【韓国海軍】スリオン派生のマリンオンを導入

海軍

韓国海軍の傘下にいる韓国海兵隊向けの水陸両用型がマリオンオンと呼ばれるヘリコプターで、2023年までに40機調達される予定になっている。

そもそもスリオンというのが韓国陸軍向けに開発が開始された韓国産の機動ヘリコプターだという事で、フランスから技術協力を得て完全国産化が目指されたものだった。そのスリオンから派生したのが防錆仕様のマリンオンである。

あ、スリオンに関しては、韓国陸軍のところで紹介しておくのでリンクを貼っておこう。

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韓国待望の国産海上仕様ヘリコプター

UH-60「ブラックホーク」を超える性能のマリンオン

初飛行は2015年ということらしい。

Amphibious version of Surion completes first flight

Posted on January 26, 2015; KAI Press Release

Korea Aerospace Industries has announced that its Korean Utility Helicopter for Korean Marine Corps has completed a first test flight successfully on Jan. 19 in Sacheon, South Gyeongsang Province.

「vertical」より

このベースになっている韓国型機動ヘリKUH-1「スリオン」だが、陸軍に既に納入されている。スリオン自身にもトラブルも色々あったけどね。

それから2年の歳月をかけて海兵隊用に使える「マリンオン」を開発したのである。

ところが、これが大変なことになってしまう。

メインローターが外れる事故発生

なんと、死者を出す事故を起こしてしまうのである。

10メートル上空からの墜落で5人死亡…韓国産ヘリ改造「マリンオンの悲劇」

2018年07月18日07時20分 

  韓国海兵隊のヘリコプターが17日に墜落して5人が死亡し1人が重傷を負った。海兵隊によると、この日午後4時46分ごろ、慶尚北道浦項南区(キョンサンブクド・ポハン・ナムグ)の飛行場で海兵隊の上陸機動ヘリコプター「マリンオン」が地上約10メートル上空から滑走路に墜落した。 

「中央日報」より

痛ましい事故ではあるが、決定的瞬間を見るとどうにも苦笑してしまう。

衝撃の事件

竹とんぼかよ!

とはいえ、メインローターが吹き飛ぶような事になると、搭乗員はどうしようもない。だからこそ、一から設計を見直すくらいの調査をしなければならないはずなのだが、これをやった形跡が無いのである。

外国製の部品のせいニダ

それどころが、外国製の部品が原因だと発表しちゃう。

韓国海兵隊将兵5人が犠牲になったマリンオン墜落原因は部品の欠陥

2018年09月21日16時05分 

  今年7月、5人の将兵の命が奪われた海兵隊ヘリコプター「マリンオン」(MUH-1)墜落事故の原因は「ローター・マスト」という部品の欠陥であることが分かった。ローター・マストはエンジンからの動力を受けてヘリコプターのプロペラを回転させる中心軸だ。 

「中央日報」より

いや、もちろんこの調査の結果がおかしかったとは思わない。ただし、フランスのAubert&Duval社は大手の部品販売会社で、高性能な部品を提供していて、世界各国に支社があるようなところである。どこの工場で作った部品なのかなーと。

邪推はともかくとして、この後の対応がすごい。

青瓦台「韓国産ヘリの性能・技量は世界最高…指摘事項は完ぺき改良」

2018年07月18日14時37分 
浦項(ポハン)で発生した海兵隊所属「マリンオン」(MUH-1)ヘリコプター墜落事故に関連し、一部で機体欠陥の可能性が提起されていることに対し、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が「現在、我々のスリオン(KUH-1、マリンオンの原型モデル)の性能と技量は世界最高水準」と述べた。 

「中央日報」より

事故直後の発表がこれである。そして、同年12月には軍の指揮ヘリコプターがスリオンになってしまう。今のところ発表は無いが、海軍はマリンオンになるだろう。ええんか?それで。

軍指揮ヘリコプター米国産UH-60で国産スリオンに変わる

送稿時間| 2018-12-02 07:00

韓国軍の指揮ヘリコプターが既存の米国産UH-60で、国産機動ヘリのスリオンに変わる見込みだ。

「総合ニュース」より

そもそもUH-60を保有していた韓国だったが、同系列のSH-60シーホークなどを検討しなかった理由が謎だ。

なお、韓国海軍にはUH-60ブラックホークが配備されているようだが、防錆仕様ではないので海では使えないのだとか。無念。

掃海ヘリコプターも開発中

さて、事故発生以来、音沙汰のないマリオノンだが、どうやら改良して掃海ヘリコプター仕様西用という計画もあるようだ。

韓国軍 大型攻撃ヘリを国外購入へ=掃海ヘリは国内開発

2021.03.31 21:03

韓国防衛事業庁は31日に開いた防衛事業推進委員会で、「アパッチ」級の大型攻撃ヘリコプターについては他国から購入する方式で、機雷除去などを行う海軍の掃海ヘリコプターは国内で研究開発する方式でそれぞれ導入することを決めた。

~~略~~

同じくこの日の会議で審議、議決された掃海ヘリコプター事業には22年から30年までに総事業費8500億ウォンが投じられる。韓国航空宇宙産業(KAI)が製作した海兵隊の上陸機動ヘリコプター「マリンオン」を基に掃海ヘリコプターの国内開発が行われるとみられる。

「聯合ニュース」より

あっ、ハイ。

掃海ヘリコプターは、機雷の発見除去と敷設に使用するヘリコプターで、機雷を積んだり重い掃海具を曳航しなければならないので大型で大馬力のヘリコプターが用いられる。

外国の例で言うと、アメリカ製のMH-53E「シードラコン」辺りが該当するだろう。

確かに、空中からの掃海は、機雷が爆発しても被害は少なく、低空を低速で飛行したり、空中停止ができることは、機雷の発見や掃海にはきわめて有利である。ただ、 MH-53E「シードラコン」の事例でもそうだが、ベースとなったCH-53E「スーパースタリオン」よりも3倍の燃料タンクを搭載するなどの改造が施され、その任務は更に大型に改修されたCH-53K「キングスタリオン」に引き継がれると噂されている。

とにかく、重い機材を運ぶことが出来るような仕様にする必要があるのだ。

でも、韓国のマリンオンって、中型のヘリコプターだよね?本当に改造できるのかな。

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