韓国の軽空母が登場するのは2033年?

海軍

あれは本気だったんだな。

海上の境界線付近での監視強化 軽空母33年に戦力化=韓国海軍

2020.10.15 18:20

~~略~~

軽空母は2033年の戦力化を目標とし、事業費は合計2兆ウォン(約1830億円)に達する。垂直離着陸戦闘機約20機をはじめ、迎撃弾、対魚雷システムなど防衛兵器が搭載されると発表された。現在、韓国国防研究院(KIDA)で検証手続きが進行中だ。

「聯合ニュース」より

えーと、2兆ウォンで軽空母を作ろうとしているらしいのだけれど、どんなシロモノになるんだろうな。

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軽空母は独島級揚陸艦の3番艦

1番艦はホテル独島、2番艦は未配備

色々と問題のある独島級揚陸艦だが、1番艦の「独島」はホテル独島と呼ばれる始末で、まともに運用されているという話は聞かない。

未だに艦載用のヘリコプターが無いという話もあって、マリンオン(スリオンの海兵隊向け機)も事故を起こしてからどうなったのかハッキリ分からないし、アグスタウェストランド リンクスが着艦できるような話もあったけれども、実際に試したという話は聞かない。

まあ、基準排水量14,300tと韓国海軍では最大の船なので、見栄えはする。だから、観艦式などでは重宝されるようなんだけどね。

韓国の「準空母」2番艦が配備されれば「日本との駆け引きにも変化が生じる」かも=中国メディア

2018-05-08 15:12

中国メディアの今日頭条は4日、韓国が建造中の独島級揚陸艦「馬羅島(マラド)艦」について、ロシアメディアが「5月14日にも進水する見込み」と報じたことを伝えつつ、馬羅島艦が韓国海軍に配備されれば「日本との駆け引きにも変化が生じる可能性がある」と伝えた。

「サーチナ」より

一方の2番艦だが、今年5月には配備がなされるという噂だったのだけれど、未だに配備されたという話を聞かないのは何故なんだろうな。

(注:韓国語版Wikipedhiaでは2020年7月現在、ドッグで試運転中であるとされている)

3番艦は1.5倍?

さて、2番艦でちょっとだけ大きくなった独島級揚陸艦だが、3番艦は一気に大きくする予定らしい。これが「軽空母」と呼ばれるシロモノとなる予定なのだ。

現代重工、大型輸送艦の設計事業受注。戦闘機搭載へ研究

2019年10月18日

韓国造船最大手の現代重工業は16日、同国海軍からSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)タイプの戦闘機を運用可能な大型輸送艦の実現に向けた概念設計技術の研究事業を受注したと発表した。納期は2020年後半。同社は今月中にも概念設計に着手する。韓国海軍は「国防中期計画」に基づき、多目的大型輸送艦を国内で建造する「大型輸送艦-II(LPX-II)」計画を進めている。

「日本海事新聞 電子版」より

この記事では具体的な大きさに言及されていないけれども、実質的な軽空母とするために少なくとも3万t級の船にする予定であるようだ。噂では7万t級の大きさにするという噂も。

この記事では2033年から2~3年前倒しする計画だとしたのに、冒頭の記事では相変わらず2033年に戦力化するという事になっている。この期間に対する発表は韓国海軍本部の正式な発表である為に、前倒しの話はちょっと怪しくなっては来たが、逆に言えば時期はともかく本気で軽空母を作る気である事がこの記事からも分かる。

時期に関しては青瓦台と韓国海軍との間で揉めているのかも知れないな。

まあ、7万t級の空母であっても入れる港が限定されるものの使えることは使えるだろう。ただ、一体そんなデカイ空母(注:空母として大きいという意味ではない)を韓国がどのように運用する気なのかはよく分からない。実は韓国近海は海の浅い場所が多く、喫水が稼げないところもままあると言われている。したがって、7万tのような大きさの船を作ると、結構運用には気を遣う必要が出てくるワケだ。

この話は今年中には決着が付きそうな感じだけどね。設計を担当している現代重工が一生懸命考えている最中なんだろう。

ということで、この記事としてはネタ的にはかなり弱く、やっぱり軽空母作る気なのね、ということと、実戦配備は2033年に戻っちゃったよ、と、それだけの記事である。

追記

なんと、韓国が作る軽空母は4万tクラスである事が明らかに。

海軍、「2033年4万t級軽(輕)空母化の目標」

入力2020.10.15 17:42 修正2020.10.15 17:47

海軍が垂直離着陸戦闘機を搭載することができる4万t級軽(輕)空母確保事業を来年から本格化してくる2033年戦力化することに事業目標期限を設定した。

海軍は15日、忠南ギェリョンデで開かれた国会国防委員会の国政監査の業務報告で、「北朝鮮の西海(NLL)侵犯挑発に備え監視を強化して軽空母、次期潜水艦など軍の戦略資産の確保に力を入れたい」とはのように明らかにした。

「Daum」より

デカいな。上で紹介したように独島級揚陸艦は基準排水量14,300tであり、流石に7万tクラスにはしなかったようだが、4万tクラスとする予定のようだ。

イギリスの空母クイーン・エリザベス号が確か基本排水量4万5,000t/満水6万7,000tということで、これよりも一回り小さいサイズを狙っているということだね。

海軍の関係者は、「2021年までに先行措置を行って基本設計に着手など、事業の推進環境を用意する」と「十分な国民的コンセンサスの形成に努力する」と述べた。

「Daum”海軍、「2033年4万t級軽(輕)空母化の目標」”」より

来年には基本設計に着手ということなのだが、戦力化は2033年ともう少しだけ余裕があるようだ。やっぱり前倒し方針に対応する為に急ぐのだろうか?

色々と計画しているのだが、本当に大丈夫なのか?韓国軍は。

コメント

  1. K空母!
    楽しみです。
    どんなお笑いを提供してくれるか。
    重戦闘空母として、1隻で輪形陣相当の防御力と攻撃力をもたせるのでしょうか。K(口先)仕様を早く見たいです。

    • いやー、本当に楽しみですよ。
      どうやら4万t急という話で確定するかと思いきや、どうもそうではなさそうです。
      二転三転は、いつもの事ですからね。

  2. 2033年に戦力化とな。
    てことは2031年辺りに就役ですかね?
    米韓同盟の先行きも怪しいのにFー35Bを売ってもらえるんですかね?

    • 別の記事で触れるのですが、ちょっと怪しくなって参りましたよ。
      2033年戦力化ということは、2030年か2031年くらい、ご指摘の通りのスケジュールになるのかな?という事になるワケですが、しかし、10年かけて造るというのもまたちょっとどうかと思うわけですよ。
      F-35Bを売って貰えるのかという点も不安ですが、買えるのか?というのも結構不安ですね。

  3. 独島級2番艦の馬羅島...、起工から3年で今年中に就役なら多少の遅れは問題ないんでしょうね。(但し、その中身次第ですけど)

    >「大型輸送艦-II(LPX-II)」計画

    既に計画を前倒しして現代重工業が初期設計(概念技術とか)に入っているようですね。
    仕様も2番艦の1.5倍(約23000~25000t位)とか言いながら、F-35Bを最大16機搭載とかも言ってるしそれならワスプ級(41000t)並みのサイズが必要になるでしょう。
    艦載ヘリ問題を解決すれば揚陸艦としてなら十分のサイズになるのですが...、果たして欲張りスペック癖があるのでどうなることやら。(冷笑)

    動けなくなる発電機・甲板に反射してゴーストで使えないレーダーや、自艦載ヘリを攻撃し艦もろとも自爆しちゃうCIWSなど、大失敗から学んだノウハウが活かされるといいね。(爆笑)

    • 2番艦は行方不明ですが、年末には情報が出てくることに。

      3番艦はなかなか面白いことになりそうで、ご指摘の様に4万t級の大きさが予定されると言うことらしいです。追記しました。
      ですが……、作れるのかどうか?というのは不明なのですよね。デカいタンカー作っている実績はありますけど、揚陸艦はどうなんでしょうね。

  4. 色々欲張た結果、重心が高い艦になるんだろうな。

    • トップヘビーは韓国海軍の伝統ですよ。
      きっと、期待通りの結果に(苦笑