KFXのレーダーはF-35戦闘機水準だ!

空軍

おおっと。

「ミリタリーレポート」先端レーダーのメッカ「ハンファシステム」を行く

記事入力2020.02.27 午後3:00 、最終修正2020.02.27 17:27

「前に見える施設は国内最大規模の近接電界アンテナ(レーダー)システム試験場です。 ” 2018年3月に完成したアンテナシステム試験場は、機器の組み立てと検査のための前室、アンテナの放射が行われる電磁波測定室は、最新の機器制御のための制御室で構成されている。

~~略~~

モジュールの数が1200以上に達することができるということだ。これはF- 35と同様の水準である。数十個の目標物も同時に追跡することができる。研究所の関係者は、「KF-X AESAレーダーはKF- 16の性能改良の戦闘機に搭載されたAESAレーダーよりも優れた性能を持つようになるだろう」と述べた。

「NAVER」より

やったぜ!高性能!

定期的に出てくる韓国の次期型戦闘機の予定となっているKFX戦闘機の話、常にお笑いが付きまとっているのはどう言うことなんだろうか。

さておき、今回はAESAレーダーの話なのである。

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KFXのAESAレーダーは、ハンファシステムが開発中

韓国にはAESAレーダーシステムの技術が無い

そもそも韓国が作り出した戦闘機というのは今のところ存在しない。

え?T-50がある?

アレは練習機だから。

FA-50

確かに、FA-50軽戦闘機などと呼ばれるモノは存在していて、イスラエル製のEL/M-2032を搭載しているとされている。このセンサーがSELEX社の「Vixen 500E」と呼ばれるAESAレーダーや、ロッキード・マーティン社のAN/APG-67(V)と呼ばれるAESAレーダー(T-50練習機に採用)に比べて優れたAESAレーダーだと言われていて、その事も以前ホルホルしていた気がする。

さておき、何れにしても他国の技術である。

つまりこれまで韓国国内にAESAレーダーを作って、戦闘機などの兵器に搭載した実績がないのである。それを自国で開発し、いきなり戦闘機に載せてやろうというのだから、なかなか度胸はあるね。

なお、FA-50軽戦闘機にAN/APG-67(V)を採用しなかったのは、これを戦闘機に採用した時にアメリカの許可なくしては売れないという事態を迎えたくなかったからだと言われているが、定かでは無い。

自ら製作する道を選んだ

で、もともとKFXに搭載する予定のAESAレーダーについては、アメリカから技術移転して貰い、自国で作る積もりだったようだ。

この時のロジックは、僕は今でも理解出来ないのだが、FMS方式でF-35A戦闘機を購入するから、その代わりにAESAレーダー製造技術他、戦闘機製造に関する主要技術を教えて貰えるというものだった。

何故、戦闘機を買うと、作る技術まで教えて貰えるという話になるのだろうか?

まあ、それが後から嘘だとバレるんだけどね。

米国からレーダー技術を移転してもらえなかった韓国、自ら製作へ「不可能はない」

2019年6月4日 06:20

2019年5月30日、韓国・ヘラルド経済は、「韓国軍、『われわれの手で戦闘機レーダー製作』と決断…『不可能はない』」との見出しで報じた。

記事によると、韓国防衛事業庁は、韓国軍と国内の軍需企業が協力・開発中の韓国型戦闘機「KF‐X」搭載用のAESAレーダーの試作品が製作可能な段階であるとの結論を下した。初の試製品は、早ければ来年後半に出庫する見通しという。

「exciteニュース」より

で、自分で作ると言い始めたのである。

確かにAESAレーダーは、日本でも作る事が可能な技術で、韓国としても真剣に取り組めば開発が可能であるかも知れない。実際に、2019年の時点である程度の目処が立っているような口ぶりではあった。

しかし……、この事の本質は、単にAESAレーダーを作る、ということではないのだ。自国でAESAレーダーの生産を行うことで、外国にも売れるようにする、という話になっているのである。

相変わらず開発費は少ない

そんな野心的な目標のAESAレーダー開発なのだが、開発費は3,658億ウォン(330億円)程度だと言われている。

2026年までに3658億ウォンを投入するAESAレーダーは開発から3年目でハードウェアの85%を製作した。来年は完全に国産化する計画だ。今年春にイスラエルで地上・空中試験を終え、11月から韓国で空中試験に入る。2023年からはKFX試製機にも搭載して最終テストをする予定だ。

「中央日報」より

随分とコストダウン出来たようで何よりだな!

一からAESAレーダーを開発して、この価格であれば素晴らしい成果と言えるだろう。このうちどの程度中抜きされるかは知らないが、アビオニクスの開発はとにかくコストがかかるため、既に85%も出来上がっているのであれば、今後に期待出来るかも。

しかし、この様な開発が成功した背景には、他国の技術を巧く利用したからだとも言われている。

このAESAレーダーの技術のベースになっているのはイスラエルのEL/M-2052であるようで、レーダーを制御するソフトウエアはスイスのサーブ社が担当していると言われている。また、地形追従/地形回避システムの開発はイスラエルのエルビットシステムズに発注した模様。

ハンファシステムズが開発したのは、まさにこのレーダー部分だけだという話なんだな。……そう言えば、K2戦車のパワーパックを開発する時にも、ドイツの開発したユーロパックを上手いこと利用しようとして失敗したような。

アレの二の舞にならない事を祈っている。

F-16Vよりすぐれているニダ!

で、このAESAレーダーの性能面に関しては、こんな評価をしているようだ。随分とホルホルしているね。

モジュールの数が多いほど、検出距離などの検出能力が優れている。私たち空軍も導入されているF- 35ステルス機1200のモジュールを、世界最強の戦闘機に選ばれるF- 22は、約2000個のモジュールを持っている。消息筋によると、来る2023年からKF-Xに装着されて試験されるAESAレーダーは、現在よりも20%大きくなってモジュールの数もそれほど増えるという。モジュールの数が1200以上に達することができるということだ。これはF- 35と同様の水準である。数十個の目標物も同時に追跡することができる。研究所の関係者は、「KF-X AESAレーダーはKF- 16の性能改良の戦闘機に搭載されたAESAレーダーよりも優れた性能を持つようになるだろう」と述べた。

「NAVER」より

モジュールの数が増えたから高性能だ!というのは少々早計な気はするが、彼らの理屈ではそうなのだろう。

ただし、F-16Vに搭載されるAN/APG-83レーダーは2013年頃に完成したものである。2023年に完成を目指すと言うことであれば10年遅れで実戦投入と言う事になるのだから、その分の技術革新を詰め込むことで、より優秀なAESAレーダーを採用できるという理屈は成り立つ可能性を否定はしない。

だけど、大抵の場合は、韓国は期待を裏切らずに「失敗したニダ」を繰り返している。

彼の国の最大の問題は、技術の累積的進歩を重視しないため、多少性能は落ちてもレーダーとして成立するところまで持っていかない点にあるのだ。

F-35戦闘機に搭載するAESAレーダーと同等だ!と誇るのは構わないのだが……、そういう話は出来上がってからした方が良い。胡散臭く聞こえるからね。

コメント

  1. 以前にF/A-18の垂直尾翼が主翼と水平尾翼の間にあるのはエリアルールの応用で空気抵抗を下げるためと書き込んだ者ですが、KF-Xモックアップの主翼最大幅の部分と垂直尾翼最高だかの部分が重なっている。
    韓国人技術者は形から入るが形の意味を理解していないのでしょう、韓国が学界発表したレーダー素子用ヒ化ガリウム半導体も香ばしい物だったようです。

    • そういえばエリアルールの話はコメント頂いた気がします。
      「機能美」といわれるものがありますが、実際に機能的に考えてやってはいけないレイアウトというのは他の分野でも存在しまして、韓国のコレも本当に風洞実験やったのか?という気がするシロモノになっている気はします。

      レーダー素子の話も興味深いですね。

  2. >で、もともとKFXに搭載する予定のAESAレーダーについては、アメリカから技術移転して貰い、自国で作る積もりだったようだ。
    >何故、戦闘機を買うと、作る技術まで教えて貰えるという話になるのだろうか?

    まさにタカリ蛮族の真骨頂というか図々しいにも程があるんですが、一体どんな脳内ロジックなのか一度誰か科学的&遺伝子学的に解明して欲しいもんです。

    >ハンファシステムズが開発したのは、まさにこのレーダー部分だけだという話なんだな。

    確かアメリカから移転拒否されたのは他のアビオニクス系もあったはずなんで、レーダーとの統合性は大丈夫なんでしょうかね。
    アビオニクス関連のソフトウィア統合がしっかりしていないと、いくら高性能レーダーとホルホルしても能力を100%発揮できるのか疑問なんですが...。

    >彼の国の最大の問題は、技術の累積的進歩を重視しないため、多少性能は落ちてもレーダーとして成立するところまで持っていかない点にあるのだ。
    >F-35戦闘機に搭載するAESAレーダーと同等だ!と誇るのは構わないのだが……、そういう話は出来上がってからした方が良い。胡散臭く聞こえるからね。

    台湾が新規購入も含めて改修で200機以上体制になるF-16Vを凌駕してるってのも凄い自信ですけど、台湾は3年後くらいに実績十分のF-16Vを揃える訳で、南朝鮮ご自慢のKF-Xは早くてもその10年後以上遅れ...、しかも総合性能は良くて第4世代レベルと予想...、これでホルホルしてていいのか南朝鮮、もうちょっとガンバレ!!(冷笑)

    • ご指摘頂いた通り、アビオニクスで問題になるのは、各機器との連携の部分なので、統合していったときにどうなるのか?ということは、ある程度形にならないと分からないでしょうね。
      そして、そうなったときにコレ、どうするのやら。