【KFX】韓国型戦闘機試作1号機が、来年上半期に公開される

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ついにその全容が明らかになるのか?!

韓国型戦闘機試製1号機、来年上半期に公開…最終組立に着手

2020.09.03 11:28

韓国防衛事業庁が3日、慶尚南道泗川(キョンサンナムド・・サチョン)の韓国航空宇宙産業で韓国型戦闘機(KF-X)試製機の最終組み立てを開始する。製作が完了した前方胴体、主翼および中央胴体、後方胴体など機体の各主要構成品を結合する。2015年12月に本格的に開発に入ってからほぼ5年だ。

「中央日報」より

噂はあったけど、本当に公開されたね。

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韓国型戦闘機KFX

概形が分かる写真が公開される

随分前から「作る」という噂はあったのだけれど、ようやく形が出てきたね。

KF-Xは長さ16.9メートル、高さ4.7メートル、幅11.2メートルで、F35Aステルス戦闘機より大きい。双発エンジン(F414-GE-400K)を搭載し、最大推進力は4万4000lb(ポンド)、最大速力は時速2200キロ(マッハ1.8)。飛行速力はマッハ1.6(音速の1.6倍)のF35Aより速いが、ステルス機能はない。

「中央日報”韓国型戦闘機試製1号機、来年上半期に公開…最終組立に着手”」より

確か、2019年9月にプロトタイプ製造に着手したと言うことだったので、そろそろ形が見えてきても不思議はない時期だ。計画だと2021年4月完成である。

武漢肺炎の影響で、事業に支障が出るのでは?という話だったが、今のところ「遅れはないとのこと。

順調に開発が進んでいると宣伝

散々、計画が始まる前までに揉めたけれども、取り敢えずは形が見えてきたね。そして、それには遅れがないと。

防衛事業庁のチョン・グァンソン韓国型戦闘機事業団長は「新型コロナの世界的な拡大にもかかわらず、すべてが計画通り進行し、来年上半期にはKF-Xの実際の姿を国民に公開できるだろう」と述べた。

「中央日報”韓国型戦闘機試製1号機、来年上半期に公開…最終組立に着手”」より

予定通り、2021年4月ではなく、「来年上半期」という風に暈かしている点は気になるが、実際の勇姿はそこまで待たねばならないようだ。

コア技術の1つである、AESAレーダーも開発に成功したとかいう噂もあったので、来年4月頃までに出来上がるKFXに韓国産のAESAレーダーが載るのだろう。

確か、試作品のAESAレーダーは今年8月に出荷されているハズだし、エンジンもGEから受け取っているので、今回の公表でエンジンが載ってくるかなーと思っていたのだけれど、今のところホネだけだね。

実際に、飛ぶことができるのはもっと先らしいけどね。

試製機は来年上半期に一般に公開された後、約5年間の地上試験と飛行試験を経て、2026年までに開発を完了する計画だ。

「中央日報”韓国型戦闘機試製1号機、来年上半期に公開…最終組立に着手”」より

2026年に開発完了と言うことは、この時期までに1号機が完了するということだろう。そうなると実際に配備されるのは2030年以降と言うことになるはずだ。

いやー、楽しみだなー(棒)

懸念事項は?

さて、KFXの形が見えてきたところで、今後の展開を予想していきたい。

一時期、地上攻撃能力を獲得できないまま実戦投入する羽目になるのでは?というように心配されていたのだけれど、その辺りはどうなのかな。

SOUTH KOREA TO INTEGRATE MBDA’S METEOR MISSILE ONTO KF-X FIGHTER AIRCRAFT

22/11/2019

MBDA has been awarded a contract from Korea Aerospace Industries (KAI) for the integration of the Meteor beyond visual range air-to-air missile onto the KF-X future Korean fighter aircraft.

「MBDA」より

空対空ミサイルミーティアについてはMBDA社から統合許可を取り付けたという風に報じられていたので、なんとかなると思われる。

ただ、サイドワインダー替わりに頼みにしているドイツ製IRIS-Tに関しては許可を得られたという話を聞かない。

ドイツのことだから、韓国に対して統合許可を出しそうなのだけれども、残念ながらIRIS-Tはスウェーデンやイタリアも共同開発に参加している。

ドイツの一存だけで当ご許可を出せるのか?という点はかなり怪しい。

なお、対地攻撃能力については今のところ目処は立っていないのだが、アメリカが拒否した影響は色々なところに出ているな。確か空対地ミサイルのタウルスを単独開発をするという話もあったハズだが。

上に紹介した記事の頃からあまり変わっていないのかもしれない。

ただ、ミーティアについても懸念事項はある。

日英共同開発のMBDA「ミーテイア」ミサイルの試射は2023年

2018年7月22日

日本製シーカーを搭載する欧州MBDA製空対空ミサイル「ミーテイア(Meteor)」改良型の開発が進んでいる。日本は日本製シーカー付き「ミーテイア」の試射を2023年3月までに実施、またこれとは別に英国は、F-35戦闘機に搭載可能にするためフィンを変更した改良型「ミーテイア」を2024年から配備を始める。

「tokyoexpress」より

現在、ミーティアの改良計画が進んでいて、ここには日本製シーカーを搭載する話になっている。「JNAAM」プロジェクトと呼ばれる改良版は、今のところ日本しか採用予定はないのだが、開発に成功すると順次採用国が改良版に乗り換える可能性がある。

その時に韓国のKFXが改良版を採用できるのか、という点は不安要素である。

その他、資金ショートの可能性については前々から言われている。

長官主宰最初KF-X緊急対策会議

最終修正 2020.04.06 10:56 

ジョンギョンヅ国防部長官は6日、韓国型次世代戦闘機(KF-X)事業の分担金対応策会議を直接主宰した。KF-X事業と関連し、今年実務級会議は進行したが、鄭長官が主宰した会議は、今回が初めてだ。KF-Xに共同参加したインドネシアの分担金未納額数が増えてKF-X事業の緊急がかかったからだ。

「asiae.co」より

インドネシアはKFX戦闘機の共同開発するとして、開発費の3割を負担する約束になっているのだが、随分前から支払いを滞納している。一部では「物納でお願いします」みたいな噂もある。

そして、インドネシアはアメリカやロシアの戦闘機の導入という話しもちらつかせていて、一説には支那からという噂すらある。少なくとも真っ当に資金を支払う気は無いのだ。そうなってくると韓国が全額負担する話となり、タタでさえ、アレもコレも開発する、購入するという話をしているのにどこから資金調達をするのか?という事に。

異例の公表は国威向上のため

そもそもこんな時期外れに骨組みだけ公表した理由は何なのか?というと、大方、支持率の低下や予算獲得の時期が近づいているという理由によるものだろう。

これまで散々遅れてきた戦闘機開発事業なのだが、流石に進捗していることを見せないとヤバい。本来であれば2021年4月に形が出来上がったところを公開すれば足りる話なのだが、「遅れている」とか、「出来上がる見込みが無い」というようなネガティブな情報が出ないように、多少情報漏洩するリスクを冒しても骨組みだけでも公開しておくと、予算獲得とか、そういう面でもメリットが出てくると踏んだのだろう。

ただ、この程度の出来上がりだと、モックアップを作る時にも似たような作業をやっているはずなので、「たいして進んでないな」と、感じる人もいるかも知れない。

不安視されている肝心の部分は、まだなにもみえてないからね。

コメント

  1. 周囲に映り込んでる人のサイズからするとかなり大きい気がしますね。見た感じ中国のJ-20(全長20m)ぐらいかなという印象です。
    ちょっと調べるとF414-GE-400双発のスーパーホーネット(F/A-18E/F)が18.38mなので、これより短い16.9mに収まっているんでしょうかね?

    • 実際に大きめの戦闘機を作りたいという意向でしたし、エンジンを2基使う事を考えても大型化せざるを得なかったのだと。
      J-20よりは小さいと思いますが、実際、どれくらいの大きさになったのでしょうかね。
      作っているうちに大きくなっちゃった、なんて事もあるかもしれません。

  2. この強度試験機が強度試験をクリア出来ずにグダグダになるんだろうな、なーぜか強度試験機を2機も作る計画だから。

    • 強度試験機2機というのは、ATDX(後にX-2に名称が変わりました)の時も同じじゃありませんでしたっけ?ちょっとうろ覚えですが。いや、強度試験機は1機だったかな。
      まあ、慎重なのはいいことなのでは?(苦笑

  3. 木霊さん、おはようございます。

    第4.5世代との事ですが空自のF-2に遅れて30年とはいえ(予定通り配備できればという前提)、戦闘機開発経験ゼロから出発している事を考えると、ある意味大健闘かも知れませんね。
    アメリカのF-15E・F-16C/Dという第4.5世代を代表する戦闘機の技術、それを同盟国の特権で優先的にも供与されているとはいえです。(得意の盗み・パクリは置いといて)

    >コア技術の1つである、AESAレーダーも開発に成功したとかいう噂もあったので、来年4月頃までに出来上がるKFXに韓国産のAESAレーダーが載るのだろう。

    アイオニクス&EOTS等の戦闘機としてコアな技術の完成度がどうなのか判りませんが、それでも第4.5世代で必須のAESA開発成功なら輝かしい第一歩じゃないかな。
    第4.5世代と第5世代の大きな差であるスティルス性能までたどり着くには、さらに20~30年掛かると考えればまだまだ道は険しいでしょうけど。(笑)

    >2026年に開発完了と言うことは、この時期までに1号機が完了するということだろう。そうなると実際に配備されるのは2030年以降と言うことになるはずだ。

    それでもですねェ~、最新のF-16Vという第4.5世代最強の戦闘機が既に多数生産・運用中って事を考えると、KFX開発決定から30年掛かっちゃたっていう現実は実に虚しい...とも言えますね。
    今からF-16V購入に切り替えれば完成度・バージョンアップ対応含む安心度など、対費用効果はKFX完成を待つより現実的な気がしますけどね。

    インドネシアに裏切られそうで開発費に穴が空き、ご指摘の様に空対地ミサイルが運用できないリスクは相当深刻だと思いますよ。
    何の為の対北朝鮮用戦闘機なのかその存在意義が根底から揺らぎます。

    • ご指摘の通り、第4.5世代戦闘機というカテゴリーで見ると、周回遅れの戦闘機という見方も出来ます。
      ただ、僕はKFXが完成するのであれば、色々越えるべきハードルは沢山あると思いますが、国際社会に対して訴求力はあると思います。
      トラブル満載のK9自走砲であっても、世界トップレベルのセールスですから、ニッチな分野を席巻するだけのパワーはあるのかなと。
      正直、友人戦闘機優位の時期はまだまだ続くと思っていますから、それなりには売れると思うのですよね。

      アメリカは大胆な路線に舵を切ってF-16Vをワンプライスで販売する方針になっているようですから、それが実現するとちょっと太刀打ちは厳しくなるかも知れませんけど。

  4. Twitter界隈の話題からみても、試作機=飛行試験機で、実質的に本邦のAT-Xに相当する機体になるのでしょう。メンテナンスハッチの処理もステルス形状ではないですし、ウェポンベイも空間はあるのにハッチが固定ですから、まずは飛べる試験機をとにかく作る、そこから正式採用機まであちこち改良する腹だと思えます。

    どっちにしろ昨今の航空機開発は飛ばしてから大改修がザラなので、それはそれで良いのでは無いかとは思います。

    とりあえずは、飛行機好きとして、早く飛んで欲しい気持ちで一杯です。

    • 個人的にはKF-Xの試作機は、完成品とほぼ同じ大きさで似たようなレベルの機能まで搭載したものになるのだと理解しています。
      X-2は開発費を抑えることもあって、あちこちコストカットしていましたから、アレと同じレベルだとすると、KFX完成は更に先に伸びそうですよ。

      しかし、何れにしても完成品が出来上がって、飛んでくれるのを心待ちにしているのは事実です。
      色々な意味で期待できる機体になりそうですから。

  5. 皆さま、今晩は

    ・・・何で黄色なんだろう。KFRPかな?

    (注)「K」はケブラー(Kevlar)、デュポンの登録商標です。「韓国」ではありません。

    ケブラーは黄色っぽい色だったと思います。

    • 色については特に気にしていませんでしたが、調べたらF-35は黄緑色っぽかったですね。
      F-16、F-15系も緑っぽいようです。

      一方、韓国の高級練習機T-50は黄色ですね。
      韓国特有の事情でもあるんですかねぇ??