韓国のKF21を絶賛する朝日新聞の記者

報道

すげーな、ちゃんと取材したのか?

戦闘機開発で日本が韓国に追い抜かれる日

2021/05/07 06:30

韓国が開発する次世代戦闘機「KF21」の試作機が4月9日、初めて公開された。ポラメ(オオタカ)と名付けられたKF21は、インドネシアが資金分担しているが、事実上、韓国初の国産戦闘機だ。お披露目の式典に出席した文在寅大統領は「自分たちの手で作った先端超音速戦闘機を持つのは世界で8番目の快挙だ」と喜んだ。

「Forbes」より

取材したことのない僕が突っ込むのは野暮かもしれないが、色々間違っている。突っ込みどころが多すぎて、過去の記事になってしまったのが悔やまれるな。

まあ、いいや。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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援護射撃するならしっかり取材すべき(1)

ポラメはオオタカではない

先ずは最初から行こう。

なんと、1行目から間違っているのはどうなのよ。

韓国型戦闘機KF-21の試作機が公開されたのは事実だが、「ポラメ(オオタカ)」というのは間違っているよ。ポラメは「狩り用の若い鷹」の意味だ。まあ、完全に間違いというわけではなく、鷹狩にはオオタカが使われることがあるので、細かい突っ込みをするのは野暮かもしれない。が、ソウルにはポラメ駅という駅とポラメ公園という公園があって、「若鷹」の意味だと説明されている。

そもそもこの名前の由来は、若鷹が韓国空軍の象徴であり、その空軍士官学校がポラメ公園の近くにあったことが由来だとされている。韓国大好き朝日新聞なら、それくらいのことは勉強しておこうぜ。

ちなみに、オオタカは韓国語で「チャムメ」とかそんな感じの言葉だったはずだ。自信は全くないが……。

インドネシアは分担金を出し渋っている

で、次の文脈もどうかと思うわけだ。

インドネシアが資金分担しているが、事実上、韓国初の国産戦闘機だ。

「Forbes」より

インドネシアが「共同開発」という名目で分担金を支払う約束をしているのは事実だ。だが、まだ資金分担はしていないぞ、「まだ」ね。

そして、「韓国初の国産戦闘機」というのもどうかと思う。

戦闘機の括りにしていいかは悩ましいところはあるけれども、FA-50軽戦闘機が名目上は韓国初の国産戦闘機である。いくら練習機に兵器を積んだだけのシロモノとはいえ、韓国がそう主張しているのだから。

いや、もしかしたらT-50高等練習機はロッキード・マーティン社が設計したため、その対象から外したという配慮かもしれないから、完全に間違いとまでは言い切れないね。

世界で8番目!

そして次。

お披露目の式典に出席した文在寅大統領は「自分たちの手で作った先端超音速戦闘機を持つのは世界で8番目の快挙だ」と喜んだ。

「Forbes」より

……まだ完成していないよ。

いや、完成するとしても、先端超音速戦闘機というのが何を意味するのかいまいち分からないし(一応FA-50も超音速である)、8番目というのもどういうカウントかハッキリしない。

超音速戦闘機のカテゴリであれば(第2世代以降)、アメリカ(F-100スーパーセイバー)、ソ連(MiG-10ファーマー)、イギリス(ライトニング)、フランス(シュペルミステール)、スウェーデン(サーブ35ドラケン)、インド(HF-24マルート)、イスラエル(ネシェル)、イラン(アザラフシュ)、日本(三菱F-1)、英独伊(トーネードADV)、台湾(F-CK-1)、インド(テジャス)と、思い当たるだけでも12カ国くらいはカウントできる。支那はパクリが多いのでカウントするか悩むが……。

正直、何番目とかどうでも良くね?1番目やら2番目ならばともかく、8番目ってどうよ。第3世代以降でカウントしても、アメリカ(F4ファントム)、ソ連(MiG-21フィッシュベット)、フランス(ミラージュF1)、スウェーデン(サーブ37ビゲン)、日本(三菱F-1)、イスラエル(クフィル)、イラン(アザラフシュ)、南アフリカ(チーター)、台湾(F-CK-1)、インド(テジャス)で、支那をここにカウントするかという感じになるので、10番目以降のハズなのだ。

ま、まあ、これは記事に対するツッコミというのは少々酷かな?韓国大統領のムン君の妄言だから。

F-35に似ているか?

さて、外形の話にもちょっと違和感を覚える。

公開されたポラメは、様々な示唆を与えてくれる。外形はF35に似た形状。

「Forbes」より

ステルス機を目指したという意味ではF-35に似ているかもしれないが、韓国自身も「ベビーラプター」などと言われている程度にはF-22の方に似ていると思う。

F-35と似ている部分を探すよりはF-22の名前を挙げるべきだと思うのだが、知らなかったのだろうか?

ま、まあ、似ているかどうかは主観も混じる話なので、良いことにしよう。

ステルス技術

そして、その次の行も気になる。

ただ、日本の軍事専門家によれば、部品の接合にはステルス技術が使われていない。武器を機体内部に格納するのは諦めたという一部報道もあり、ステルス機とすることは断念したようだ。

「Forbes」より

韓国側は、ブロック1の段階でのステルス化を諦めるが、ブロック2、ブロック3ではウェポンベイを備えてステルス化を図ると発表している。

したがってここの表現も少々違和感を覚える。

そもそも、外見はF-22を真似て作ったが、ステルス性能などは気にしなかった、つまり、ステルス機の形状を真似たけど、ステルス性能は追い求めなかったというのが正しいのだと思う。

とはいえ、ブロック2でステルス化を図るというのは、かなり無理があると思うのだ。ウェポンベイを搭載するとなれば、機体の形状から配線まで見直さねばならない。およそ実現するとは思えないのは事実だ。

したがって、「ステルス機とすることは断念したようだ」というのはある意味正しいのだが、韓国上げしたいのであれば頑張ってこのあたりの意図は組んでやれ!

個人的な意見を述べると、ステルス機というのは航空力学的な観点から言えば不利な形状であるとされている。したがって、「ステルス化を断念」というのであれば、形を真似て作るなどという愚かなことはせずに、航空力学的に有利な形状を選択すべきだった。

そういう意味では、中途半端な格好にしてしまった点は批判すべきところだろう。

なお、この次に来る「日本はステルス技術の検証に成功」との部分だが、コレも結構怪しい。確かにステルス機に繋がる技術検証をX-2でやったが、そもそもX2は先進技術実証機であってステルス実証機などではない。低RCSは目指したが、ステルスコーティングは一部を除いて行わなかった。

ステルス性の追求は最優先ではなかったのだ。

そんなわけで、そこの部分も色々間違っている。

AESAレーダーは韓国産と報道

更に次のターム。

地上と空中の目標を同時にそれぞれ識別するためのAESAレーダーやエンジンについては、米国からの協力を得られず、欧州などのメーカーから購入した。

「Forbes」より

アレだ、AESAレーダーはアメリカからの技術協力が得られなかったのは事実だ。だから韓国は「自国で開発する」と息巻いておきながら、実際はイスラエルのエルタシステムズの協力を得て、一部のモジュールのみ韓国国内で開発した。実のところ未だ戦闘機に搭載できるレベルの大きさになっているかは不明だ。

また、エンジンは最初から国産化する気はなくて、アメリカのGEアビエーション製のF414-GE-400に決めている。「欧州などのメーカーから購入」というのは、どのことをしているかは不明だ。

コメント

  1. まあアレですね、定期的に韓国アゲ日本サゲの記事書かなくてはならないノルマが有るんじゃないかな?

    • ノルマですか!
      なるほど、それは機が付きませんでしたが、実際に案外あるのかも知れません。
      スポンサー料をかなり貰っているでしょうしね。

  2. 朝日新聞の牧野愛博氏は韓国の政治情勢とかは朝日らしからぬ的確な分析とか見せるのですが、軍事関連はどうも毎回ポンコツ記事になってしまう残念な人です。

    • 他の記事も読ませて貰いましたが、確かに、軍事だととたんにポンコツになってしまうあたり、余り重視していないのでしょうかね?

  3. ウェポンベイの追加自体は、F15EやらF16Vのコンフォーマルタンクみたいな着せ付け式で行けるのかな?とも思いますが…F22に似せておきながら中に積む余裕がない。と、いうのもなかなか不思議な話ですね。一回り小型化してるとはいえ、胴体下部にはそれなりに余裕ありそうなものですが。(日本であれば、弾を積まないのなら燃料ガン積みで。と、なるところとは思いますが)

    • コンフォーマルタンクを付けるタイプですか……。
      結構な抵抗になりますし、ステルス性能も犠牲にしなければなりませんからなかなか。

      F22をパクっておいて、ウエポンベイ搭載の余裕が無いというのは、あくまで予想なので、実際にはある程度のスペースが確保されている可能性は否定できませんが、韓国だからなぁ。

  4. ま…まあ、仮想敵を過剰に強く報告するのは予算獲得の常套だし、むしろ、わざと流された情報を鵜呑みに利用されたと思っても成り立ちますね?

    • そうですね!
      これを鵜呑みにして、しっかり韓国に対しても備える必要がありますよね。

  5. 木霊様、皆さま、今晩は

    F-35の初飛行は
    概念実証機(X-35):2000年10月24日
    A型:2006年12月15日
    B型:2008年7月11日
    C型:2010年6月8日

    運用開始:
    B型:2015年7月31日
    A型:2016年8月2日
    C型:2019年2月28日
    実証機の初飛行から運用まで15~18年ほど。

    F-15は
    開発契約 1969年12月
    初飛行  1972年7月27日
    運用開始 1976年

    なんですね。(いずれも Wikipedia の情報)

    多くの戦闘機を開発しているアメリカでもこの程度の時間がかかるんです。韓国の見通しは思いっきり【甘い】
    まぁ、そうでなくては【韓国ではない】んですよね。きっと。

    • F-35は紆余曲折あって、未だに未だ右往左往している状況もありますから、なかなかどうしtて大変な機体だとは思います。
      運用コストもバカになりませんしねぇ。

      しかし、F-15も結構な時間をかけて製造しているのですな。余り気にしたことはありまでしたが。
      韓国は韓国故に色々楽しい結果に辿り着いてしまいマシが、初飛行までに何年かかるのでしょうかね。