【韓国軍】NEW蔚山級フリゲート艦の建造開始

海軍

韓国のネーミングルールはややこしいな。蔚山級フリゲート艦って、仁川級の前級だったハズなんだけど、今回のはニューバージョンらしい。

HHI Starts Construction On ROK Navy’s First FFX Batch III Frigate

26 Apr 2022

The ceremony, which was presided over by officials from the ROKN, DAPA, and Hyundai Heavy Industries (HHI), involved laying the first module out of a total of 63 that will eventually be brought together in the construction of the first ship in the batch. It took place on April 25th at HHI’s Ulsan shipyard.

「NAVAL NEWS」より

で、建造開始がアナウンスされたワケなんだけど、このシリーズはどうも最近上手いこといっていないんだよね。

あ、ネタ的には少し前のネタなので、皆さんご存じなのかも知れない。

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建造開始

新型フリゲート艦

えーと、関連記事はこちら。

今回の船は、バッチ3にあたるということなんだけど、何がバッチ3なのか分かりにくいので、まず軽く整理しておく。

  • 蔚山級フリゲート艦 FF :9隻建造
  • 仁川級フリゲート艦 FFX バッチ1 :6隻建造
  • 大邱級フリゲート艦 FFX バッチ2 :5隻建造(8隻建造予定)
  • 新型フリゲート艦 FFX バッチ3 :

とまあこんな感じになっている。恐らくだが、新型フリゲート艦は最低でも6隻程度は作るんじゃ無いかと思われる。

ちょっと大型化?

で、前級の大邱級フリゲートと比較してどうかと云うことなのだけれど、どうやら少しだけ大きくはする気らしい。

バッチIIIは、長さ129 m、幅15 m、変位3,500トン、最高速度30ノットになります。その主要な兵器には、Mark 45 5インチ主砲、艦対艦ミサイル、および新しい近接兵器システムが含まれます

船自体の配達に参加する企業には、HHISamkang M&Tが含まれます。ロールスロイスは、船舶の主要な推進システムとして機能するMT30ガスタービンを納入します。

「NAVAL NEWS」より

引用した記事ではこの様に説明されている。分かりにくいと思うので表にして比較してみよう。

大きさ比較満載排水量全長最大幅
 蔚山級フリゲート 2,300 t 102 m 11.5 m
 仁川級フリゲート 3,090t 114 m 14 m
 大邱級フリゲート 3,592 t 122 m 14 m
 新型フリゲート 4,300t 129 m 15 m

段々大きくなっている様子が分かるが、大きさの拡大の比率に比べて排水量が増えていると云うことは、何か重い兵器を積む計画があるんだろうね。ハッキリは分からないがVLSを搭載するからなのだろう。

気になるCIWS-II

スペックで気になったのが、「新しい近接兵器システム」のことだ。これ、以前から噂のあったCIWS-IIの話っぽい。

開発は、韓国のLIG Nex1らしい。

韓国のLIGNex1が韓国海軍に新しいCIWS-IIを提供
LIGネクスワンが韓国海軍向けのCIWS-IIを発表

こちらの記事を見ると2030年までにこのプログラムに3200億ウォンが投資される計画になっているようだ。……えーと?確か2024年に新型フリゲートの1番艦が登場するハズなんだけど、どう考えても間に合わない。あ、上の方には2027年に開発完了予定となっているな。それでも間に合わないんだけど。

韓国内で設計されたAESAレーダーを搭載するこの兵器は、30mmガトリングガンで目標を迎撃するシステムのようなんだけど、AESAレーダー技術はKF-21用に開発されていて、それなりに自信があるのかもしれない。

MT30ガスタービンを採用

なお、主機はMT30ガスタービンを採用するらしく、これは大邱級フリゲートで新たに採用したガスタービンエンジンで、ロールスロイス製である。それ自身は実績のあるエンジンで問題は無いと思うんだけど、そもそも大邱級フリゲートで失敗したハイブリッド機構を採用するつもりだというワケなので、大邱級フリゲートでのトラブルが解決しない限りは、こちらも危ういだろう。

新しい試みとしては、統合マストを採用するという事らしいのだけれど、個人的には駆動機構の問題を解決する法が先なんだろうと思っている。

……事前情報ではMT30ガスタービンと電気推進を組み合わせる考えになっていたハズなので、基本的には同じシステムを採用する計画なんだと思う。

相変わらず輸出前提で計画しているようだけれど、輸出するなら手堅いシステムで考えるべきだと思うんだ。

コメント

  1. こんにちは。

    韓国さん、フィリピンのフリゲートも落札したそうで。
    https://grandfleet.info/indo-pacific-related/ministry-of-defense-of-the-philippines-signs-a-contract-with-south-korea-for-about-74-billion-yen-to-procure-6-patrol-boats/
    あっちもこっちも、いつもの悪癖(複数)が出ないことを祈ります。

    • おー、これは見逃しておりました。
      航空万能論さんのところはちょくちょく参考にさせて頂いておりましたが、最近はウクライナ一色という感じで、少し注意が散漫でした。
      しかしこれ、整備の問題がガッツリ出てくるのではないかなと。