【韓国軍】KF21戦闘機で衛星を空中発射する!

空軍

小ネタなんだけど、これこそが韓国である。

「韓国型戦闘機で衛星を撃つ」

入力 2022.05.25 17:31 修正 2022.05.26 01:40

「韓国初の国産戦闘機であるKF-21で衛星を空中発射する技術を開発します。十分に可能です。」

ハン・チャンホン韓国航空宇宙産業(KAI)未来事業部門長は25日、「ストロンコリアフォーラム2022」に講演で出てこう明らかにした。韓国経済新聞社と科学技術情報通信部が主催した今回のフォーラムは「宇宙経済ビッグバン」をテーマにソウル龍山ドラゴンシティで開かれた。

「韓国メディア」より

韓国空軍(勘弁してくれよ……)

韓国政府「その手があったか!」

日本だったら確実にお笑いネタになりそうな報道である。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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いつもの「アレ」だ

航空機発射型のロケットは存在する

> 「韓国初の国産戦闘機であるKF-21で衛星を空中発射する技術を開発します。十分に可能です。」

これ、報道がマズイというわけでもないのだろう。

トンデモ発言をしたのは韓国航空宇宙産業(KAI)の未来事業部門長らしく、韓国経済新聞社と科学技術情報通信部が主催した「宇宙経済ビックバン」と銘打ったフォーラムでこんな発言しちゃった。

会場から笑いが起こるレベルか、或いは失笑が漏れるレベルで、そう言えば琉球王が「ゼレンスキーです」とかいって滑った話があったが、そのレベルで酷い。

ある部門長は、「超音速上昇軌道でロケット(発射体)を宇宙に上げれば、重力と抗力(物体の運動を妨げる力)に対応するエネルギーが最小化され、地上で撃つよりコストを5分の1以下に減らすことができる。 」と説明した。

「韓国メディア”「韓国型戦闘機で衛星を撃つ」”」より

一応、他の部門長が言っていることは、まあ、間違ってはいない。航空機から衛星搭載ロケットを撃ち出すというのは、実用段階にはあるのだ。

この写真は、実際にアメリカで運用された「スターゲイザー」である。腹の下にぶら下げているのがロケット「ストラトローンチ」。低軌道への投入能力は4.5tとされている。

「ペガサス」の低軌道への投入能力は、最新型の「ペガサスXL」で440kg。新たに開発する「ストラトローンチ」用ロケットは4500kgと、「ペガサス」の10倍以上の投入能力になっています。

「乗り物ニュース」より

「ペガサス」と呼ばれる低軌道投入用ロケットを空中発射するための航空機「スターゲイザー」は、ロッキード・マーティン社製L-1011「ストライダー」がベースで開発された。

上空で「ペガサス」を発射するという事らしい。

こちらはアメリカのMicrosoft社の共同創始者が設立したストラトローンチ・システムズ社が運用する予定の航空機、ストラトローンチだ。残念な事に計画は凍結されちゃったらしいけれど。

こういった巨大航空機を作って、ロケット発射しようという発想は以前からあったのだ。何しろロケットの場合、垂直打ち上げをすると恐ろしく燃料を食うのだが、航空機から落としてエンジン点火、落下しながら加速して推力を得て大気圏外に出て行こうという発想だと、燃料の面でも搭載量の面でもメリットが大きい。

にもかかわらず実現しない理由は、あまりに巨大なロケットは航空機で吊して飛べないという理由(単純に高さが足りない。滑走路から飛び立つまで加速が必要だが、その間は腹に抱えて飛ぶ必要がある。ところが航空機の背を余り高く出来ないため、不安定さの解消が難しい)があって、メリットが出にくいというのが実情だからである。

相対的には燃料を減らす事ができるのでロケットの小型化が出来るのだが、それにしたって限界はある。逆に言えば小型衛星投入であればメリットが出やすいことを意味する。

KF-21戦闘機はまだ試作段階で飛べていない

というわけで、巨大な航空機を作って、ロケットを吊して飛行する計画なら未だ分かる。が、KAIが言っているのはKF-21を使うという発想だ。

スケジュール的には6月に初飛行だと言われていたが、エンジン点火に漕ぎ着けるまでに時間がかかったので、6月の初飛行はかなり怪しい。

ちょっと資料がかき集められなかったので記事にはしなかったのだが、今回、大統領に就任したユンユンが、軍事予算を思い切ってカットしたと聞く。それの影響も出るだろうから、6月初飛行は絶望的だろう。

KAIが最後に開発中のKF-21は24日、初めてエンジン試験場面が公開された。KF-21のパイロン(戦闘機下部構造物)に装着するロケットは、KAISTのスタートアップフェリーエアロスペースが開発する。

「韓国メディア」より

パイロンに装着するロケット……。ん?あれ?ミサイル??

じゃあ、冒頭の「衛星の打ち上げが十分可能」とは?

ユン・ソクヨル大統領はフォーラムの祝辞で「これまで以上に宇宙航空産業への関心が高い」とし「フォーラムに出席した国内外のリーダーたちの経験と恵安で未来の食べ物である宇宙産業に大胆な変化を作ろう」と励ました。課期正統部はこの日、韓国型発射体ヌリ号2次発射日を来月15日に定めたと発表した。

「韓国メディア」より

ユンユンは、韓国が新たに開発しているヌリ号のロケットのスケジュールを早める目論見があるらしく、6月15日に試作第2号が発射される模様。

楽しみで夜しか寝られないな!

その名は「ミッドスペース」

失笑ポイントは他にもあった。

キム社長は「韓国の宇宙産業は国家主導の下、民間企業が参加する別名「ミッドスペース」に切り替える段階」とし、「ミッドスペースとともにニュースペースを同時に準備しなければならない緊迫した状況に瀕している」と診断した。

「韓国メディア」より

韓国初の国産ロケットロケットは、実はまだ低軌道投入しか出来ない。そしてそちらも未だテストレベルで軌道投入テストには失敗している。なのに「ミッドスペース」だと?え?社名だ?そりゃ失礼しました。

そもそも、KF-21に関しては影も形もな……、あ、外側だけは出来上がっているという噂だが、エンジンテストが少々遅れたとか何とか。初飛行は今年中に実現できるだろうか?

ともあれ、衛星を空中発射する母機に未完成の戦闘機を選ぶというのは、余りに無理があるよ。何しろメリットがない。やるなら旅客機を使うよ。

流石に、韓国空軍のパイロットも嫌がるんじゃないかな。まあ、多分ネタ的な話なんだろうけどさ。

コメント

  1. KF-21から発射可能なら実機も未完成なKF-21なんか使わずにF-15Eを使えば今すぐにでも開発出来るはずというか衛星用ロケットの母機としてはF-15Eの方が優れている。
    F-15はASM-135(多段式対衛星ミサイル)の発射母機になってるからKF-21なんか使うより小型(実際は超小型衛生しか無理と思いますが)衛星の母機として相応しい。

    なんか無理やりKF-21にアピールポイントを加えたいとかそんな理由にしか見えない、本気で母機発射方式で安価な小型衛星ビジネスをしたいならKF-21を持ち出すより戦闘機ならF-15のほうが理にかなってるしむしろ専用機を開発すべきと思うけど。

    • 韓国はF-15K(実質F-15E)を複数機所有していますから、やろうとすれば出来るんですよね。
      ご指摘の様に、キャリアとしての性能もF-15Eは持っているんですよね。

      そこはご指摘の通りなんですが、そもそも戦闘機を衛星の打ち上げに使うことが無駄と言うか。
      やっぱり僕としては専用機の開発が望ましいと思います。

  2. 多段式ロケットの開発は続けながら、航空機射出型ロケットの開発も始めると?

    日本では”二兎を追うもの一兎をも得ず”と言って…リソースの分散は賢明な
    判断とは思えないが…ヌリ号、KF-21共に開発途上で、未完成のKF-21をロケット
    発射体にする新プロジェクト…まるで三兎を追うような、現実感のない話。

    相変わらず韓国は”博打好き”だなぁ。北のほうがずっと堅実にみえる。

    • まあ、文脈から見てもこれ、本気ではなくてジョークの類なんだろうと思います。
      要は、「KF-21がこんなにもスゴイ潜在能力を持っているんだぜ」ということが言いたかったんではないかと。

      今後チェックしていきたいと思いますが、多分ネタではないかなーと。
      斜め上の対応するのが韓国なのでやりかねませんけどね。予算獲得の為、とか言いながら。

  3. こんにちは。

    航空機からの軌道往還機打ち上げは、笹本氏の「星のパイロット」シリーズが大変面白いです。

    それはともかく。

    KF-21、まるで「例の壁画」並に万能と化してる印象があります。
    艦載機になったり、衛星打ち上げたり。
    そもそも、初号機の進空後に設計を大々的に改修して胴体作り替えるんじゃなかったでしたっけ。
    陸上でのK-2戦車の亡霊が、無限地獄でおいでおいでしているのが見えました。

    • 例の「万能壁画」ですね。
      いやー、初飛行もしていませんから、何でもアリです。

      ああ、K2戦車は実用化してますよー、死んでいませんよ、まだ!(棒)
      かなりヤバい噂もチラチラ聞きますけど。