ふーん。
[単独]米F-35より高価なKF-21… 導入計画 多分
入力2023.08.13 午後8時50分 修正2023.08.13 午後10時08分
韓国型超音速戦闘機、KF- 21、3年以内に開発を終えるというのが私たちの計画です。問題は価格です。1台当たり880億ウォンで、これくらいならミステルズ戦闘機F-35より高価なのです。
NAVERより
いや、高くなるのは仕方がないんじゃないかな。だって、戦闘機初挑戦でしょう?え?安く出来るハズだったの?そんなバカな。
まだ慌てる時間じゃない
価格高騰の何が問題なのか
えーと、1機あたり890億ウォン超か。まだまだ高くなるんじゃないかな?トラブルはこれから発生するんだし。
韓国型超音速戦闘機KF-21は昨年7月の初飛行、今年1月の音速突破に続き、現在は試作機6機すべてを投入して連日性能検証飛行を行っています。
ところが、国防庁の韓国型戦闘機事業団が2月に算出したKF-21の1台当たりの価格は890億ウォンを超えました。
韓国空軍120台、インドネシア空軍40台など160台の量産を考慮した純粋な機体価格です。
政府高官筋はSBSに「目標価格は800億ウォンを下回るが、予想価格が高すぎて緊急事態になった」とし、「開発と量産すべての過程を点検して価格引き下げ要因を探している」と言いました。
NAVERより
えーと、日本円に換算すると、97億円相当か。確かに、性能から考えてKF-21戦闘機にその値段を支払うか?という問題は出てくるんだけど、騒ぐような話?
だってこの話は、そもそも韓国が国産戦闘機を欲しがったから作ったんでしょう?完成すればOKじゃないの?
F-35Aは量産効果が出ている
当初は価格高騰が問題視されていたF-35A戦闘機だったが、ここへ来て少し価格が下がってきている。
んでもって、対ドルでウォンが安くなり続けていることもあって、ちょっと困ったねーという話らしい。
先月国防庁が国防研究院に事業妥当性検討用に提出した資料にも1台当たり880億ウォン台で出ましたが、初期量産量を考慮すると、急激な値下げ要因を見つけるのは容易ではありません。
問題はKF-21より性能が良いという米国のステルス戦闘機F-35Aの価格が急落しているという点です。
当初は1台当たり1億ドル以上でしたが、昨年7千万ドル台に安着し、年内6千万ドル台進入が確実視されます。
NAVERより
F-35A買うよりも、それより性能の低いKF-21の方が高くつくのが問題なのか。しかし、言ってはアレだが、F-35Aは今まで累積700機が生産され、導入計画通りなら3300機が製造されることになっている。
確かにF-35Aの価格が7000万ドル台になったという話は耳にしたが、そうすると韓国ウォンで換算して940億ウォン台ってことだから、なるほど価格は近づいてきているね。
単純に比較すれば、価格が高くて性能の低いKF-21を導入するメリットは無いんだけど、国産機を手にしていることの韓国軍におけるメリットはそれなりにある。
おそらく、韓国メディアが指摘している問題はそこではなく、「外国に売るつもりだったけど、どこも買ってくれないよね」ということだろう。
何故か価格調整に乗り出す
で、慌てた韓国はどうやら価格の調整に乗り出すらしい。
今後、(KF-21の)構成品と搭載装備の性能とコストを相互調整して価格競争力を必ず持たなければなりません。
ウクライナ情勢などに伴う部品価格と人件費の上昇で機体価格を下げるのが難しいなら、合理的な価格の強力な武装で競争力を高めなければならないという指摘です。
NAVERより
いやちょっとまて、完成したつもりになっているだろ!
確かに6機の試作機が空を飛んでいるし、トラブルらしいトラブルもあまり聞かないんだけど、まだまだこれからなんじゃないの。
そもそも、韓国軍に納入する分の120機と、インドネシアが導入する予定の40機を確定として計算している辺りがかなりやばいんだよね。インドネシアはラファール買うとかミラージュを買ったとか言う話が出ているからね。本当にインドネシアはKF-21を買ってくれるのか?
まー、日本も新幹線売ろうとしたら、支那に入札でやられちゃった経緯があるから、インドネシアを信用するのは危険だと思うよ。
あ、ちょっと話が逸れたが、ともあれ、今から廉価版にする話を出してどうしようというのだろうか。性能を割り切って価格調整するのは設計の段階でやっておかないと。
そもそも、出来上がってから悩もうね。
なお、安くするのは難しい模様。KF-21はご存知のように2発のエンジンを積んでいる。F414-GE-400Kはアメリカから購入していてやっぱりウォン安の影響などを受けてしまう。
素材にしても外国から買うしか無いし、兵器にしても外国から買うしか無いんだよね、今のところ。そうするとなかなか安くするのは難しいと思うぞ。
追記
そういえば、開発パートナーのインドネシアはF15EXを買う方向で調整が進んでいるらしい。
初の海外ユーザーとなるか? インドネシアが最新戦闘機F-15EX「イーグルII」を発注 ボーイング
2023.08.22
大手航空機メーカーのボーイング社は2023年8月21日、インドネシアからF-15EX戦闘機を受注したと発表しました。
この日、アメリカ中西部ミズーリ州のセントルイスにあるボーイングの工場を訪れたインドネシアのプラボウォ・スビアント国防大臣を始めとした視察団一行は、F-15EXを見学。その後、ボーイングの副社長であるマークシアーズ軍用機プログラムマネージャーと会い、インドネシア国防省防衛施設局長であるユスフ・ジャウハリ空軍中将と覚書(MoU)に署名しています。
~~略~~
なおインドネシアは、アメリカ製のF-16「ファイティングファルコン」戦闘機を約30機、ロシア製のSu-30戦闘機も約10機運用しているほか、フランス製の「ラファール」戦闘機を42機発注しています。
乗り物ニュースより
いやー、インドネシアは色々買うねぇ。フランス製ラファールを42機発注して、それまでの繋ぎにミラージュ2000を買うという話があったはずだが、更にF-15EXにも手を出すのか。
扱えれば、結構な戦力増強とはなるんだろうけれど、KF-21の購入話は頓挫する勢いだな。そうすると、韓国空軍が手に入れるKF-21の単価は更に高くなってしまうだろう。
コメント
こんばんは。F35よりお高い(驚!)
南小中華は武器輸出してますので、注文を取って、量産すればコストダウンできるという算段なのですかね?
とはいえ……戦車ならまだともかく、電子機器の塊で、メンテの難しい戦闘機となると、買う国がありますかね??
なので、良く解らないんですが、あまり先の事を考えているようにも思えませんね。多分、これからトラブルが頻出して、価格もどんどん上がるのでしょうね。
いやまだF35よりは安いですよ!今はマダ、というだけではありますが。
これから開発期間が伸び、トラブルが解決できないようだと、どんどんコストは上昇していきますし、インドネシアが裏切るとそれだけでコストは3割ほど上がっちゃいますね。
それでも開発完了して、実戦投入して、使えることが分かれば、買う国が出てくる可能性が……、あるかもしれません。
韓国空軍は単発機を要求してたのに双発にするから
そう言えばそういう仕様があったような。
それ以前に、FA-50を大型化してもうちょっと使えるようにするプログラムがあったはずなんですが、それが一番メリットが大きかった気がしますよ。
F-35はアメリカの同盟国にしか売れないという問題点があります。KF-21はこの隙間をついていくのでしょうね
KF-21は、完成すればそれなりの兵力となるはずです。完成すれば、ですが。
仮に完成した場合に、売り先があるか?ですが、確かにF-35Aは同盟国優先で販売していきますし、アメリカの製造能力にも限界がありますから、様々な事情が重なるニッチな国を狙うことは可能でしょう。ただ……、エンジン供給に不安があるので、本当にそうした国々に売れるのか?は疑問ですけどね。
まず完成品を仕上げて、韓国空軍が軍事演習してみないことにはね。小判鮫ミサイルを撃ったり、ステルス効果を確かめないとね。
今後は第5世代戦闘機が主流なので、KF-21の未来は不確定、というしかないかな。
韓国政府が、いつもの出血サービスで、海外に売り込む未来は見えるけどね。
そうですね。まずは完成しないと、話になりません。
能力もいまいち良くわかりませんしね。
部品を模造品にしたコストダウンは、K製品の王道。
兵器でも、原発でも、、、
新たな笑えない事件の予感しかしない。
そういったコストダウンも色々やられていくのかもしれません。
ただ、虎の子のT-50ですら、コストダウンできているのかはいまいち分からないのですよね。
匿名様からのコメで、単発機を軍が求めていたのに双発機とありました。
どの段階で変更したのか解らないですが、まさか設計段階を終えてから急に双発機へ変更したのでないですよね?
いや……でも、あの国ならやりそうなのが怖い。さすがに設計し終えてから、急にやり直しではないとは想うけれど。
解らないんですよね奴らは。火病の国ですからねぇ。
別の方のコメントにあるように、設計自体は元々の要求が双発機だったので、双発で設計しているはずです。
途中で単発機の案が出たことと、初期段階で、T-50を拡張するKFX-Eというアイデアが出たという話かと。
流石に設計の差し替えをやったわけではないと思いますよ。
*1です
そもそも、予算が足りないので単発案の設計は始まっていなかった。
KFX-Eはコンセプトモデルだけでしたから、設計をやったわけではないでしょう。
単発案も報道でちらっと見かけただけでしたから、検討されたかもよくわかりませんね。
トルコのカーン(TFX)というコンペティターが飛ぶと大変そうですね。
KAANはBAEシステムズがガッツリ噛んでいますから、結構有望だと思いますよ。
タキシングテストも良好みたいですし。
エンジンがEJ200なので、実績はユーロファイターで積んでいて問題なし。第5世代戦闘機だとされていますから、KF-21の立場は厳しいでしょうね。価格はKAANが単価1億ドルだと言いますから、価格勝負ならなんとかなるかも?売れてコストが下がれば勝負にならないでしょうが。
こんにちは。
多少高くても、諸外国に買ってもらえるいい手があります。
アメリカ製、何なら西側製の装備を外して、どっかのレッドチームの出所の怪しいのを載っければ良いんですよ。
そうすれば、西側の規制の全ては御破算。
ナンボ売っても誰も文句言いません。
※エンジンはどうしょうもないか。いっそ赤いのか寒い国のに載せ替える?
ブラックボックス開けて怒られるより相当マシだと思いますけど。
※本当にやりかねないのが怖いですけど<赤い電装品
おはようございます。
KF-21について、秀逸なDaum記事をご紹介します。
https://v.daum.net/v/20230825060901457
この記事を書いた記者は、KF-21の現状と将来性を客観的に見ていると思います。
開発コストは、開発期間の延長や海外製装備の使用で上昇しますし、
また性能向上バッチを行うたびに生産コストは上昇します。
次世代戦闘機や能力向上型の登場により、市場競争力は低下します。
結論として、記者はイノベーションによるコスト削減によってしか、
KF-21の生き残りはムリ筋と見ています。
韓国の技術開発力は世界に勝てるか?、匹敵するか?、というヘルモードな話です。