【韓国産兵器】ヒョングン墜つ、海外貴賓を迎えて赤っ恥?

陸軍

ヒョングン?

韓国軍、海外貴賓迎え国産対戦車誘導弾の射撃訓練中に事故…人命被害なし

11/19(木) 18:01配信

19日に京畿道楊坪(キョンギド・ヤンピョン)の陸軍訓練場で、対戦車誘導弾1発が民家近くの水田に落ち爆発する事故が発生した。 韓国軍当局によると、事故はこの日午前10時10分ごろ、陸軍楊坪総合訓練場で国産対戦車誘導兵器「ヒョングン」の射撃訓練中に起きた。訓練場所属の部隊員が発射したヒョングン誘導弾1発が標的を超え1.5キロメートル離れた水田に落ちた。当時爆発現場周辺には人がおらず人命被害はなかった。

「yahooニュース」より

何処かで聞いた名前だな。

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韓国産対戦車誘導弾

TOWとかじゃないんだ

対戦車ミサイルといえばBGM-71 TOWとか、パンツァーファウスト3とかが有名だが、韓国陸軍でも確か使っていたハズ。しかし、今回問題を起こしたのは、韓国製の武器であったらしい。

記事には国産対戦車誘導武器「ヒョングン(晛弓)」(注:記事によっては玄宮となっている)という名前が付いている。

調べて見ると、こんなのが出てきた。AT-K1 Rayboltという名前で説明されていて、英語のWikipedhiaによると、2007年に開発を初めて、2013年にはテストがなされているというようなことが書かれていた。2017年頃から配備が始まっているようだね。

LIGネクスワンが開発し生産しているヒョングンは、歩兵大隊で使う対戦車誘導兵器だ。標的を捕らえて追跡する性能が優れており貫通力も高いという評価で海外からも注目されている兵器だ。

「yahooニュース”韓国軍、海外貴賓迎え国産対戦車誘導弾の射撃訓練中に事故…人命被害なし”」より

とうやらTOWのライセンスなどが切れた影響で、配備を急いでいるようなことが書かれていたが、これが標的から1.5km離れた水田に落ちちゃったのは残念だな。

怪我人がなくて何よりであるが。

本番で失敗してしまったヒョングン

で、今回のダメージは、人命的な話より寧ろ韓国のメンツ的な部分で問題だったようだ。

韓国軍関係者によるとこの日射撃訓練場には外国人参加団もいた。防衛産業見本市「DXコリア2020」に参加するため訪韓した人たちだ。

~~略~~

今回の事故で「DXコリア2020」を主催した陸軍協会は、20日に楊坪訓練場で海外からの貴賓が参観する中で実施する予定だった機動火力実演を行うかをめぐり苦悩しているという。

「yahooニュース”韓国軍、海外貴賓迎え国産対戦車誘導弾の射撃訓練中に事故…人命被害なし”」より

スゴい兵器だろー、ホルホルとやっていたら、狙った場所とは違うところに着弾しちゃったということらしいね。

現場では雨や風が強かったなどという、余計な情報も記事には書かれているが、やらかしてしまったものは仕方が無い。明日は中止だね。

このヒョングンだが、重量は20kgもあり射程は2.5km~3kmという事のようだね。重量が重いために悪コンディションの中で操作を誤った事も考えられるが、射程が3kmなのに1.5kmも的から外れちゃうのは如何なものか。

哀しい過去も

あと、調べていていた最中にこんな話も見つけた。

「ヒョングン」不正で取調べを受けていた研究員が飛び降り自殺

Posted September. 15, 2015 07:20,

国産歩兵用中距離対戦車ミサイル「ヒョングン」の不正納入を巡る疑惑で検察から取り調べを受けていた防衛産業メーカー・LIGネクスワンの研究員が14日、自ら命を絶った。彼は死亡する前、家族宛てに「もう疲れた。休みたい」という旨の携帯メールを残していた。

「東亜日報」より

ありがちな話ではあるが、この対戦車誘導弾、開発にはかなり難航したようで、開発者が防衛事業の不正を巡って自殺してしまう騒ぎに。とはいえ、韓国以外でもこの手の話は珍しくは無いだろう。韓国で防衛不正というと「いつものヤツか」と思ってしまうのも事実だが。

検察はこれまで、キム氏を相手に、ヒョングン事業と関連して、国防科学研究所(ADD)とLIGネクスワン、下請け会社との間の共謀如何について取り調べてきたという。キム氏は先月25日と28日の2回、検察に呼ばれて取り調べを受けてきた。詰めの調査のため、14日に3度目の出頭で取り調べを受ける予定だったという。

「東亜日報”「ヒョングン」不正で取調べを受けていた研究員が飛び降り自殺”」より

うーん、何とも。

95%が韓国国内で製造される韓国産対戦車誘導兵器ということで、機体は高かったのだろうけれど、ちょっとやらかしてしまったよと、それだけの話である。続報があればまた追及したいが、今回は単に失敗したよと云うだけの話である。

追記

日本語版の朝鮮日報の記事も紹介しておく。

外国貴賓の前で…対戦車武器「ヒョングン」、民家近くに落下・爆発

記事入力 : 2020/11/19 20:21

京畿道楊平郡で19日、韓国陸軍の訓練場から発射された歩兵用中距離誘導武器「ヒョングン」1発が民家近くの水田に落下する事故が発生した。事故当時は韓国製の武器に関心を持つ外国貴賓が見学していたことが分かった。射撃の実演中に大恥をかいた格好だ。

「朝鮮日報」より

記事は大筋で冒頭に紹介したものと同じだ。

韓国軍によると、この日午前10時10分ごろ陸軍楊平総合訓練場で、訓練場所属の部隊員たちが対戦車火器の射撃訓練を実施していたところ、ヒョングン1発が標的地を外れ、訓練場から1.5キロ離れた水田に落下し爆発した。陸軍によると、大雨の影響で水田の水量が多かった上、爆発地点の周辺には住民がいなかったため、人命被害はなかったという。しかし爆発地点から100メートル以内には民家があったことが分かった。

「朝鮮日報”外国貴賓の前で…対戦車武器「ヒョングン」、民家近くに落下・爆発”」より

本文では突っ込みを入れなかったが、随分近いところに民家があったようだね。これ、訓練場としては余り宜しくないんじゃないだろうか?

更に爆発地点から100m以内に民家があったという話で、一歩間違えれば大変なことになっていたな。大雨の影響もあって、水田に人がいなかったのも幸いだったといえよう。

次にテストするときは、周囲に民家がないところでやることをオススメするぞ。

コメント

  1. 「ヒョングン」というのは形状からTOWより小型の、米国のジャベリン、日本の01式に相当する物のようですね。
     撃ちっぱなしでしかもノイズが多い地表から目標を識別して命中させるということで、人が目標を捉えて誘導するタイプに比べて開発のハードルが高いのです。韓国ではこれより以前に対戦者ミサイルを開発していましたっけ? いきなりこのタイプを開発、実戦配備、っていくら流行に乗ったとはいえ、一足飛び過ぎるように思えますが。

    • 01式軽対戦車誘導弾ですか。
      ジャベリンにしても射程2km、01式軽対戦車誘導弾は射程1km以上(公表されていない)という事らしいので、ヒョングンは射程距離に関しては随分頑張っちゃった感じですよね。
      射程距離は命中させることを前提に決められるハズなのですが、その辺りを考慮していないのではないか?と、疑ってしまうのが韓国製兵器ということに。

      • ヒョングンを含めジャベリン、01式軽対戦車誘導弾等のトップアタック機能を持った携帯型の対戦車ミサイルは発射の際に目標の熱源を補足してから出ないと発射できないため急に現れた目標に対しては即応性が低い、熱源がない目標、榴弾が効果的な目標(トーチカ等)に対しては対応が困難等の欠点もあり自衛隊ではカール・グスタフM3を携行多用途発射装置として01式を補うために追加導入を決めてます。
        米軍だと発射体がミサイルで高価なうえに操作が難しいためシミュレーターでの成績優秀者でないとジャベリンは扱わせないとか運用上も制約が多いようです。

        今回ヒョングンが外したのは大雨のせいで目標の熱源が冷えてミサイルが目標を見失った可能性がありますね。

      • 非冷却型赤外線画像センサを採用した01式軽対戦車誘導弾ですが、ご指摘の様に熱源がない目標に対してはなかなか運用が難しい様ですね。
        更に、熱源探知をシステムのトリガーとしているので、熱源に対しても迅速な攻撃ができないという問題点もあるとか。

        ヒョングンはこういった問題をしっかりと解消している可能性はあるかもしれませんが、調べて見たらどうやら01式同様に赤外線画像誘導を採用したと書かれているので、やっぱり雨が影響していた可能性は……。
        それにしても、目標を失って飛翔したヒョングンの誘導弾、何を目指して田んぼに落下しちゃったんでしょうねぇ?

  2. 国内も国際的もシビアな状況満載(特に米中対立とインド太平洋戦略の行方)、難しい判断が次々に迫ってきてる状況で、何故か今はホッコリするお笑いネタだけは連投してくれますねェ~。(笑)

    >このヒョングンだが、重量は20kgもあり射程は2.5km~3kmという事のようだね。重量が重いために悪コンディションの中で操作を誤った事も考えられるが、射程が3kmなのに1.5kmも的から外れちゃうのは如何なものか。

    南朝鮮のヒュングンを語る前に、陸自の兵器の話題も地味でヘリなど花形への批判も多く、携帯型対戦車ミサイルはあまり知られていないようです。
    Wikipediaによると、現在陸自の携帯式対戦車ミサイル主力は01式軽対戦車誘導弾の様です。

    射程距離は機密事項ですが演習では1kmでやってますから、実力は2倍以上あるんじゃないかな。
    弾薬手がいなくても予備ミサイルを隊員一人で携帯し、赤外線照準で打ちっぱなし攻撃可能とか。

    つまり、今回お笑いのヒュングンに相当する携帯型対戦車ミサイルと考えていいでしょう。
    この種の兵器の肝は敵が戦車・装甲車で上陸してきた時に(究極の接近戦ですね)、伏兵として近距離から一撃必殺で叩く兵器なんだと思います。

    それなのに、公称3km射程で1・5kmも外すなんて、雨天で無理したからか・メカの故障なのか・そもそもそんなレベルの兵器なのか...、万一北朝鮮の戦車・装甲機動部隊が38度線を超えて来た時マトモに機能するのか理解不能です。

    というか、携帯させられた兵士が無駄死にを恐れ真っ先に捨てて退却しそうかなァ~。
    だって、2~3km先に敵戦車が接近し無駄撃ちで外した途端に、次は自分が標的になってしまいますからね。

    陸軍兵士のモチベーション維持大丈夫なの? マジで。