KF-21艦載機の開発計画?!

空軍

なんというか、妄想たくましいな。

KAI開発KF-21ボラメ、軽空母艦載機することができる

記事入力2021.10.04 午前10:02

1993年、米国は傑作戦闘機F-4ファントムIIをある海・空軍、海兵隊公共の戦闘機を作ると言って「合同打撃戦闘機」(Joint Strike Fighter・JSF)導入事業に乗り出した。その結果、登場したF-35は、色々な面で妙な戦闘機だ。2007年試作機(F-35A)初飛行以来、開発事業は、これまで、現在進行形である。F-35は、ブロック(Block)に基づいて順次性能を高めていく開発方法をとった。しっかりとした武装を装備戦闘任務を遂行することができるブロック3Fバージョンは2017年になって出てきた、多目的戦闘任務に投入することができるブロック4版は、来年から製作される予定である。主力戦闘機として必要な武装・センサーの能力拡充は2020年代半ばにはなければならない可能見込みだ。2020年以前に導入したF-35は、1〜2年ごとに着実にアップグレードを受けなければならない。

「NAVER」より

前半はF-35の開発が上手く行っていないことについて言及している。そして、価格が高くなりそうだから、自前で開発しろという結論になっている。

スポンサーリンク
同カテゴリーの人気記事

この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

<同カテゴリーの人気記事>

スポンサーリンク
スポンサーリンク

存分にやりたまえ!

KF-21は未完成

確かに、F-35戦闘機はブロック(Block)という単位で順次性能を高めていく開発手法を採用していて、現在はブロック3Fが最新版で、ブロック4の開発に時間がかかっているのは事実だ。

が、各バージョンともブロック3から初期作戦能力を獲得しているので、今現在も作戦に投入可能。もちろん、F-35戦闘機の完成形と宣伝されていた「友軍の追跡能力」やら「全方位での脅威のパッシブ探知/反応機能の強化」というところに至るにはブロック6まで待たねばならない。

JSMやB61核弾頭などの運用能力付加まで空対地攻撃能力の強化されるのはブロック4からであるため、これも先の課題ということになっている。

つまり、F-35の完成形と比べれば確かにF-35は各バージョンとも不十分ではあるだろう。

でも、既に作戦遂行能力は獲得しているし、アメリカ軍では実際に運用がなされている。

別の機会に触れたいが、護衛艦「いずも」の発着艦訓練もやった事が紹介された。つまり、曲がりなりにもF-35は既に「使える」戦闘機なのである。

今のように、F-35B 1機種のみ眺める軽空母の導入事業を大幅に修正して代案を模索するべきである。韓国航空宇宙産業(KAI)が生産した国産戦闘機KF-21艦載機モデルを開発するほうがよいことでもある。

「NAVER”KAI開発KF-21ボラメ、軽空母艦載機することができる”」より

まだ、初飛行も終わっていないKF-21戦闘機を引き合いに出して艦載機モデルを開発しろ!というのは相当無理があるんじゃないかな。

KF-21ネイビーの計画

そういえば、F-35C相当のKF-21ネイビーを開発するという話も過去にはあったな。

F-35C戦闘機はF-35の艦載機バージョンで、低速時の揚力の増加と安定性の強化のために主翼などが大型化されているタイプである。公式の発表はないが、F-35Cは開発に失敗したと噂される程に様々な問題を抱えている状況で、初期作戦能力を獲得したと言われているけれども、トラブルが完全に解消したというわけではなかろう。

そういうところに目を付けたのかは知らないが、「KFXネイビーを作るぞ!」という珍妙な記事が報じられた。

米国で開発された最新鋭ステルス戦闘機であるF- 35は、空軍のバージョンがF- 35A、海兵隊用のバージョンF- 35B(垂直離着陸機能を追加)、海軍のバージョンF- 35C(翼折り畳み機能を追加)に分かれている。「KFXネイビー」は、F- 35のF- 35Cに該当することになる。

「KFXネイビー」が開発される場合には、韓国型軽空母艦載機(空母に搭載されている戦闘機)の選定が有力F- 35Bとの競争構図が行われるものと予想される。

「NAVER”国内防衛産業、軽空母の韓国型戦闘機の開発検討 「勝算ある」”」より

まあ、勝手に造ったら宜しいんではないでしょうか。

そもそも韓国には軽空母も未だ存在しなければ、KFX改めKF-21すら初飛行していないのである。なんというか、希望を口にするのは自由なんだが、もうちょっと現実的な線で物事を考えられないのだろうか。

KF-21ネイビーか、KF-21艦載モデルかは知らないが、頑張って開発するにしろ、まずはKF-21を完成させてから次を考えたらイイと思うんだ。何しろ、KF-21は艦載することを前提に考えて設計されていない。故にKF-21の設計から大幅に手を入れなければ空母の上で運用することは困難だろう。

売って貰えるかどうかも不明なF-35B

ちなみに、韓国がF-35Bをアメリカから20機購入することを決定したというが、アメリカ議会から許可されたという話は聞かない。

そして、20機のF-35B購入出来たとして、F-35A同様にメンテナンスの問題を抱えることになる。それはこの記事にも書かれた通りである。

2020年以前に導入したF-35は、1〜2年ごとに着実にアップグレードを受けなければならない。

「NAVER」より

そのアップグレードはいったいどこでやるんですかねぇ?

日本でやることを拒んでいる以上は、オーストラリアかアメリカ本土の何れかを選ばねばならないわけなんだけど、これを定期的にやらねばならないのはかなりのコストを要する。ステルス用の塗料は定期的に塗り直さねばならないのだけれど、これが出来るかどうかもよく分からない。

況してやF-35B戦闘機はF-35A戦闘機と比較しても、構造が複雑な分コストがかかるし、頻繁なメンテナンスが必要であろう。

こうした話を踏まえると、確かにKF-21の艦載機バージョンを作った方がコストが安くなるのかも知れない。ただし、韓国にその経験があれば可能なんだろうけれど、残念ながらないんだよねぇ。まあ、頑張って。

追記

ちょっと面白い情報を掴んだのだけれど裏がとれていない。よって、追記という形でお茶を濁しておきたいと思う。

一つはこれ。

1分少々の妄想全開のKF-21に関するPR動画で、韓国の防衛事業庁が公開したものだ。その中にチーミング構想と空中給油の構想まで紹介されていた。

チーミングでKF-21を先頭に無人機が追従飛行している様子が描かれているわけだが、CGはなかなか気合いが入っている。なお、アメリカのX-47ペガサス無人機に似ている感じの無人機だが、多分韓国軍が開発中の「カオリーX」の発展型のイメージなのだろう。

写真】韓国もステルス機を開発中 「カオリ-X」

2020.08.19 14:37

韓国産ステルス機「カオリ(エイの韓国語)-X」は未来核心技術分野の「低被探知(ステルス)無尾翼技術試験機」に分類され、今後、無人ステルス監視・偵察機および戦闘機などに発展させていくと予想される。

「中央日報」より

支那が開発している機体にも似ているといえば似ているかな。

そういえば過去に、このブログでも取り上げたことがある。

妄想として登場させるのはアリだね。

もう1つはこちら。

空中給油の様子をCGで示している訳だが、これもかなり高度な技術を要するのでそう簡単ではない。頑張ってみる価値はあると思うけれど、最初は飛ばすことじゃないかな?

そうそう、忘れてはいけないのがKF-21が搭載するレーダー、国産「AESAレーダー」である。韓国のハンファシステムが開発を請け負って、イスラエルのエルタ・システムズに技術協力を求めていたアレだが、どうやら完全な国産化を目指すようだ。

韓国語は読めないのだが、イスラエル製のコントローラなどを流用していたらしいのだが、現在の方針は完全国産化を目指すことらしい。いやー、頑張ってね?

コメント

  1. こんにちは。
    どんな陸上戦闘機でも、頑張って改造すれば艦載機に出来る……わけはなく、アレスティングフックもラウンチバーも(CTOL・カタパルト射出の場合)それなりに最初から強度を保証された構造のところに付けないともげますからねぇ……
    それが嫌で(カタパルトがないってのもありますが)ソビエト・ロシアの艦載機はスキージャンプ発艦ですが、それだってアレスターは必要、昨今の陸上機は緊急着陸用にフック持ってますが、あくまで緊急用ですから……
    それに、そういえば、件のネタ母艦に搭載するヘリがなくて、防塩処理されてない陸上型ヘリでお茶を濁してた事も合ったかと記憶してます。
    その辺のノウハウもないと、アルミ合金はあっさり錆びて腐りますからねぇ。
    複合材なら錆びないかもですが、今度は湿気にどれくらい保つか。
    本音で言うと、そういう大言壮語吐けるメンタルと、形だけでも予算計上出来る政治的自由度は羨ましいし、どんな「駄作機」が出来るかワクテカしながら様子見、と言うところではあります。

    • そうですね。艦載機ならそれ専用で設計すべきだと思いますよ。
      そう言う意味では日本にもその経験は殆ど忘れ去られていますから、F3戦闘機を艦載用に改造しよう!とか言われたら「バカじゃないの」といわざるを得ないでしょう。

      ただ、そうした問題はさておき「欲しいから作ろう」といえるスタンスは素晴らしいと思いますよ。

  2. 素晴らしく能天気な話しですね。
    着艦?アレスターフック付ければOK!
    発艦?カタパルトなら、電磁式は無理でも蒸気式なら米海軍から技術移転してもらえる(願望)からへーきへーき!くらいに考えてそう。
    機体構造の8割くらいを再設計になりそう。
    米海軍をして「制御された墜落」と言わせるほど衝撃があるらしいので、
    陸上型ではそこら中の強度が不足するでしょうね。
    それともK2の様に20年以上かけて開発するんでしょうか?
    どう転んでも楽しませてくれそうではありますので、
    是非とも艦上機開発に舵を切ってもらいたい。

    • いっそ羨ましいくらいの話ですよ。
      とにかく計画をぶち上げて、そこで成功した気になる。
      技術がなければ外から持ってこればいい。

      でも、実際に苦労しないと技術の本質は理解できないから、いつもあんな感じだと。
      ネタ作りにはもってこいなので、是非このまま続けてほしいものです。

  3. 木霊様、皆さま、今晩は

    「制御された墜落」とアメリカ海軍が言っているのですか。
    飛行機の着陸って「ゆっくり落ちている状態」と友人の飛行機屋が言っていたので、着陸自体が「制御された墜落」ではあるのでしょう。

    上下方向の衝撃も問題でしょうが、アレスターフックによる強烈な減速Gの方が問題なのかな、と考えたりします。フック取付部の強度だけではないでしょう。フック取り付け部分より前は引っ張り、後ろは圧縮、翼などは曲げの力がかかります。これに加えて上向きの力もかかるわけです。当然エンジンにも力が加わるので、陸上機と同じエンジンでいいのかしら。・・・艦載機仕様のエンジンがあったりして・・・

    垂直離着陸機ならば、そんな力は加わらないので、垂直離着陸機を作れば・・などと、そそのかしてみたくなります。多分、もっと面白い。

    いずれにしても、演目が増えるのは歓迎ですね。

    • 制御された墜落とはまた。
      しかし、揚力を少しずつ失いながら降りてくるわけですから、なかなか繊細な理屈がそこにはあるのでしょう。
      それを動いている艦上でやろうというのですから、そりゃ難易度は上がるわけです。

      「演目」とはなかなかひどい話ですが、ぜひともこのまま演じきって欲しいところです。

  4. 米軍でも空軍機として試作したYF-17を艦載機に仕立ててF-18としたら、あちこち補強を入れて相当重くなって、その当時必須項目とされていた格闘戦能力がガタ落ちになってしまい、関係者を唖然とさせたとか。
     まして艦載機の経験が無い韓国がKF-Xを、というのは、「まぁやってみたら、何事も経験です」としか言いようがないですね。

    • F-18って、スパホに改造される時にかなり手を入れられたという話は聞きましたが、色々苦労したのですね。
      YF-17コブラは確か空軍用の機体だったと。

      まあ、韓国の場合は何にせよKF-21が出来上がってからの話なのでしょう。

  5. 総裁選→党人事・組閣そして副大臣&政務官の人事が完了し、いよいよ岸田新政権への審判を待つところまできましたね。
    そんな中でコーヒーブレイクで一息つけるネタ記事UPありがとうございます。

    大胆且ついつもの妄想的希望なんですが、これはまた超お笑いネタになりそうで楽しみ。(笑)
    そもそも、こんなに簡単に空母艦載機&プラットホームの空母が造れるのなら、支那はもちろんロシアだってとっくの昔にやっちゃてますよねェ~。
    空母保有国のインド・フランス・イタリアだって国産戦闘機を既に配備しているはず。

    軍拡まっしぐらの冷戦中&その冷戦後でも旧ソ連・イギリス・フランスくらいしか、空母運用実績はないのが現実なのに、未開の蛮族が弓矢を捨ていきなりピストルを自主開発しようってくらい、ちゃんちゃらのお笑い要素満載ですね。(冷笑)

    それより先に長く係留ホテルと化している輸送艦(元の艦種は揚陸艦)を、艦載ヘリの戦力化を含めて運用したほうがいいと思う、マジで!!(失笑)

    • 短命な第1次岸田内閣にはあまり期待をしていませんが、出揃ったメンツを見るとなかなか面白い顔ぶれになりましたね。

      韓国のこのネタはコーヒーブレイク用なので、定期的に報じて欲しいのですが、軍の話題というのはあまり正確なのは出てきませんから、半分妄想のような話でも仕方がないのかもしれませんよ。

  6. 追従型のUCAV作ろう。って研究はXF3開発関連内にも入ってましたね、確か。オプションというかビットというかファンネルというか的なナニカの研究開発は日本でも割と真剣にやってるようです。ただまぁ、日本だとこういうのの喧伝は難しいですし、そこは素直に羨ましいかなぁ…とも思うところです。
    エースコンバット8が出る頃にはF3も形になってきてると良いなぁと。

    • F3戦闘機にロイヤルウイングマンを僚機として飛ばす話はありましたし、自前でも開発するつもりなのでしょう。
      ただ、自衛隊の無人機は結構失敗しているので、当面はアメリカのヤツを勉強するような感じになるのかもしれませんね。
      失敗上等で開発を続けられるほどの開発費が無いところが、辛いところです。