日本が導入しようとしているグローバルホークだが、韓国軍も導入しようという風に動いてはいる。ただ、導入するにしても色々と準備が必要な兵器なんだよね、グローバルホークって。
北朝鮮監視する中高度無人偵察機事業また延期=韓国
2019.10.28 16:02
韓国で開発中の中高度無人偵察機(MUAV)事業が再び延期された。2017年に最初の試験評価が計画されてから3回目の遅延で、早くても2021年に量産が可能になる。高高度無人偵察機(HUAV)グローバルホーク導入に続きMUAVまで配備に支障が出ることになり、戦時作戦統制権転換を控え偵察資産確保に力を入れる軍当局は尻に火がついた。
「中央日報」より
遅れるーって、ぼやいているけど、準備の方は進んでいるんだろうか?
開発中の中高度無人偵察機(MUAV)
ベースはイスラエルのヘロン?それともシャドー?
韓国が開発しているとされるMUAVだが、過去にも記事にした事がある。
この時の記事ではステルス無人機を開発するという話で、以前から無人機の開発は進めていた。それがこちらだ。

名前を「ソンゴルメ」と言うらしいのだが、イマイチ完成に漕ぎ着けたという話は聞かない。

そもそも、イスラエルからヘロンと呼ばれる無人機を購入し、実戦配備しているとは以前にも報じられていたわけで、今さら何を言っているのか?というレベルなのだが、形は割と似ているね。
韓国軍、ドローンで西海NLL監視へ
2016.06.10 13:19
韓国軍がイスラエルから無人偵察機(UAV)を導入して試験運営中で、8月初めに実戦配備すると、軍関係者が伝えた。無人機は西北島嶼地域に配備され、北方限界線(NLL)を監視する役割を担う予定で、このために無人機運用部隊も正式に設置すると、この関係者は説明した。
「中央日報」より
NKメディアは、韓国のUAVが領空に違反したと主張
公開日:2017年5月27日-13:31 更新日:2017年5月27日-14:27
北朝鮮の国営メディアは、土曜日、韓国軍の無人航空機が空域に違反し、「重大な軍事的挑発」と呼んだと主張した。
韓国軍の関係者は、「計画通りの通常の作戦」を実行したとして、この主張を「真実ではない」として却下した。
北朝鮮の公式朝鮮中央通信は、ヘロンと呼ばれる南の監視飛行機が金曜日の午前7時46分から午後8時40分までの間に西部国境地域を4回飛行したと報告した。
「The Korea Herald」より
2017年には運用を開始していることが報告されているので、自国開発に拘る理由はよく分からない。が、韓国軍は4機のヘロンを買って、運用テスト或いは運用中であるということが、これらの記事から推測できる。
一方で、先日紹介したこちらの記事では、アメリカのRQ-7シャドーを手に入れて運用していたけれど、今はもう飛ばしていないという話が紹介されていた。
RQ-7「シャドー400」は2003年にアメリカから買って運用していたはずだ。記事からは韓国陸軍では更に前に運用が始まっていて、少なくとも2003年には海軍でも採用が決定したと言うことになっている。
自国で開発している理由がよく分からないな……。形状もアメリカのシャドーにそっくりなので、コピーしたと言われてもそれほど違和感はない。ヘロンが後から輸入されていることを考えると、ソンゴルメのモデルはシャドーだったと理解するのが正しいのだろう。
ソンゴルメの大きさは?
さて、開発中と言われている韓国のMUAVはどうなったのか?記事では追えなかったが、どうやら難航している感じがする。
大きさについてはハッキリしないが、どうやらグローバルホーク二よりは少将小さいようだが,大差無いレベルかもしれない。

こんな感じの結構な大きさの無人機なのだが、公開は2014年と結構前だ。
韓国軍の無人機を公開 北朝鮮に対抗か
2014/4/10付
北朝鮮が飛ばした可能性がある無人機が韓国内で相次ぎ見つかる中、韓国軍が9日までに、保有する無人偵察機を韓国メディアに公開した。
~~略~~
8日に2005年から運用している偵察機「ソンゴルメ(ハヤブサ)」と来年から運用予定の新型機が公開された。ソンゴルメは全長約4.8メートルで、半径約100キロの範囲内で上空4キロから映像をリアルタイムで送る。新型機は全長約1.7メートルと小さく航続距離は約150キロ。
「日本経済新聞」より
記事にもあるが、ソンゴルメの他にもリモアイという新型機を開発中だったはずだが、それがどうなったのかも聞かないな。
ヘロンの大きさは全長8.5mで、全幅16.6mと、ソンゴルメよりも大型である。なお、RQ-7シャドーは、全長3.4mで翼幅が3.9mって事になっている。ソンゴルメはシャドーより一回り大きい感じに仕上がっていると理解して良いのだろう。
え?仕上がってない?
ま、まあ、それが冒頭の記事なんだよね。
延期される開発
さて、その下りだが……。
軍当局と防衛事業庁などが27日に明らかにしたところによると、9月に予定されていたMUAV開発事業の体系開発完了時期が2020年6月まで9カ月延ばされた。7月の試験評価中に大気資料装置のセンサーで問題が発生したためだ。軍消息筋は「悪化した気象で高度や位置などを測定するセンサーがその性能を発揮できなかった。該当問題はほとんど解決しており、再飛行試験に向けた議決手続きが進行している」と話した。
「中央日報」より
なんだよ、大気資料装置センサーが不調だけど解決しているって書いてあるじゃないか。それなのに何故2020年まで開発完了時期を延ばしたのか。
2008年に議論が始まったMUAV事業は国防科学研究所(ADD)の主管で総事業費4884億ウォンが投じられた。
「中央日報」より
2008年から開発を続けているのに、暢気な話だな。
ヘロンやシャドーは運用しないのか、それとも継続的にやっているのかもよく分からない。その上、アメリカからグローバルホークを買いたいとかいう話になっているのだから、どれだけ無人機増やしたら気が済むのかと。
グローバルホーク導入は今年の8月の予定だった
度々遅れる導入計画
さて、春頃にグローバルホーク導入に関する記事を書いた気がする。
これによれば、2019年5月末に1号機導入が予定されていたが、8月に遅れるという話だった。ところが、冒頭のニュースでは更に遅れるとされている。
米国のグローバルホーク導入が遅れている点も軍当局としては負担になる。地上20キロメートルの高度で約200キロメートルの探知距離を持つグローバルホークも戦時作戦統制権転換と飛行禁止区域設定に備え5月に導入することにしたが、光学・熱像(EO・IR)センサーなどの問題で年内の導入で調整された。防衛事業庁関係者は「軍が導入することにした4機すべてを年内に受け取れるよう米側と協議中。来年5月中にはグローバルホーク導入とともに映像判読処理システム構築まで完了するだろう」と話した。
「中央日報」より
年内にも揃える事ができるという計画らしいが、やったね!
なお、画像判読処理システム構築は2020年5月という予定になっている。正直、グローバルホークが導入されたところで、画像判読処理システムが導入されないことには役に立たない。写真だけ撮って喜んでいてもあまり意味は無いのだ。
そんな訳で、2020年にグローバルホークによる監視体制が構築される予定って事で良いのか?
しかし……、これがの偵察機はどんな風に使うというのだろう。
機体名 | 全長 | 全幅 | 上昇限度 | 航続距離 |
---|---|---|---|---|
RQ-4グローバルホーク | 13.52m | 35.42m | 19,800m | 22,779km |
RQ-7シャドー | 3.41m | 3.87m | 4,572m | 200km |
ヘロン | 8.5m | 16.6m | 9,144m+ | 250km |
サーチャーMk.II | 5.85m | 8.55m | 7,000m | 250km |
ソンゴルメ | 4.8m | 6.4m | 4,000m | 150km |
リモアイ | 1.7m | 2.72m | 150km |
……ヘロンさんの何が気に入らないんだ!
そうそう、リストに入っているサーチャーMk.IIというのは韓国軍が運用していると言われる、イスラエル製の無人機である。これもヘロン同様IAI社が開発したUAVだ。
ソンゴルメさん、山に墜落
なお、この韓国のUAVであるソンゴルメさんは、墜落のニュースが相次ぐことになる。
200億ウォンの韓国陸軍無人機、山に墜落
2014.05.02 08:57
韓国陸軍が偵察用に使っている無人航空機「ソンゴルメ」が1日午前、京畿道楊州(キョンギド・ヤンジュ)市近郊の山に墜落した。
軍関係者は「午前11時44分ほど陸軍某部隊所属の無人航空機1機が、京畿道楊州市広積面(クァンジョンミョン)の山に墜落した」として「人命被害は発生しなかった」と明らかにした。ソンゴルメはこの日、楊州の空中偵察中隊から離陸して近隣地域の偵察を終えて戻ってきたところだった。軍は調査団を設けて墜落原因を調査している。
「中央日報」より
公開から墜落まで早かったな。別のニュースによると、初飛行試験で墜落したともある。
次世代軍事用無人偵察機 初飛行で墜落 新型ソンゴルメ
2017年9月23日、韓国・国民日報によると、国防科学研究所(ADD)主導で開発中の次世代軍団(師団と野戦軍の中間に属する戦術部隊)級偵察用無人機(UAV−2、偵察機の総称)が、昨年の初試験飛行で墜落していたことが分かったと報じられている。
防衛事業庁が、共に民主党議員に報告した国政監査資料「軍団級UAV−2試作1号機墜落事故検討報告書」によると、昨年7月24日、忠清南道論山陸軍航空学校で、UAV−2の初飛行が行われた。ところが、初飛行の無人機は、離陸直後に左に傾き滑走路の端に不時着。この事故で無人機胴体が完全に壊れ67億ウォン(約6億6000万円)の損失が発生した。 ADDが開発を主管するUAV−2は、現軍団のUAVを代替する事業で、12〜17年に1180億ウォン(約117億円)が投入されている。
「JCネット」より
んー、よく読むとこの話はちょっとおかしいな。UAV-2とあって「新型ソンゴルメ」と書かれている。前出のソンゴルメとは別人かもしれない。
偵察用無人機「新型ソンゴルメ」は、全長約1.7メートルと小さく航続距離は約150キロ。 旧型は新型より大きく、1機200億ウォン、よく墜落している。
「JCネット」より
む、全長1.7mだと?
韓国メーカー開発の軍用無人偵察機、欠陥などで相次ぎ墜落=「まるでおもちゃ」「中国製ドローンの方がはるかに高性能」―韓国ネット
配信日時:2017年3月30日(木) 18時20分
2017年3月29日、韓国・アジア経済によると、韓国陸軍の無人偵察機が墜落する事故が相次ぎ発生している。
韓国陸軍で運用中の無人偵察機は、イスラエルから輸入した「サーチャー」と「ヘロン」、韓国の航空機メーカー・韓国航空宇宙産業(KAI)が開発した「ソンゴルメ(ハヤブサ)」、韓国の無人機専門メーカー・ユーコンシステムの「リモアイ」の4機種だ。
この中で、大隊級部隊に配備されるリモアイは当初、軍が独自に研究開発を行う計画だったが、2011年に国内企業から購入することに決定した。当時防衛事業庁は「12年から3年間、(企業の)純粋な独自技術で開発したリモアイは最高速度・時速80キロで1時間以上の任務遂行ができ、300〜500メートル上空から撮影した映像をリアルタイムで地上に送信することができる」とし、「自動飛行、自動帰還、昼夜のリアルタイム映像伝送機能などを備え、アメリカ、イスラエルなどの小型無人機と比べても遜色ない」と説明していた。
しかしリモアイは、導入を開始した15年だけで9回の墜落事故を起こしている。陸軍は墜落の原因について「運用未熟」7回、「機器の欠陥」1回、「原因不明」1回と結論付けた。16年になると墜落は11回に増加、このうち「運用未熟」は3回に減ったが、「機器の欠陥」に起因する墜落は7回に急増した。気象条件による墜落事故も1回発生している。
「サーチナ」より
墜落しまくるリモアイと一体何が違うというのか。
ちょっとJCネットというサイトのニュースそのものに信頼性があるかどうか分からないので、判断は保留としたいが、何れにしても不調である点は変わらないようだな。
取り敢えず飛行はするようだけれど、自動航法装置の開発に手を焼いているのかも知れないな。
韓国向けグローバルホークは本当に韓国に届くのか?
こんな調子で国内開発に不満がある韓国軍だが、何故かイスラエル製の無人機を運用している気配が感じられず、「グローバルホークくれー」と騒いでいる模様。
しかし、そもそもRQ-4 グローバルホークの導入が決まったのは2014年のことである。何故ここまで導入に時間がかかるのやら。
- 2012年 アメリカ国務省が韓国に対してRQ-4 ブロック30型販売について議会通知したと報告
- 2014年 韓国がアメリカ政府とRQ-4導入契約を結ぶ。2018年納入予定
- 2018年 ノースロップ・グラマン社から、搭載機器の不調で初号機の年内引き渡しが不可能だと通告
- 2019年3月 アメリカ国防安全保障局が韓国への販売計画を承認
- 2019年 5月末に延期されていた納入予定が8月に延期
- 2019年 ソフトウェアの問題があって引き渡し予定が11月に延期
2012年頃には売れるよー、という状況になっていたハズなのに、何故かズルズルと予定が伸びている様子が分かると思うが、不可解なのは今年の3月にアメリカ国防安全保障局が販売計画を承認したというニュースだ。どう考えても引き渡し前に承認が行われなければおかしい。
更に不思議なのは、「搭載機器」や「ソフトウェア」の不調で引き渡しが遅れているのだが、既にアメリカ軍はグローバルホークを導入、運用しているわけで、「そのままの仕様」であれば、新たな不具合が発覚して販売が遅れるなんて事態にはならないはずなのだ。
考えられるのは、そもそもアメリカは韓国にグローバルホークを売る気が無いということか、ソフトウェアのダウングレードを図っていて、未だに軍用GPSの使用許可が下りない韓国軍向けの調整に難航しているケースだ。
後者の場合であれば、国防安全保障局の販売許可が遅れに遅れた理由も分かる気がする。
購入するにしても、自主開発にするにしても難航しているのが、韓国軍の無人機事情なのだ。
コメント
> ソフトウェアのダウングレードを図っていて・・・
ソフト屋としては、この種の仕事って「やりたくない」んですよね。
モチベーションもへったくれもない。割り当てられた「仕事」だからやりますよ。ええ、やりますとも。
こんな状態だろうから品質の良い仕事はできそうにない。バグ山盛りじゃないかな。そもそも、この種の仕事って、有能なエンジニアには割り当てられないんで・・・
メカ屋としても、ダウングレードというのはモチベを下げます。
「廉価版を作れ」というのとは違うでしょうしね。
返信、ありがとうございます。
ソフトウエアって、メカで言うならば「金型」みたいな物なんです。一旦完成したら、ダウングレード版を作るという事はないと思います。
安物版対応は「ある機能を全く実装しない」とか「動かなくする」とかなんで、ソフトが「部品化」されている現在では結構簡単なんです。ある時期のウインドウズサーバーは(現行バージョンについては知りません)一般向けウインドウズとほぼ同じでした。あるフラグを「私、サーバー版です」とすれば、ウインドウズサーバーとして動作しました。
ところが、ダウングレードは「機能を削除する」のではなく「性能を下げる」ので簡単ではない。精密に仕上げた金型とは別に「雑な」金型を作るみたいなものだと思います。アメリカも大変だねぇ。
軍用GPSを使っている米国のRQ-170さえGPS信号を上書きされて捕獲されちゃったりしてますけど、それからさらにダウングレードなんて、北朝鮮に捕獲されてもいいようにダウングレードしてるんじゃないでしょうかね。
改竄して使える状態になったのが、中東にワンサカあると言いますからね。
対策は必要なのでしょう。
特に、韓国は前科がありますからね。
10月31日23:28 竹島近くの海上に、韓国中央119救助本部
所属EC225ヘリが隊員5名、救急患者1名、保護者1名を載せ墜落。
ヘリは竹島から離陸したか、鬱陵島から離陸したか詳細不明。
そんなニュースがありましたか!
https://japanese.joins.com/JArticle/259135
これですかね。
しかし、これ、海上保安庁案件として日本から「救助」に出るべき話だったんじゃないでしょうか?ちょっと海域がよく分かりませんが。
木霊さん、おはようございます。
日本の自衛隊に火急に増強必要なUAVなんですが、単純に比べると2003年から運輸開始のRQ-7(シャドー)なんて考えると南朝鮮の方が先進国ですねェ~。(嫌味じゃなく)
しかし、その実態は国内開発含めて謎だらけ...?
>ヘロンやシャドーは運用しないのか、それとも継続的にやっているのかもよく分からない。その上、アメリカからグローバルホークを買いたいとかいう話になっているのだから、どれだけ無人機増やしたら気が済むのかと。
ヘロンは代表的なベストセラー機なんで、僕は超高額で運用費も莫大なRQ-4(グローバルホーク)より、最新型ヘロンTPや航続距離の長い海洋監視型ヘロンを数揃える方が効果的じゃないかと考えています。
すでに購入から5年経ち運用実績もあるはずの(???)ヘロンを何故有効活用しないか不思議でなりません。
サーチャーMk.IIもまたしかりですね。
>考えられるのは、そもそもアメリカは韓国にグローバルホークを売る気が無いということか、ソフトウェアのダウングレードを図っていて、未だに軍用GPSの使用許可が下りない韓国軍向けの調整に難航しているケースだ。
>後者の場合であれば、国防安全保障局の販売許可が遅れに遅れた理由も分かる気がする。
アメリカが機密漏洩を危惧しているのは間違いないんじゃないかな?
音楽大好きさんが書かれていましたが、着た服を一度脱いでまた着る様なソフトウェアのダウングレードやってる可能性は大でしょうね。
ご指摘の様に超後ろ向きな仕事なんで遅れるのは仕方ないでしょう。
振り返って日本が民間レベルのUAV技術を何故活かさないのか? 政治的な問題なんでしょうかねェ~。
ヘロンTPレベルの機体ならそんなに時間を掛けず開発可能と思いますし、ハードルの高い海上偵察に特化した機体を1機種持てば、有事に備え大型化&攻撃型への転用も容易じゃないかと想像しているんですけど...。
需要が限られている面もあるでしょうけど、沖縄含む南西島嶼警戒に20機+対馬海峡警戒に10機+北朝鮮漁船侵入警戒に20機・小笠原諸島&太平洋側警戒に20機なら、合計70機以上の需要はあると考えます。
加えて、促進中の防衛産業の輸出としては、潜水艦や戦闘機の様にハードルが高くなく、100~200機輸出を目標にすれば開発費はペイできるんじゃないかと思いますけど。
日本も無人機開発をやっているようですが、思わしくないみたいですね。
この点は、韓国を笑えないどころか積極性という意味でも遅れていると思いますよ。
ヘロンTPはWikipediaを見ると自衛隊も運用を検討した形跡があるようですね。
民間レベルでの研究は、結構進んでいるような感じなんですが、何故、自衛隊は積極的に無人機運用の方向で舵を切らないんですかね?
予算の問題なんでしょうか??
木霊さん、さっそくレスありがとうございます。
>ヘロンTPはWikipediaを見ると自衛隊も運用を検討した形跡があるようですね。
>民間レベルでの研究は、結構進んでいるような感じなんですが、何故、自衛隊は積極的に無人機運用の方向で舵を切らないんですかね?
>予算の問題なんでしょうか??
F-35を(F-35B含め)100機以上買う予算があるのに、数百億(多分、F-35の3~5機分)で開発可能じゃないかなと思うと、何かしらの制約があるのかも知れませんね。
UAVを含む無人兵器が攻撃用に転嫁されたら、反日勢力の抵抗だけでなく自衛隊組織の大幅改編にも繋がりますから、政治的な意味合いが強いんじゃないかと想像しています。
でもですね、逆説的に言えば現実自衛官志望者が減っている訳なんで、航空機だけでなく無人潜水艦や無人陸上装備の充実を図らないと「髭の心配をして首が飛ぶ」ってことになりかねません。
民間の優れた無人機&AI技術を利用・研究開発に結集するのは、長期的に安保・国益に適っていると考えます。
ヘロンなど、イスラエル系無人機を韓国軍が運用してないのは、リバースエンジニアリングのためにバラしてしまったからという可能性はないですかね…
ベースというかこれ輸入では?
スカウト (航空機・イスラエル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
IAI スカウト / IAI Scout
用途:偵察機
分類:無人航空機
製造者:イスラエル・エアクラフト・インダストリーズ
運用者:イスラエルの旗 イスラエル(イスラエル陸軍)
運用開始:1970年代末
退役:2000年代
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:IAI-Scout-hatzerim-1.jpg