【衝撃・笑撃】韓国の次期型潜水艦は原子力潜水艦に!

海軍

すげーな、全く根拠が見当たらないんだが。

青瓦台、核推進潜水艦確保の意志を重ねて示す… SLBMの開発も示唆

2020.7.28 22:15

青瓦台が核推進潜水艦を保有するという意志を重ねた。また、この潜水艦に搭載する潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発も示唆した。

「asiatoday.」より

この説明をしたのは、韓国大統領府の国家安全保障室第2次長という立場にある人物で、この人物がこれを口にしたということは、大統領も同じ事を考えている可能性が高いことを示唆する。

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韓国が建造する潜水艦

3000t級の潜水艦を建造中

韓国としては島山安昌浩級潜水艦という名前で9隻建造する予定になっているのが、次期型潜水艦なのだが、一番艦は今年中に就役する予定になっている。

韓国海軍 次世代潜水艦の起工式開催=組み立て開始

2016.05.17 11:30

韓国防衛事業庁は17日、南部の慶尚南道巨済市の大宇造船海洋で次世代潜水艦「張保皐3」(3000トン)の起工式を開催したと明らかにした。

潜水艦の起工式は船体を構成するパーツを骨組みに初めてはめ込むことを記念して行われる。

「聯合ニュース」より

韓国軍潜水艦「張保皐3」の戦闘システム 完成間近

2017.10.10 14:28 00:43

韓国防衛事業庁は10日、3000トン級潜水艦「張保皐3」向けに開発中の戦闘システムが国防部の運用試験評価で「戦闘用適合」の暫定判定を受けたと明らかにした。

「聯合ニュース」より

確か2018年9月には進水しているので、今、絶賛テスト中なのだと思うが、いつ頃登場するのかはいまいちよく分からない。

しかし、不思議なのは始めて作るタイプの潜水艦にも関わらず、3隻も同時に作り始めちゃったという点だ。

  • SS-083 : 島山安昌浩 2016年5月17日起工、2018年9月14日進水、2020年就役予定
  • SS-085 : 孫秉煕 2016年7月1日起工
  • SS-086 : 李東寧 2017年6月30日起工

1隻目の建造が始まったら、すぐに次の船の起工式が始まるという超過密スケジュールで建造が成されているのがとても印象的だ。

バッチ2も早速建造が始まる

さて、そんな中でこんな衝撃のニュースが。

次期3千トン級潜水艦の基本設計完了 19年後半から建造予定=韓国

2018.12.26 10:29

韓国防衛事業庁は26日、9月に進水した初の3000トン級潜水艦「島山安昌浩」(張保皐3 バッチ1)よりも高性能な次期3000トン級潜水艦(張保皐3 バッチ2)の基本設計を完了したと発表した。2019年後半に建造に入る予定だ。

~~略~~

防衛事業庁はこの潜水艦について、「国内技術で開発したリチウム電池システムを初採用し、水中作戦の持続能力と高速機動の持続時間が大幅に向上した。潜水艦の頭脳、目に当たる戦闘システムとソナーシステムの性能も改善し、標的探索能力など潜水艦の生存性と作戦運用能力を高めた」と説明した。次期3000トン級潜水艦の国産化率は80%で、島山安昌浩(76%)を上回る。

「聯合ニュース」より

2018年12月というと、島山安昌浩級潜水艦の1番艦が進水した後の記事である事が分かる。

1番艦から3番艦までは通常動力潜水艦というカテゴリーで、ディーゼルエンジンを搭載したタイプの潜水艦である事が明らかにされている。ところが成功したかどうかもよく分からない潜水艦のバッチ2が就役前に「リチウム電池システムを初搭載」と決定してしまった。

スゴいな!

バッチ3は核動力搭載

さて、冒頭で紹介したニュースはでは何か?というと、バッチ3と定義されているタイプだ。

また、金次長は、次世代潜水艦が原子力潜水艦を意味するのかは、司会者の質問に「核を燃料とする核推進潜水艦」と答えた。

また、金次長は韓米原子力協定のために乾燥が難しいことではないかという問いに、「核推進潜水艦の建造と韓米原子力協定は、別個」と韓米原子力協定が核推進潜水艦の建造に障害されていないことを明らかにした。

「asiatoday.”青瓦台、核推進潜水艦確保の意志を重ねて示す… SLBMの開発も示唆”」より

これ、島山安昌浩級潜水艦という名前で9隻建造する予定のうちの最後の3隻という位置づけらしいのだが、正直に言うと、駆動方式からして違う潜水艦にバッチ1、バッチ2、バッチ3という区分けだけで済ましてしまうのがスゴイネ。

しかし、この話というのは、以前言及はしているのだが荒唐無稽な話ではない。

韓国産の次期型潜水艦だ!と大々的に報道しているけれども、よくよく調べて見ると、どうやらバブコックインターナショナル社が設計から手掛けている感じである。

そして、バブコックは造船業のノウハウも、原子炉建造のノウハウも持っている。つまり、韓国が小型原子炉の開発能力があろうが無かろうが余り関係がない。

実は原子炉というのは比較的簡単な原理の技術で、小型化することも原理的には難しくは無い。難しいのは製造技術の方で、特に安全面を考慮した製造技術の方で、安定的に安全に運用できる構造にすることなのだ。そこには高品質な素材の提供やら、メンテナンス手法やらが問われる事になる。

原子力潜水艦の入手は盧武鉉政権の悲願

歴史は古い

さて、唐突に韓国が原子力潜水艦を!と言い出したのか?というとそういうワケでは無い。

実は、金泳三氏が第14代韓国大統領に就任していた頃、1994年にロシアからソ連時代の原子力潜水艦の炉の設計図を韓国原子力研究所が入手した辺りから、この計画は進行し始めたようだ。

もちろん、この後に韓国はアジア経済危機に巻き込まれてそれどころではなくなってしまうが。

興味深いのはその後も諦めない人物が出てきた事である。盧武鉉氏は第16代大統領に就任したお笑い芸人(注:実際は弁護士出身)だが、我らがノムタンと呼ばれるほどに愉快な人物であった。

だが、野心家のノムタンは362事業と名をうった原子力潜水艦建造計画を打ち出す。もちろんこれも闇に葬られることになるんだけど。

韓国・文大統領、北朝鮮の脅威をテコに念願の原潜建造?

2017年8月10日(木)20時55分

~~略~~

盧武鉉政府下の2003年には、軍は原子力潜水艦3隻の建造を目指し、”362事業団”と呼ばれる極秘プロジェクトチームを結成していた。362事業団は、中核となる技術の潜水艦用原子炉の基本設計まで終えたが、その活動がメディアに知られ発足から1年で解体され、それ以来原子力潜水艦の建造は封印された。

~~略~~

だが今や状況は変わった。当時362事業団長だったムン・グンシクは「今、北朝鮮は核ミサイルを開発し頻繁に挑発してきており、私たちの安全保障だけでなく、米国にも脅威となっている。必ず原子力潜水艦を建造する必要がある」と語っている。

また文政権の国防長官となったソン・ヨウンは362事業団が活動していた当時、海軍の戦力を統括する企画参謀部長だった人物だ。実際、就任前の6月28日に行われた候補者に対する人事聴聞会でも原子力潜水艦の導入の必要性を語っており、就任後の7月31日国会で開かれた国防委員会全体会議でも「原子力潜水艦の導入を検討する準備ができている」と述べている。

「Newsweek」より

この野心を引き継いだのがムン君なのである。

大統領の肝いり

つまり今回のバッチ3の話は、計画自体が以前から温められていたモノで、大統領の肝いりで進められるモノである。

文大統領 施政方針演説で「強い安保」強調=国防予算案7%増

2019.10.22 13:50

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、国会で2020年度(1~12月)予算案に関する施政方針演説を行い、「強い安全保障」の必要性を強調しながら、50兆ウォン(約4兆6000億円)を超える来年度国防予算案を策定したと述べた。

~~略~~

来年度国防予算のうち、3000トン級潜水艦「張保皐3」の建造予算を6596億ウォン(3304億ウォン増額)、軍事偵察衛星を2345億ウォン(266億ウォン増額)に拡大したことについて、文大統領は「次世代国産潜水艦、偵察衛星など中核防衛システムを補強する」と説明した。

~~略~~

このほか、海軍が先ごろ代表的な戦略兵器である原子力潜水艦を取得する構想を明らかにしたことも、文大統領の「主権国家」発言と関連があるとの観測も出ている。

「聯合ニュース」より

次世代国産潜水艦というのが、ムン君のオーダーではあるが、ここで言う「次世代」は次の潜水艦を指しておらず、ノムタンの悲願を叶える原子力潜水艦のことであることは、記事でも指摘されている通りである。

なおこの「原子力潜水艦」の取得にあたって、アメリカに打診した事もあった。

いやはや気の早い話だが、まさかアメリカが原子力潜水艦を外国に売るか?というとかなり無理のある話。そもそもアメリカの原子力潜水艦はデカすぎて韓国近海で使えるとも思えない。もちろん、韓国も近海でつ買うことを望んではいないのだけれど。

米韓原子力協定がネックに

ニュースでも司会者に突っ込みを入れられているが、米韓原子力協定の制限があり,実は韓国、原子力潜水艦の動力に使う燃料の確保というのが難しい。

米韓が改定原子力協定に署名

2015/6/16付

韓国外務省によると、ワシントンを訪問中の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は15日、モニズ米エネルギー長官と改定米韓原子力協定に署名した。同協定は韓国が求めてきた使用済み核燃料の再処理の研究に対する規制が一部緩和され、ウラン濃縮についても濃縮度が20%未満までは条件付きで認める内容が盛り込まれている。

「日本経済新聞」より

原子力潜水艦の燃料は、アメリカの場合だと濃縮度20~30%のモノを採用している。実は、原子力潜水艦の構造上、燃料交換は船体を割って交換する必要がある。アメリカはそれが嫌で高濃縮燃料を使って、船体の寿命以上に原子炉の燃料が保つ設計になっているようだが、韓国で果たしてそれがやれるのか?という事である。

米韓原子力協定では20%未満のウラン濃縮率の燃料しか許していないので、当然ながらアメリカが行っている様な原子力潜水艦の運用は困難だ。

その事が問題にはならないという認識らしいのだけれど、何らかの抜け道が用意してあるのか、或いはアメリカと裏で話がついているのか。

まあ、頑張りたまえよー。

あ、言及しなかったが潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発計画については更に荒唐無稽な話であるから余り言及しても仕方が無い。アメリカから弾道ミサイルを買うならともかく、韓国の今の技術だと、弾頭に重い核弾頭をチョイスするのは難しかろう。まあ、それも頑張ってくれればそれで良いんだけどさ。

コメント

  1. >原子力潜水艦の燃料は、アメリカの場合だと濃縮度20~30%のモノを採用している
    これはおそらくバージニア級の話だと思うのですが、艦体寿命=<燃料寿命とすることで、艦体切断を要する燃料交換をなくし、費用低減および稼働率の向上による予備戦力の低減を狙っているものですね。
    逆に言えば、艦をたくさん用意でき、費用のことも考えなくてよいのであれば、濃縮度はそこまで上げなくてもよいのかもしれません。

    あるいは、とりあえず作ることが出来れば、誰かがポケットにお金を入れることが出来るので、燃料交換みたいな先の話までは考えなくてもいいということなのか。
    運用の方法はあまり考えない、っていうのは韓国軍あるあるなのでねえ。

    ・・・燃料交換用のハッチ(開口部)を作れば解決!みたいなことだけは言い出さないことを切に願います。いやまあさすがにそれは

    • ご指摘の様に、核燃料濃縮の目的が船体寿命よりも燃料の寿命を延ばすことでしたから、逆に艦を沢山用意すれば良いのでしょうが、韓国としては予算もかなり厳しい中で作らざるを得ないので、その線はちょっと……。

      運用方法について余り考慮していないのは、いつものパターンですな。
      作ってどうするんでしょうかねぇ……、原子力潜水艦。

  2. 木霊様、皆さま、今晩は

    原潜を作る前に、まともに航行、潜航、浮上できる潜水艦を作るのが先だと思うけど・・・

    • 韓国に正論は通用しないのです。

  3. 日本海が汚染すると嫌なので、黄海側を母港にして欲しいです。

    • 何というか、潜水艦が水葬用の棺にしか見えなくなりますよね、韓国のソレは。

  4. 木霊さん、おはようございます。

    潜水艦建造では長い歴史を持つアメリカでさえ、原潜はもちろんVLS搭載まで試験艦的な数隻の建造を行い今のノウハウがあるのです。
    それを計画から僅か4~5年で実現しちゃうって...、いくらパクったとしても本当に重要でコアな機密技術はパクれないでしょう。

    >そして、バブコックは造船業のノウハウも、原子炉建造のノウハウも持っている。つまり、韓国が小型原子炉の開発能力があろうが無かろうが余り関係がない。

    さすがに基本設計は丸投げのようですが、何しろ「国産」というメンツに拘るお国柄ですから、先ずは自称80%と自慢の内製パーツ(多分、数万点)を要求性能通り作れるのかですね。
    そして、7000tクラスのバージニア級でもVLS×12基なのに、水中排水量が半分しかないバッチ3が10基搭載予定って、本当にそんなの可能なんでしょうかねェ~。
    Wikipediaによるとバッチ2で水上-水中排水量は400t程度ですから、そもそも単純な引算・足算から間違っているような...。

    >次世代国産潜水艦というのが、ムン君のオーダーではあるが、ここで言う「次世代」は次の潜水艦を指しておらず、ノムタンの悲願を叶える原子力潜水艦のことであることは、記事でも指摘されている通りである。

    歴史上一度も戦争に勝った事のない国ですから、悲願の対日戦勝利には欠かせないアイテムという訳でしょうね。

    まあ、日本は建造中の新3000t級の成功を着々と目指し、バッチⅡでVLS搭載(対支那用)は是非とも実現して欲しいもんです。

    • 214型潜水艦を量産していますが、アレも1番艦はドイツに作って貰っているのですよね。その結果、メンテナンスが出来なくなって、ブラックボックス開けちゃったら元に戻せず異音がでて、スクリューを破損したとか色々やらかしました。
      今回作っている3000t級は、バブコックに設計して貰っていますが、船体を作るのはともかくとして実際に動くかどうかはちょっと……。
      VLSについても、どうなっちゃうのか非常に楽しみであります。

      そうそう、日本の潜水艦にもVLS搭載というお話ですが、コンセプト的に違うので搭載可能性は今のところちょっと考えにくいんですよね。
      ただ今後は、本格的に考えるべきかも知れません。

      • いつもレスありがとうございます。

        >日本の潜水艦にもVLS搭載というお話ですが、コンセプト的に違うので搭載可能性は今のところちょっと考えにくいんですよね。

        トマホークor開発が待たれる新艦対地ミサイル搭載を前提して、「日本初の攻撃型潜水艦」という構想での話で、ちょっと書き方が不味かったですね。
        3000t級では無理があるので4000t級以上とすれば、3000t級とは別モノと考えるべきかもですからね。
        政府・防衛省にはそういう目的の防衛コンセプトをしっかりまとめてもらいたいと思っています。

  5. 仮にこの潜水艦が予定の能力を獲得した場合かなり厄介な事態ですね。
    今でもミサイルの開発等日本を直接害する手段の確保に余念が無い連中の事、この潜水艦完成の暁には必ずや軍事的圧迫の為に活用する筈です。

    • 実際、潜水艦をたくさん作られると厄介なのは事実です。
      それの運用をどうやってやるのかは謎ですが、運用できる様な体制が出来上がってしまえば脅威になるでしょう。

  6. 作るだけならどこでも出来ますからね
    問題はきちんとした性能が発揮出来るかどうかですね

    • 性能に関しては極秘で問題ありませんからねぇ……。見えない分、明かさなくて良い部分は沢山ありますよね。

  7. 旧ソビエトのK-219潜の事故を描いた「敵対水域」を読みましたが、VLS内の暴発事故は本当に恐ろしい。
    隣の3000t級がやらかさないことを祈るのみです。

    とりあえず3000tぽっちでVLSだの原子力だの、排水量的に身の程を知らなすぎる。
    まあ、身の程知らないのはあの国の上から下まですべてに言えますが……

    • VLS内の暴発事故ですか。
      ロシアの潜水艦って、結構悲惨な話が残っているので調べて見ると興味深いですね。