韓国軍の次期主力戦車K2のパワーバック国産化を事実上断念?

陸軍

断念?

むしろ、未だ諦めていなかったのかと。

過酷な国産化の土台… K2戦車国産変速機事業廃棄手順

登録2020-11-16午前10:25:06修正2020-11-16午前10:25:06

陸軍K2戦車変速機の国産化事業が事実上廃棄手順を踏んでいる。現在の変速機を供給している、ドイツ企業が年内3次量産契約が行われない場合、製品の供給が難しいという立場をとったもので知られます。

「edaily」より

機械翻訳は怪しい内容になってしまうのだけれども、今回はそのまま。

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韓国の戦車、パワーパックの国産化に苦しむ

パワーパック国産化が実現できず第3次生産分も

みんな大好きK2戦車。

国産変速機は、過去の野戦試験(OT)と道路試験(DT)に成功して「戦闘用適合」判定を受けたことがある。しかし、K2戦車2次量産事業に搭載するための2017年の最後の耐久度の評価の中で通過走行基準である9600㎞に満たない7359㎞でドイツ製ボルト一つが破損され、製品出荷が失敗に終わった。

国産変速機の耐久度テストは、軽微な不具合も許さない。外国製は、単純な整備を介して中断された時点から再度テストできるようにしているが、国産は最初から試験しなければならない。先にドイツ製の変速機が比較的低い基準規格に基づく耐久試験さえ免除され導入されたもので、国会の国政監査の過程で明らかになったことがある。

「edaily”過酷な国産化の土台… K2戦車国産変速機事業廃棄手順”」より

K2戦車の一次生産分は2012年に発注されて、そこにはドイツMUT社のエンジンと、ドイツRenk社のトランスミッションを組み合わせたユーロパワーパックを採用している。100輌のK2戦車が製造されて、第2生産分こそは国産パワーパックを!という雰囲気であった。

ところが、残念な事に2018年には韓国産エンジンとドイツ製トランス民ションの組み合わせとしたパワーパックが供給されることになる。

一次生産分は2009年頃からパワーパックの国産化に躓いているということが報道されていただけに、長年かかっても未だに実現できないと言うことになるね。何しろ、K2戦車は1995年から開発開始で当初は2011年に配備されるハズだった。つまり……、延々25年も開発を続けている事になるのかな。

要求される性能は?

そもそも、韓国はK2戦車にどんなスペックを要求していたのだろう?

[イイルオのミリタリーtalk]「不良心臓」つけて出てくるK2黒豹戦車…的の前に立った?

記事入力2014.10.23 午後2:41 、最終修正2015.01.19 午後6:57

防衛産業(防衛産業)と辞書の意味で「国家防衛のために軍事的に必要とされる材料の生産と開発に貢献する産業」である。

~~略~~

今回問題になっているのは、加速性能であった。当初合同参謀本部が要求した加速に関する作戦要求性能(ROC)は0→32 km / hまでの8秒以内に到達しなければならないということだった。しかし、この会社が作った国産パワーパックは8.7秒かかり、いくらテストをしてみても、この記録は破られていない。

1970年代後半から登場した、ドイツのレオパルドIIや、フランスのAMX- 30が0→32 km / h加速に要する時間が6秒台ということを考えると、40年後に登場したエンジンは、これらのエンジンよりもお粗末なレベルに登場したという事実に驚愕を禁じえない状況である。

「NAVER」より

どうやら、作戦要求性能(ROC)について、0→32km/h加速性能が8秒以内という要求を出していた様なのだが、これがクリアできないっぽい。ドイツ製レオパルド2やフランス性AMX-30などの性能より随分と控えめにもかかわらず、これがクリアできないのは「驚愕を禁じ得ない」などと批判されているが、それが韓国の実力だからシカタナイヨネ。

問題は、8.7秒という記録がどのような環境でも来たのかということだ。地上走行試験場で行われたこの記録は平地で公差重量に近い重量の下で行われた。しかし、戦時状況になると、戦車の中40発の砲弾と燃料が緩衝され、乗務員の完全軍装等が載ることになる。

「NAVER”[イイルオのミリタリーtalk]「不良心臓」つけて出てくるK2黒豹戦車…的の前に立った?”」より

そして、この加速性能は、空荷の状態でテストされた結果らしく、実際には砲弾を満載した上、乗務員が登場する為に更に加速性能が落ちる事になる。

また、他にも要求される性能として、「パワーパックの整備を一度も行わずに9600kmを走破」するというかなり過酷な条件をクリアしなければならないらしい。……無理じゃね?ノーメンテは韓国軍としては理想なんだろうけれど、ちょっと9600kmというのは。

しかし、K2戦車2次量産事業に搭載するための2017年の最後の耐久度の評価の中で通過走行基準である9600㎞に満たない7359㎞でドイツ製ボルト一つが破損され、製品出荷が失敗に終わった。

「edaily”過酷な国産化の土台… K2戦車国産変速機事業廃棄手順”」より

7359kmの性能が出せれば寧ろ御の字なのでは?

第3次生産分はどうやら外国製に

そして、こうした要求を国内メーカーがクリアできないが為に、第3次生産分の製造が見通せないというような状況になっている模様。

で、ドイツ製の変速機の購入に関して、ドイツ企業から「年内に決めてくれ」と圧力がかかったことで、決断を迫られていると。ドイツはドイツで国内の軍事産業は壊滅的な状況で、海外に兵器を売ることに必死らしいのだけれど、国産戦車にもパワーパックが載せられないとなると、もはやラインを閉じるしかないとかいう状況なのかもしれない。知らんけど。

更に、ドイツの変速機の方が国産の変速機よりも安い事もあって、ドイツ製変速機の方が性能が高くて安い(300万ウォンほど安い模様)とあれば、どう考えたってドイツ製を選ぶしかない。

K2戦車は当初600輌ほど製造する予定だったのだけれども、予定外に高価になってしまったため200輌作って終わりという方針が出された。

一次生産分で100輌、二次生産分でも106輌程度製造される予定だったはずで、三次生産分をどこまで予定しているのかは知らないが、前述のような状況なので多分、国産パワーパックはまたも見送られ、数量的にはこれで打ち止めって事になりそうである。

国産パワーパックの開発だけは続けるのかも知れないけどさ。

韓国期待の国産戦車、第2次量産分も「100%国産」かなわず=韓国ネット落胆

配信日時:2019年2月13日(水) 0時10分

~~略~~

記事によると、韓国の防衛産業庁は先月、韓国製のエンジンとドイツ製の変速機の「混合パワーパック」を搭載したK2戦車の走行テストに成功した。2月末に氷点下32度でのエンジンテストに成功すれば、今年6月から第2次量産分106両が順次実戦配備される。

「レコードチャイナ」より

混合パワーパックねぇ。確かに、韓国製エンジンにドイツ製の変速機を組み合わせれば「混合」ということになるのだろうけれど、実情を考えるとどうにも腑に落ちない評価である。

先日言及したが、国産パワーパックと呼ばれるものの中身は、しかし実はドイツ製の部品を使っていることが既に発覚しているだけに、どれだけ国産化に意味があるのかは不明。

その辺りはこの記事で言及している。

残念だったね。10年以上もパワーパックの開発に苦しんでいるらしいが、そもそも要求仕様に無理があるのだということに気がつかないのかな。ノーメンテで5000kmとかにして、パワーパックの積み替えを前提に作戦を立てれば良いじゃ無い。

コメント

  1. パワーパックの問題ではなく、他の部分の剛性不足とか異常振動とか重量配分とかに問題の多くがあるような気がしてならない。要は素性が悪い。

    • まさにそうなんでしょうね。
      まさかパワーパックだけが問題、なんてことは無いわけで。
      韓国の自動車を見ても明らかですが、スペック云々はともかくとして、全体的な完成度から見ると結構ショボイ感じでして、色々なところのデキが甘い感じです。部分的には様々な国の部品を採用しているわけですからそこまで問題では無いようですが、トータルの技術レベルはガッカリですね。
      戦車は更に高度な技術を必要としますから、そりゃ結果は推して知るべしですよね。

  2. エンジンはディーゼルなの、コモンレールを作れるのか?これもボッシュのコアモジュールを採用しての組み立てなら同じじゃない?

    • エンジンの詳細を見たことが無いのですが、ディーゼルエンジンである事は間違い無いでしょう。
      そして、コモンレール云々の辺りも不明ではありますが、かなりの部分で外国メーカーの部品を組み込んでいるんじゃないかな?とは思います。
      ただ、コモンレールだけではなく、エンジンブロックなどの部品はどうしても自前で作らないとダメですから。

  3. もうk3戦車を計画していた様な?
    ハイブリットで光学迷彩!とかぶち上げていた気がしますが。
    ところで初期の計画の装備を全て装備したフル装備型は生産されるのでしょうかね?

    • K3戦車計画については、確かに存在したようですね。
      Wikiによると、開発チームはいつの間にか解散されていたようなので、当面はK3戦車という話にはならないのかなと。

      光学迷彩技術に関して、今のところまともに実現する見込みは薄いようですね。実験室レベルであればともかく、兵器に使えるところまでは覚束ないんだとか。

  4. ドイツ製の変速機と言っても韓国が採用したのはバスとか重機の変速機が専門のメーカーで戦車は二次大戦中にしか経験がないZFフリードリヒスハーフェン社、あとK2戦車用に新規で開発なんか依頼したら高額になるから韓国は既存の重機用の変速機を流用させてコストをケチったと想像してしまいます。
    *実際K2戦車用に変速機をZF社と共同開発していたら戦車先進国ドイツとパワーパックを共同開発したニダとか言いそうなものですけどね。

    あと重機の変速機がベースになっているとしたら重機で必要ない0-32Kmの加速性能なんか出なくて当然となります。(ZF社は超巨大重機用の変速機やF1等のモータースポーツ用のドライブやシャーシも提供できるくらい技術力自体はありますからK2戦車用に新規で開発していたら問題は起きなかったも)

    • そうでしたね。ドイツ製変速機とか、韓国が開発している変速機とかいう話の中で、ギアにZFフリードリヒスハーフェン社のものを採用しているとか。
      結局、修理依頼をしたkら怒られた、という様な話だったはずですが、パワーパックの小型化を目指しているそうですから、いろいろと強度を犠牲にしてしまった疑いが。

      ご指摘の通り、最初から戦車用のギアを開発してくれと依頼していれば異なる結果になった可能性は……。
      まあ、今からでも遅くはありませんから!

  5. 完全国産化開発計画からすでに30年近くで実用には数々の大問題だらけ...、ここまで来たら次期「K-4戦車開発移行」をぶち上げればいいのにねェ~。(と言っても成功するかはほぼ不明で無責任です-冷笑-)

    ソウルから近距離の北朝鮮軍侵攻に対抗するには、国土&首都防衛で実力がある戦車は必須なんですが、未だにこれほど迷走している様では北にあざ笑われているんじゃないかなァ~。
    かろうじて米韓同盟があるとはいえ今の米韓関係の軋轢がある以上、在韓アメリカ軍は陸上戦に加担しないと思いますから、自力での祖国防衛にとって相当深刻な「主力兵器の欠陥」は悲惨な状況だと思いますけどねェ~。

    軍事兵器に限らず最初からタチの悪い装置・装備は、一般の産業界でもそれまでの投資をスッパリ無駄にしてでも、いち早く切って方向転換するのが大怪我をしない鉄則です。
    なので、最先端を目指す産業界では例え数億円かけた自動化ライン・装置でもあっさり捨てて、別プランを模索するなんて日常茶飯事でしょう。

    僕の経験ですが1台数千万円足らずの装置(上手くいけば数十台だから乗った)というビジネスをやりましたが、生産技術担当者から「おたくの装置は筋がいいから、多少のトラブルは問題ないよ」とお墨付きをもらいました。
    結果オーライで数億のビジネスとなりましたが、その生産技術担当者が余談で「他社で数億掛けたライン装置がゴミ箱入りんなんてよくある事」と軽く話された印象が残ります。(笑)

    民需と軍需の違いはあるでしょうが、30年前にこういう案件を追っかけていたど素人の僕から見ても、技術の進歩=過去技術の陳腐化を初め、そもそも致命的な筋の悪さを見切れないのが南朝鮮らしいと思いますね。(嘲笑)