韓国で地対地誘導弾を量産決定

陸軍

ん?地対地誘導弾??

北朝鮮の長距離砲を無力化 地対地誘導弾を量産へ=韓国軍

2020.11.25 20:31

韓国防衛事業庁は25日、防衛事業推進委員会の会議を開き、北朝鮮の長距離砲が配備された陣地を攻撃する戦術地対地誘導兵器を2025年までに量産することなどを盛り込んだ計画案を審議、議決した。

「聯合ニュース」より

どーれーの事かなー?

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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KTSSMの増産決定

戦術弾道ミサイルって?

えーっと、韓国軍が開発している地対地誘導弾といえば、KTSSMの事かな。

KTSSM(Korea Tactical Surface-to-Surface Missile)は砲兵キラーと呼ばれる兵器で、ハンファと国防科学研究所(ADD)が共同設計している。

固定発射台から発射するタイプのミサイルで、発射台とミサイルのセットで190万ドルというお値段のようだ。兵器としてはアメリカ製のMGM-140 ATACMSミサイルに似ているとされている。

実際に韓国陸軍は111基のATACMS Block Iと110基のATACMS Block IAを購入しているので、真似するためのお手本はあったという事だね。

ATACMSミサイルはこんな弾体とコンテナのセットで使われるらしいね。MLRSに積むためのコンテナなので、これ単体で使うなんてことではないらしいのだけどね。

地下数mまで貫通する?!

さて、このミサイル、驚くべき事に地下数mまで貫通できる能力を備えているらしい。

射程距離は約120キロで、地下数メートルまで貫通する威力の弾頭を備える。北朝鮮軍が長距離砲を配備した坑道自体を破壊し、無力化することができるという。

「聯合ニュース”北朝鮮の長距離砲を無力化 地対地誘導弾を量産へ=韓国軍”」より

地下貫通というと、バンカーバスターと呼ばれるミサイルが有名だけれども。

これに関しては別のニュースがあったので紹介しておきたい。

「100キロ以上離れた標的を貫通」…韓国型バンカーバスター、2022年配備

2020.11.26 10:55

~~略~~

一方、防衛事業推進委員会はこの日、地下施設を破壊できる「バンカーバスター」の韓国型戦術地対地ミサイル(KTSSM=Korean Tactical Surface to Surface Missile)量産計画も承認した。2022年から陸軍に配備される射程距離150キロのKTSSMは命中率が優れている。

「中央日報」より

このニュースは触れなかったなぁ。前半もなかなか興味深い事が書かれていたのだけれど、そこはさておき後半に書かれているKTSSMの性能について、射程距離150kmで優れた命中率?!を誇るそうな。

……どんな貫通性能を持っているかというと、熱貫通弾頭を採用したブロック I 版と高爆発弾頭を搭載したブロック II があって、熱貫通弾頭を使うと地下数mの地下壕や、厚さ1.5mのコンクリートを貫通する能力があるのだとか。

熱感通弾頭の意味はよく分からないのだけれど、重量と速度の積が破壊力に繋がる事を考えれば、ミサイルの速度が出せれば或いは実現可能かな?という気はする。

素晴らしい技術を持っているな!なお、玄武2を改良した玄武4はマッハ10以上の速度が出せるらしい(噂だ)のだけれど、バカも休み休み言えよ……。韓国のロケット技術ってそこまで優れていたっけ??そして、今回のKTSSMはそれ以上の性能を持っていると言う。

更にその命中力に関して、CEP(平均誤差半径:Circular Error Probability)が2mというから驚異的である。

北朝鮮軍が長距離砲を配備した坑道自体を破壊し、無力化することができるということらしいのだけれど、これってどうやって目標に誘導するのだろうか?

慣性航法装置と、GPSで誘導するらしいが、GPSで誘導って、韓国は米軍用GPSを使わせて貰えないという噂だったのだけれど、アレが嘘なら20cm程度までの精度が期待できるが、そこにピンポイントで合わせて行く技術があるとは思えない。何しろミサイルは高速で飛翔するからね。

そんなわけで、どえらい物を量産する計画が議決されちゃったわけだけれども、2025年までに200発量産ねぇ。予算は3200億ウォンらしいのだけれど、1発8億ウォンだといわれるこのミサイル、果たして計画通り出来上がるのだろうか?10月には導入計画が延期される話すらあったのに、試作品を作る工場が爆発した話もあったのに、順調にできあがるっぽいな、スゴい。

なお、2023年導入予定だったが、ひっそりと2025年までに200発量産という話にすり替わっている事は、指摘しておきたい。

コメント

  1. 射程120kmのGPS誘導ミサイルが1発8億ウォン、約8000万円でできるものなのか、と思いましたが、米国のATACMSも1発72万ドルと約8000万円なんですね。
     と、米国は量産してこの値段。韓国はこれから作る200発でほぼ同額、なんてどこかで手を抜いているか、ATACMSと同額にしろって圧力をかけたのか。どっちにしてもあまりいい結果になりそうに無い気はしますが。

    • コストの安いミサイルで、精度が良ければ是非とも作りたいという話になるのでしょう。
      それはそれで良いのですが、本当にこの性能なんですかねぇ?そこは是非とも知りたいところです。

  2. 漫画の様な実写画像の精度が本当なら、国境付近に集中配備された北朝鮮軍砲火部隊への脅威となるでしょう。

    >素晴らしい技術を持っているな!なお、玄武2を改良した玄武4はマッハ10以上の速度が出せるらしい(噂だ)のだけれど、バカも休み休み言えよ……。韓国のロケット技術ってそこまで優れていたっけ??

    そうなんでよすねェ~、いまだ国産ロケットさえ四苦八苦している訳ですから、このKTSSMもロケット推進技術を含めてパクリのコピー品って感じがあります。
    パクリの元と思われるATACMSの命中精度はWikipediaレベルじゃ不明ですが、要はパクって改良して元祖以上の性能を得たという事をアピールしたいのでしょうか?

    >その命中力に関して、CEP(平均誤差半径:Circular Error Probability)が2mというから驚異的である。
    >高爆発弾頭を搭載したブロック II があって、熱貫通弾頭を使うと地下数mの地下壕や、厚さ1.5mのコンクリートを貫通する能力があるのだとか。

    いつものカタログスペックで終わらなきゃいいのにね。 一度くらいは実戦で使える兵器を完成させるべく健闘して欲しいもんです。

    ところで最近、北朝鮮の金豚クンと金与正のニュースがほとんどなく、昨年年末に盛んに挑発した核ミサイル発射も鳴りを潜めていますね。
    アメリカ大統領選が正式に決まる結果を待って、新たな戦略を立ているいるとは思えない不気味な沈黙です。
    しかし、金豚クン健在ならこういう敵対的兵器に対する強烈なアレルギーがあるでしょうから、文クンは益々シカトされるんじゃないの。(冷笑)

    • なかなか素晴らしい性能のようで、是非とも続報を期待しています。

      北朝鮮の方は……、どーなんですかね。
      ミサイルを発射したという情報も見かけましたが、どうやら弾道ミサイルということではなかったようです。
      すっかりなりを潜めていますよね。