【韓国海軍】新たな空母建造にはイタリア企業かイギリス企業が関与?

海軍

面白いニュースだね。

FINCANTIERI TO SUPPORT DAEWOO IN THE DESIGN OF THE NEW KOREAN AIRCRAFT CARRIERS

10 JUNE 2021

*Trieste, June 10, 2021 –* During MADEX (International Maritime Defense Industry Exhibition) 2021, one of the main naval exhibitions in the Asia Pacific area, Fincantieri has signed a contract with Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering (DSME) to support the Conceptual Design of the new class of aircraft carriers “CVX” for the Navy of the Republic of Korea (South Korea).

「FINCATIERI」より

フィンカンティエリが大宇造船 (DSME) と契約を結んだというのがこのニュースである。

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軽空母は2033年に就役予定

韓国の軽空母建造計画

韓国政府が計画している、海軍が運用する予定の軽空母だが、このブログでも何度か言及している。

ここで言及しているように、2033年には実戦配備される予定となっている。

The program relating to the first-in-class unit envisages the tender for the Basic Design starting from the second half of 2021, whereas the detail design and construction will begin in the following years.

「FINCATIERI”FINCANTIERI TO SUPPORT DAEWOO IN THE DESIGN OF THE NEW KOREAN AIRCRAFT CARRIERS”」より

そのためには、2021年の後半から入札が予定されているようで、詳細設計と建設は数年後とされているので、2023年以降という話になるだろう。

しかし、そもそもこの軽空母構想は、現大統領のムン君の肝いりで進められている話。ムン君の任期は今年度限りで、そろそろ大統領選挙の準備が始まっている韓国で、こんな軽空母の計画を先走ってやっているのはどうかと思う。

韓国海軍に軽空母は不要

そもそも、韓国海軍に軽空母が必要なのか?という点は、韓国国内でも批判されているが、海外からも疑問視されている。

オーストラリアのシンクタンクは、なかなか的確な分析をしているのだが、「a meaningless hole in the water」とか書かれていた。「無駄な装備だ」と揶揄されたわけだ。

その理由について、空母から飛び立てる戦闘機を保有していないことや、北朝鮮を敵と想定する場合には陸上から飛び立った方が効率的である点について言及している。

ただ、韓国は日本を仮想敵国として認定しているので、どうしても空母が必要となる。何しろ戦闘機を日本本土に飛ばすためには空母が必要だからだ。空中空輸機を導入したのもそういった背景がある。

で、だからこそこんなモックアップが出来上がってきているのだが、スキージャンプ台が備えられているな。

これは……どっちなんだろう?どうやら、現代重工が提案しているタイプのモノらしい。ちなみに、現代重工はイギリスの企業バブコック社と契約しているらしい。

[오!밀리터리] 2021 마덱스(MADEX)-현대중공업, 한국형항모 모형 독점 공개!

バブコック社は潜水艦関係でも現代重工と連んでいるね。

いやはや、景気の良いことだ。

トリエステ建造の実績

さて、イタリア企業のフィンカンティエリ社は、イタリア海軍向けに強襲揚陸艦「トリエステ」を建造している実績がある。

強襲揚陸艦「トリエステ」は、2022年頃に就役予定となっている大型艦で、基準排水量は25,816tである。そして、この強襲揚陸艦には全通飛行甲板を備えているので、空母として斧機能を保有しているのだ。

韓国のニーズにバッチリ合っているんだな、これが。

あ、ニーズがいつも正しいとは限らないし、僕自身はこんなデカい空母を韓国軍に納入しちゃったら拙いんじゃないの?という風に危惧している訳なんだけど、その辺りは頓着しないらしい。

現代重工と大宇造船は韓国における2大造船メーカーである。どちらのメーカーの案が採用されてもおかしくは無いのだが、強襲揚陸艦「トリエステ」より空母「クイーン・エリザベス」の方が先進的な設計が採用されているのでより韓国語のみだとは思うのだが、正直、どちらを選んだとしてもダメな気はするんだ。

まあ、韓国海軍が何を選ぼうが勝手なのだけれど、イギリス海軍でもイタリア海軍でもそれぞれ空母や強襲揚陸艦の運用実績があり、建造の心配は薄れたといって良いだろう。運用に絶えられるか?というところは別の話なんだけどね。興味深い話ではある。

コメント

  1. お暑うございます。
    ヒュンダイのはアイランドが二つのQE類似型ですね。航空万能論gfというサイトで見たところ次のようにありました。
    「韓国型空母(CVX)の排水量は3万トンクラスで全長約270m×全幅約60m、将来的にカタパルトやアレスティング・ワイヤーに交換することを視野に入れた設計で船首に設置されるスキージャンプはモジュール方式を採用、さらにアングルド・デッキへの拡張にも対応しているらしい。」
    将来的にあれもこれも盛り込む、というのはKFXでも見せてくれた彼の国の常套手段ですね。しかしスキージャンプがモジュールっていうのは強度はお察し、と読めてしまいます。何にしても物凄いトップヘビーになる運命が予言できます。
    個人的な偏見では、イタリア艦艇、フィンカンティエリというのは、地中海以外では碌な運用実績が無いと思ってます。日本海の荒海でまともに航行できるのか、はなはだ疑問です。フィンカンティエリはインドネシアのフリゲート契約(日本がもがみ型を提案していたアレ)も攫って行ったみたいですが、キチンと戦力になるのか、何せイタリアですから。その意味では彼の国はイタリア設計の軽空母を採用して貰いたいところです。維持費?そんなものは飾りですw