【韓国海軍】マリンオン、海兵隊に配備に向けて武装が検討される

海軍

えーっと……?

マリンオン、スリオンって問題修正されたんだっけ。

海兵隊「航空戦力」を強化… 「マリンオン18機配置」の航空大隊創設

記事入力2019.12.02 20:47 最終修正2019.12.03 午前10:09

海兵隊が「マリンオン」(MARINEON)上陸機動ヘリを主軸とする航空大隊を創設した。

海兵隊は先月29日、慶尚北道浦項の海兵第1師団の戦闘練兵場で1航空大隊創設式を開いたと2日、明らかにした。

「NAVER」より

……創設したんだ、航空大隊。

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韓国海軍指揮下にある韓国海兵隊

韓国の海兵隊はアメリカ軍のコピー?

えーっと、日本には形式上は存在しないこともあって「海兵隊」という組織がイマイチ理解しにくい気がする。

なので、改めて簡単に整理してみたい。

アメリカの海兵隊は、海上から敵部隊を強襲する即応部隊という形で整備されていて、「海外での武力行使を前提」として、アメリカの国益を維持・確保するための緊急展開部隊として行動できる様な装備を持っている。

アメリカ軍の備える5軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊)のうち、海兵隊だけは本国防衛の任務を持たない外征専門部隊である。したがって、航空機には大型の輸送ヘリや攻撃ヘリを備えているしF-35B/C戦闘機をも保有する計画となっている。また、装甲戦闘車としてはM1A1戦車やAAV7A1水陸両用強襲車を備えている。

一方で、韓国海兵隊は、海軍隷下という形で配備されている。ただ、人事と予算については海兵隊司令官に与えられているので、実質的に独立している部隊とは言えるだろう。ただ、航空戦力に関してはかなりショボイ。

で、スリオンの海兵隊バージョン、マリオンオンを配備するなんて言う話が出ている。韓国海兵隊は北朝鮮への短期展開を意図して組織されているので、24時間以内に朝鮮半島のどの部分にでも配備出来る戦闘準備を整えていると言われている。

……え?航空兵力がほぼ無いのに??

まあ、そんな訳で、韓国軍はアメリカ軍を参考にして海兵隊を作ったようではあるのだが、しかし、装備品に関して言うとかなり残念な感じだ。

航空兵力を持たない航空隊

そんなワケで、韓国軍としても航空大隊創設して、韓国海兵隊にも航空兵力を、と言う流れになっているようだ。

<Mr.ミリタリー>45年ぶりに航空戦力を取り戻した韓国海兵隊…彼らの切迫感

2018.01.12 14:27

~~略~~

しかし韓国軍の海兵隊は第2次世界大戦当時の米海兵レベルと変わらない状態だ。その間、攻撃ヘリコプターどころか、上陸機動ヘリコプターもなかった。韓国海兵隊は米国に次ぐ2万8000人の兵力を持つが、上陸手段は絶対的に不足している。海兵隊が目標にする高速立体機動戦は現在のところ言葉だけだ。

~~略~~

海兵隊は1973年に航空隊を解体してから45年ぶりの今回2機の上陸機動ヘリコプター「マリンオン」を受け、航空戦力を保有することになった。この日、海兵第1師団の滑走路には氷点下の中で強い風が吹いたが、海兵隊将兵は新たな決意を抱いた。まだ被害が少ない迅速な上陸作戦を遂行するには不足している部分が多いが、今後の航空戦力確保に希望が見え始めたからだ。海兵隊は2023年までに「マリンオン」28機を確保する計画だ。2026年までに攻撃ヘリコプターも18機導入する。海兵隊は最終的に上陸機動ヘリコプター36機と攻撃ヘリコプター24機を保有することを目標にしている。これを基盤に2021年には航空団を創設する計画だ。海兵隊は敵の位置を把握できる中高度無人偵察機の確保も進めている。

「中央日報」より

えーっと、2018年の記事を引用してきたが、厳密には韓国海兵隊には4機のヘリコプターが配備されていた。ただし、このMUH-1「マリンオン」はメインローターが吹き飛んでしまい1機が失われ、残り3機がどうなったのかはいまいちよく分からない。

機体の欠陥か整備不良か…マリンオン離陸から4秒後にローター落ちる

登録:2018-07-19 06:53 修正:2018-07-19 07:54

 上陸機動ヘリコプター「マリンオン」が17日の事故当時、離陸直後に突然ローター(回転翼)が折れ、墜落したことが確認された。ヘリコプターの墜落の原因がローターにあるものと推定される。

 海兵隊が事故翌日の18日に公開した9秒の動画によると、事故ヘリコプターが離陸してから3~4秒後に、ローターが丸ごと機体から分離され、撮影場所の方に飛んでくる。これに対して軍当局者は「ヘリのローター3つは、当時マリンオンの進行方向の側方から約20メートル離れた地点で発見されたが、一つは全く別の所で破損された状態で落ちていた」と話した。ヘリコプターはローターを回転させて揚力を得るだけに、ローターの異常は致命的な事故につながりかねない。

「ハンギョレ」より

噂によると、変な振動があったとか、亀裂があったとか……。

marinnon02

これでも、配備当初はホルホルされていたのだけれど、この映像を見ると言葉も無いな。

海兵隊は、昨年1月に1師団航空隊に上陸機動ヘリコプターマリンオンを初めて配置し、海兵隊創設45年ぶりに航空戦力を保有したという評価を受けた。

一方、解体された海兵隊第1師団航空隊は1958年3月海兵隊初の航空観測よう創設され、1973年に航空部隊、海軍の統合、2014年海兵隊航空兵科再創設、2018年海兵隊上陸機動ヘリコプターマリンオン導入まで海兵隊航空部隊を代表してきた。

また、海兵隊2師団航空隊は全軍初の海外派兵戦闘部隊である青龍部隊の航空隊に、ベトナム戦争に参戦した。海兵隊2師団は、先月26日、京畿道金浦にある社団航空隊の滑走路で海兵隊2師団長主観的に解体式を挙行した。

「NAVER」より

そして、記事の書きっぷりだと、第1師団航空隊、第2師団航空隊という2つの航空隊が存在したみたいなんだけど……、解体式をやったというからには、隊は存在したんだろうね。

航空戦力がなかったのに、航空隊はあったんだ……、不思議。

で、航空大隊が組織されて、マリンオンはあっても3機だけ。2021年までに海兵隊航空作戦全般を担当して18機のマリンオンを配備する予定らしい。

また、海兵隊自身は2023年までに28機を導入する計画らしい。どう言う計算でこの数字なのかはよく分からないんだけどさ。そして、スリオン自身の不具合は解消されたのかい?

ところで、攻撃ヘリはどうするのか

とまあ、航空大隊を作ったは良いけれど、機動ヘリ「マリンオン」の配備自体はこれからだと推測されるし(既に1機配備されているようだが、運用できる常態なのかは不明。また、残り15機に関しても2021年までに配備されるような感じなのだが、具体的にどうなっていくのかはよく分からない。

それ以上に分からないのが、攻撃ヘリをどうするか?と言う点である。

2026年までに攻撃ヘリコプターも18機導入する。海兵隊は最終的に上陸機動ヘリコプター36機と攻撃ヘリコプター24機を保有することを目標にしている。

「中央日報」より

順当に考えれば、アメリカからAH-1Z「ヴァイパー」を購入するってな事になると思う。

アメリカ海兵隊が配備していることもあって実績も十分だ。

それに、アメリカからの購入であれば価格以外の問題は生じにくいだろうと思う。

数を揃えるという意味でも妥当だと思うんだけれど。

次点でWAH-64D「アパッチ」だろう。

これは、本来イギリス陸軍向けに改良された仕様のAH-64Dなのだが、イギリスではイギリス海軍の保有するヘリコプター揚陸艦での運用も可能となるように防錆仕様を獲得している。

よって、少々価格が高くなるのはネックではあるが、韓国ではAH-64E「アパッチガーディアン」も導入しているので、整備に関しても同様に行えると考えられ、メリットはあるだろう。

あとは……、噂に過ぎないが、Mi-24「ハインド」を取得し、バラしてノウハウを手に入れたという噂も聞く。

事実なら凄いけど、実際にはコピーできる部分をマリンオンにくっつける感じで改造すのでは無いか?という気もする。

まあ、それ以前にマリンオンがモノにならなければ話にならないんだけどさ。

そのうちに、面白いニュースを提供してくれる気がする。

コメント

  1. この辺りは、突っ込んでおいたほうがいいかな。

    >アメリカ軍の備える5軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊)のうち、
    >本国防衛の任務を持たない外征専門部隊である。したがって、
    本国防衛の任務を持つ「軍」も持っているので「したがって」という接続詞はおかしいですね。表現変えると、「外征専門部隊『だから』航空機には・・・」という話です。
    (言い換えると、それらの装備を防衛部隊は持ってないの?と言う意味です)

    >アメリカの海兵隊は、海上から敵部隊を強襲する即応部隊という形で整備されていて、
    ではなく、
    「(議会の承認無く)『大統領命令だけで動ける』即応部隊という形で整備されていて」
    というのが現状です。

    • すみません、ご指摘の部分は「海兵隊は」という主語が抜けていました。
      海兵隊だけが本国防衛の任務を持っていませんという話を書くところ、おかしなことになっていました。

      「大統領命令だけで動ける」という下りも、説明としては必要な部分でした。
      そこも後で補足をしておきたいと思います。

  2. >……創設したんだ、航空大隊。

    それ以前の前提として、ベース機のKUH-1(スリオン)の問題は解決されたんでしょうか、そして1年半前のMUH-1(マリンオン)の悲劇的な事故の原因と再発防止対策は取られたんでしょうかねェ~?

    >それ以上に分からないのが、攻撃ヘリをどうするか?と言う点である。

    海兵隊が北の軍を叩く展開作戦するには必須の装備になりますよね、といっても前にも書いたと思いますがAH型攻撃ヘリの選択機種は限られていますんで(だから高額)、数を優先すれば膨大な予算が必要、最小限に留めれば南北朝鮮で多数の局地戦が展開されると脆弱な航空部隊となりかねないでしょう。
    そういう展開になる前に南朝鮮軍本隊はこぞって逃げ出しそうな気が...。

    航空大隊の問題というより南朝鮮海兵隊って、開設以来なんか軽く扱われてきたみたいだし、元々の存在意義ってあるのかな...? って感じがしています。

    まあ、いつもの様に無駄な予算を浪費してくれれば、日本にとってはラッキーって事じゃないでしょうか。(笑)

    • 当然、前回の悲劇に対する対策は採られたと信じたいところですが、結局、あれ、外国のパーツのせいだと言うことにしちゃいましたから、あまり芳しくは無いかも知れません。
      再発したら目も当てられないんですけどね。

      攻撃ヘリに関しては自衛隊もちょっと笑えない状況なので、突っ込みにくい部分はあるんですが、海兵隊ともなると機能的には攻撃ヘリは必須の様に思います。
      それこそAW159辺りを武装させても問題無い気がしますけどね(兵器搭載量には難ありですが、戦いは数ですから)。