【韓国空軍】F-35Aは空飛ぶオモチャ?

空軍

いやー、スゴいわ。

【独自】韓国空軍F35戦闘機の機関砲は「こけおどし」

記事入力 : 2021/10/17 05:05

3年前に配備して以来、実弾購入なし…訓練弾も1発も撃たず

韓国空軍が米国から導入したステルス戦闘機F35Aが、数年にわたり機関砲の実弾がない状態で運用されていることが12日までに判明した。F35Aは2018年の1号機出庫式を皮切りに、現在までにおよそ30機が戦力化を終え、今年末までに計40機が戦力化される。この事業には8兆ウォン(現在のレートで約7600億円。以下同じ)の税金が投じられた。

「朝鮮日報」より

この時期恒例の野党議員による軍部不祥事暴露大会からのネタである。この手のネタがどこまで本当なのかは確認のしようが無いが、韓国軍なら、と思ってしまう辺りがダメだねぇ。

そして、悔しいことに面白い。

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機関砲は重視しないニダ!

25mm機関砲弾薬は訓練弾

さて、韓国空軍がF-35Aの導入を進めてきたことは、皆さんの記憶にも新しいと思う。

この記事、2019年4月のものだが、3月29日に納入された1号機、2号機を皮切りに、一気にF-35Aが韓国国内に届けられることになる。記事では出庫の時期に言及されているな。

それ以降、どんな運用をされていたのかはよく分からなかったが、これが初かも。

保守系最大野党「国民の力」所属のシン・ウォンシク議員が防衛事業庁(防事庁)と韓国空軍から受け取った資料によると、防事庁は2015年12月に米国とF35A戦闘機の25ミリ機関砲弾薬の購入契約を結んだ。しかし実弾ではなく教育用弾薬(訓練弾)のみの契約だったことが判明した。教育・訓練に使われる訓練弾は実弾とは弾頭の材質が異なり、目標を貫通したり破壊したりするのは難しく、殺傷力も低い。

「朝鮮日報”【独自】韓国空軍F35戦闘機の機関砲は「こけおどし」”」より

で、F-35A購入にあたって、「日本より安く買ったニダ!」とホルホルしていた記憶があるが、蓋を開けてみたら保守部品や武器の購入を後回しにした等と言うことは既にお伝えした通りである。

いつもの通常運転だな。

今回、F-35A戦闘機には、25mm機関砲の教育用弾薬のみ契約していたことが発覚。

実弾は届かず

しかし、流石の韓国空軍も、いつまでも教育用弾薬のみというわけには行かないと考えていたのだろう。一応、アメリカ側に「実弾も売って」とお願いはしたようだ。

防事庁は「2015年当時は実弾を韓国空軍が使えるかどうか米軍が認証しておらず、まず訓練弾から契約を進めた」と説明した。しかしシン議員は「当該認証は2018年末に既に出ていた」と指摘した。防事庁は後になって米軍側に実弾購入の意思を打診したが、実際に配備される時期がいつになるかは不透明な状態だと分かった。

「朝鮮日報”【独自】韓国空軍F35戦闘機の機関砲は「こけおどし」”」より

この手の報道は、後に大抵「嘘だったニダ」という結果になるので余り信用してはいけない。

防事庁が購入した訓練弾5万5100発も、昨年5月にようやく配備された。2019年12月に最初の戦力化がなされた後、5カ月間は機関砲の実弾も訓練弾も皆無の状態だったわけだ。加えて、訓練弾を使用する射撃訓練すらただの一度も実施しておらず、訓練弾の消耗量は現在に至るまで「ゼロ」だと韓国空軍は明かした

「朝鮮日報”【独自】韓国空軍F35戦闘機の機関砲は「こけおどし」”」より

記録を見ると、訓練弾すら納入時期が遅かったようで、2020年5月にようやく訓練弾が5万5100発ほど配備されたのだとか。

しかし、その訓練弾を使用する射撃訓練すら一度もやっていなかったことが発覚。

ミサイルはあるニダ!

尤も、F-35A戦闘機の真価は空中格闘戦にはないので、機関砲の訓練が不十分であったとしても当面問題になるようなことは無いだろう。

韓国空軍や防事庁の一部からは「F35Aは機関砲だけでなく爆弾、ミサイルなどさまざまな武装を搭載するので、機関砲の実弾がないというのは大きな問題ではない」という声も上がっているという。

「朝鮮日報”【独自】韓国空軍F35戦闘機の機関砲は「こけおどし」”」より

ミサイルなど様々な武装を搭載できるもんね!

ただ、以前も言及したのだけれども、韓国空軍の保有するF-35Aってブロック3Iの可能性が高いのだ。残念ながらソレを裏付ける情報を得ていないのだけれども、仮にブロック3Iであった場合、F-35Aは初期作戦能力を獲得しているはずだ。だが、AIM-9の運用能力と機関砲の射撃機能はブロック3Fからのはずなので、実はそもそも機関砲が使えないという可能性も。

そして、ソフトウエアアップデートに難色を示しているという話もあったので、実弾購入が進んでいないのは実は当たり前だった、という可能性も否定できない。

なお、F-35Aのアップデートの為には、韓国空軍はアメリカに送り返すか、オーストラリアに送らねばならない。一応、日本のFACOでやる方法もあるが、韓国軍が強硬にその手段について反対しているので、多分日本でやるのは無理だろう。

そして、韓国空軍に何かしらのミサイルはあっても、果たしてF-35Aで使えるかどうかは別である。

更に、AIM-9 サイドワインダーなども使えないとかなると、やっぱり「空飛ぶオモチャ」扱いされても仕方が無い。尤も、現状では飛行訓練がメインだろうから、今すぐに武装が使えなくても仕方がない面はあると思う。よって、冒頭の記事もちょっとはしゃぎすぎかなー、という印象だ。

北朝鮮の反発が続いている状況で、2018年3月に行われたF35A戦闘機1号機の出庫式には、防衛事業庁長・空軍参謀総長が参加しなかった。19年3月の引き渡し式には国防部(省に相当)の長官が出席しなかった。同年12月の戦力化行事では、空軍参謀総長は出席したものの大統領や国防長官は不参加だった。F35A関連の予算も削減が続いた。昨年のコロナ2次補正で2864億ウォン(約271億円)が削減され、今年の補正でも921億ウォン(約87億円)が飛んでいった。配備費用8兆ウォンの4.7%に当たる3785億ウォン(約359億円)が切り取られたわけだ。

しかし、不安なのは予算も順調に削減されていると報じられていることだ。韓国軍式「釣った魚に餌はやらない」パターンである。

F-35Aのメンテナンスには金がかかるんだけども、そんなにガンガン予算削減して大丈夫か?

そもそも、ちょっとF-35A戦闘機の購入の決定判断は早まったんじゃないの?韓国空軍としては。

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    F35Aは空対地or空対艦のミサイルキャリアがメイン任務なのですが、それでも戦闘機なんで万一敵戦闘機に遭遇した場合のドッグファイトに備えて、自己防衛手段のバルカン砲を備えているはずですよね。

    しかも、対空戦で基本のAIM-9(サイドワインダー)も使えないとすれば、敵戦闘機に遭遇したらスタコラサッサと逃げ帰るしかないでしょう。
    標的の敵基地にミサイルぶち込んでヒット&アウェイという戦法に徹しているのら、それもアリなんでしょうけどねェ~。

    でも、訓練弾5.5万発も買い込んで1発も使っていない理由が何なのか?、僕達には理解し難い深い闇としか...。

    笑かしてくれるというか本当に面白く興味深い軍隊ですねェ~。(冷笑)

    • 詳しい事がよく分からないので、もうちょっと調べておきたいのですが、韓国空軍のF35Aはどうやって運用しているんですかね。
      そういえば、日本の空自のF-35Aの運用に関しても、余り情報を聞かないです。案外、韓国軍を笑えない状況である可能性もありますな。

  2. こんにちは。

    ちょっと前に、スケールアビエーションという、模型雑誌のフリした航空雑誌で、「イスラエル空軍は、新型機を受領すると、慣熟終わるとすぐ実戦投入する」とあって笑ったのですが、まるでその逆ですね。
    確かに、武器がなければ前に出れないから、虎の子を戦闘損耗する事もないのでしょうけれど。
    センサーノードとしてのF35は極めて優秀ですから、その能力だけ生かすって事かも(棒)。
    むしろ戦力化させないために……北や中共に怒られないために……いやいや、うがち過ぎか……

    空自の機体もアップデートは随時必要なはずですが、それらも含めて、韓国軍の明日はどっちだ!って感じですね。

    • センサーノードとしてのF35Aの機能を期待するなら、データリンクを活用できる体制になっていないとですね。
      ところが韓国のデータリンクはF-15や韓国版イージスくらいしか満足に使えないという噂が。
      アップデートしていかないと、十分な機能は期待できませんし、結局その辺りがネックになるのだと言うことだと思います。

  3. あーそういえば25mmでしたなーF35…と、いう。
    今までの機体と同じ20mmバルカンのままだったら色々流用できたでしょうし、韓国であれば30mmアヴェンジャーの弾もゴールキーパー用のが海軍にたんまりある…筈。ですが、25mm…
    空自は大丈夫なのかな?とも思ってしまうところではあります…他山の石。とできると良いのですが。
    35Aはともかく、35Bの武装もちゃんと米英と統一して使えるようにしておかないと、いずも型に発着艦出来たはいいけど海自機しかミサイルの補給が出来ない。とかでは意味がありませんし。

    • なんで25mmにしたんでしょうかねぇ……。
      F-15にあわせて20mmで良かったと思うんですが。

      空自もその辺りは気にしているはずですが、他山の石としなければならないでしょう。

  4. 木霊さん こんばんは!

    とりあえあず、日本にとっては朗報ですよね。是非ともKー空母にはKF-21ネイビーじゃなくF-35Cを採用して欲しい。

    元自衛官の偉いさんはK国が日本を攻撃することはない、とか評論されてますが、K軍士官クラスの職業軍人の理性的判断はそうかも知れませんが、彼軍は徴兵制。間接同盟である自衛隊P3C乗組員に、ロックオンアラートで死を覚悟させることに何の良心の呵責もないハネッ返り(士官も感情では同意してるかも)が暴走し、政治家が同乗してたりして引くに引けなく戦闘開始、、などという事態はカンタンに起こりそう。

     そのとき、まだ米韓同盟が破綻してなければ、米軍が日韓両F-35Cのセンサー・フュージョンや敵味方識別装置を無効化し、、、、、普通のドッグファイト戦闘となり、K国の機銃経験が低いと自衛隊やや有利。
     米韓同盟破綻してれば自衛隊圧倒的有利。

     、、、やKF-21ネイビーは、もしやこの状況を想定した計画なのか?