ついにK-11事業中止へ……中止したんだよな?

陸軍

遅いよ。

韓国が「名品」と誇っていた国産兵器、事故が相次ぎついに事業中止へ

配信日時:2019年5月30日(木) 8時40分

2019年5月28日、韓国・MBCによると、韓国の技術で開発され、韓国軍が「10大名品兵器」だと誇っていたK‐11複合型小銃に事故が相次いだことを受け、防衛産業庁が「使用中止」の結論を下したことが分かった。 

「レコードチャイナ」より

まあ、結果は分かりきった話だったので、この記事は短く行こうか。

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K11複合型小銃は設計から破綻

アメリカの同じコンセプトの銃は早々に計画中止に

このブログでも大人気のK11複合型小銃。

お笑い韓国軍(陸軍編第二部)
三部構成に再編してお送りするお笑い韓国軍(陸軍編)の第二部である。 第一部に引き続いて凄いネタ満載なのだけれど、それが韓国軍の真骨頂。でもまあ、話半分で聞いて下さいな。まずは、本シリーズのリンク先を紹介しておこう。...

とにかくネタを提供してくれるアイテムで、一番の問題は銃の重さだった。何しろ、 空砲時で6.1kg、弾を装填するとなんと10kgを超える 。こんな銃を持っていたら、筋トレしながら作戦を実行するようなものである。

これが近接戦闘型の小銃と言うところが、そもそもコンセプトとして間違っているのだ。

え?有効射程は300mだから近接戦闘じゃない?

確かにアメリカ軍が使う、例えばM16自動小銃は有効射程500m、その後継に検討されていたH&K HK416は有効射程300mと、スペックだけなら他の銃と遜色ない。

だけど、コンセプト的にはタマをばらまいて面制圧し、遮蔽物の上から炸裂する砲弾で物陰に隠れている敵をもぶっ倒すというタイプである。間違ってもロングレンジから精密射撃するようなシロモノでは……。

だとすると、振り回すのに重りついているのは害悪というかなんというか。流石のアメリカも複合型(XM29 OICW)は早々に諦めグレネードの方だけ(XM25 IAWS)開発を進めるという選択をしたし、その後、それも爆発事故によって開発中止となった。

韓国では紆余曲折

アメリカでも紆余曲折はあったようだが、韓国ではコレが更に迷走したようだ。

記事によると、K‐11は2010年に部隊に配備された後から問題が絶えなかった。弾丸が発射されなかったり、磁石を近づけただけで発射したりするなどの事故が相次ぎ、負傷者まで出たため13年に配備が中止された。その後、韓国軍は性能を補完し、14年に試演イベントを行った。

~~略~~

しかしその後も、核心装備である射撃管制装置が衝撃で壊れ、弾丸発射時に銃が爆発する事故が発生した。さらに今年4月にも、防衛産業庁が「50回以上射撃した場合、リチウム電池の内部の圧力が増大し、爆発する可能性がある」という別の欠陥を関係機関に報告したという。 

「レコードチャイナ」より

再三再四リコールをした上で、結局、設計の見直しまでやったにもかかわらず、開発は中止。

去年、2018年8月には戦力化中止の決定が下されていたはずだが、今年になってもいじましく研究は続けていたようだ。

ところが、リチウム電池の内圧が上がって爆発する残念仕様が発覚。

その後、防衛産業庁と関係機関はK‐11事業の継続をめぐり協議を行い、防衛産業庁が「事業中止」を決定した。ただ現在は監査が行われている段階で、最終判断は監査院の発表後に下されるという。 

「レコードチャイナ」より

流石に事業中止が決定されたのだが……、最終判断は未だなんだって!

なんだってー!

10年近く研究を続けて、どうにもならずに中止になると思ったら、今なお最終判断を下せないのか。

流石だな!

コメント

  1. 暇人 より:

    XM25もグダグダでしたけどね。一応アフガンで試験運用した際は高評価でしたが、暴発事故の後はグダグダ。そうこうしている内に、そもそもXM25自体が国際条約違反なんて言い出していましたし(400g以下の爆発物を投射するのはサンクトペテルブルグ宣言(1868年。。。)違反だそうで)。
     まぁ条約なんざ知ったこっちゃねー韓国向きの装備ではありましたが、ハタから見ている分には、終わってしまうとお笑いが一つ減るだけなんですけど。

    • 木霊 より:

      XM25の動向は追っていませんでしたが、高評価だったという話はあったようですね。
      そして暴発事故。
      韓国軍はこうした情報から取り残される傾向にあるようですから、K-11の事業中止は残念ですね。

  2. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    >流石に事業中止が決定されたのだが……、最終判断は未だなんだって!

    傑作お笑い兵器の一つがなくなるなんて...、僕としてはチョー寂しいです。

    >防衛産業庁が「事業中止」を決定した。ただ現在は監査が行われている段階で、最終判断は監査院の発表後に下されるという。

    兵器化判定を厳密に行う(怪しいもんですが名目上)が匙投げたけど、文クンが監査院に得意の官庁軽視の本領発揮で圧力かけて差し戻して欲しいです。
    文クンなら必ずやってくれると信じてまァ~す!!(大爆笑)

    • 木霊 より:

      いやいや、斜め上の判断をするのが韓国なので、凄い判断を未だ期待していますよ!
      ただ、ムン君はそもそも韓国軍が嫌いのようなので、事業中止は喜んで推進するんじゃ無いでしょうか。

  3. 河太郎 より:

    しかし「ブサイク」な銃です。
    猟銃であれ無人攻撃機であれ日本刀であれ…「殺傷」を目的とする武器は、
    そもそも「機能美」を有するものす。
    極限まで「機能」を追及するので、そこには自ずと「機能美」が備わる。
    プレダテターがルイジ・コラーニ的な曲線を有しているのが証拠です。
    (機能美を語ると「ナチス親衛隊の制服とか危ない話になるので省略」)
    にしては……ブサイク過ぎる!
    いったい何を求めているのか解らないです。アサルト・ライフルから、散弾銃、ボルト・アクション小銃まで扱うてきましたし、そこにはそれぞれ「美しさ」がありました。
    この銃は「多機能」なのでしょうが、
    「目的」がデザインからして明らかではなく、ひたすらブサイク!
    次いでに電子レンジ機能とか洗濯機機能を付属させたら??
    「何をしたいのか解らない」という点では最悪。知人に狩猟で知り合うた
    米国ハンター&元軍人がいますが、
    せせら笑っています。
    これ1980年代の「ソルジャー・オブ・フォーチュン誌(傭兵募集誌)」なら、
    糞味噌に叩かれているだろうね!と。
    兵器は実用的ならデザインが危なくも美しくなるのです。
    彼らの「投げやり」さが解るよと(笑)

    • 河太郎 より:

      ま、今回は銃から弓矢まで実用してきた者としての直感ですけどね。
      実用的な武器は美しいものです。
      危ない美しさではあるが。

    • 木霊 より:

      そうですねぇ、実に美しくない。それは同感であります。
      日本刀やナイフの美しさを語ると退かれますが、理解してくれる人もいます。ご指摘の通り、「アブナイ美しさ」ではあるんですが。
      韓国人のそうした意識はベクトルが違うのでしょう。