台湾、韓国から購入した鉄道車両がまた故障

ヤバイ韓国建築物

まあ、韓国製ですから。

韓国から購入した「最も美しい列車」にまた故障、1年間に700回、安全性に懸念―台湾

2022年4月6日(水) 11時20分

台湾が韓国から高額で購入したEMU900型電車に故障が相次ぎ、市民の間では安全性への懸念が広がっている。中国メディアの観察者網が5日付で伝えた。

「Record China」より

……まあ、韓国製ですから。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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トラブルは700箇所以上?!

最も美しい列車!

まあ、ソレを美しいと感じるかどうかは人によると思う。

さておき、台湾が導入した韓国製の電車はEMU900型電車というらしい。現代ロテムが受注して10連52編成520両の大量の車両が2019年に納入されることになったのだが……。

台湾は、過去にもEMU500型電車とか、EMU600型電車などを導入して軒並み高頻度で故障するという事情や、現代精工と大宇重工がロテムに統合するときにサポート放棄をした事情があって、入札参加が禁じられていた時代があったにも関わらず、どうして韓国製の車両を選んじゃったのだろうか。

なお、実際にEMU900型電車が納入されたのは2020年10月になってからのことで、営業運転開始は2021年にずれ込んでいる。武漢ウイルス感染症の影響もあったとか無かったとか。

試運転から怪しい

しかし、遅れて納入された車両は、あっちこっちに不具合があった事が発覚。

嘘つけ!台湾鉄道の新型地方車両4号が行方不明、韓国製車両は中国製が続出

2020-11-26 12:59

「歴史上最も美しく最長の普通列車」として知られるEMU900通勤電車は、韓国 の現代鉄道から253億ドルで購入されました。新車の最初のバッチは、10月24日に台湾に到着しました。現在、テスト実行中です。意外なことに、国会議員は、手すりの揺れ、ドアパネルの穴など、4つの大きな欠陥があるというニュースを伝え、それらのほとんどが中国製であることも発見しました。

「台湾メディア:魚拓」より

中でも台湾メディアが怒っていたのは、多くの部品、例えばドア部品やエアコンなどが支那製であったことである。

韓国製の車両を買ったらあちらこちらに支那製部品が散見されていて、「安全保障上の観点から支那企業が排除されているにもかかわらず」とお怒りである。そりゃまあ、入札でも排除したし納入仕様書にも支那製を避ける様な指示があったら、怒るのも無理は無いだろう。

発注した台湾鉄道も、「主要部品は支那製ではない」と釈明する羽目になったようだが、部品の仕様を見ると、台車およびSIVは韓企業現代ロテム、主電動機および真空遮断器は東芝、ブレーキおよび空気圧縮機は独企業クノールブレムゼ、車軸および車輪は伊企業ルッキーニの多国籍分業で製造されていたという。

随分とあっちこっちの部品を寄せ集めたな。

台湾鉄道の最も美しいローカル列車EMU900は、安全のために春節が終わるまで延期されます

2021-01-09 17:34

昨年台湾鉄道が導入したEMU900通勤電車は、鉄道ファンから「最も美しい普通列車」と呼ばれていました。しかし、納品テストの結果、台湾鉄道は900型の「減速率」パラメータが700型や800型とは異なり、運転の安全性に影響を与える可能性があることを発見しました。そのため、ドイツのメーカーは台湾に来る必要があります。調整のため。意外にも、クリスマス休暇や流行の影響を受け、スムーズに台湾に来ることができませんでした。そのため、台湾鉄道は本日(9日)、EMU900が春節後まで延期される可能性があることも確認しました。

「台湾メディア」より

更に、ドイツのブレーキを採用したのに、調整が不十分でわざわざドイツから技術者を呼び寄せる結果になったのだとか。あ、車両を納入した現代ロテムも呼びつけられたらしいが、まあ、それは当たり前かな。

様々なトラブル

その他にも、元議員が「水漏れ、コンプレッサーやブレーキのトラブル、など計684件の故障が発生し、そのうち安全運行に影響する可能性があった故障は177件あった」と怒りをFacebookにぶちまける事態に発展。

まあ、僕は読めないんだけれども、結構過激なことが書いてあるようだよ。

流石に台湾鉄道側もこれに対して、丁寧な対応を心掛けたらしい。

EMU901-905の失敗に関する一般のFacebookの投稿、この局は応答しました

リリース日:2021/12/29 9:00 am

12/28午後のFacebookでのHuangGuochang氏のEMU900への2回目の投稿について、この局は次のことを説明したいと思い

684件の不具合のうち、625件は内装トリムパネルの不均一、ネジの曲がり、パブリックアドレスのノイズ、アイソレーションシールの破損など、サービス機器および製造上の不具合に起因するものです。 684件の不具合のうち、625件は内装トリムパネルの不揃い、ネジの曲がり、放送中のノイズ、アイソレーションシールの破損など、サービス機器や工作物に起因するもので、55件はマスターコントロールのないTCU、横転ODオイル漏れ、冷却システムの接触不良、MRチューブシート位置調整、TCU異常、ソフトウェア設定修正など、システム機能に起因する不具合であることがわかりました。 残りの4件は走行中または発車前に発生した故障で(うち2件は10分以上の列車遅延に影響)、その処理過程と影響は以下のとおりです。

「台湾メディア:魚拓」より

この当局から元議員に対して不具合の内訳の説明を読むと、684件もある不具合のうち、安全性に問題のある内容も幾つか見られるようだ。

いやー、大丈夫なんですかね。

天井から漏水

そう言えば試運転開始当初に天井から大量の水漏れが発生したとかそんな話もあったな。

台湾鉄道の新型通勤電車で水漏れ 空調排水口などの不具合が原因か

2021/11/8(月) 19:14配信

台湾鉄路管理局(台鉄)が新たに導入したEMU900型通勤電車で8日、水漏れが起きた。同社が同日明らかにした。空調排水口の詰まりか、換気ダクトから雨水が入ったことが原因だとみている。

~~略~~

この日午前、北部を中心に大雨が降っていた。台鉄によれば、水漏れは北湖(北部・新竹県)発七堵(同基隆市)行きの列車で発生。車両は保証期間内にあり、設計または製造上の問題による水漏れだった場合、メーカーに期限を設けた上で改善を求めるとしている。 同型車を巡っては、8月末にも安全装置「自動列車防護装置」(ATP)に不具合が見つかっていた。水漏れの発生は営業運転に投入されて以来初めてだという。

「yahooニュース」より

この水漏れ、なかなかの勢いで天井から水が零れる様子が動画で撮影されていて、どこかにどうががあったような……。

こんな感じだ。流石にこれがドレーンのトラブルというのは信じがたい。雨水が何らかの要因で車内に入ってきたのだろうと考えるのが妥当である。

転落防止ほろが外れる

で、冒頭のニュースではこんなトラブルもあったのだとか。

報道によると、今月1日、同電車の車両間に設置された転落防止ほろが外れかかっているのを乗客が発見した。

台湾鉄路管理局(台鉄)は5日に「固定装置の強度が足りず破損した。このような状況は過去に2度発生しているが、すぐに新品と交換した。機能に問題はなく、脱落の可能性もない」とする一方、メーカーの現代ロテム(韓国)に改善を求め、新型の固定装置を導入すると説明した。

「Record China」より

いやー、ほろが外れるって、どうなんでしょうねぇ。それも過去2回発生って、そもそも設計がマズイのでは?

機能部品ではないのだけれど、これは結構ヤバい。ちょっと間違えると、ホームに立っている人をなぎ倒すようなことにもなりかねない。まあ、ホーム柵があればその辺りの心配はないとは思うけれども。

なお、この前の型のEMU800型電車は日本車輌が受注して納入しているのだが、その際に台湾側から細かい仕様変更や部品指定などがあってトラブルになった。最初の2編成16両を日本車輌が納入し、その後、は台湾車両が日本車輌と提携して現地組み立てを担当しているのだが、台湾鉄道(発注側)の細かい指摘があってトラブルに発展した模様。

こういった経緯があって、日本勢はEMU900型電車の入札には参加しなかったのだけれど、これが徒となったのだろうか。まあ、納入当初には様々なトラブルはあるものである。根気よく問題点を潰していけば最終的にはトラブル無く納入はできるのだけれど……。

でも、韓国の列車って、ガムテープで補修したとか色々スゴイ話があるんだけれども、対応能力あるんですかね?台湾鉄道が苦労する事になりそうである。

追記

教えて頂いたサイトの記事がちょっと面白かったので紹介しておきたい。

入札したのが現代ロテムだけだった

当初は政治的な圧力が働いたのではないか、韓国車ありきで話が進んだのではないか……などさまざまな憶測が飛び交ったが、実態は単純明快であった。すなわち、最終的に入札に参加したのは現代ロテム1社のみだったというのだ。もちろん、台湾側は日系メーカーに対しても応札の打診を行ったが、いずれも規格や価格の折り合いが付かない、国内向け生産で忙しいなどの理由により、入札に至らなかったという。

~~略~~

現代ロテムの発表によれば、今回の受注額は1兆ウォン(約1000億円)で、1両あたりの金額に換算すると1億9000万円と決して安い金額ではない。たとえば、日本車輌製造が2011年に受注したEMU800型通勤電車は296両で約440億円、ざっと1両あたり1億5000万円ほどである。

「東洋経済」より

台湾鉄道の予算立てが不味かったんだね。

ただでさえ、日本車輌は台湾鉄道に辛酸を舐めさせられて、海外受注に慎重になっていた(アメリカでの大失敗)事もあったのだと思う。

そういった事情があって、「運が悪かった」という事もあったかも知れませんが、ちょっと台湾鉄道が無理しちゃった感じもあるんですな。安全に金をケチると、後で金がかかる羽目になるな。

コメント

  1. 台湾も、中々クセが悪いですね。どっちもどっち、因果応報ですか。

    • 台湾鉄道側の要求が不当だったのか、台湾車両側の対応が不味かったのかは、調べて見ても良く分からなかったので、「癖が悪い」かどうかはハッキリしません。
      日本車輌は巻き込まれた感じの流れみたいですけど、日本車輌はアメリカでもやらかしていますから、交渉が上手くないのかもしれません。

  2. ハイテク()な人達って、往々にして、ローテクを蔑ろにしがち。な、気もする今日この頃です。機能美という概念との相性はとことん悪いと言いますか。

    • 韓国がやらかすことに関しては「様式美」という感じですね。
      細部を大切にしないから、結構やらかすのかもしれませn。

  3. 納入前から台湾人に懸念されていたとおりになりましたね。
    どうして避けられなかったのやら。

    • 既に、前科がありましたからねぇ、現代ロテムは。
      避けられなかった理由は分かりませんが、まあ、起こってしまった事は仕方がありませんね。

  4. 木霊様、皆さま、今日は

    JR、私鉄とも、国内を走っている車両間のホロは「どんな事をしても人がこぼれない」ように作られていますが、海外ではそうではない例があるそうです。(書名は忘れたけど)宮脇俊三さんの本にありました。ホロ自体がないとか、申しわけ程度の物しかないとか。

    でも、新造車両の「固定装置の強度が足りず破損」となると話は別ですね。設計に問題があったのか、設計どおりには作られていなかったのか。指定された材質のもので作られたのか。鋼(鉄)にしても山のように種類がありますからね。ホームセンターで買えるボルトとクルマのエンジンに使われるボルトでは強度も値段も全く違いますからね。

    「コストダウン」のために安物の材料を使ったのではないかな。

    • ホロがなくても動くのは事実ですが、安全装備ですからねぇ。
      新幹線のように、空力に影響があるケースというのはさほど多くはないと思います。
      で、そうであるならば、ホロが無くても問題無いという発想は、何となくは理解出来ますよ。

      でもご指摘の様に、取り付けしてあるものが納入されて1年経つかどうかのレベルで破損してしまうのは問題ですよ。設計思想的に誤りがあるんでしょう。

  5. 入札に参加したのは現代ロテム1社のみ。

    https://toyokeizai.net/articles/-/233286?page=2

    現代ロテムはウクライナでも迷惑をかけています。

    • あー、1社だけでしたか。
      台湾鉄道側も随分とふっかけたのかも知れませんね。
      大口取引ではありましたが、納期はタイトで納入車両は多数。現代ロテムは出来ないものを「出来る」と手を挙げちゃったんでしょうね。

  6. 韓国の大物輸出と言えばK9自走砲が今や世界の大ベストセラーに近づいてますが、

    日々 銃砲弾を浴びる「兵器」の「日常整備」なんて、
    民生品の自動車で言えば大・中事故修理・オーバーホールに近い「大修理」相当ですよね。
    兵器を運用する軍なら、多少の初期不良は問題にならないかも知れない。

    でもそんな感覚で、電車やダムや原発なんて輸出するから、たまったもんじゃない。

    と言うことを理解してる国がまだ少なそうですねぇ

    • いやー、K9自走砲は性能に関しては殆ど聞こえて来ませんが、ベストセラーになったのは間違いありません。
      後からクレームが出ても、兵器に関してはかなりお金で対応出来るのでしょう。
      民間の製品は誤魔化すのが難しいので、あちらこちらからボロが出ていますね。

  7. 中東の韓国製原発は、動いているのでしょうか?
    便りが無いのは、いい知らせ?

    • バカラ原発のことですね。
      1号機は遅延しましたが営業運転を2021年4月6日に開始しましたよ。2号機は燃料搬送まで終えていますから、まもなく運転開始するでしょう(2022年3月24日の予定だった)。
      3号機、4号機は9割方建設が完了している模様。ですが、運転は2023年からの予定のようです。
      順調……とは言い難い感じなんですが、トラブル要因は概ね潰せているようですね。
      今後どうなるかは分かりませんが。