KF-21ネイビーと中型空母の開発の話は継続中らしい

海軍

頑張るな。

[単独]KF-21Nも、中型空母も「できる」… 残りの課題は?

入力2022.12.10 午前7時14分 修正2022.12.10 午前9時21分

韓国軍が推進している「航空空母艦」事業が方向を変える可能性が高まった。航空母艦で運用する艦載機をKF-21ボラメベースで国内開発できるという研究結果が出てくるにつれて、中型航空母艦への変化が力を受けるようだ。

NAVERより

記事の内容は、現在韓国で開発中のKF-21戦闘機を、艦載機として同時開発をして、それを運用する中型空母も作ろうかな?という事らしい。まだ、確定的な話は出ていないし、既に「作らない方が良いんじゃないの」という話は書いたので、今回はその手の話は省略する。

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戦闘機開発が先、空母はそれにあわせて建造

F-35BよりKF-21N

今開発中のKF-21戦闘機は、よっぽど開発が順調らしいね。尤も、「順調だ」という記事は見かけないので、あくまで「らしい」という推測で物を言うしかないんだけど。

しかし、研究サービスの結果としてKF-21に基づいて航空機を開発する場合は、CATOBARまたはSTOBAR方法を採用することは避けられず、これは必然的に空母が大きくなる結果をもたらす。軍は国産艦載機を搭載した空母が排水量基準4~5万トン級中型空母になると予想しているが、それではロシアのアドミラルクツネチョフ級やこれを基礎とした中国の001型と同様の大きさになる。空母は10〜15年以上をかける必要があるため、必要に応じてより大きくなることもある。

~~略~~

キム・スンギム合参議長はこれに対して「はい」と答え、「開発して艦載機で可能かどうかを今研究している」と答えた。続いて「KF-21は垂直離着陸にならない機種として知っているが、それなら軽空母ではなく中型空母として推進すると見ればいいのか」とキム・ヨンベ議員が再度尋ねると、「どうやら全般的な運営システム構造が変更されなければならないからそうするべきだ」と答えた。

NAVER「[単独]KF-21Nも、中型空母も「できる」… 残りの課題は?」より

どうやら、KF-21の派生機開発において垂直離着陸(VTOL)は難しいと判断したようで、STOBAR(Short Take Off But Arrested Recovery)かCATOBAR(Catapult Assisted Take Off But Arrested Recovery)のいずれかの方式を目指すらしい。つまり、発艦装置にスキージャンプ台を使うかカタパルトを使うか、ということだ。

韓国にとってF-35Bを運用するのは、あまり現実的とは言えないという判断のようで、その理由は「欠点」が多いからという事らしい。

記事では以下の点を列記してある。

  • 垂直離着陸戦闘機という特性上、武装と燃料搭載量が少ない
  • 技術的に開発と整備などが難しい
  • F-35Bは米国の最新鋭機体だけに、セキュリティ上の制約を受ける部分が多い。
  • 日本とオーストラリアでのみ重整備が可能である点が問題
  • 米国のセキュリティ規定により空母の飛行ブリーフィング室、武装搭載室、整備室などの空間が特別保安区域に設定される
  • F-35はセキュリティ規定も厳しいく、外国で買っても自ら開発しても、必要な武装を円滑に装着して使いにくい

アメリカの紐付きでは使いたくないという事らしい。「メリットもある」と書かれているんだけど、そのメリットには言及がないような……。ステルス性能と、統合センサーシステム、ネットワーク型情報通信機能はかなりのアドバンテージだとは思うんだけど。

そして、こういった問題点はF-35Bを運用する上では解決する必要はあるのだけど、韓国空軍はF-35A戦闘機を既に40機を導入済みで更に20機購入することになっている。A型とB型の両方に当てはまる問題点が列挙されていることを考えると、なんだかんだ言って自国で開発する理由が欲しいだけのような気はする。

KF-21Nの開発を成功させる実力があれば、艦載機に必要な能力を付与できるという意味で選択肢としては正しいだろう。

KF-21Nありきの空母開発

で、鶏が先か卵が先かという論争のような気もするんだけど、KF-21Nを採用するのだから、中型空母が必要だという事になるっぽい。

キム・ヨンベ議員が再び「もしKF-21を艦載機に選ぶとすれば軽空母ではなく中型空母を推進するこう結論が出ると見なければならないのか」と尋ねると、キム・スンギム議長は「それまた一緒に検討が必要な事項なのに現在のサイズでは垂直離着陸機以外には制限される」と話した。「現在のサイズ」とは、既存に海軍が推進していた軽河排水量基準で3万トン級の航空航空母艦を意味する。

ただし、この回答に対してキム・スンギム議長は会議の末尾に発言を要請し、「国内開発艦載機と関連して説明を差し上げる中で中型空母に行くことができるという部分は誤解の所持があるようだ」とし「研究用役の結果として空母の変更事項が決定されるので、確定的に今申し上げることができない」と訂正した。

NAVER「[単独]KF-21Nも、中型空母も「できる」… 残りの課題は?」より

言葉は随分濁しているのだけれど、少なくともKF-21N開発前提で中型空母を検討する用意はあるようだ。

ただまあ、記事の後半に書かれているように、開発難易度も高いが運用コストの問題は非常に大きい。そこをどうクリアする気なのかについては言及がないのが気になるね。

現在、韓国経済は低迷していて、かなり危機的な側面が出てきているのに、どうしてこんな「バラ色」の未来予想図を書いているのかは知らないけれど、ヤバいからこそ素晴らしい未来予想図を描いているという事なのかもしれない。

このすべての困難にもかかわらず、中型航空母艦は戦闘機以外にも空中早期警報制御機など私たちが運用できる戦力の幅が広がるという賛成論も満面だ。そうすれば、空母を通じて全面戦や局地戦以外にも韓国がインド太平洋地域でもっと多くの役割を担うことができ、同盟とパートナー国家まで統合する米国国防戦略の核心概念である「統合抑制(Integrated Deterrence)」に も合致という文脈の話だ。

NAVER「[単独]KF-21Nも、中型空母も「できる」… 残りの課題は?」より

……うんまあ、頑張ればいいと思うよ。何事も研究に着手しなければ始まらないのだから。そして、もちろん応援するとも。

結局、韓国大統領のユンユンが「軽空母断念」の英断をしたかに思えたのだけれど、結局この話は継続中ってことらしい。

コメント

  1. こんにちは。

    >今開発中のKF-21戦闘機は、よっぽど開発が順調らしいね。

    ぱっと見だけの感想ですが、
    ・機内ウェポンベイがない
    ・スラストベクタリングがない
    ・外見はF-22の青焼き
    ・エンジンは安心と信頼のF414
    であれば、ドンガラ作って飛ばすだけなら、曲がりなりにもT-50を製造・運用している韓国ならそれほどハードル高くないのでは、と思えます。
    ここからの、アビオの統合とか、実際のステルス性はどうよ?とか、ポストストール領域のフライトコントロールは出来ているのか?とか、いろいろ知りたい事はありますが、一人の飛行機好きとして、(正しい意味で)面白い機体が増えるのは大歓迎です。

    ……ただまあ、空母と艦載機の同時開発ってのは、どうなんだろう?人もカネも技術も湯水のように突っ込まないと、なのですが、大丈夫かなぁ……
    ※そもそものドクトリンが、どう考えても間違ってることはさておきます。

    • KF-21の開発状況を全く知らないのですが、報道されませんねぇ。
      ちょっと前に、飛行時間が確保出来ていないみたいなニュースがありましたが、飛ばすだけでも色々問題が出始めているのかも知れません。いやー、待ち遠しい!

      韓国による開発乱発はいつもの流れなので、不思議な気持ちにはなりません。
      ただ、ソレが成功するのかというと……。