お笑い韓国軍(海軍編第三部)

海軍

韓国版イージス艦 「世宗大王級」

お待ちかね、笑いのデパート、世宗大王級駆逐艦「世宗大王」である。

ちなみに、韓国にはこのほかに「栗谷李珥」と「西厓柳成龍」が同型艦として配備されているぜ。

重武装型の「盾」

で、世宗大王級駆逐艦は、上に紹介したミサイル類の殆どを搭載した重武装の攻撃型イージスと呼ばれるシロモノ。

しかし、イージスはギリシャ神話のゼウスが娘アテナに与えた盾(胸当)の意味で、あらゆる邪悪なモノを払うとされている。

つまり、攻撃する盾、って所に既に矛盾が(笑

まあ、呼び名はともかく、この「世宗大王」には大きな欠陥がある。

1つは、イージス艦というのはイージスシステムを中核とした防衛機能があってこそ、なのだが、何故かがこの「世宗大王」は、アメリカ海軍の制式品ではなく、部分的に代替システムを導入している。それも、独自開発(自称)である。

なお、イージスシステムのキモである僚艦や僚機との識別をするために必要なデータリンク機能は備えられていないっぽい。だめじゃん。

韓国版イージス  世宗大王級駆逐艦

それだけでも問題なのだが、この世宗大王級駆逐艦が問題なのは、重武装過ぎるってことだ。

例えば、似たような大きさの日本のイージス艦「あたご」と比較すると、どれほど重武装かがよく分かる。

「あたご型護衛艦」「世宗大王級駆逐艦」
搭載VSLMk.41VLS(64+32セル)
合計96セル
Mk.41VLS(48+32セル)
国産VSL(48セル)
合計128セル
対艦MランチャーSSM-1B対艦誘導弾
4連装2基 
SSM-700K対艦ミサイル
4連装4基
対空機関砲ファランクス2基ゴールキーパー1基
短距離対空ミサイルRIM-116 RAM 1基
艦載機SH-60J 1機スーパーリンクス2機

その他の兵装は似ているので省略するが……、ちょっと重武装過ぎないか?

重武装艦の概要

VLSは32セルほど増やしている模様。

だが、Mk.41VLSと互換性の無い国産VSLを積んでおり、うち16発は紅鮫なんだとか。何故そのチョイスなのかは理解に苦しむぜ。

ついでに韓国産VLSは実はSM-2やSM-3を発射できないビックリ仕様である。

対艦ミサイルランチャーは4基も積んである。上で紹介した海星の事なのだが……、718kgの海星が4連装4基ということは16本は積んである計算に……。

対空機関砲のファランクスは後期型で6,200kgだが、ゴールキーパーは、9,902kgなので、ファランクス2基12,400kgよりちょっと軽い程度。ゴールキーパーの方が後発で高性能ではあるが、ファランクス2基に代替できるほどの性能があるかは疑問だ。ただ、これに追加して短距離対空ミサイルは1基備えているが、ファランクスと合わせて運用するつもりのようだな。

トップヘビーの伝統

そして、これ程までに重武装であるが故に、船の取り回しに支障が出るなどの問題が生じているようで。

そもそもの船体の設計が重心が高くなるトップヘビーの設計となっており、これと相まって舵取りに不安が出るとか。直線番長か、固定砲台に徹するなら、アリだね。

鈍足な固定砲台

世宗大王級駆逐艦の最大速力は、公式報道の値を見る限り、海上自衛隊の保有するあたご型護衛艦と殆ど変わらない。

「あたご型護衛艦」「世宗大王級駆逐艦」
排水量(満載)10,000t10,290t
速力30ノット以上最大:30ノット以上
巡航:16ノット

カタログスペックは十分にあるって事だね。

ただ、どちらかというと「巡航16ノット」と言うところが問題で、世宗大王級駆逐艦の最大速力は、武装を全て外した場合だとかいう噂も(苦笑

多分、韓国理論では、イージス艦の機動性を犠牲にして、海に浮かぶ固定砲台として使うのだろう。

多用途なイージス艦を求めたツケ

イージス艦はそもそも空母などの護衛を目的として設計されたもので、データリンクを駆使して、「盾」や「矛」の役割分担をするシステムだ。

だが、複数用意出来ないがために、単体としての「矛」の性能を求め、コノザマである。機動力を犠牲にしてまで単体戦力を高めてしまった、韓国型イージス艦がどんな風に役に立つのやら。満載している兵器はネタ兵器ばっかだしね。

更に、この世宗大王級駆逐艦には船体に木材を多用していることが確認されており、火器満載で燃えやすいとか、どんな設計思想だ、と言わざるを得ない。

次々と起こる問題

当然、他にも問題はある。

お決まりのパクリ疑惑発覚!ちょっとは自重しろと。

防衛事業庁「その場しのぎ」の対応 

記事入力 : 2012/10/11 11:04

韓国海軍にとって3隻目となるイージス駆逐艦「西厓・柳成竜(リュ・ ソンリョン)」(7600トン)のソナー(音波探知装置)保護装置が水中の浮遊物にぶつかり破損したが、軍はその対策として、 海上のごみなどの浮遊物を避けて航行するよう指示していたことが分かった。   

リンク切れ

そう言えば、停泊できる港が少ない問題は解決したんだっけ?韓国周辺海域は、地形的にも複雑な場所が多い様だが、港の水深が浅く大型艦は色々と苦戦するようだ。

ちなみに、韓国は海洋投棄を未だに行う希有な国でもある。ゴミは大量に海に漂っているね。

この記事のイージス艦は「世宗大王」ではなく、「西厓」・「柳成竜」なのだが、ソナーの保護装置が壊れるって、どんなけちゃちな装備なのかと。まあ、保護した結果破損したと考えれば、装置は機能していると、言えるかも知れないが。

停泊できる港は無いわ、海に浮かぶゴミでソナー保護装置は破損するわ、なかなか苦難続きですな。

更に襲う様々な問題

なお、この3隻の誇るべきイージス艦は、これ以外にも色々問題があるようで。

  • 迎撃用のミサイルが搭載されていない
  • 搭載しているSM-2の発射失敗
  • 魚雷防御システムも錆びて動かず
  • 騒音問題

よくもまあここまで問題が出てくるな。

SM-2が足りないとか、撃っても目標にあたらないとか、重武装をメインに考えられているにもかかわらずこの有り様なのが何とも……。

魚雷防衛用のチャフが射出できなかったり、スクリューから出る騒音が大きかったり、潜水艦に狙ってくださいと言わんばかりの仕様なのも、笑うべきか、哀れに思うべきか。

特にプロペラの騒音はどうかと思うぞ。

去る2008年12月に実戦配備された海軍の最初のイージス艦世宗大王艦です。配備費用だけで1兆ウォン台の最新鋭艦艇が実戦に配置される三ヶ月前の問題が発見されました。プロペラの水中騒音が基準値を超過したのです。トラップの水中放射雑音は通常URNとCIS、二つに測定するために、CISすべて基準値を超えている「不満」の結果が出ました。

「daum」より

技術が無いから仕方がないね。

それでもイージス艦は増やす

計画では、未だ作る気みたいだけど、大丈夫なのか?

海軍、2020年半ばイージス3隻の追加建造推進

入力 2013.10.16 14:46

私たち海軍の最新鋭イージス駆逐艦3隻を追加で導入する案を推進しています。ますます先鋭化すると予想される領土紛争に備えて対北抑止力を確保するためです。

「Daum」より

夢を語るだけならタダだし、計画するだけなら誰でも出来るよね。

しかし、実はこの韓国型イージス艦「盾」の性能すら微妙なのだという話も。ま、簡易のC4Iを積んでいるツケですな。

イージス艦を増やす前に、ミサイルを装備しような! 噂では資金不足で予定の半分しか積まれていないらしいぜ?

まあ、2019年に入っても次のイージス艦の噂を聞かないんだけど、お金が無いのか、別の理由なのか。

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コメント

  1. 暇人 より:

    だいぶ前のエントリですが、テストがてら2014/10/14の「魚雷防衛システム」に関し、間違いがあるようですので書いておきます。
     こちらは以前ウィキでも間違って書かれていたのですが、韓国製のSLQ-261Kは射出型の魚雷防御システムでスクリュー音を欺瞞するデコイを射出するもので、日本のFAJに相当する物のようです。
     SLQ-261Kの開発開始は1993年で1999年完成とかなり早いです。日本は魚雷防御システムとして射出型のFAJ、自走型のMOD、潜水艦用もまとめて開発したようで、1998年開始で2011年完成です。フランスにもSLATという同じようなシステムがあります。米国は曳航式のAN/SLQ-25のみのようです。

     MK36 SRBOCはチャフ、フレアの発射装置で対艦ミサイルの妨害用です。韓国イージス艦では同等の欧州製のDAGAIE MK2をライセンス生産したKDAGAIE MK2を搭載しています。