爆装置」が付いていて、正規の手順以外で開けると「自爆」するんです。かつては少量の爆薬を使うなんてのもあったそうですが、今はソフトを動かなくするのが多いようです。全く動かなくなれば簡単に分かるんですけど、それらしく動いているようで誤動作するように「自爆」されると見つけるのも簡単ではないでしょうね。

    不正コピーなんか、いいかげんで止めればいいと思うんですけど・・・

    • 武漢肺炎で暇だったので、開けちゃったんですかねぇ。
      既に僕の知る限り2度ほど(1度はアメリカの戦闘機関連で、2度目はドイツの潜水艦関連で)やらかしていると言われていますから、前科アリで再犯可能性も十分考慮する必要はあるでしょう。
      ところで最近のモジュールは自爆装置(爆発するわけではない)が付いているんですねぇ。なるほど、簡易封印が施されているなどという表現を見かけたことがありますが、そういうモノなら有効そうですね。

  2. 木霊さん、おはようございます。

    いつもの南朝鮮クォリティーのお笑いネタは一旦置いといて、日本も3機導入を決めたRQ-4BもBkock30だったはず。
    アメリカ2021年度会計予算で大幅なリストラ対象となっていて、Block40を除き全て退役予定とか。

    つまり、このまま進めばRQ-4B(Block30)を運用する国は日本・南朝鮮だけになるって事ですね。
    パイロット育成を含めた運用力・整備能力は日本なら大丈夫と思いますが、肝心の保守部品単価が高騰し維持費増大するのは必至でしょう。
    たった7機しかない世界に存在しない状況が想定されるのですから。
    噂によると南朝鮮は維持費用だけで年間200億(20年運用すれば4000億)くらい請求されているらしい。

    すでに日本は導入総額約1300億円の内約850億の契約を結んでおり、一部は支払い済みらしいのですが、幸いな事に「維持費高騰を理由に導入中止も視野に再検討中らしいです。
    今こそ違約金を払い損切りしてでも購入を中止し、国内開発に舵を切るべきじゃないでしょうか。

    だってこのUAV兵器こそ空に限らず陸海空の自衛官不足を補い、日本独自の高度な技術開発で支那に対抗できる日本にとっては命綱となるんじゃないかな。
    もちろん、RQ-4Bの代替案は偵察だけではなく、攻撃もできる事を前提に開発すべきでしょう。(反対の大逆風そ蹴散らしてです)

    ちなみにトルコが実戦投入しているUAVであるTB2(バイラクタル)が地上戦を一変させる「ゲームチェンジャー」として注目されていて、日本ならこれの海上版攻撃機開発によって支那との「ハイエンドの戦い=空母艦隊を襲う」に大きく貢献するはずです。
    1機5億円程度で開発できれば仮に撃墜されてもトマホーク並の価格損失、高価な迎撃ミサイルより格安で攻撃手段としては支那空母艦隊を壊滅も可能でしょう。

    支那海軍が進出してくる海域を作戦圏内にした機体とし(航続1000km程度)、石垣島・奄美・五島などに各20機規模で配備すればいい。
    4000億あれば開発費と運用費は別にして60機×5億=300億揃える程度ですから、RQ-4キャンセル分のおつりは十分くると考えますし、操作パイロットも民間人からリクルートできます。
    日本は無人攻撃兵器反対の立場のようですが、核兵器保有が完全に封じられている以上、もうそんな事言ってる場合じゃないと思う。

    • グローバルホークRQ-4ブロック30の再検討の話は見かけたことがあります。
      ただ、実際に自衛隊が再検討しているとしても導入はアリなんじゃ?とは感じています。その場合には製造ノウハウを戴くという条件付きではありますが。少なくとも日本国内でライセンス生産が出来るのであれば、導入検討の価値はあると思うのです。
      どのみち、ドローンの開発は自衛隊としても急務ですし。

      • 木霊さん、レスありがとうございます。

        >その場合には製造ノウハウを戴くという条件付きではありますが。少なくとも日本国内でライセンス生産が出来るのであれば、導入検討の価値はあると思うのです。

        高価な投資になりますがその方向に進むのなら悪くない話かもですね。
        ただ、アメリカ軍は既にRQ-170(センチネル)を運用中ですし、後継のRQ-180も実戦運用中との噂もありますから、RQ-4Bの偵察性能が既に陳腐化している可能性もありますね。

        >どのみち、ドローンの開発は自衛隊としても急務ですし。

        書いた通り早急な開発と実戦運用が必須ですね。
        パイロットは民間人からリクルート可能で自衛隊員減少の歯止めになりますし、特に東シナ海には大規模な偵察&攻撃機配備が望まれます。
        自民党政権である間に解決すべき火急の課題と思っています。