【韓国海軍】3000t級潜水艦3番艦進水

海軍

大したニュースではないが、やっぱり触れておかねばなるまい。

「SLBM搭載」3000トン級の韓国産潜水艦「申采浩艦」進水

登録:2021-09-29 05:01 修正:2021-09-29 07:13

海軍と防衛事業庁は28日午後、蔚山(ウルサン)にある現代重工業で、韓国の技術で製造した3000トン級の潜水艦「申采浩(シン・チェホ)艦」の進水式を行った。申采浩艦は、1番艦の「島山安昌浩艦(トサン・アン・チャンホ)」と2番艦の「安武(アンム)艦」に続く、張保皐(チャン・ボゴ)(KSS)-3(島山安昌浩級)Batch-1の3番艦だ。Batchは、同じ種類として造られた艦艇のまとまりを意味する。申采浩艦は、15日に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試験発射に成功した島山安昌浩艦と同様に、SLBM発射管6基を搭載している。

「ハンギョレ」より

例の3000t級潜水艦の3番艦が進水したとのことなので、バッチ1の予定数3隻が揃うことになる。

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ついに3番艦が進水

相変わらず「テロリスト」の名前を付ける

韓国でのこの3000t級潜水艦の呼び名は、島山安昌浩級潜水艦である。例に漏れずテロリストの名前が採用されているのだが、今回もそのようだね。

海軍は、張保皐-3級の潜水艦の艦名には、独立運動に貢献したり光復(日本の植民地からの解放)後に国家の発展に寄与した人物を選定している。「申采浩」は韓国の独立運動家の名前だ。

「ハンギョレ」より

そうそう、この3番艦の名前の由来に関しては、既に過去の記事で触れている。

3番艦の命名に採用された申采浩(シン・チェホ)は、朝鮮民族主義歴史学の提唱者であるようだ。本人はジャーナリストを名乗っていたようだが、抗日暴力革命思想を啓蒙していたというから寧ろ活動家の側面の方が強かった人物なんだろうと思う。

えーと、テロリストと書いたけれども、実際には活動家の元締めのようなことをやっていて、逮捕されて刑務所の中で獄死した人物である。テロをやったかと言われると、実行部隊ではなかったようだ。でも、活動費を捻出するために紙幣偽造をやらかした罪で逮捕されているので、収監されたのは仕方が無いだろう。

救国の英雄?へー。

朝鮮民族主義歴史学

で、朝鮮民族主義歴史学とはなんぞや、ということなんだけれども。

壇君神話を「歴史的事実」という位置づけにした、壇君を人種的な祖神とする朝鮮民族の歴史である。簡単に言えばウリナラファンタジーの始祖とも言える。

ちなみに壇君だが、13世紀末に書かれた「三国遺事」と呼ばれる書物に登場する人物である。「三国遺事」は朝鮮半島最古の史書「三国史記」に次ぐ古文献ではあるが、史書というよりは物語に近い感じの内容になっている。なお、壇君は支那の史書には全く登場しないため、歴史上の人物とするにはちょっと無理がある。

桓雄と呼ばれる神と熊女(注:熊が人化したとされている)との間に出来た子供が壇君で、1500年に渡って朝鮮を支配していた人物であるとされている。そして1908歳でその生涯を終えて、山神になったとかならないとか。

神話起源の支配者というのは珍しくないが、申采浩がこの朝鮮民族主義歴史学を主張し始めたのは1908年になってからで、かなり政治的な色の強い歴史学ではある。そして、朝鮮半島では南も北も未だにこの朝鮮民族主義歴史学をベースに歴史を考えて居るようであり、事実に基づかない「歴史」が掘り起こされる事が多い。

国産化率は76%

一応、1番艦から3番艦までは国産化に拘った作りになっている。

潜水艦の頭脳の役割を果たす戦闘システムと感覚器官に当たるソナー(音波探知機)システムは国防科学研究所の主管で開発され、機動性を担う推進システムには国産の推進用モーターと充電用発電機を搭載した。全体の国産化率は76%となっている。

「聯合ニュース」より

韓国で開発されたという潜水艦は、そこはかとなく不安を感じるわけだが、多分大丈夫なんだろう。1番艦も無事就役して海軍でのテスト運用が開始されている。制式配備は来年だろうと言われているが、次々と同型艦が進水して行く様はなかなか壮観だろうね。

プ・ソクチョン海軍参謀総長はこの日の祝辞で「『海洋強国大韓民国』の国家ビジョンには海上交通路の重要性が刻み込まれており、円滑な海洋活動の保障のための海洋力の構築は国家の死活がかかった問題」だと強調し、「今日進水した申采浩艦は『必勝海軍・先進海軍』の主役であり。国家の海洋力の要として堂々とその役目を果たしてくれることを強く望んでいる」と述べた。申采浩艦は、試運転評価期間を経て、2024年に海軍に引き渡され、その後は戦力化の過程を経て実戦配備される予定だ。

「ハンギョレ」より

なお、3番艦は2024年に海軍に引き渡される予定になっているらしい。

この船に搭載されるSLBMが果たして如何ほどの性能を有しているかは、今のところ明らかにされていない。が、宣伝通りの能力があるとすると、3隻態勢で常に海中から日本を狙うことが出来る態勢を韓国海軍が手に入れる事になる。

用心するに越した事は無い。

コメント

  1. 海に出られるなら用心するに越したことはないと思うんだけどね。
    舐めてかかってはいけないと思うけど、ちゃんと稼働するのか興味津々で見守ります。今までが今までだから。
    どこかの国じゃないけど国籍不明艦で追い回されての浮上とか、電源消失航行不能で曳航されての帰投とかなければ良いと思うのは、韓国国民が皆願うところでしょうね。

    • 取り敢えずは1番艦がどうなるかですよねー。
      とても興味がありますよ。
      AIPにも随分と手を入れたっぽいのですが、214型潜水艦のAIPで失敗しているだけに、その辺りの技術がフィードバックされていると良いんですけどね。
      214型潜水艦の燃料電池は冷却機構に問題があったようですが、船体を大きくして全く同じシステムというわけにはいかないでしょうから、出力を高める必要があって、その辺りをどうしたのかも含めて知りたいところですな。