「韓国型バルキリー」って?!夢が広がる韓国空軍

空軍

なんだよ、韓国型バルキリーって。

KF-21に「韓国型バルキリー」を足せばゲームデストロイヤー!

記事入力2021.10.10 午前10:02

9月に7〜10日に、ポーランドで開かれた国際防衛産業展示会に目を引くものかが展示された。まさにアメリカ空軍の未来無人戦闘機事業有力候補として挙げられているXQ-58A「バルキリー」の縮小モデルである。

「NAVER」より

?!?!?意味がよく分からない。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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無人機とのエア・チーミング

XQ-58A「バルキリー」

タイトルを読んだだけではさっぱり分からなかったが、どうやら記事のタイトルに出てくる「バルキリー」とは、アメリカ軍が開発中の無人機クラトス XQ-58 ヴァルキリーのことらしい。

何故、無人機といわずに、特定の固有名詞を使ってしまうのか。別に、XQ-58Aバルキリーだって有名というわけではないと思うのだが。

アメリカ空軍研究所のローコスト・アトゥリビュタブル・ストライク・デモンストレーター(LCAAT)ポートフォリオに含まれる機体で、最近流行りのエア・チーミングができる機体である。

有人機と編隊を組んで作戦を実行できるエア・チーミング構想は、すでに10か国以上で計画が進行中である。

アメリカがポーランドで開かれた国際防衛産業展示会に出展

で、ホーランドで開かれた国際防衛展示会に出品したのは韓国かと思ったら、どうやらアメリカらしい。

Kratos unveils XQ-58A Valkyrie unmanned aircraft at MSPO 2021

Sep 7, 2021

U.S.-based drone-maker Kratos Defense & Security Solutions debuted its XQ-58A Valkyrie unmanned aircraft on the international market on Tuesday at the 29th International Defense Industry Exhibition MSPO 2021 in Poland.

「defence-blog」より

確かに、この記事にはアメリカのクラスト社が、第29回国際防衛産業展示会MSPO 2021にXQ-58Aバルキリーを出品したと書かれている。

そりゃ、出すだろうよ。

調達価格は200万ドル~300万ドルだとされていて、比較的安価に調達が可能だといわれているXQ-58Aだが、展示会に出品されたということは輸出可能と言う意味だろう。

なお、冒頭の記事では「縮小モデル」と書かれているが、実際の所はよく分からない。出品前の情報ではもっと大きな機体だろうといわれていたのだけれど、出品された機体は全長9.1m、全幅8.2m、機体重量1.1トン、最大離陸重量2.7トン、ウェポンベイ内への兵器搭載量272kg、最大速度マッハ0.72、航続距離4,800km以上と、比較的小型な印象だった。したがって、米軍に納入される機体は一回り大きいのでは?というような観測もでている。

ただ、こういう新しいオモチャを見て、韓国軍は買って欲しくなってしまったわけだ!韓国君ってさー、そういうとこあるよね。

KF-21とエア・チーミング

冒頭の記事にはこんな妄想が垂れ流されている。

現在KF-21は、120台の導入が確定されたブロック1とブロック2の後、完全な5世代ステルス戦闘機の能力を備えるブロック3改良が進められている。最近空軍内部で製作した「有無の戦闘任務機複合システム」という題の映像でKF-21を、今後「韓国型バルキリー」と運用する方案が推進されていることが明らかになった。その映像の中の韓国型バルキリーはKF-21が1機に対して4機編制するように運用される。地上標的型攻撃はもちろん、空対空任務遂行可能な限り多目的無人戦闘機として描写されている。次に、KF-21と韓国型バルキリーの組み合わせは、ある程度の能力を発揮するだろうか。

米空軍LCAAT事業で有力候補XQ-58Aバルキリーが選ばれ、韓国がXQ-58Aを直導入したり、ライセンス生産すると仮定しよう。KF-21 1台と韓国型バルキリー4通り行われた1つの編隊だけ出撃しても、北朝鮮の戦略軍傘下のミサイル旅団かを壊滅させることができると期待される。

「NAVER」より

あー、うん、ハイハイ。

まずね、KF-21のブロック1とブロック2で120機の導入が確定しているということなんだけど、肝心のKF-21は2022年に初飛行する予定となっている。

正直、最初は満足に飛行出来るとは思えない。何しろ、韓国初の双発機開発で、練習機として知られるT-50高等練習機は単発エンジンで設計はロッキード・マーティン社である。つまり、未経験のジェット戦闘機を作ろうというのだ。いきなり巧く行くとは思えない。

そして、40機調達するのが2027年、120機調達するのが2032年と予定されている。

ムン大統領「KF-21独自開発の快挙… 2032年120台実戦配備」(総合)

送稿時間2021-04-09 15:16

ムン・ジェイン大統領は9日、韓国型次世代戦闘機KF-21試作機が姿を現したことについて、「私たちの手で作った先端超音速戦闘機であり、世界の8番目の快挙」と明らかにした。

~~略~~

さらに「私たちの技術で作られた、私たちの高度な戦闘機であり、地上試験と飛行試験を完了したら、本格的な量産に入る」とし「2028年までに40台、2032年までにすべて120台を実戦配備する計画だ」と紹介した。

「韓国メディア」より

ただし、その予定はムン君の頭の中で、の話。予算が決定されたわけでもないし、況してや飛行試験が成功した段階でもない。出庫式でホルホルしちゃっただけのお話である。

で、この出来上がっていないKF-21にアメリカからXQ-58Aバルキリーを購入して編隊飛行させたら強いんじゃないの?という様な内容に……。

こちらの記事で、冒頭の記事が注目して居るであろう動画を紹介したんだけれども、妄想が爆発しちゃったんだねぇ。

この動画では韓国で開発する無人機とチーミングする予定だったんだが、そちらは良いんですかね?

コスパは良いんだけど

確かに、韓国国内で開発するよりもお安いのは事実だろう。

無人戦闘機の導入に伴うコスト負担も大きくない。米空軍は「低消耗航空機技術」という名にふさわしく、無人戦闘機の価格の上限を300万ドル(約35億8050万ウォン)に制限した。XQ-58Aバルキリーを製作したクラトス側米空軍の台当たり200万ドル(約23億8700万ウォン)以下の価格で納品することができると述べている。韓国海軍が運用する溶解性艦対艦ミサイル1発の価格も20億ウォンを超える。複数回利用することができる無人戦闘機の価格が似たようなレベルである事は、破格的だと言える。軍当局は、将来の航空兵器システムの開発動向を勘案しKF-21のブロック3の開発を急がなければならない。同時にこの連動する韓国型バルキリー獲得にも積極的に取り組まなければならない。韓国型の有無の戦闘任務機複合システムは、将来韓国空軍の「ゲームチェンジャー(game changer)」を超える「ゲームデストロイヤー」(destroyer:破壊者)にするものである。

「NAVER」より

ただねぇ、いきなりKF-21のブロック3の開発を急がなければならないって、まだブロック1が飛んでいないんですが!

しかし、この記事は重要なことを示唆している。

実は、KF-21戦闘機開発においてネックとなっているのが、兵器統合の問題である。今のところ、長距離空対空ミサイル・ミーティア(欧州製)が運用可能だとか、空対地ミサイル・タウルス(ドイツ製)、短距離空対空ミサイル・IRIS-T(ドイツ製)は運用可能になるとか言う話は出ているのだが、何れも確定的ではないのだ。

そうなると、初飛行時どころか40機導入を目指す2027年になっても丸腰である、なんて可能性も否定できない。

そこでXQ-58Aバルキリーである。こちらはアメリカから購入するので兵器の搭載が可能になってくる。やったね!これで兵器統合なくても運用できるぜ!って、随分現実的な話になってしまったね。

コメント

  1. 日本人なら誰でも…でもないかもしれませんが「手足でも生やすのかな?」と、一瞬思ってしまう話ですなw
    ともあれ、なんでXQ58決め打ちなのか…面白い機体だとは思いますが、A10とか低速攻撃機の随伴に付けるには良いかもしれませんが、戦闘機の随伴機にするには速度とかまだ色々足りて無さすぎじゃない?感は強いと言いますか。
    本家の米軍からして、F35での隠密侵入に連れて行って、一緒に逃げ帰ってこれるかは運次第。くらいの運用想定なんでしょうかね。今のところは、まだ。

    • いやー、手足を増やして欲しいですねー。僕も一瞬頭に過ぎった口です。
      さておき、XQ-58Aバルキリーなんですが、多分、対抗馬のロイヤルウイングマンは韓国では手を出せない商品なので、陳列棚に並んだヤツで妄想が広がってしまったのだと思います。
      ご指摘の様に、戦闘機の随伴機とする場合、最大速度マッハ0.72というのが足を引っ張りそうなんですが、このスペックも武装をぶら下げた場合にどうなるとか、色々とテストがなされてからなんでしょう。多分、もうちょっと大型化させるんじゃないですかねぇ。
      コスパの話を記事でもしていましたが、爆弾抱かせて特攻するくらいの使い方もアリのコストかも知れませんよ。

  2. 木霊様、みんさま、今日は

    「韓国型バルキリー」と「XQ58」は同じ物なんでしょうか。
    買うのかな、コピー版を作るつもりなのかな??

    とこで、あと10日でロケット打ち上げですね。わくわく。

    • 韓国型バルキリーと言うくらいですから、「別の物を作る」ということを念頭に記事を書いているはずです。
      実際に、空軍は無人機の開発を進めていますからね。
      しかし、XQ-58Aバルキリーを買ったら色々捗りそうだ、という記事になっていて、ライセンス生産をすることを想定しているんじゃないですかね。

      ロケット打ち上げは、今か今かと待っていますが、どうなりますことやら。

  3. ソンゴルメとRemoeyeは何処に………

  4. >何故、無人機といわずに、特定の固有名詞を使ってしまうのか。

    バルキリー、という名前に引っかかったのでしょうね。
    何しろ、「ガンダムはSFロボットの総称ニダ!」の国ですから(棒)

    ……これはどっちかというと「お笑い韓国」のネタになりますか……

    ※御存知とは思いますが、Wiki より。

    ガンダム

    日本の版権元創通が韓国で「ガンダム」を商標登録をしようとしたところ、「ガンダム」で商品販売していた韓国業者が商標登録無効を訴え、韓国の裁判所で「ガンダムはロボットにおける商標の普通名称化」という理由で一旦は拒否されたが、結局最終的には商標登録を認められた[54][55]。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E7%9F%A5%E7%9A%84%E8%B2%A1%E7%94%A3%E6%A8%A9%E5%95%8F%E9%A1%8C

    • 有名なガンダム裁判ですね!
      なkなかふざけた話ではありますが、この話は荒唐無稽な判断とまでは言えないのですよ、実は。
      かの有名なネズミーランドも、遊園地の名前を地名にしないように非常に神経を使うっている様ですよ。「普通名称」というのはなかなか厄介な問題なんですよねぇ。

  5. 私としては「ワルキューレ」と読みたいなぁ

    • ワルキューレ!それもなかなか格好いいですな。
      ドイツ語読みになるんですかね。