今年6月末から本格的な試験飛行予定のKF-21

空軍

待ってたよー。

コメントで教えてもらったので記事にしておきたいと思う。

<韓国国産戦闘機KF-21>格納庫の外で初公開…6月末から本格的な試験飛行

2022.01.24 15:12

韓国国内で製造された戦闘機KF-21ボラメ(=タカ)が室外で初めて威容を見せた。濃厚なグレーの胴に尾翼には白で「KF-21」と書かれている。

「中央日報」より

ホルホル感の強い記事だが、興味深い部分が数箇所ある。

スポンサーリンク
同カテゴリーの人気記事

この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

<同カテゴリーの人気記事>

スポンサーリンク
スポンサーリンク

順風満帆、開発順調!

エンジン稼働試験は2月から

KF-21は韓国が作り出そうとしている、韓国産戦闘機である。

<韓国国産戦闘機KF-21>北東アジア最強の潜在力

2022.01.24 15:13

KF-21は最近開発された最新の戦闘機で、北東アジア最強戦闘機の潜在力を持つ。外形は世界最強ステルス戦闘機F-22と似ている。韓国空軍はステルス戦闘機として米ロッキードマーティンのF-35Aを導入しただけに、KF-21は近いうちに淘汰されるF-4とF-5系列の戦闘機、さらにはF-16機種と交代する見通しだ。13日に発生した老朽KF-5E制空号戦闘機墜落事故のような不幸な事件も大きく減るとみられる。

「中央日報」より

このブログではさんざん説明をしているので簡単にしておくが、KF-21戦闘機は、2001年から韓国で始められたKFX計画に基づく存在である。

初飛行は2020年を予定していたらしいが、この手の遅れは戦闘機開発にはつきものである。むしろ、今まで戦闘機を作った実績のない韓国が、いきなり戦闘機を作るなどという発想に至ったあたりをびっくりすべきだろう。

2022年6月初飛行ということであれば、1年半遅れ程度ということになって、「優秀な開発力だ」とホルホルしているのかもしれない。

今年はKF-21の本格的な機動試験を始める。ひとまず2月からエンジンを稼働する試験に入る。エンジンが作動しながら、KF-21のすべての装置が問題なく機能するかを点検する。エンジンと各種計器盤および装置が正常に作動すれば、直ちにKF-21の滑走路試験に移る。

「中央日報”<韓国国産戦闘機KF-21>格納庫の外で初公開…6月末から本格的な試験飛行”」より

スケジュール的には、2月にもエンジン稼働試験に入り、問題がなければタキシングと呼ばれる滑走路走行試験に移る。

エンジンはGEアビエーションのF414-GE-400

さて、KF-21戦闘機は2基のエンジンを搭載する予定になっている。

このように、実際に搭載されているわけだから、「予定になっている」という書き方は少々不正確なのだが、まあそれはさておこう。

搭載されるのはGEアビエーション社のF414-GE-400Kというエンジンである。F/A-18E/F「スーパーホーネット」やEA-18G「グラウラー」などが採用している実績のあるエンジンなので、採用に問題はないだろう。何れも双発で運用されている実績のあるエンジンだしね。

で、KF-21のエンジンは、GEアビエーション社によってKF-21専用に調整されたもので、量産体制に入ったら韓国国内で製造されることになっているようだ。

つまり、試作機のうちはGEアビエーション社製の信頼の置けるエンジンが使えるってことだね。だから、タキシング辺りまではうまいこと進む可能性がある。

日程を繰り上げ6月に飛行試験開始

ただ、飛べるか?というと、流石に簡単ではなかろう。

6月末からは本格的な飛行試験に入る。当初は7月から初度試験飛行をする予定だったが、組み立て過程と飛行試験の準備が順調に進み、日程を操り上げることになった。KAIが試験飛行の日程を操り上げたのは時間を最大限に確保するためだ。試験飛行は4年間に2241回施行するため、時間が十分でないということだ。

「中央日報”<韓国国産戦闘機KF-21>格納庫の外で初公開…6月末から本格的な試験飛行”」より

組み立てと飛行試験の準備が順調だったから、エンジンテスト前に予定を繰り上げてしまうあたりが微笑ましいというべきか。

比較的大きめの機体で、双発エンジン。

予定通りであれば、最大積載量は7.7t程度となるらしく、それなりの能力を得られる可能性はあるが、「北東アジア最強」と言われてもちょっと意味がわからない。

このAESAレーダーのおかげでKF-21は北朝鮮の戦闘機はもちろん、中国およびロシアの戦闘機よりも先に敵を把握して先にミサイルを発射することができる。KAI関係者は「KF-21のAESAレーダーには公開できない点が多い」とも話した。AESAレーダーは今年2月からボーイング737に搭載され、西海(ソヘ、黄海)上でテストをし、来年からはKF-21でもAESAレーダーの性能をテストする。

「中央日報”<韓国国産戦闘機KF-21>北東アジア最強の潜在力”」より

韓国で開発されたAESAレーダーのテストも2月から始まるらしいが、開発が完了しても東北アジア最強戦闘機という根拠は不明である。既に開発の終わっている支那やロシアの戦闘機のほうが後発のKF-21よりも強いと思うんだが……。

まずKF-21が飛行するかどうかがカギだ。続いて少しずつ飛行高度と距離を拡大しながら性能をテストする。また、戦闘機に装着した燃料タンクなど外装装置が問題なく分離するかも重要だ。戦闘機能ではミサイルなど武器を正確に発射できるか、空中で急旋回が可能かなど各種戦闘機動能力も試さなければならない。

「中央日報”<韓国国産戦闘機KF-21>格納庫の外で初公開…6月末から本格的な試験飛行”」より

ま、まあ、先ずは飛んでくれるかどうかが重要だよね。

配備予定は2026年

えーと、予定通りであれば、2026年には量産体制に入って1号機が納入されるはずだ。

試験飛行は4年間に2241回施行するため、時間が十分でないということだ。

「中央日報”<韓国国産戦闘機KF-21>格納庫の外で初公開…6月末から本格的な試験飛行”」より

ここの部分、4年間の飛行試験とあるので、全てのテストを終えて納品されるのは2026年頃を予定している事がわかる。

こちらの記事で流れを説明しているが、2026年~2028年には製造ラインで韓国空軍に納入する分のKF-21が量産されることになっている。

予定通りいけば120機(韓国空軍に納入)+インドネシア空軍への納入分ということになっていて、180機以上は製造されることになるはずだ。予定通りになるといいね!

コメント

  1. 木霊様、皆さま、今晩は

    秋葉原で買ってきたICを雑誌にあった回路例を少し変えて配線したら動いた。独自技術だ・・・みたいな物がいっぱいありそうですね。
    離陸、旋回、着陸は出来るでしょうけど「戦闘機」として使い物になるか注目ですね。

    滑走路を走るだけで問題が山盛り見つかったりしないでしょうね・・。

    問題が山盛り見つかるのを期待しています。それでこそお笑い芸人だ。とまでは言わないけど、これが私の本音かな。

    でもねぇ、問題が見つからなくては改善できないんです。ごまかして「問題なし」にしないか、の方が心配です。

    • 彼らの場合、自国で組み立てられれば、独自技術ですから、あながち間違ってはいないかも知れません。
      そもそも、この手の技術は独自である必要はないのですから、「自国開発」に拘るべきでは無いと思います。
      要は、必要な技術を持っていることが大切なのですから。

      問題は山盛り見つかるでしょうが、ソレを解決してこそ、自国開発の意義があります。
      当面は見守る積もりですよ。

  2. フライバイワイヤのソースコードをどうやって開発したんだろう、まさかT-50の物をそのまま使っているんじゃ?

    • フライバイワイヤのソースコードが難しいものなのか僕には分かりませんが、取り敢えずは2基積んだエンジンを無事に制御できると良いですね。
      バランス悪くて地上で回転する様な事態には多分ならないと思いますが、飛んだ後は誤魔化しがききませんからねぇ。

  3. 木霊さん、おはようございます。

    >北東アジア最強戦闘機の潜在力を持つ。

    スゲー自信ですねェ~。
    でも、実際は4.5世代戦闘機で5世代に匹敵する改修にも相当の時間が掛かるんじゃないのかなァ~。

    予定通り2026年量産開始して120機を揃え戦力化するのは、早くて2030年前半でしょう。

    おそらくその頃には空自は第6世代のF-3を飛ばしているはずですし、アメリカも無人戦闘機を含めて既に次世代機を計画中なんじゃないかな。

    さて、アップグレードされた4.5世代のマルチロール機F-16Vに勝てる戦闘機になるのか...、興味深々で期待の話題なのは間違いないですね。(笑)

    • KF-21の場合、4.5世代機を名乗れる実力があるかどうか。
      カタログスペックが優秀なのはいつもの事ですが、F-16Vに比肩しうると考えている事実が恐ろしい。
      まあ、目標を高く持つことは大切ではありますが。