韓国海軍の艦長、運航ミスを認める

海軍

この前の話の続報だね。

全く残念な話だ(笑)

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大邱級フリゲートは新進気鋭の……

一番艦にはトラブルは付きものだけれど

前回も紹介しているので詳細は避けるが、この大邱級フリゲートは、仁川級フリゲートのバッチ2という風に言われている。

本来であれば仁川級フリゲートの扱いになるはずだったのだけれど、色々な場所を弄りすぎて「新型扱いにしよう」という事になったらしい。1番艦の就役の前は、少なくとも仁川級フリゲートだったようなのだが、アレはもしかしたら報道の問題だったかも知れない。

さておき、仁川級フリゲートと似たようなコンセプトで作られていて、そもそも仁川級フリゲートが持つはずだった機能が大邱級フリゲートで加えられた、というべきだろう。

前の記事にも書いたが、仁川級フリゲートは計画時点で3,000t級だったのだが、受注時には2,300tまで小型化されてしまった。

大邱級フリゲートは2,800t級まで拡張されているので、色々やりたかったことも出来たのでは無いだろうか。

実戦投入後に色々トラブルを起こす

で、待望の大邱級フリゲートは、就役後にトラブルが多発することになる。

  • 推進システムのトラブル
  • タービンブレードに23箇所の損傷
  • 海水が内部に入ってくる不具合

こうしたトラブル事態だけではなく、何度もドッグに出入りするような状況だったみたいだけれど、更に船長の操船技術なども問題視されるような話になったのが今回のニュースのようだ。

3400億ウォンの大邱艦、5ヶ月で​故障… 「艦長、運航ミスを認め」

入力2019.05.23 11:21 | 修正2019.05.23 16:20

~~略~~

そうして戦力化から5カ月ぶりの1月に、推進システムを用いた運用できなくなった。当時プロペラを回すモーター付近の部品の過熱が生じ駆動を停止していたことが分かった。

「韓国語版朝鮮日報」より

これが、前回の記事が出たときはギアボックスの不具合と考えていたのだけれども、どうやらそうじゃ無かったようだ。

しかし、海軍と国防技術品質院、防衛事業庁などは大邱する問題の原因を機械的な故障ではなく、「外力(外力)によってスクリューの損傷」が原因であると結論した。

「韓国語版朝鮮日報」より

つまり、「船のせいじゃない」と。

本当なんですかねぇ?

船体に大きな傷

しかし、前の記事でも船体に大きな傷があったというような話も出ていたし、今回のニュースもそれに近いことが表現されている。

大邱は、1月25日鎮海軍港から別の桟橋に移動しながら、水深が低いところを通過し、この過程でスクリューが海底面に触れたものと推定される。海軍の関係者は「当時の水深が大邱艦制限値である5〜6m程度であった」とし「艦艇が水深の中でも制限値に近い側にターン(turn)したときにスクリューが(海底面を)すれ違っことで見ている」と説明した。

「韓国語版朝鮮日報」より

スクリューで海底をひっかいたと言うことらしい。

しかし、船体の底に傷がはいるような事態になったとすると、座礁の心配すらあったことを疑わせる話。

これと関連し、海軍の関係者は、「推進系統が最適化されている状態で、船の変形したとなると、その影響が推進系統まで伝達されるだろう」とした。

「韓国語版朝鮮日報」より

まあ、普通はスクリューにダメージがあれば、その軸に対してもダメージを心配するという事にはなるのだろうけれど。

スクリューに外力が加わって動力系統に損傷が来た事例があるかについては、「大邱艦が海軍戦闘艦初のハイブリッド艦であるため、これまでの事例と直接比較は難しい」と述べた。

「韓国語版朝鮮日報」より

ハイブリッド艦だから従来のことは参考にならないね!などと言っている。

当時は問題無かった。

そして、艦長はこんなお話をする始末。

当時大邱艦長は翌日自主的に潜水士を動員して船底(船底)の検査をし、スクリューの異常かどうかを確認したが、肉眼では確認ができないしたと伝えられた。

「韓国語版朝鮮日報」より

潜水士は何を見たんですかねぇ。船を持ち上げたらスクリューに複数の傷を発見したと前の記事にあったので、「見なかったことにした」と、その様に考えても良いかも知れない。

ただまあ、艦長が心配したと言うことは、それなりのことを実感していた事実を示し、これが認定されたので、艦長が事実隠蔽をしたという話に繋がってきたようだね。

ただ、逆に言えば、その当時は動いていた可能性は示唆している訳で、何が起こってトラブルに繋がったかをしっかり把握できていない可能性はまだあるね。

ぶつかったダメージでスクリューが変形し、これを無理矢理動かしたから傷が広がったのだという理解の仕方も出来るが、ちょっと納得しかねるね。何故ならば、船を作るセオリーとして、スクリューがダメージを受けた場合、推進軸側にダメージが行かない構造になっているからだ。これを超えてダメージを受けるとなると、「何が悪かったか」という話になるんだよね。少なくとも艦長だけの責任だけじゃない。

まあ、しっかり調査されれば良いと思うんだけどね。

それはそれとして、艦長は、何故こんな単純なミスを許しちゃったのやら。海軍の艦長になるような人物は、それこそ操船技術に精通しているのが普通なので、浅瀬で座礁するような愚を通常時に犯すというのは考えにくい。

……どう言うことなのやら。

まあ、いいや。本日は簡単に。

コメント

  1. Rodney より:

    もし、「スクリューが海底面に触れたものと推定される」とあるようにプロペラ(スクリュー)をぶつけた可能性があるなら速やかにドック入りして交換する必要があったはずなんですが艦長は何を考えていたんでしょう?

    プロペラ特に前縁だとごくわずかな変形でも水流の剥離による圧力低下でキャビテーションが発生しやすくなり、キャビテーションが発生するとプロペラに傷が発生し最悪破損したりキャビテーションの振動により船体の構造物に共振が発生すると大きな振動にも繋がります。

    詳細は以下のサイトが参考になります。
    プロペラの話(https://tohatsu.com/jp/tech_info/propeller_6.html)
    船舶流体力学の世界に魅せられて(https://www.cradle.co.jp/tec/column11/009.html)

    • Rodney より:

      追記
      もし、プロペラのごく僅かな変形によるキャビテーションが原因なら事故直後に「自主的に潜水士を動員して船底(船底)の検査をし、スクリューの異常かどうかを確認したが、肉眼では確認ができなかったと伝えられた。」というのもありえますが、そもそも船舶のエンジニアでもない潜水士に目視確認させて傷がないからOKなどと言うのがどうかしてる。

      まあ本当に何が起こっていたかは、いつもながらよくわかりませんが・・・

  2. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    >スクリューで海底をひっかいたと言うことらしい。
    >しかし、船体の底に傷がはいるような事態になったとすると、座礁の心配すらあったことを疑わせる話。

    いくら大きな軍艦だからといってスクリューが海底に接触したら、相当な衝撃音や揺れがあるんじゃないかなァ~?

    >それはそれとして、艦長は、何故こんな単純なミスを許しちゃったのやら。海軍の艦長になるような人物は、それこそ操船技術に精通しているのが普通なので、浅瀬で座礁するような愚を通常時に犯すというのは考えにくい。
    >……どう言うことなのやら。

    軍艦の艦長に限らずシーマンは見えない海の下に細心の注意を払い、少しの異音でも恐怖感が走るもの...。
    ましてや普通のプレジャーボートはソナーなんか積んでいない訳で(良くて魚群探知機レベル)、浅瀬に近づく事は余程の悪天候や非常事態でもない限り、まずしない操船と思いますけどね。

    ひょっとして艦下のガメラかゴジラでも居たか...?(爆笑)