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【本当にあった怖い原発】建設中UAE原発でヒビが?

輸出建造物
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お決まりの品質偽造

品質偽造はお家芸

さて、韓国では割と品質偽装が頻繁に行われる。

しかし、原発でも行われちゃったことが明るみに出て大変な騒ぎになった。

原発偽造部品の合計1万3000以上

入力2012.12.31 21:07 修正2012.12.31 22:45

原子力安全委員会は、最近の10年間、韓国水力原子力(韓水原)に納品された品質検査書及び試験成績書偽造部品は、総561品目に1万3,794個の部品であり、実際の原発に設置された341品目6,494個、31日に明らかにした。原子力安全委員会はこのうち破損した場合、放射能の流出に影響を与えたり、流出に影響がなくても信頼性が要求される品目である安全性の評価の部品は、194品目8,358個、インストールされているのは115品目5,258個と付け加えた。

Daumより

国内原発「偽造部品」摘発メーカーUAE建設原発に同じ部品の配信

入力2014.08.29 09:29 修正2014.08.29 11:41

国内で偽造部品を納品して摘発された業者がアラブ首長国連邦(UAE)で建設中のバラカの原子力発電所にも部品を納品したことが確認された。これらの企業の中には、アラブ首長国連邦の原発の参照モデルである新古里原発3・4号機(各140万㎾級)に偽造部品を納品したところもあった。

Daumより

この話、簡単に要約すると、韓国国内のAPR-1400型原発である新古里3号機、4号機に納入した部品のうち、数量は不明だが品質証明書が偽造されたものが納入されていたという騒ぎになっていて、一説では1万3000点以上とかなんとか。

驚くべき数字だけれども、これがUAEに輸出された原発でも同じ事が起こっていたという話なんだよね。まあ、韓国ではスタンダードな話だな。

この品質偽造部品は、圧力容器やタンク、補助給水ポンプや駆動機、高圧遮断ベース、安全性冷凍機、安全性に関連するバタフライバルブなどと、よく分からない部品名が並んではいるが、ネジ1本にしても使われる場所によっては致命的な話になりかねないだけに、この後どうなったのかは非常に気になる。

後になって分かった毒素条項

さて、劇的な受注劇を演出した韓国政府だったが、現実問題として驚くほどのディスカウントとは別に、付帯条項も色々付いていたのだと噂されている。そして、その一端が明らかになったのは建設の遅れが目立ち始めた時期のことだった。

UAE原発遅滞補償金2兆ウォン… 政府「工事の遅れ、韓国とは無関係」

入力2017.12.25 02:31

アラブ首長国連邦(UAE)バラカ原発1号機が、当初、5月に竣工予定で、来年に延期されたことと関連し、「原発建設は、私たちのミスで遅れて遅滞補償金を最大2兆ウォン問わなければならない」という疑惑が提起されている。これイムジョンソク青瓦台秘書室長のUAE訪問の理由を見る解釈も出てきているが、「実際の遅延の理由は、運転全体に対するものではなく、詳細の変更に関連する」と政府関係者は言った。政府がある実装のUAE訪問と関連して明確に明らかにしなければ立って疑惑だけ雪だるま式に拡大を続けている。

ChosenBizより

UAEのバラカ原発1号機は完成が2017年という約束であったが、非常に残念なことにこの報道があった12月25日の時点で原発建設が完了していなかった。

それ自体も問題ではあるのだが、ここで明らかになったのは遅延損害金を支払う契約になっていたという噂が事実だったという点だ。

「UAE原発支障」疑惑に反論… 産業部 “遅滞補償金の事実ではない」

記事入力 2017.12.25午後3:18 2017.12.25午後3:19

産業通商資源部は25日、アラブ首長国連邦(UAE)に輸出した原子力発電所の建設事業が韓国側のミスで遅れて莫大な補償金を支払わなければならないという疑惑について反論した。

~~略~~

当時バラカ1号機の商業運転をずらしながらENECと韓電は竣工が遅れる場合韓電が遅滞補償金を1日60万ドルずつ支給することにするという内容を契約に入れた。 しかし、バラカ1号機の竣工遅延韓電など韓国側が支給しなければなら遅滞補償金はないと省は説明した。

NAVERより

韓国政府は「2兆ウォンを支払う話にはなってないよ」とは表明しているが、契約の存在は認めちゃっている。

これ、この記事の時点で韓国政府の言い分が正しかったとしても、その後、韓国側が被らなければならない費用というのが出てくる可能性は十分にある。

韓国軍による自動介入

そして、更に凄い事が判明する。

韓国型先端戦闘装備「ウォリアープラットフォーム」初公開

2018年06月26日07時34分

「ウォリアープラットフォーム」を着用したUAE派兵アーク部隊第14陣特殊戦チームが25日、仁川市桂陽区平和支援団で建物内部の掃討作戦を展開している。

中央日報より

ここで紹介しているのだが、韓国軍による有事における自動介入プログラムの存在である。

「UAE軍事秘密協定に非常時の韓国軍自動介入盛り込む」

2018年01月08日09時09分

李明博政権時代に韓国とアラブ首長国連邦(UAE)の間に締結された軍事協力了解覚書・約定に、UAEに非常状況が発生すれば派兵韓国軍が自動介入するという内容が盛り込まれていたとの主張が提起されている。これを「毒素条項」とみた文在寅政権が協定修正を要請するとUAEが強く反発し、これを揉み消すために昨年12月に任鍾ソク大統領秘書室長がUAEに急派されたということだ。

中央日報より

実際に、2011年よりアーク部隊という韓国軍の特設部隊がUAEに派遣されていて、その費用負担は韓国側だというから、何というか、ご愁傷様としか言いようが無い。

この話は掘り下げていくと凄い話が含まれていて、韓国側は原子力発電所関連施設にテロが発生した時に対処するとあるのだけれど、現実的には、敵の標的になる事もありうる。つまり、UAEの敵対勢力に原子力発電所が攻撃されれば(一応、国際的には原発の攻撃は禁じられているが、テロ組織に常識が通用するはずも無い)、韓国軍が対応することになり、即時、韓国はその勢力と戦争状態に陥るという構図も考えられる。

経営権60年獲得のハズが、実は10年だった

更に問題なのは、破格の安値で受注した原発事業だが、その経営権は当時60年であると宣伝されていた。ところが、蓋を開けてみたら実質10年だったというのである。

収益率も、当初16%で合意したが、10.5%と大幅に低下した。運営権も60年間ではなく、10年間だ。韓電海外原発開発処長は理事会で「O&M(経営および維持)は、まず10年契約することになっている」と話した。結局、運営権契約を延長するためには再び交渉しなければならず、紛争が生じれば現地裁判所で仲裁を受けなければならない立場だ。また、原発の輸出に伴う売上と配当額(60年基準)も2012年の690億ドルと216億ドルから、昨年には494億ドルと132億ドルにそれぞれ低くなった。

ハンギョレより

更にこの60年契約をするにあたって、品質保証も60年を付けてしまったという噂も。いやいや、悪いけど契約時点でAPR-1400は韓国国内で1基も実績が無かったのよん?

まあ、流石にこんな話はまだ噂レベルなので、実際には問題として浮上してきてはいないが、浮上してくる頃に韓国が存在するかはちょっと怪しい。

 しかし、具体的な内容を見てみると事情が異なる。まず、韓電とENEC間の法律紛争が発生すれば、当初英国法に準じて、ロンドンの裁判所で仲裁を受けるという合意になっていたが、アブダビ裁判所でアラブ首長国連邦法に基づいて裁判を受けるものに変更された。昨年9月に開かれた韓電理事会でチョ・ジョンヒョク理事(元セヌリ党議員)は「最後の砦である公正に裁判を受ける権利は確保しなければならないのではないか。アブダビで裁判を受けるのは本当に最悪だ」と批判した。

ハンギョレより

今分かっているのは、法律紛争が発生した場合にはアブダビ裁判所にてUAE法に基づいて裁判が行われることである。

これについては何も言わずとも、そのヤバさが伝わると思う。

建設中の原発で不味い事が

その後も次々と不味い事が

さて、そんなこんなでヤバイ状況で受注したことが明らかになったのだが、他にも問題が明らかになっている。

[単独] UAE、韓国電力 「安全管理不十分」警告…バラカ原発建設「赤信号」

2017-02-22 06:30:00

韓国型原子炉の輸出1号の関心を集めたアラブ首長国連邦(UAE)バラカ(Barakah)原発建設現場の安全性の問題がまな板の上に上がった。UAE原子力エネルギー公社(エネク・ENEC)が米国メーカーに依頼して実施した安全性のチェックの結果、「最低レベル」に明らかになったからである。 特に、昨年5月に労働者が死亡事故で現場安全点検が行われた後の11月にも再び労働者が作業中に死亡したことが一歩遅れて知られ、このような懸念はさらに高まっている。

~~略~~

抗議書簡伝達とは別に行われたベクテルが安全点検の結果も衝撃的だった。重機の使用と告訴・足場の作業などで安全基準をきちんと守らないスコア78点に過ぎなかった。このスコアは、不十分に該当するレベルにベクテルが調査した他の現場点検と比較して、低レベルであることが分かった。

リンク切れ

なんと、現地の工事の質もかなり劣悪だということが分かっちゃった。

UAE原子力エネルギー公社(ENEC)がアメリカのメーカーに依頼して調査した結果なので、韓国側としても文句を言えずに是正したと考えられるが、こうしたことが原発建設の遅れに繋がっていることは間違いない話。

そこへ来て、冒頭のニュースであるから、更に建設が遅れる可能性が高い。

グリスが壁から?!

さて、冒頭のニュースに戻っていこう。

アラブ首長国連邦連邦のクリステル・ヴィクトルソン原子力規制庁(FANR)庁長は先月21日、米国のエネルギー分野専門紙「エネルギー・インテリジェンス」(EI)とのインタビューで、昨年3号機の格納建物の壁でグリスの漏出が発見されたと明らかにした。ヴィクトルソン庁長は「予想外の所からグリスが流れ出始めた」として「作業者が一カ所で空隙を発見した」と明らかにした。該当インタビューは7日「パラカ原子力発電所は魔法を失ったか?」というタイトルの記事に含まれた。アラブ首長国連邦の原子力規制庁は、韓国の原子力安全委員会のようにアラブ首長国連邦の原子力公社エネク(ENEC)などを管理監督する連邦政府の機構だ。

ハンギョレより

さて、先ほども出てきたエネクだが、これはUAEの機関で、バラカ原発の安全性に重大な関心を持って監視していると思われる。

そんな中で出てきた話が「グリスが壁から漏れる」というもの。 どうやら、作業者が一箇所で空隙を発見したという事らしいのだけれど、どこに空隙があったか?が問題である。

グリスが漏れ出たというのは、当初知らされた問題の“空隙”より深刻な水準である“亀裂”がある可能性を示唆する。厚さ100~120センチの格納建物の壁は、原子炉の異常などで内部の圧力が増加しても耐えられるよう、壁内に金属のケーブル“テンドン(腱)”を複数埋設する。コンクリート打ちを終えれば、鉄鋼材の円筒内に入れたテンドンを引き寄せ、壁に張力をかけるいわゆる「ポストテンショニンング」工法を使うが、この過程を容易にするため円筒内にはグリスを注入する。

ハンギョレより

SYSTEM80+は加圧水型原子炉なので、原子炉圧力容器の外側に作られた原子炉格納容器と呼ばれるコンクリート構造物が作られている。

この格納容器は、原子炉に問題が起きた場合にも内部からの高温高圧蒸気が漏れ出さないように押さえ込む機能があるわけで、分厚いコンクリートの壁で構成されている。

そこに欠陥があるというのだから、「あーあ」としか言いようが無い。

 したがって、グリスが外壁で発見されたということは、壁に亀裂があるかもしれないという話になる。今年8月、同じ問題が発見された全羅南道霊光のハンビッ4号機は、現在もグリスの漏洩部位を探しているほど、簡単でない問題だ。「エネルギー・インテリジェンス」も「テンドンからコンクリート壁までの“漏洩経路”(leakage path)がありうる」という業界専門家の説明を伝え、アラブ首長国連邦の原子力発電所建設の「技術的問題が予想より大きくなった」と評価した。

ハンギョレより

そして、同じ問題は 霊光 原子力発電所の4号機でも発覚。原因がハッキリ分かっていないらしい。

なお、このハンビッ4号機は、SYSTEM80と説明しているところと、OPR-1000と説明しているところとまちまちではあるが、上で説明した様に同じものである。

そして、これはARP1400も同じ問題を抱えている可能性があるのだ。結局、韓国の建築技術に問題があるのだ、と言うことなのだろう。

アラブ首長国連邦側は、原因調査と補修工事中だと明らかにした。エネクは、4日にホームページを通じて「パラカ原子力発電所2号機と3号機で空隙が発見された」と公式に認めた。エネクが空隙の存在を対外的に認めたのは、今回が初めてで、10月16日にキム・ジョンガプ韓国電力社長が国政監査で「アラブ首長国連邦の原子力発電所にも空隙がある」と明らかにしてから約2カ月ぶりだ。

ハンギョレより

なお、バラカ原発の1号機だけでなく2号機、3号機にも問題があることが発覚。

さーて、面白くなってきた!

未だ完成していない原発に問題が発覚したことで、対応を迫られる韓国だが、ある意味完成前で良かったとも言える。これで、遅延損害金が積み上がるね!

2年分だと、4兆ウォンレベルか。

グリスの空洞はかなりデカイ

ところで、この空隙がどの程度なのかというと、これがまたデカイの。

原発専門家 「UAE原発空隙かなりの大きさであることも」

入力2018.12.17 18:46 修正2018.12.18 14:36

韓国がアラブ首長国連邦に建設するバラカ原発2・3号機の不良施工議論がある中で、政府と韓国電力が空隙(空き領域)の大きさと個数、発見部位などを具体的に明らかにせず疑問が高まっている。

~~略~~

1994年2月、全羅南道栄光ハンビット4号機施工中、同様の問題が発生した。当時「膨れ」現象が現れた鉄板を縦5.5m、縦4.8mサイズにカット開けてみると、「子供が入る程度」の大型空隙が発見された当時の調査に参加した関係者は説明した。ハンビョンソプ原子力安全研究所長(東国原子力・エネルギーシステム工学科兼任教授)は、「コンクリート打設の小さな空隙が起こることがありますが、グリースが集まって鉄板を膨らませるくらいなら、かなりの大きさであるということができる」とし「空隙の大きさに応じて、問題の深刻性が完全に変わる」と話した。

Daumより

何を言っているんだ……。

子供が入るほどの大きさって、それはコンクリートの欠陥というレベルじゃ無いぞ。

一般論ではあるが、ビルや橋梁を作る技術者でなくとも、家を建てる際にだってコンクリートは打設される。その際に表面に細かな亀裂が入ることは、ままある。

この手の亀裂は、性能に影響があるケースと性能に影響が無いケースの2パターンがあるが、コンクリートの打設の際に養生をしっかりやり、管理してやれば殆どの場合亀裂はヘアークラックと呼ばれるレベルでおさめることができ、性能上も問題はない。

ただ、構造物が大きくなると、養生管理が不十分なところが出てくる事は避けられない。それでも問題が出ないように施工するのが、業者の腕の見せ所という話になる。

ポストテンション方式 に問題が?

しかし、原発ともなると通常のコンクリート打設とは話が異なってくる。何しろ厚さ1m以上の鉄筋コンクリートの壁を作らねばならず、事故が発生した場合でも内部の圧力に耐えられねばならない。

1mも厚さがあると、コンクリートの乾燥・収縮の問題が顕著になるため、時間をかけて打設しなければならないのだが……、今回はコンクリート打設にあたってポストテンション方式と呼ばれる方法を採用しているようだ。これ自体は割と有用な技術で、内部にテンションを与えるためのPC鋼材を入れておき、コンクリートの強度が出てからPC鋼材を引っ張ることでコンクリートの強度を上げる技術だ。

ただ、このPC鋼材はコンクリート硬化後にその周囲にグラウトと呼ばれる腐食防止の為の薬剤(セメント+水の場合もある)を注入する必要があって、バラカ原発ではそれにグリスが使われたようである。

ところが、このグリスが変なところに染み出しているから問題だという話。

グリスが漏れていると言うことは、即ちコンクリート内部に連通路があるという事で、それは内部に水分が侵食し、鉄筋を劣化させるリスクがあるということである。もう、それだけでやり直しを迫られるレベルの話のハズなのだが。

今回のバラカ原発のケースでも、「膨れ」が発生している事が確認されているだけに、それなりの空隙ができている可能性があるというが……。

もはや、建築物を作れるってレベルじゃねーよ。

現場は大荒れ

他にも問題があるようで。

韓国が初輸出したUAE原発、建設現場は「大荒れ」?=韓国ネットからも懸念の声

配信日時:2018年12月21日(金) 8時10分

2018年12月20日、韓国・朝鮮ビズは、韓国が初めて輸出したアラブ首長国連邦(UAE)のバラカ原発の建設現場の状況について「飲酒運転、セクハラ、暴言で大荒れになっている」と報じた。韓国のバラカ原発建設事業は20兆ウォン(約2兆円)を超える大型プロジェクトで、原発4基の工事の進捗(しんちょく)率は約91%に達している。3月に完成した1号機は来年末もしくは20年初旬に稼働を開始する予定だという。

レコードチャイナより

2018年3月に完成したとされる1号機は、2020年初旬に稼働を開始する予定と伝えられるが、現派ではセクハラや飲酒やらが問題となって大荒れらしい。

かなりの突貫工事をやっているんじゃないかな?

UAE初のバラカ1号機、燃料装荷を延期

2018年5月30日

アラブ首長国連邦(UAE)初の原子力発電設備となるバラカ発電所(=写真)について、運転管理会社のNAWAHエナジー社は5月26日、2018年中の運転開始を予定していた初号機(韓国製140万kW級PWR)の燃料装荷日程を2019年末か2020年初頭頃に延期すると発表した。
 運転員の訓練活動と規制当局からの承認取得に、もう少し時間が必要との判断に基づくと同社は説明。保守的な意思決定が要求される健全な安全文化の原則に従い、同炉の運転準備状況を包括的に審査した結果、運転開始に至る日程を改定したもので、アラブ諸国においても初となる民生用原子炉の準備作業は次の段階に移行したと強調している。

「JAIF」より

それに先立って、燃料が取り付けられる日程が遅延するという記事があったのだけれど、どうにも上手くいっていないらしい。

 アラブ首長国連邦(UAE)原子力公社のモハメド・アルハマディ社長は1月に韓国電力と韓国水力原子力に正式な抗議文書を発送した。韓国型原子炉APR1400を採用したバラカ原発現場から専門人材を一方的に撤収させたという理由だ。韓国水力原子力は海外人材交代計画に基づき150人ほどのスタッフを交替した。アルハマディ社長は書簡で「原発長期整備契約(LTMA)のような重要な交渉が終えられようとする時点に事前通知なく人材を引き揚げたということは衝撃的。効率的な労働力を維持することにした(韓国水力原子力の)契約履行の意志に疑問を感じさせる」と不満を吐露した。UAEと韓国間の疎通が円滑でないことを示す端的な事例と評価される。

 LTMAはバラカ原発4基の整備・修理を担当する事業で、総額2兆~3兆ウォン規模だ。UAE側は当初韓国と随意契約しようとしたが2017年に突然国際競争入札に変えた。ここでも韓国水力原子力と韓国電力KPSの「チームコリア」が単独受注できない可能性が高いとの観測が出ている。UAEが韓国に原発整備を任せる代わりに米国(エクセロン、アライドパワー)、英国(バブコック)などにも下請け形態で広く配分する案を検討しているという。契約期間もやはり当初の10~15年の代わりに3~5年ずつ分けると伝えられた。韓国の技術で作った原発の一括整備契約を得られないだけでなく受注額もやはり数千億ウォン水準にとどまる可能性があるという話だ。

中央日報より

そんなこんなでUAEは流石にこれ以上の原発を韓国に任せられないという空気が流れているようだ。寧ろ、「建設技術をくれ!」という話すら出ているとか。

こんな感じでやらかしているお陰で、お先真っ暗。そもそも、韓国国内でも原発は止める方向に舵を切っているのだから、仕方が無いよね。

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